- 思いもよらない理由で急に振られた場合
- 相手とずっと一緒にいると信じていた場合
- 別れの原因がわからない場合
- 人に話して受け止めてもらう
- 恋愛以外の時間を大事にする
- 自分をいたわる
- 旅行に行ってみる
- 失恋の映画などで悲しみに浸る
- 興味や好意を持ってもらいたいとき
- 交際したいとき
- 交際を始めてから
- 今の恋愛と過去の失恋を結び付けないこと
- 相手の気持ちを試さないこと
- 異性を偏った価値観で見ないこと
- 別れの原因を見つめ直す
- つらく感じることを肯定する
- 自分を責めない
- 失恋した自分を許す
- 被害者意識を手放す
つらい失恋が尾を引いて、次の恋愛がなかなかできない……、たまに思い出して悲しくなって気持ちが沈んでしまう……。失恋から少し時間がたってもそんな思いを抱えているということは、もしかすると、失恋が心の傷となって残っているのかもしれません。そこで、心理カウンセラー服部希美さんの監修の下、失恋によるトラウマを乗り越えるために知っておきたい大切なポイントをご紹介します。
失恋がトラウマになってしまう原因
トラウマは、時間が経過しても、心の痛みとして引きずっている状態です。なかなか傷が癒えないということには、やはり相応の理由や原因があるのです。
思いもよらない理由で急に振られた場合
うまくいっていると思っていたのに、相手が「言葉がきついところが本当は嫌だった」と突然打ち明けるなどして、急に別れを告げられたようなケースです。「まさか、そんなふうに思っていたなんて」とショック状態に陥ります。
「もしかして、あのときのあの出来事かな……」と交際していた頃に思いをはせ、あらゆる自分の言動を責めてしまう可能性があります。自分を責めると、とてもつらい上に、「また同じようなことが起きたらどうしよう」と次の恋愛が怖くなってしまいます。
相手とずっと一緒にいると信じていた場合
例えば結婚を考えるほど関係性が進展していたり、相手とはこれからもずっと一緒にいるはずと信じていたり、相手のことを恋愛相手としても人としても信じていた場合、失恋の痛みはとても深いものになってしまいます。
期待もあっただけに、大切な人、そして未来も失うという結果となり、ダメージはとても大きいでしょう。
別れの原因がわからない場合
それまで順調にやりとりしていた相手が急に音信不通になってしまったり、何を聞いても「自分が悪いんだ」「自分の問題なんだ」などと言いつつ、別れる理由を決して言ってくれないようなケースです。
別れた理由を追い求めてしまい、気持ちを持っていく場所がないため、胸に抱えたモヤモヤがなかなか晴れません。
失恋がトラウマになっているときの過ごし方
トラウマを抱えている状態はとてもつらいものです。この時期を抜けるためには、つらいままにせず、向き合ったり、少し距離を置いたりすることが賢明です。おすすめの過ごし方をご紹介します。
人に話して受け止めてもらう
信頼できる友人やカウンセラーなどに、思う存分話を聞いてもらいましょう。
そのときに思っていることを、全て吐き出すのがポイント。「こんなうじうじしている話聞きたくないよね……」などと思わず、どんな感情も言葉にして伝えることが大切です。
誰かに気持ちを受け止めてもらうことで、自分を責める気持ちが軽くなるはずです。
恋愛以外の時間を大事にする
トラウマがあると、四六時中そのことに心がとらわれてしまうものです。その間ずっと自分のことを責め続けていたとしたら、心が疲弊してしまいます。
そんな状態をストップするために、自分の好きなものに没頭したり趣味を楽しんだりする時間を意識的につくるとよいでしょう。
自分をいたわる
失恋のトラウマから心が疲れているときは、自分をやさしく扱う時間をつくりましょう。
例えば、たっぷり寝て休む、ゆっくりお風呂に入る、マッサージに行く、おいしい食べ物を食べるなど、まずは感覚的に喜ぶ時間を取ることで、次第に心は回復していくでしょう。
旅行に行ってみる
どんなに忘れようとしても、元恋人と過ごしたときに目にしていたものや感じていた香りや音がそばにあると、つい失恋を思い出してしまいます。
