「付き合うことに疲れた」と思う原因は？疲れたときの対処法＆別れるべきかの見極め方

恋人と「付き合うことに疲れた」と感じているときの原因や対処法、別れるかこのまま付き合い続けるかの見極め方を、心理カウンセラーの竹内えつこさんに聞きました。好きで付き合っているはずなのに、なぜ疲れてしまうのか？参考にして今後の関係性を見直してみましょう。

好きなはずの恋人と付き合っているのに、なぜか疲れてしまう。その疲れには、次の６つの原因が考えられます。

恋人に無理に合わせているから

「恋人に嫌われたくない」という思いから、相手の希望に無理して合わせていると、いつしか付き合うことに疲れてしまいます。

恋人に多くを求めすぎているから

恋人に「◯◯してほしい」と多くを求めすぎている人は、それが叶わなかったときにイライラしたり失望したりしてしまいます。相手に求め続けるのも、失望するのも、どちらも続くとストレスになります。

良い面ばかりを見せようとしているから

自分の良い面ばかりを恋人に見せようとして、本当の自分ではない自分を演じてしまっていると、自分でも気付かないうちに疲れがたまってしまいます。

相性が合わないから

そもそも恋人と相性が合わないと、思い通りにいかないことが多くなり、少しのことでもイライラします。

好きじゃないのに付き合っているから

好きじゃないのになんとなく付き合っている、付き合っていくうちに愛情が冷めてしまったなど、相手に対する恋愛感情が薄れているのに付き合っていると、楽しさや安らぎを感じられません。

連絡やデートの頻度が合っていないから

恋人と会ったり連絡したりする頻度が異なるとストレスになります。

例えば、自分は「連絡はたまでいいし、デートも月1回くらいでいい」、恋人は「毎日何度も連絡したい！週末は土日どちらも会いたい！」というタイプだと、いつも恋人に合わせていると疲れてしまいます。

逆のケースでも、恋人から連絡が返って来なかったり、なかなかデートができなかったりすることで不安な気持ちになってしまうでしょう。

もちろん自分と恋人との相性はありますが、付き合うと疲れてしまうことが多い恋人のタイプもあるようです。

気分の浮き沈みが激しい

恋人の機嫌が悪く全く理由が分からなくて悩んでいたのに、恋人は翌日になるとなにもなかったかのようにケロッとしていると、相手の気分に振り回されてしまいます。

束縛が激しい

「いつ誰と会うのか？」の予定の確認から始まり、「メッセージのやり取りを誰としていたのか？」「何時に帰るのか？」「週末に約束している友達は誰なのか？」など細かく聞かれると疲れてしまいます。
過剰に焼きもちをやかれると、自分のペースで友達付き合いや生活をするのが難しくなることもあります。

相手に合わせすぎる

相手のために嫌だと思うことを我慢したり、相手の希望に合わせたり、尽くしすぎてしまったり、何でも無理に相手に合わせてしまう人と付き合っていると、その人らしさが伝わってこず、「自分に合わせているだけでは？」と悩んでしまいます。

恋愛の優先順位が異なる

人には、恋愛、友人、趣味、家族、仕事、勉強など、さまざまな大切なものがあります。自分と恋人の恋愛への優先順位が異なっていると、恋愛に使う時間が違うため「疲れる」と感じてしまうのです。

自分に合わせてほしいと思っている

「自分を100%受け入れて欲しい！自分に合わせて欲しい！」と考えている恋人と付き合っていると、いくら好きな相手でも受けとめきれないことがあるでしょう。

付き合っていて「疲れる……」と感じたときの対処法をご紹介します。

なぜ疲れるのかを考えてみる

一度、「自分がなぜ疲れているのか？」を考える時間をとることが大切です。「相手への気持ちはどうか？無理しすぎていないか？相手に求めすぎていないか？」など、自分自身に問いかけてみましょう。

会う回数を減らす

もしかしたら恋人に会う回数が多すぎて、いつもの自分のペースが乱れ、疲れを感じているのかもしれません。一度、会う回数を減らしてみると、自分のペースを取り戻すことができます。

距離を置きたいと伝える

恋人と少し距離を置いてみてもよいでしょう。その間に恋人への気持ちを考えてみましょう。恋人に「距離を置きたい」と正直に話してみることで、何を改善すべきかを話し合うきっかけが作れることもあります。

趣味など気分転換になることをする

もしかしたら恋人とふたりだけの世界が窮屈だと感じているのかもしれません。

自分の好きな趣味に打ち込んでみたり、友達と遊んでみたり、気分転換をしてみましょう。一息つくことで、恋人との関係を新たな視点で考えられるようになるはずです。

別れるか別れないか迷っているときは、一度相手と距離を置くのがおすすめです。相手と離れて、自分の気持ちと向き合ってみましょう。

これからも相手と一緒にいたいのかを考えてみることで、まだ相手へ気持ちがあるのか、気持ちはないけれど惰性で一緒にいるだけなのか、わかってくることがあります。

また、別れた後の自分を想像してみるのもよいでしょう。

別れて辛い、悲しい思いで落ち込んでいる自分が思い浮かぶのか、それとも別れてスッキリした！と感じている自分が浮かんでくるのか？どちらを想像できるのかによって、おのずと選択肢が決まってくるでしょう。

付き合うことに疲れを感じているのは、心からのサインです。自分が無理しすぎているのかもしれないし、ふたりのペースが合っていないのかもしれません。すぐに別れを選ぶよりも、まずはふたりで話し合ってみるとよいでしょう。心を開いて素直にコミュニケーションを取ることで、より良い関係を築いていけるはずです。

話し合いの結果、別れを選んだ方がいいケースもあります。疲れていることに気付いたことがきっかけで、新しい出会いを望み婚活を始めるのなら、結婚相談所に登録するのもおすすめです。

ゼクシィ縁結びエージェントの無料カウンセリングでは、詳しいサービス内容や自分に合った婚活プランについて聞くことができます。気軽に相談することから始めてみてはいかがでしょうか。

取材・文／竹本紗梨

【監修】
竹内えつこさん
心理カウンセラー。大学時代に心理学を学び、卒業後はバーテンダー、アロマセラピスト、アロマ講師、カウンセラーという、異例の職歴を持つ。得意なジャンルは夫婦問題・パートナーシップ。東京・恵比寿にカウンセリングルームを持ち、対面、オンラインでのカウンセリングを行っている。現実的かつ理論的なアドバイスに定評があり、悩みを抱えている多くの女性たちから支持を得ている。
公式ブログ：https://counseling-sou.com/blog/