- お見合い結婚の進め方
- 恋愛結婚との違い
- 同じようで違う?マッチングアプリとの違い
- お見合い結婚の離婚率が低いという公的なデータは存在しない
- なぜお見合い結婚の離婚率が低いと巷でいわれているのか
- メリット1 お互い結婚を目的としているためスピード感がある
- メリット2 相手の素性がはっきりとしている
- メリット3 条件に合う人と出会える
- メリット4 合わない場合もお断りしやすい
- 自分に合う結婚相手を早く見つけたい人に向いている
- デメリット1 見極めるための時間が限られている
- デメリット2 マッチングアプリなどと比べると費用が高い
- 長い時間をかけて交際を楽しみたい人には向いていない
- 身だしなみを整える
- 正しいマナーを身につける
- やわらかで丁寧な話し方を意識する
コロナ下の影響もあって、結婚相談所でのお見合い結婚の成婚率は右肩上がりと言われています。マッチングサービスを利用する人の割合も増えており、需要が高まっているのではないでしょうか。
この記事では、お見合い結婚のメリットとデメリットを考えながら、どんな人が向いているのかを考察していきます。
お見合い結婚とは
いろいろな形がある結婚ですが、お見合いは第三者が結婚願望のある男女を引き合わせる方法です。昔は親族が仲介人をすることが一般的でしたが、現在では結婚相談所が紹介役を担うパターンが主流です。
お見合い結婚の進め方
結婚相談所でのお見合いでは、入会後に自分の条件に合った相手を探してもらい、自分がお見合いの申し込みを送ってオーケーしてもらうか、申し込まれたお見合いを受けるかで成立します。
お互いの日程を合わせたら、いよいよお見合い。結婚相談所のスタイルにもよりますが、お見合いは第三者の立ち会いの下で行われることが多いです。
お見合い後に「仮交際」という、いわゆる友達以上恋人未満の関係に進むかどうかを決め、うまくいけば真剣交際がスタート。結婚相談所を退会し、ふたりのタイミングで結婚、という形になります。
恋愛結婚との違い
恋愛結婚の場合、まずは学校や会社、趣味の場などで出会い交際がスタートし、その後も関係がうまくいけば結婚という流れが一般的。お互い好きになって交際を始めたはずなのに、結婚だけを目的に恋愛する人ばかりではないので、いざとなると価値観が合わないこともあるでしょう。
お見合いでは男女が結婚を目的に出会うため、結婚観が合わない人とは真剣交際しない人が多いです。
どちらも結婚の形としては素敵なものですが、メリットが異なってくるものであるとはいえます。
同じようで違う?マッチングアプリとの違い
現在は結婚相談所でもマッチングアプリのようなシステムが利用されることが多いので、混同している人も多いかもしれません。
大きな違いは2点あります。まず、情報確認の手厚さです。マッチングアプリによっては証明書類を提出するものもありますが、結婚相談所ほどはしっかりした情報確認が用意されていないことが多いです。
次に、取り組み方に関してもマッチングアプリは個人プレー。しかし、お見合い結婚はチームプレーです。基本的に互いにアドバイザーや仲介人が付くので、個人的な見解だけでなく、第三者と一緒に有利な婚活スタイルを考えていくことになります。
ランニングコストにも差があるので、あらゆるサポートの手厚さが異なってくるとはいえるでしょう。
お見合い結婚の離婚率が「低い」はホント?
お見合い結婚といえば、結婚が目的だからこそ価値観の相違が発生しづらく、恋愛結婚と比べても離婚率が低いといわれています。
自身の人生観や生活観が合った人を探して結婚するわけですから、妥協せず探せば問題は起きづらい気もしますね。実際のところ、データはあるのでしょうか。
お見合い結婚の離婚率が低いという公的なデータは存在しない
実はお見合い結婚が他の出会い方と比べて離婚率が低いという、はっきりしたデータは存在しないようです。離婚率そのものは行政でも管理・データ化できるものですが、離婚理由に関してはセンシティブな問題が多く、データ化するのが難しいのかもしれません。
なぜお見合い結婚の離婚率が低いと巷でいわれているのか
「お見合い結婚=離婚率が低い」といわれるのは、やはり互いに結婚に前向きな男女が、婚活という活動の中で将来の展望や価値観をしっかり確認してから婚姻届の提出をするという点も大きいでしょう。
恋愛から始まった交際の場合、結婚観や将来の話はなんとなく重苦しいテーマに感じて話しづらいカップルもいるでしょう。障壁なく互いの価値観をフラットに確認し合える人と出会えるのは、お見合い婚活の大きなメリットです。
アプリ婚が主流になりつつある今「お見合い結婚」も上昇傾向
リクルートブライダル総研による『婚活実態調査2021』によれば、2020年の婚姻者のうち、婚活サービスを通じて結婚した人は16.5%。3年連続過去最高を更新しているそう。
婚活で結婚できた人の割合も1位が婚活サイトで44.7%、2位が結婚相談所で41.7%。お見合いは22.2%で、3位となっています。
コロナ下でリアルな出会いが減少しつつある中でも、感染対策のされたお見合いや、1対1でのオンライン婚活であれば出会いが求められるということで、この数年一気に需要が高まっているようです。今後も現代的な出会いの形の一つとして、新しいスタンダードになっていくのではないでしょうか。
お見合い結婚のメリット・向いている人