そんなときは、旅行に行くなどして、いつもと違った環境に身を置くのがおすすめ。特にあまり行ったことのない土地を訪れることで、新しい刺激が入ってきて、気持ちがリフレッシュしたり、すっきりしたりするという効果も期待できます。
失恋の映画などで悲しみに浸る
感情はしっかり感じ切らないとなくならないと言われています。
つらすぎて向き合えない、自分のことで泣いたり、悲しんだりできない場合は、失恋の映画を観たり、失恋ソングを聞いたりして、思い切り泣くということもおすすめです。
恋愛にトラウマがある異性への対応
自分ではなく、気になる異性が過去の失恋や恋愛でつらい出来事があり、トラウマになっている場合、距離の取り方は慎重にならざるを得ません。
そんな中でも、相手が安心できるようなコミュニケーションの仕方を中心に、新たにいい関係を築くための方法をご紹介します。
興味や好意を持ってもらいたいとき
まずは人間同士としての関係性をつくっていくのが先決。「この人と一緒にいると居心地がいいなあ」「いい人だな」などと人として好感を抱いてもらえたら、異性として興味を持たれる可能性もグッと高まるでしょう。
また、もし相手の失恋のトラウマを知る機会があれば、相手が傷つくことをしないように最大限配慮することも大切です。
交際したいとき
相手の気持ちを尊重することが大前提ですが、「自分はこんな関係になりたい」と、気持ちを丁寧に伝えることが大事です。
もし相手のつらそうな状態が気になったときは、「新しい恋愛に進みたいと思うのもつらいかもしれないけれど、自分のことどう思っている?」などと、気持ちを聞いてみましょう。
話をするときは、焦りは見せないように気を付けながら、丁寧に自分の気持ちを伝えて少しずつ距離を縮めていきましょう。
交際を始めてから
交際を始めてからも、相手との間で積み重ねてきた信頼を継続できるように丁寧なコミュニケーションを続けていきたいもの。
交際し始めた途端、「今度は自分が愛してもらう番」となりがちな人もいますが、トラウマのある相手には特にこれまでと同様の相手を尊重する関わり方が大切になります。
心がけたいのは、自分の笑顔や言葉が相手に安心感や喜びを与えているという、いい影響力があることを信じることです。
失恋のトラウマが次の恋愛へ与える影響と気を付けたいこと
傷ついてしまったとき、次の恋愛では同じことを繰り返したくないあまり、疑心暗鬼に陥りやすく、相手にとってあまりうれしくない態度を取ることがあるかもしれません。
しかし、それは時にふたりの関係に暗い影を落とすことも。そうならないためにも、次のようなことを心にとどめておきましょう。
今の恋愛と過去の失恋を結び付けないこと
過去にとらわれると、せっかく始まった恋愛を楽しむことができなくなってしまいます。例えば、「またきっと前みたいになるだろう」「あの人も前の恋人みたいに思ってるんじゃないか」などと過去の相手と現在の相手を重ねてしまいがちです。
今と以前の恋愛も相手も、違うということを自分にしっかり言い聞かせて、できるだけ今を楽しむことに集中しましょう。
相手の気持ちを試さないこと
「本当は私のことなんて好きじゃないんでしょ?」「愛してくれているなら、こうしてくれるはず」といったような言葉で、相手の愛情を試すことはやめましょう。
心に傷があると、相手を責める言葉に過去の思いまで乗ってしまい、相手にとってきつさや重さを感じさせてしまうことがあります。それが何度も繰り返されると、相手も「どうして信じてくれないんだろう」と、どんどん気持ちが冷めてしまいます。
異性を偏った価値観で見ないこと
「男は浮気する」「女って束縛する」など、偏った価値観にとらわれたままで、好きな相手を見ていると、しなくていい心配やすれ違いを起こしてしまいます。
同じ男性でも同じ女性でも、人によってタイプも恋愛の仕方も異なるということを理解し、一人の人として見るように心がけましょう。
別れの原因を見つめ直す
少し落ち着いてきたら、客観的な目で別れの原因や、その時自分がやれたかもしれないことを振り返ってみてもよいかもしれません。
