目次
「付き合うのが怖い」と思う理由
  • 過去の恋愛のトラウマがあるから
  • 人の辛い恋愛やパートナーシップを見聞きしたから
  • 恋愛や付き合った経験が少ないから
  • 本当の自分を知られるのが怖いから
  • 一人の時間がなくなるのがイヤだから
恋愛したいけど怖い!の恐怖を克服する方法
  • 過去の恋愛にトラウマがある場合
  • 人の恋愛を見たり聞いたりして、怖く感じてしまった場合
  • 恋愛や付き合った経験が少ない場合
  • 本当の自分を知られるのが怖い場合
  • 一人の時間がなくなるのがイヤな場合
付き合うのが怖い時に避けたいこと 怖さの先にある幸せに目を向けて行動してみよう

素敵な人と付き合いたい、信頼できる彼氏彼女が欲しい……。そう思いつつ、なぜか二の足を踏んでしまう、そんなことはありませんか?意識的、無意識的にかかわらず、「付き合うのが怖い」という気持ちを抱いているのかもしれませんね。なぜ、「怖い」と思うのか、その心理的な理由と共に、怖さを乗り越えるための方法を心理カウンセラーの服部希美さんに伺いました。前向きな一歩を踏み出せるように、参考にしてみてくださいね。

「付き合うのが怖い」と思う理由

「付き合うのが怖い」と思う理由

付き合うことに対して「怖い」と思うには、過去の経験やその時に感じた思いが影響することがあるようです。そこに気付くことも「怖い」という気持ちを解消する第一歩。具体的な理由として考えられることをチェックしてみましょう。

過去の恋愛のトラウマがあるから

手痛い失恋をしたり、怖い思いをしたり傷ついたり、過去の恋愛でトラウマになるような経験をした場合、新たな恋愛をするには勇気が必要です。

また、付きまとわれるなど異性によって嫌な思いをしたことがある人も、恋愛や誰かと付き合うことに一歩踏み出すのが怖くなるかもしれません。

なぜなら、過去に傷ついた経験をベースに、「この人も、過去のあの人と同じなのではないか」というフィルターを通して相手を見ることで、再び心が傷つくことがないように無意識に防衛することがあるためです。

人の辛い恋愛やパートナーシップを見聞きしたから

友人に恋愛の相談にされたり、親などの身近なパートナーシップを見たりして、「恋愛や結婚って大変」「ああはなりたくない」「恋愛が幸せなのは最初だけ」などと思い込んだりしてしまうことも、自分自身の恋愛に一歩踏み出せない原因となることがあります。

自分の恋愛やパートナーについて誰かに話す時、のろけや自慢になってしまうことを恐れて、なかなか仲良しなエピソードなどを口にしないという人もいます。

また、友人に恋愛や結婚生活の相談をする時は、何か問題を抱えているわけで、相手への不満や愚痴の話になることも多いでしょう。私たちが、身近な人から幸せなパートナーシップの話を聞いたり、見たりする機会は意外に少ないのかもしれません。

恋愛や付き合った経験が少ないから

人と付き合った経験がないことや少ないことを恥じたり、相手に「重い」と思われるのではないかと感じたりして、自信を持って異性に向き合えないというケースもあります。

また、気になる人ができても、うまく振る舞えないのではないか、慣れていないから嫌がられるのではないかと恐れてしまい、積極的になれないという人もいるようです。

昨今は、インターネットなどで多種多様な情報を得られるため、恋愛においても「こうするべき」といった情報に踊らされることも、恋愛をためらう一因となるかもしれません。

本当の自分を知られるのが怖いから

「人前では隠せているけど、本当の自分はダラダラしているし、つい口うるさくしちゃうんだよな……」などの自己嫌悪から、付き合って相手との距離が近づくことで、本来の自分を知られるのではないかと怖くなってしまう人もいるようです。

