片思いはつらい？諦めるべき？気になる大人の片思い事情

今も昔も、片思いはときめきと切なさに満ちています。特に大人になってからの片思いには、大人ならではのつらさや苦しさも。そんな悩める皆さんに、大人の片思い事情を大公開！「いいなと思う人はいるけれど接点の持ち方が分からない」という人に嬉しい、相手との［関係性別］のアドバイスも併せてご紹介します！

年齢を重ねるにつれて、関わる人や生活環境などさまざまな変化があるもの。そのため大人になってからの片思いは、学生時代とはまた違った悩みがあるようです。大人の片思いには、どんなつらさがあるのでしょうか？

今の関係を壊したくない

仕事の仲間や、昔からの友人に片思いをしている場合「相手との関係が心地よくて一歩踏み出せないこと」や「周りからの目線が気になって積極的になれないこと」もあるでしょう。気持ち以外の部分では、今後の業務や共通の知人への影響など学生の頃にはあまり意識しなかった関係性の変化に伴うデメリットに脳内を占領されてしまうことも。純粋な好意だけで判断できなくなるのは理性的な大人の片思いならではです。

過去の経験から楽観的になれない

さまざまな経験を積んだことが、時にはマイナスな思い込みをしてしまう原因に。比べる過去が増えた分「このタイプの人とは相性が悪そう」「今の態度は嫌われているサインかも」など、ネガティブな決め付けをしてしまう機会も増えるでしょう。

他のことを優先して時間が取れない

せっかく「勇気を出して頑張ろう」と決めても、仕事が忙しくなって恋愛だけを優先できないことも。家事に時間を取られてしまう人や、趣味に没頭する時間が必要な人もいます。仕事を中心とした生活で、学生時代より体力・気力が限られてしまうことが多いのも特徴の一つです。

恋愛相談を気軽にできる相手が少ない

大人になるとそれぞれの生活スタイルの違いが大きくなり、学生時代よりも恋愛についてフランクに相談できる人が少なくなりがち。人に話すことで冷静な判断ができたり、共感してもらえることで自信を持てたりしますが、客観的な視点で聞いてくれる人が身近にいる環境が持てないことで、気持ちを整理できずにモヤモヤしてしまうこともあります。

その片思いはどうしたい？発展or片思いのまま？

眺めているだけで本当に幸せ？

片思いをつらい気持ちの悪循環にしてしまわないためには、自分の気持ちとしっかり向き合うことが重要です。
「友人としての関係に満足している」「憧れの存在でい続けてほしい」など、片思いのままでOKとはっきり思える理由があるか、一度冷静に自問自答してみることをおすすめします。
今の状態をキープしたいわけではないならば、相手との距離を縮めるステップに移りましょう。

発展させるには行動あるのみ！

どんな片思いであっても、行動しなければ前に進まないところは共通です。
せっかく好きな人ができたのに、何もできないまま相手に恋人ができてしまった……という結果になると、大きな後悔が残りもったいないです。慎重にタイミングを計ったり、相手に配慮したりするのも大切ですが、時には勢いで行動することが恋愛成就のターニングポイントになることも。
「相手との距離を縮めたい」と決意したなら、まずは積極的に動くことから始めましょう。

［関係性別］意中の相手との接点の持ち方アドバイス

では具体的にはどのような行動をすれば発展に繋がるのでしょうか？ここでは相手との関係性に合わせたアドバイスや、アプローチのコツをご紹介します。

会社の同僚

シンプルですが、まずは自分から元気にあいさつすることから始めましょう。部署が違うなど相手と距離があってもすぐに実践できて、顔と名前を覚えてもらうきっかけになるのでおすすめです。気軽に会話ができないような関係性でも、擦れ違うたびに笑顔で会釈をすると好感度アップに繋がります。

他には仕事上のコミュニケーションを増やすことも、効果的なアプローチの一つです。相手が何か悩んでいるようなら、さりげなく話を聞いたり簡単な提案をしてみたりすると、相手の印象に残りやすくなります。逆に自分から何か相談するのもよいでしょう。とにかく自分の存在を強くインプットしてもらうことを大切に。

仕事の関係者

仕事の取引先の人に片思いをすると、顔を見たいときでも思うように会えず、もどかしくなることも。会える回数が少ない分、電話やメールのやりとりに力を入れるとよいでしょう。「いつも助けられています」「寒いので気を付けてください」など感謝やいたわりの言葉を添えると、相手にいい印象を持ってもらえます。少しずつ好感を得ていくことが、プライベートな話ができる機会を増やすことに繋がります。焦らず丁寧にアプローチしましょう。