冷静に向き合い始めると、「これからもこうしていこうかな」と次の恋愛に向けた気持ちが湧きやすくなります。すると、徐々に失恋したという事実を受け入れられていくでしょう。
失恋を克服するために大事なマインド4選
トラウマになりがちな原因やつらいときの過ごし方など、少しずつ向き合えてきたら、心がけたいマインドを取り入れていきましょう。一度にできなくても大丈夫。まずは、心がけてみよう、そう思うことが克服のための第一歩です。
つらく感じることを肯定する
「早く忘れなければ……」「いつまでも引きずっているなんて情けない」「早く次の恋愛をしないと……」、と思ってしまう人もいるかもしれません。しかし、悲しみやつらさを感じることを否定せず、「しょうがないよね」と受け止めてあげましょう。さを感じることを否定せず、「しょうがないよね」と受け止めてあげましょう。
「こう感じてはいけない」と禁止するほど感情は繰り返します。どんな感情も肯定して自分に優しくしてあげること。きっと早く癒やされていくはずです。
自分を責めない
私たちはつらいことがあったとき、優しい人ほど自分を責めがちです。
しかし、交際している人と別れる場合、自分だけ悪いということはなく、お互いさまであるもの。結果的に失恋することになったとしても、きっとそのときの自分にとってのベストで相手と向き合っていたり、好きだったりしたはずです。
後から思い出すと、過ちに思えることがあるかもしれませんが、ぜひ過去の自分を認めてあげてください。すると、次に進める勇気が湧いてくるはずです。
失恋した自分を許す
「うまくやっていかなくてはならない」「付き合ったからには結婚までゴールしなきゃいけない」など、恋愛への思い込みがあったり、責任感が強い人は、失恋したことで自分を情けないと思ったり、ダメな人間だと感じてしまったりすることがあります。
失恋したということは、誰かを好きになったということ。相手の気持ちはコントロールできませんし、誰かを好きになるのはとても素敵なことです。また誰かを好きになるために、失恋した自分を責めずに許してあげましょう。
被害者意識を手放す
ひどいことをされたり言われたり、一方的に振られたようなケースでは、怒りの向けどころがないため、被害者意識を持ちがちです。
しかし、被害者意識にとらわれたままでいると、次の恋愛でも相手を加害者にとして見てしまい、相手と対等な関係を築きにくくなります。
「自分は傷つけられた人」という立場を手放すことで、明るい未来に目を向けられるはずです。
失恋のトラウマは乗り越えられる!
失恋がつらいのは、それだけ相手のことが大好きで、信じて、一生懸命向き合っていたということ。どうでもいい人が相手なら、そんなにつらくはないはずです。
誰かをそれだけ愛した自分をぜひ認めてあげましょう。喜びだけではなく悲しみや寂しさを含め、さまざまな経験や感情を知っているからこそ、たくさん学びがあり、以前よりも素敵に成長しているはずです。そんなあなたと出会いたいと思っている人はきっと待っているはずです!
失恋のトラウマが癒えてきたら、恋活や婚活を始めてまた新しい出会いに向き合うのもおすすめです。ゼクシィ縁結びエージェントでは、婚活に関するカウンセリングを実施中。無料で相談できるので、気軽に問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。
取材・文/小松ななえ
【監修】
服部希美さん
「カウンセリングサービス」所属心理カウンセラー。セミナー講師。“さびしさを笑顔に変えるカウンセリング”をテーマに高い共感力で親身に寄り添い、婚活や30代女性の恋愛をサポート。「対人関係の改善」「自分の望む人生へのシフトチェンジ」といった相談でも高い支持を得ている。名古屋、東京、オンライン、電話で相談可。
公式サイト:https://www.hattori-nozomi.jp
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