彼氏・彼女と別れた理由ランキング！上手に別れる方法も

「恋人と別れたいけれど、どうやって別れ話を切り出したらいいの？」と悩んでいる方へ、恋愛＆婚活コンサルタントの松尾知枝さんに、恋人と別れるための方法についてお話を伺いました。男女別のアンケート結果から恋人と別れた理由を紹介し、別れ話をする際にとってはいけない行動や発言をアドバイスします。さらに相手の気持ちを傷つけずに上手に別れるためのノウハウをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

女性が恋人と別れた理由に多いのは何でしょうか？20代から30代までの女性240人を対象に行ったアンケート調査の結果から、恋人と別れた理由を紹介します。

＜あなたが恋人と別れた理由は？＞（複数回答）

１位　気持ちが冷めた　　　　　　　　　　　　　　　120人
２位　価値観の違い　　　　　　　　　　　　　　　　101人
３位　結婚観・将来の考えの違い　　　　　　　　　　50人
４位　他に好きな人ができた　　　　　　　　　　　　33人
５位　浮気された　　　　　　　　　　　　　　　　　30人
５位　マンネリ化した　　　　　　　　　　　　　　　30人
７位　他に優先したいこと（仕事や学業）ができた　　27人
８位　束縛が激しかった　　　　　　　　　　　　　　24人
９位　遠距離恋愛を続けられなかった　　　　　　　　16人
※出典：マクロミルアンケート

気持ちが冷めた

女性が選んだ理由のトップが「気持ちが冷めた」です。自分の感覚やフィーリングを重視する傾向のある女性にとって、相手に対して「気持ちが冷めた」と感じたら恋愛を続けることが難しくなるでしょう。その場合、別れるのが自然と感じるかもしれません。

価値観の違い

２番目に多かったのが「価値観の違い」です。ものの見方や考え方が違いすぎると、生活の中でぶつかることが多くなり、心地よい関係を続けることが難しくなります。お互いに歩み寄る気持ちになれなければ、価値観の違いは別れの大きな理由になります。

結婚観・将来の考えの違い

２番目の理由の「価値観の違い」に次いで、「結婚観・将来の考えの違い」が別れた理由に挙げられました。「この人と結婚したら……」と共に過ごす明るい未来をイメージできない相手とは別れを選ぶでしょう。

他に好きな人ができた

他に好きな人ができたことで別れを選んだ女性もいます。第１位の理由の気持ちが冷めた結果として、他に好きな人ができたというケースも考えられそうです。

浮気された

付き合っている相手に浮気されたことで別れを選んだ女性もいます。こちらもお互いに気持ちが冷めた結果として、男性の方に好きな人ができたという可能性もあります。

マンネリ化した

「一緒にいても楽しめない」「トキメキがない」と感じて別れを選ぶ女性もいます。特に恋愛至上主義の女性にとってトキメキ感やわくわく感の欠如は別れの大きな理由になるでしょう。

他に優先したいこと（仕事や学業）ができた

恋愛よりも夢中になって取り組みたいことができたことで別れる女性もいます。仕事や学業など、将来のキャリア形成を視野に入れたとき、今は恋愛をする時期ではないと判断し、別れを選ぶケースもあるでしょう。

束縛が激しかった

相手からの束縛が激しすぎて別れる女性もいます。過度の束縛によって、「監視されているみたい」「自由がなくなり窮屈」「友人と会いにくくなった」などと重苦しさを感じ、別れるケースもあります。

遠距離恋愛を続けられなかった

遠距離恋愛を続けられなくなって別れたケースもあります。相手との距離が遠ければ遠いほど、会うために費やす時間や金銭的負担が大きくなり、負担になってくる可能性があります。また、遠距離恋愛期間が長くなれば、疲れてくる可能性もあるでしょう。

男性が恋人と別れた理由に多いのは何でしょうか？20代から30代までの男性247人を対象に行ったアンケート調査の結果から、恋人と別れた理由を紹介します。

＜あなたが恋人と別れた理由は？＞（複数回答）

１位　価値観の違い　　　　　　　　　　　　　　　　　104人
２位　気持ちが冷めた　　　　　　　　　　　　　　　　80人
３位　マンネリ化した　　　　　　　　　　　　　　　　42人
４位　他に好きな人ができた　　　　　　　　　　　　　37人
５位　結婚観・将来の考え方の違い　　　　　　　　　　36人
６位　遠距離恋愛を続けられなかった　　　　　　　　　35人
７位　浮気された　　　　　　　　　　　　　　　　　　31人
８位　他に優先したいこと（仕事や学業）ができた　　　27人
９位　束縛が激しかった　　　　　　　　　　　　　　　24人
※出典：マクロミルアンケート