最近の婚活でも多い傾向にあるお見合い結婚ですが、大切なのは自分に合った方法を選択すること。今一度、そのメリットを確認していきましょう。
メリット1 お互い結婚を目的としているためスピード感がある
まず、お見合い結婚は「結婚が目的の男女」がマッチングするため、婚姻届の提出までのスピード感が早いです。もちろんマッチングアプリなどでもスピード婚はありますが、お見合いなら先にスケジュールを話し合うことができるため、期限を決めた婚活にも向いています。
メリット2 相手の情報がはっきりとしている
必ず仲介となる機関や人が介在してくれるため、相手の情報がはっきりしていることが一般的なお見合い。
マッチングアプリではいまだに「実は既婚者がいた」という話も出回ることがありますが、相談所によるお見合いでは本人確認書類や独身証明書、年収証明などを提出することが多く、書類上で本人であることをきちんと特定されているので安心です。
メリット3 条件に合う人と出会える
結婚相談所でも、今はマッチングアプリのようなシステムを使った婚活が主流になっており、自分の条件で自主的に相手を探すことができます。お見合いだからといってアドバイザーから紹介される人としか会えないわけではなく、自分好みの人を探すことができるのです。
メリット4 合わない場合もお断りしやすい
例えば、相手は自分を気に入ってくれたけれど、自分は好きになれそうになかったとき。マッチングアプリや知人の紹介などでの出会いだと、自分でお断りをしなくてはなりません。やり方を間違えると、こじれたり深刻な問題になってしまったり……なんてことも起こりえます。
しかし、お見合いでは受けるも受けないも、すべて仲介人同士が連絡を取り合ってくれるため、ストレスがないのは大きなメリット。自分も本人からお断りされずに済むので、メンタルに優しい婚活といえます。
自分に合う結婚相手を早く見つけたい人に向いている
自分の条件に合った結婚相手をなるべく安全に、早く見つけたい人に向いているお見合い結婚。お断りのストレスや、ちょっと付き合ったけどフェードアウトされるなどのタイムロスを感じずに、婚活を進めることができるのです。
明確な意思を持って結婚したい人、結婚相手探しに安全性を求めたい人には向いているでしょう。
お見合い結婚のデメリット・向いていない人
どんなことにも、メリットがあればデメリットもあるもの。短所もしっかり認識して、後々後悔のない形で活動するのがおすすめです。
デメリット1 見極めるための時間が限られている
お見合いは結婚までのスピード感を求めている人が多いので、例えば仮交際を1年もするということはないことが多いでしょう。
いろいろな人を見てみたいという気持ちも分かりますが、いい人は他の人と結ばれてしまうなんてこともしばしばです。
デメリット2 マッチングアプリなどと比べると費用が高い
結婚相談所によるお見合い結婚は、たとえばマッチングアプリと比べるとランニングコストがかかることがほとんどです。相談所は月額の利用料だけでなく、入会金や成婚料なども発生してくるため、まとまったお金がないと手が出しづらいかもしれません。
今は料金の手頃なオンライン結婚相談所も増えているので、自分の予算と照らし合わせて相談所を選ぶのもいいでしょう。
長い時間をかけて交際を楽しみたい人には向いていない
「できれば結婚したいけど、まだいろんな人を比べてみたい」という気持ちの人は、お見合い結婚に踏み切るのは早いかもしれません。婚活にスピード感を求められることが多く、お金もかかるので、ライトな気持ちで活動したい人は婚活ではなくマッチングアプリからスタートするのもいいでしょう。
お見合い結婚を成功させるポイント
初対面同士の男女が出会ってお見合いをするので、最初の印象がとても大切です。アドバイザーの力を借りながら最低限の項目に気を付けていくと、成功率が変わってくるはずです。
身だしなみを整える
まず、初対面だからこそ相手に生理的な不快感を与えないようにすることが大切です。社会人として当たり前程度の身だしなみを整えることは、婚活に限らず人に好印象を与えるにあたり重要なポイント。
寝癖を直す、爪を切る、清潔な靴を履く、セミフォーマルな服を選ぶなど、ビジネスレベルの身だしなみはマナーの範囲です。
正しいマナーを身に付ける
例えば、初対面の人に対してあいさつがしっかりできることや、音を立てて食事をしないことなど、大人として最低限のマナーに気を付けましょう。
テーブルマナーがしっかりできるレベルが必要かは人それぞれですが、社会人として求められるレベルのマナーは守るべきでしょう。
柔らかで丁寧な話し方を意識する
話し方で人の印象は大きく変わります。自分の個性を消すほどのコミュニケーションはしなくていいにしろ、初回は敬語で話したり、相手の話に共感して相づちを打ったりと、なるべく柔らかい印象を与えることを意識しましょう。
本気のお見合い結婚をするなら結婚相談所へ
結婚相談所では、婚活で身に付けるべきマナーや身だしなみに関する情報も、アドバイザーから情報提供してもらうことができます。
少し前まであったお見合い結婚に対する古くさいイメージも、今はもうありません。安全にスムーズに、本気の婚活がしたいなら、お見合い結婚を考えてみるのもいいのではないでしょうか。
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