そうすると「嫌われるくらいなら今の状態でいいや」と、好きな相手に対して一歩踏み出せないということになりがちです。

そういう人は普段から人に気を使ったり、受け入れたり、世話を焼いたりすることが率先してできる頑張り屋さんだったりします。

一人の時間がなくなるのがイヤだから

現代は恋愛以外にも推し活に趣味に、さまざまな楽しいコンテンツが存在しています。また、一人でまったりする時間や自由気ままに過ごすことに価値を感じるという人もいるでしょう。

そういった場合、誰かと付き合えば、自分の時間が減ったり、縛られたり、相手に合わせた行動をしなければならないと思い、ついおっくうに感じてしまうかもしれません。

根っからの自由人で一人が好きな人も中にはいますが、実は人と親密になるのが苦手だったり、誰かと深い関係になって傷つくことを恐れていたりという心理が隠れていることもあります。

恋愛したいけど怖い!の恐怖を克服する方法

恋愛したいけど怖い!の恐怖を克服する方法

これまで述べてきた「恋愛が怖い」という理由や背景に注目し、交際へと一歩踏み出すための具体的な方法をご紹介します。

過去の恋愛にトラウマがある場合

まずは、過去の恋愛相手や傷ついた経験をした相手と同じような人ばかりではないと理解しようとすることが大切です。

しかし、自分一人ではなかなか難しいもの。もし、好きな人の言動で気になることがあれば、友人に「こういうことを言われたけど、どういう意味だと思う?」など相談して、客観的な意見を聞いてみるのも手です。

もし、過去の傷が深刻な場合やなかなか忘れられない状態ならば、その時の出来事や気持ちをできるだけ癒やすことも必要です。信頼できる友人やカウンセラーにしっかり話を聞いてもらったり、慰めてもらったり、泣くだけ泣いて気持ちを整理したり、気持ちを思うままに書き出すといったこともおすすめです。

人の恋愛を見たり聞いたりして、怖く感じてしまった場合

恋愛や交際、結婚に対していいイメージを増やしましょう。

できるだけ、幸せそうなカップルや仲のいい夫婦など、いいパートナーシップの見本をたくさん見ることです。付き合って何が良かったか、どんな時に幸せを感じるかを聞いたり、一緒に食事に行くなど、ふたりのやりとりを見られる機会をつくってみましょう。

周囲で見つけるのが難しい場合は、SNSで幸せなパートナーシップを発信しているカップルの情報に意識的に目を向けてみるのもよいかもしれません。

「お互いを思いやるって温かいなあ」「こんなふうにズバズバ言っちゃっても嫌われないんだ」、そんな発見を重ねることで、付き合うことをそこまで怖がらなくてもいいと思えるようになるかもしれません。

素敵だなと思うエピソードやシーンを見聞きすれば、「自分も誰かと付き合ったら、相手と一緒にこんなことがしたいなあ」と、将来のビジョンや理想像を描く種にもなるでしょう。

恋愛や付き合った経験が少ない場合

基本的に、今誰とも付き合っていないということは、少なからずその人自身の過去の恋愛が実らなかったということ。つまり万一相手の交際経験が豊富だったとしても、必要以上に恋愛経験が少ないことを引け目に感じる必要はありません。

恋愛慣れしているように自分を偽って相手と対峙するよりも、素直に「恋愛にあまり慣れていなくて」と伝えても構いません。その方が、交際後も自然体で向き合える関係性へと繋がる可能性もあります。可能性もあります。

異性に慣れていない、緊張しすぎてしまうといった場合は、デートでの振る舞い方などについて慣れている友人に相談してみるのも手です。また、婚活中の場合は、アドバイザーのサポートがしっかりしている結婚相談所を頼ってみてもよいでしょう。

本当の自分を知られるのが怖い場合

普段から、無理していない自然体の自分の姿を友人に見せる機会を少しずつ増やしていくこと。自分で嫌だな、ダメだなと思っている部分を誰かに見せて、受け入れられる経験を重ねていきましょう。

受け入れてもらうことを重ねていくことで、徐々に素の自分を人に見せることにも慣れてきます。すると、付き合いたいと思う相手に対しても自然体の自分で接するハードルも下がるはずです。