価値観の違い

男性が別れを選んだ理由としてダントツに多かったのが「価値観の違い」です。お互いが大事にしている価値観や考え方に大きな違いがあると、共に譲ることができなくなってしまい別れにつながることが多いようです。

気持ちが冷めた

次に多かったのが、「気持ちが冷めた」という理由です。相手に対する気持ちが一度冷めてしまうと、再び盛り返すことは難しく、別かれる理由の決定打になると言えるでしょう。

マンネリ化した

「マンネリ化した」という理由を６人に１人の男性が選んでいます。恋愛初期の頃のようなトキメキや初々しい感情が失われていき、恋愛中期にさしかかった頃に誰もが陥る可能性がありますが、この時期をうまく乗り越えられない場合は別れにつながるようです。

他に好きな人ができた

恋人に対する気持ちが冷めてくると、自然に他の人に目が向くこともあるでしょう。「他に好きな人ができた」という理由から別れる男性も一定数います。

結婚観・将来の考えの違い

恋愛から結婚の段階への移行期に別れるカップルもいます。結婚や将来の生活に対する見方や考え方の違いが大きすぎて共に歩み寄ることが難しいと、別れにつながるでしょう。

遠距離恋愛を続けられなかった

学生時代に出会って交際していたカップルなどの場合、社会人になってから遠距離恋愛を経て別れるケースもあります。金銭的にも時間的にもどちらかの負担が大きくなりすぎて疲れてしまうと、最後は別れる選択をする人もいるでしょう。

浮気された

相手に好きな人ができたことで別れるケースもあります。「浮気された」と思うと、プライドを傷つけられて落ち込んでしまう男性も少なくありません。

他に優先したいこと（仕事や学業）ができた

「恋愛よりも仕事や学業を優先したい」という理由で別れる人もいます。仕事や学業、資格取得など、将来のビジョンを考えて、今は恋愛をする時期ではないと判断し、別れを選ぶケースもあるでしょう。

束縛が激しかった

相手からの束縛が激しすぎて、自由がないと感じて別れる男性もいます。「今、どこにいるの？」「誰と会っているの？」などと細かく行動をチェックされると、窮屈に感じて嫌になってしまう可能性もあるでしょう。

男女共に別れた理由の多くに共通するのが、長期的な関係を築くために不可欠な、相手に対する安心感や信頼感が持てないということです。その結果、どちらかに好きな人ができたり、気持ちが冷めたり、マンネリ化したと感じたり……などといった別れにつながっています。

別れる際にしてはいけない行動や言動はあるのでしょうか？考えられることを紹介します。

一方的に別れを告げる

デートの席で突然別れ話を切り出すのは避けましょう。相手にしばらく立ち直れないほどのショックを与えてしまう可能性があるからです。また「別れる！」と一方的に宣言して相手の話を聞こうとしないのもおすすめできません。言われた方は、発言する機会を与えられずに悶々（もんもん）としてストレスを抱えてしまうでしょう。

突然、連絡を絶つ

突然、連絡を絶つのは相手にショックを与え、混乱を招くので絶対に避けましょう。連絡を絶たれた方は、「事故に遭ったのかな？」「なぜ？」といろいろな理由を考えて悩んでしまい、いつまでも気持ちを整理できずに引きずってしまう可能性もあります。

状況にもよりますが、別れる前に連絡先をブロックしてしまうのは相手にショックや不快感を与えるので、避けた方がいいでしょう。

相手のせいにする

「あなたが〇〇〇してくれなかったから」「悪いのはあなた」などと別れる理由をすべて相手のせいにするのはやめましょう。けんかや口論に発展し、すっきりきれいに別れることが難しくなります。

プライドを傷つける

別れるときに、「あなたの〇〇なところが嫌」などと言って、相手の弱みや身体的または能力的欠点などを指摘することは避けてください。プライドを傷つけられた相手はトラウマを負って自信をなくしてしまい、次の恋愛に進めなくなる可能性があるでしょう。