友人

友人が相手の場合は、情報収集がカギを握ります。「今恋人が欲しいのか？」「どんなタイプが好みか？」など相手の恋愛事情を把握することが重要です。SNSをチェックしたり、共通の知り合いに聞いたりするのも手ですが、好きな芸能人や過去の恋愛の話題から広げていく形なら、本人から自然に聞き出せることも。好みのタイプが分かったら、自分磨きをして相手の理想に近づきましょう。服装や髪型を変えることからスタートして、徐々に態度やしぐさも相手の好みに寄せていくのがおすすめです。

お互いのことをよく知っている友人への片思いは、長期的なアプローチが向いています。今はタイミング的に難しくても、安定した関係を築き続けていることでチャンスが巡ってくることも。

行きつけのお店のスタッフ

まずはお店に頻繁に通い、相手にとっても顔なじみになることを目指すとよいでしょう。顔を覚えてもらえたら、商品やメニューなどお店について尋ねることからスタート。忙しいときに質問すると逆効果なので、相手への配慮を忘れずに！

また、お店のスタッフはお客さんの丁寧なあいさつや態度に好印象を抱くことも。積極的な行動で急に距離を縮めるよりも、日々の積み重ねでアプローチをしていく方が適しているといえます。

顔見知り程度の相手

一見すると距離が遠くアプローチをするのが難しそうな相手ですが、よく見かける場所や時間をある程度想定できる場合も。まずは無理やりにでも会える機会を増やすことが重要です。自然なタイミングを見つけてあいさつをするなど、徐々に接点を増やしましょう。

距離の縮め方を誤ると悪い印象を与えてしまうことに繋がるので、ストレートに「お友達になりませんか？」と伝えるのも実はおすすめです。後悔しないためにも、勇気を出してまずは声を掛けましょう。

もしかして脈なし？この片思いを諦めるべきサインとは

妹（弟）みたいと言われる

仲は良くなったけれど、妹（弟）扱いされてしまったという場合は、相手から気軽に会える存在と思われている場合があります。緊張感のない気さくな関係だと、恋愛対象として見てもらうハードルは高めです。
ただし、この時点で諦めるのは時期尚早。家族のように感じてくれているということは、相手との距離が近い証拠です。異性を感じさせるようなギャップで相手をドキドキさせることができれば、一気に恋愛対象になれることも。

スキンシップが多いと感じる

まだお互いをよく知らないのに、ハグや手を繋ぐなどのスキンシップが急に増えたら要注意。遊びの恋愛と思われている可能性があります。しかし、相手がその場のノリで行動していることも考えられるので、脈なしかどうかの見極めは少し難しいです。この場合は相手のリアクションでジャッジすることをおすすめします。スキンシップの頻度が増えたときは、相手も自分との関係を探っているのかもしれません。好意を感じてくれているのなら、照れる・嬉しそうにするなどの反応があることも。自分からスキンシップをして確かめるのも手です。

また相手は遊びのつもりがなくても、自分の反応次第で軽く見られてしまうこともあります。その場の流れに身を任すのではなく、許容範囲や判断基準をしっかり定めておくとよいでしょう。

メールやSNSの返信が冷たい

勇気を出してデートのお誘いメールを送っても曖昧な返答をされたり、SNSの返信が素っ気ないことは脈なしサインの一つ。しかし内容よりはスピードや頻度に注目することをおすすめします。好意を持っている相手からの連絡は、すぐに返したくなるもの。言葉は冷たいけど返事が早いときや、淡泊だけどやりとりが長く続くときは、少し様子を見てもよいでしょう。デートのお誘いを断られた場合も同様で、忙しい中でも優先して返信をくれた可能性もあります。一度の失敗で諦めず、時間を空けて再チャレンジを。

大人の片思いこそ純粋な恋心を大切に！

大人の片思いと学生時代の片思いの大きな違いは、生活環境が変わり「自分が相手を思う気持ち」だけを大切にできなくなることです。じっくりと自分の気持ちを見つめたときに簡単に諦めたくないとはっきり思えるほどの感情なら、ぜひ一歩踏み出して行動を！

また経験や情報から適したアプローチを見定められるところは学生時代とは違った強みです。大人だからこそ持てる視点や、これまで積み重ねたことを前向きに有効活用して、幸せとの距離を縮めましょう。

取材・文／花子