最初から無理にいい人を演じすぎたり、盛り上げなきゃと頑張りすぎたりしなくてOK。誰しも多少は自分を繕ってしまうことはあるかもしれませんが、気楽に自分自身が楽しむことを心がけるのもポイントです。

一人の時間がなくなるのがイヤな場合

一人の時間が大切なあまり、誰かと付き合うことにためらいがあるなら、同じように一人が好きな人と交際するという選択肢も。

人それぞれには心地いい距離感というものがあります。必ずしもパートナーだからといって全てを共有しなければいけないというものでもありません。

深く関わることで傷付くことを恐れて一人でいることを好んでいるような場合は、心の奥では誰かと親密になることを望んでいることもあります。

そういったケースでは、誰かと何かを一緒にやる楽しさや面白さを、まずは友達から感じてみましょう。また、かつて人と一緒にやってみて楽しかったことはないか思い出してみるのもよいでしょう。

そして何よりの特効薬は、自分は一人が好きだけど「この人は例外!」と言えるほど、心から誰かを好きになること。そんな出会いが訪れたら素敵ですよね。

付き合うのが怖い時に避けたいこと

付き合うのが怖い時に避けたいこと

怖いと感じる時、私たちは、この一度で成功させなければいけないというプレッシャーを抱いていることがあります。

誰かと付き合う時に、うまくいくために確実な方法があるわけではありません。どんなに恋愛経験が豊富でも、素晴らしい人柄でも、何かしらの要因でうまくいかなくなることだってあり得ます。

だからこそ避けたいのは、「これを逃したら後がない」「絶対うまくいかせなくては」などと、自分にプレッシャーをかけすぎること。プレッシャーが大きいほど不安や恐怖は大きくなり、より踏み出しにくくなってしまうからです。

そして、不安や恐怖は、そこにとどまることでどんどん膨れ上がるもの。ちょっとした行動で不安はすごく小さくなっていったりします。まずは、どんなに小さなことでもいいので、何か新しいことにチャレンジしてみましょう。

例えば、電車の中で好みのタイプの異性を探してみる、幸せそうな家族連れをウオッチするといったことから、友人へ誰か素敵な人がいないか聞いてみるといったことまで。

今までと違うことをすることで、少しずつ自分の中の怖れも小さくなっていくかもしれません。

怖さの先にある幸せに目を向けて行動してみよう

怖さの先にある幸せに目を向けて行動してみよう

「誰かと付き合いたいという気持ちを持つことは素晴らしいことです。いい関係性を築きたいと思うからこそ勇気が必要になったり、うまくいかなかったらどうしようと迷ってしまったりするかもしれませんね。

多くの場合、人はこんな自分でいいんだろうかと少なからず思っていたりするもの。あなたが気になる相手もそんな気持ちを抱いているかもしれません。そして、あなたがいい!という人やあなたを探している人もいるかもしれません。

大切だと思える存在と付き合い、一緒にさまざまな経験をすることは人生の醍醐味の一つ。ぜひそんな経験をたくさんしてほしいです」と服部さん。

誰かと付き合うことは、不安や迷い以上に、温かい時間、一人では味わえない素敵な時間をもたらしてくれます。
そんなパートナーとの恋愛や結婚を望むなら、恋活や婚活を始めるのもおすすめです。

婚活のプロが、結婚相手との出会いをサポートしてくれるゼクシィ縁結びエージェントでは、婚活に関するカウンセリングを実施中。無料で相談できるので、気軽に問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

取材・文/小松ななえ

【監修】
服部希美さん
「カウンセリングサービス」所属心理カウンセラー。セミナー講師。“さびしさを笑顔に変えるカウンセリング”をテーマに高い共感力で親身に寄り添い、婚活や30代女性の恋愛をサポート。「対人関係の改善」「自分の望む人生へのシフトチェンジ」といった相談でも高い支持を得ている。名古屋、東京、オンライン、電話で相談可。
公式サイト:https://www.hattori-nozomi.jp/

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