感情を爆発させる

別れの場面で、相手に怒りをぶつけたり、泣きじゃくったりして感情を爆発させるのは避けるべきです。お互いに冷静な話ができにくくなり、嫌な別れ方になってしまう可能性があるからです。

復縁をにおわせる

「別れて友達になろう」「何かあったら連絡してね」などといった言い方は、「復縁できるかな？」と相手に期待させてしまうので気を付けましょう。相手を傷つけたくないという思いから出た言葉が、誤解を招いたり、相手をより深く傷つけたりする可能性があることを覚えておいてください。

別れの理由を曖昧にする

別れる理由を隠したり曖昧に濁したりするのは、おすすめできません。別れを告げられた方は、釈然としない思いを抱え、いつまでも引きずってしま可能性があります。

「仕事が忙しい」と逃げる

相手に対する気持ちが冷めたことの言い訳に、「仕事が忙しい」と逃げて会わないようにするのはやめましょう。言われた側は、「自分が避けられている？」と感じて不安になったり、「本当に仕事が忙しいのに違いない」と相手を信じたくなったりと、モヤモヤした状態でいつまでも過ごすことになるかもしれません。

恋人と上手に別れるために取り入れるとよいポイントやコツを紹介します。

感謝の気持ちを伝える

「〇〇さんのおかげで自分のことが好きになれた」「〇〇さんの笑顔に癒やされた」「〇年間、一緒にいてくれてありがとう」などと、相手に感謝を伝えることが大切です。別れ話をする前に、相手の長所や自分がしてもらって嬉しかったことなどを書き出してみると、いろいろ伝えたいことが浮かんでくるはずです。

理由をはっきり伝える

「なぜ？」と相手を混乱させないためにも別れる理由を曖昧にしないことが大事です。ただし負の感情に任せて言いすぎると相手と喧嘩（けんか）別れになる可能性があるので要注意。「将来が想像できない」「価値観が違いすぎる」など、感情を入れすぎずに端的に理由を伝えることがポイントです。

納得できるまで話し合う

できるだけ話し合いの時間を持つことが大事です。理想は、お互いに納得できるまで話し合って別れることですが、なかなか相手に納得してもらえない場合は、「しばらく会わない時間をとろう」と提案して距離を置くといいでしょう。

準備期間をとる

突然別れ話をせず、準備期間をとることをおすすめします。少しデートの頻度を減らしたり、連絡を取るのを以前より少なくしたりして、相手との距離を少しずつ置くことで、相手にそれとなく察してもらい心の準備をしてもらうことができます。

別れるとき、別れを切り出した方も、切り出された方もとてもつらい気持ちになります。また別れたいと思っても、相手のことを考えすぎると行動できない可能性もあるでしょう。大切な人との出会いや別れは、人間的な成長につながる貴重な体験です。最後まで相手と誠実に向き合い、丁寧なコミュニケーションをとることで、別れもいつしか美しい思い出に変わるでしょう。「別れたい」と思ったら、相手も自分も次の新しい出会いに備えられるよう、きっぱりと決意して別れることを心がけてください。

きちんとお別れして新しい恋を始めたくなったら、恋活または婚活もいいでしょう。将来を共にできるパートナーを求めるのなら、婚活のプロによるサポートが受けられる結婚相談所をおすすめします。ゼクシィ縁結びエージェントでは無料カウンセリングを受けることができますので、ぜひチェックしてみてください。

取材・文／Jun

【監修】
松尾知枝さん
恋愛＆婚活コンサルタント、（株）インプレシャス代表取締役。国際線CAを経て、合コン総研アナリストとしてテレビや雑誌に出演。自身の経験と心理学をベースにした自分ブランド構築スクール「Precious　美女塾」を開設。女性の生き方を豊かにする人材開発を行い、全国から受講者が集まるようになり、著書の累計発行部数は10万部以上。セミナー、パーティ開催を通じ、多くの女性に恋愛アドバイス、出会いサポートを行っている。主な著書：『最高の自分で最高の相手をつかまえる！』（青春出版社）、『1日5分で夢が叶う 日記の魔法』（KADOKAWA） 他
【公式HP】：https://chie-matsuo.studio.site/
【公式Instagram】：https://www.instagram.com/chie_matsuo/
【YouTube】：https://www.youtube.com/@chiematsuo

【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間：2023/11/17～2023/11/18
有効回答数：487人（男性247人、女性240人）
（インターネットによる20～30代向け男女アンケート調査　調査機関：マクロミル）