マッチングアプリでは、通常ニックネームを掲載しているので、一般的には男女ともにニックネームに「さん」を付けた呼び名がおすすめ。

ただし、最初から「ちゃん」「くん」が付いているニックネームの場合は、そのままで呼んでほしいと思って名付けたニックネームです。「○○ちゃん」「〇〇くん」ように、そのまま呼べばOKです。

ちゃん呼び、呼び捨ては避けて

ニックネームに「さん」ではなく「ちゃん」を付けて呼ぶのは、馴れ馴れしさや上から目線を感じさせるので仲良くなるまでは避けた方が無難。呼び捨てにするのはもちろんNGです。
ただし、前述の通り「〇〇ちゃん」というように最初から「ちゃん」が付いたニックネームの場合は例外で、そのままちゃん付けで呼んで構いません。

マッチングアプリで「なんて呼んだらいいですか？」がNGな理由

マッチして最初に送るメッセージに「なんて呼んだらいいですか？」と聞いてしまう人は意外に多いもの。しかし、この質問はあまり良い印象を与えません。その理由と代わりにどのようなメッセージがおすすめなのか解説します。

ニックネームがあるのに聞かれるのがめんどう

マッチングアプリでは、プロフィール欄にニックネームが掲載されているのが一般的。それなのに「なんて呼んだらいいですか？」と聞いてくる人がいます。マッチング後のメッセージとして何げなく送っているのかもしれません。

しかし、この質問をされると「めんどくさい」と思う人もいるので注意。特に多くの人とやりとりしている人は、この質問をされることがよくあるため「わかりきったことをわざわざ聞いてくる気が利かない人」と思われる恐れも。

呼び方を知りたいのであれば「〇〇さんと呼んでいいですか？私のことは〇〇と呼んでくださいね」と最初にこちらからニックネームに「さん」付けをした呼び名で確認のメッセージを送る方がスムーズ。基本的にはイエスと答えてもらえる質問なので、返信しやすく、相手のストレスになりません。

読みづらいニックネームは聞いてOK
読みづらい漢字やなんと読むのかわからないニックネームなどは遠慮なく聞いて構いません。もちろん、メッセージでやりとりをしているタイミングではニックネーム+さんでやりとりし、通話や実際に会ったタイミングで「何と呼べばいいですか？」と聞いても遅くありません。

ちなみに、メッセージの段階では、文章内に相手の名前を入れても入れなくてもあまり親密度には影響ないのだとか。ただし、実際に会ったり、通話したりという場面で相手の名前を呼ぶのは、親しみを感じさせる方法として有効な手段。通話や対面して会話をするタイミングで、相手の名前の呼び名がわからない場合にはきちんと確認しましょう。

マッチングアプリで呼び方を聞かれたときの答え方

マッチングアプリで相手から「何と呼んだらいいですか？」と聞かれた場合の答え方を紹介します。

ニックネームで答える

ニックネームで答えるのが一番無難です。「私は〇〇（ニックネーム）です」と伝えればOKです。

下の名前または名字で答える

ニックネームを決めていない場合は、「私は〇〇（下の名前または名字）です。好きな呼び方で呼んでください」と伝えてもOK。ただし、本名（フルネーム）を伝えるのは、信用できる相手だと確信してからにしましょう。

マッチング後、自分から名乗る

そもそもマッチした後の最初のあいさつで名乗ってしまえば、それ以降、呼び名に関するやりとりはしなくても済みます。

例：
「こんにちは、こうへいと申します。マッチングありがとうございます」
「こんにちは、ユリです。どうぞよろしくお願いします」

呼びにくい・変なニックネームを避ける

長すぎる呼び名、何と読めばいいのかわからない呼び名など、分かりづらい名前は相手に「クセがある人なのかも」「めんどくさい人かも」など思われ、印象がよくありません。できるだけわかりやすく、短めで、呼びやすいニックネームがベターです。

避けた方がいいニックネーム
・何と読むのかわからないニックネーム
例：YMD、(^^)/
名前にちなんだローマ字だとしても何と呼べばいいのか分からないニックネームや顔文字などは呼びづらいのでおすすめできません。

・入力が面倒なニックネーム
例：RYUNOSUKE0825、COFFEE-LOVER
ローマ字や数字を並べたニックネームは、長くて入力がしづらく、相手にめんどうと思われがち。短く、読みやすい名前の方が、好感度が上がります。

・難しい漢字を使ったニックネーム
例え本名だとしても、難しくて読みづらい、文字変換がスムーズではない漢字は「入力がめんどう」と敬遠されてしまう恐れも。マッチングアプリのニックネームは難しい漢字よりも平仮名や片仮名の方がベターです。

マッチングアプリで本名を聞かれたらどうすればいい？

マッチングアプリで知り合った相手に本名を聞かれても、すぐに教える必要はありませんし、知り合ったばかりの相手に本名を伝えるのは安全性の面からもおすすめしません。本名を尋ねられた場合の答え方を紹介します。

仲良くなったら教える

「本名は仲良くなってから教えますね」と伝えればOK。相手が本名を教えてくれたとしても、自分の本名を教える必要はありません。教えるタイミングは、実際に会って信用できると思えてからでOKです。

どのタイミングで教えるか明確にする

「仲良くなってから」と断っても、再度本名を尋ねられたら「本名は実際に会った時に教えます。今は〇〇（ニックネームなど）と呼んでくださいね」と伝えましょう。現段階では本名を教えるつもりはないということが伝わるはずです。

しつこい人はスルーまたはブロック

何度もしつこく本名を聞いてくる人は無視しましょう。そもそも相手が嫌がることを何度も聞いてくる時点でデリカシーがなく、個人情報を悪用する可能性も否めません。
悪気がなくても気持ちのいいコミュニケーションが取れる相手ではないので、ブロックして連絡を絶っても構いません。

アプリでの呼び方はニックネームでOK！

マッチングアプリではニックネームで呼び合うのが無難です。仲良くなって、実際に会うことになれば、互いの本名を教え合ったり、ニックネーム以外の呼び名で会話したりというシーンが出てきますが、それまでは安全面も考慮してニックネームでやりとりしましょう、

マッチングアプリでの出会いに悩んだり、行き詰まったりしたら、結婚相談所で活動するのもおすすめ。ゼクシィ縁結びエージェントは、本人確認書類や独身証明書といった必要書類の提出を必須にしており、安全に活動ができます。また、マッチングコーディネーターのサポートが受けられ、婚活に関するさまざまな疑問を相談できるのもメリット。まずは無料カウンセリングを受けて、自分に合った婚活スタイルを見つけてみてはいかがでしょうか。

取材・文／関原のり子

【監修】
佐藤律子（さとうりつこ）さん
一般社団法人異性間コミュニケーション協会代表理事、婚活スペシャリスト。「異性間コミュニケーション協会」は恋愛、婚活、夫婦問題、子育て、ハラスメント、マネジメント、女性活躍、LGBTQなど人間関係についての研修や講演、運営、相談を行う専門協会で、認定講師100人以上が在籍している。運営した自治体婚活イベントのカップル成立率は60％以上、異性間コミュニケーション研修の受講者は延べ３万人を超える。『ずるいくらい思いのままに恋が叶う』（かんき出版）、『最高に幸せな“たった１つの恋”を実らせるレッスン』（大和書房）他著書多数。テレビ番組の恋愛・結婚コーナーの監修、出演実績も豊富。
公式ホームページ：https://www.iseikan.jp/