社会人が恋活・婚活する場合の「出会いの場」にはどんな選択肢があるのでしょうか。代表的なものを、それぞれの特徴と合わせて紹介します。

職場での出会い
日常的に会えて関係を深めやすいのが特徴。ただし、職場でうわさの対象にならないよう気を使ったり、喧嘩をした日も仕事で顔を合わせてしまうなどの可能性もあります。

社会人向けサークル
学生のサークルと同様、共通の趣味などを持つ社会人が活動する場。定期的に開催されるので交流しやすく、年齢層の近い人との出会いが期待できます。集団行動なので、協調性が必要とされることもあります。

友達の紹介
共通の知人がいて身元が分かっているという安心感が持てる出会い方です。ただし、紹介後に「ちょっと違うかも」と思っても、紹介してくれた友達への手前、断りにくいと感じることがあるかもしれません。

同窓会
気心が知れていて共通の思い出もあるのがメリット。同窓会で出会いを探す場合は、周囲の友達との関係性や今後の同窓会のことも視野に入れて行動するとよいでしょう。

街コン
街コンは、結婚相手だけではなく恋人や友人なども含めて男女が出会いを求めて集まる場です。友達と一緒に参加できる気楽さがあります。

マッチングアプリ
隙間時間で恋活・婚活ができる手軽な方法のひとつです。自身の目的に合わせてアプリを選択しましょう。メッセージを送るなど出会いのためには自主的に動く必要があります。

婚活パーティ
ひとえに婚活パーティといっても、内容や参加費などは多種多様にあります。直接顔を合わせて話すことができるため、一期一会のチャンスがあります。

結婚相談所
真剣に結婚を考えている会員が多く、結婚への近道となりやすいでしょう。費用面ではそれなりにかかりますが、その分手厚いサポートがあるところも多いです。結婚につながる出会いを求めている場合は、予算と比較しなから検討をするとよいでしょう。

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出会いサークルと趣味サークルの特徴と違い

自然な婚活の場となる出会いサークルと趣味サークルは、どちらも日々のルーティンでは、なかなか出会うチャンスがないタイプの人とも出会えるという点では同じです。ここでは、それぞれの特徴と違いについて解説します。

出会いサークル

目的が「出会い」のサークルです。独身者が対象で、結婚相手や恋人を探すことを目的としているサークルから、日頃の生活パターンでは出会えない人と交流する友達づくりを目的としているサークルまで幅広くあります。

飲み会や食事会、美術鑑賞、水族館巡りなどのインドアのイベントの他、バーベキューやハイキングなど季節を楽しむアウトドアの遊びなど、みんなで楽しみながら仲良くなれる内容が多岐にわたって用意されています。

趣味サークル

共通の趣味を持った人同士が集まり、そこから出会いにつながるサークルです。

同じ趣味を持っている同士なので、親近感から距離が縮まりやすくなります。日頃は周りに話してもなかなか分かりにくいコアな話が盛り上がることも多いでしょう。

ただし、既婚者や年齢に制限のないサークルもあり、メンバーみんなが恋活・婚活をしているわけではないため、楽しい趣味仲間で終わることもあります。

出会いサークルの見つけ方

調べてみると、たくさんある出会いサークル。自分に合うところはどのように見つければよいのかを解説します。

ネット検索

検索サイトで、「社会人サークル」や「社会人サークル・都道府県名」「社会人サークル・出会い」など、関連したワードを入れるとヒットします。趣味サークルの場合は、自分の好みの趣味も入力しましょう。

または、サークルのコンセプトや特徴などをまとめたプラットホームもあります。全国の地域が掲載されているものもあるので、自分に合いそうなところを探しましょう。

友人や知人からの紹介

友人や知人などで、すでにどこかのサークルに入っている人・知っている人を探し、話を聞いてみましょう。すでに入っている人がいれば、より多くの情報を得ることができます。いろいろな人に聞いていると、自然と必要な情報は入りやすくなるものです。

SNSや情報誌など

日頃からSNSで#をつけて「#社会人サークル」などのワードで探す方法もあります。情報は日々更新されます。身近な情報誌などにも募集が載っているケースもあるので、アンテナの感度を高くしておきましょう。

出会いサークルで恋人を作るコツ

出会いサークルで恋人を作るには、サークルの探し方や参加の仕方にコツがあります。

年齢層が近いサークルを選ぶ

自分の年齢に合いそうなサークルを意識して選びましょう。年齢層が近いサークルは、違和感なく溶け込みやすいのがメリット。話が合いやすく、デートに発展しやすいでしょう。

なるべく毎回参加する

せっかく入ったのに、なんとなく行かなくなってしまうと、せっかくのチャンスを逃してしまいます。

最初は慣れなくても、毎回顔を出していると、いつの間にか周りの人とも仲良くなれて、自分らしさを発揮することができます。

久しぶりに参加したら、ちょっと気になっていた人が他の人とすっかり仲良くなっていて気後れした、などということのないようにしましょう。

積極的に会話を楽しむ

参加したら積極的に話をしましょう。サークル活動は仲間意識が芽生えます。

明るく笑顔で誰とでも分け隔てなく会話をし、その場を楽しみましょう。周りからも好かれますし、親近感を持ってもらいやすくなります。

出会いサークルの注意点

たくさんの出会いがあり、楽しい時間を過ごせる出会いサークルですが、注意すべき点もあります。

参加回数が多いと出費が増える

参加するごとに参加費がかかり、活動内容や頻度によっては高額になることもあります。心配な場合は、あまり費用のかからない活動内容のサークルを選ぶか、予算を決めて参加しましょう。

常連になると新しい出会いが減る

新規入会者の少ないサークルの場合、自分が常連になると新しい出会いは少なくなってきます。出会いを見つけたいなら、新しい人がどんどん加入しているサークルを選びましょう。

告白して断られると通いづらくなる

気になる相手に告白して断られるとバツが悪く、サークルに通いづらくなることもあります。

出会いサークルが向いている人・向かない人

どんなタイプの人には出会いサークルが向いていて、どんなタイプの人には向かないのかを解説します。

【向いている人】

仲間とワイワイ楽しむことが好きな人
決められた時間、場所に集合するなど、集団行動が得意な人や、仲間とワイワイ楽しむことが好きな人は向いています。

自分から誰とでも話ができる人
自分のことを臆せず話したり、物おじせずに誰とでもどんどん話ができる人は、すぐになじめます。

休みの日に参加することを楽しめる人
仕事が休みの日に、サークルのスケジュールに従って参加することが多くなるので、それが自分の生活に張りを与えてくれる、楽しみになると思える人には向いています。

【向かない人】

単独行動が好きな人
サークルは仲間との交流がベースなので、集団で待ち合わせや移動をすることが多いです。集団行動が苦手、単独行動が好きという人にはあまり向かないでしょう。

すぐに恋愛対象になる相手を見つけたい人
サークルは、イベントを通して仲間との交流を深めていきます。恋愛に発展するには時間がかかり、結果的に恋愛対象には出会えない可能性もあります。

自ら持続して参加するのが苦手な人
サークルは定期的に開催されるので、持続して参加することが必要です。

1回参加したら面倒くさくなりやすい人、休みの日は自分の好きなことをしたいという人には、決められたスケジュールで休日が終わるのは負担が重いかもしれません。

うまくいかないときは他の恋活・婚活方法を試すのもおすすめ

出会いサークルの他にも、出会いの場はたくさんあります。真剣に出会いを求めているけれどうまくいかないときは、さまざまな恋活・婚活方法を試してみる、複数の活動を掛け持ちするというのもいいアイデアです。

本気で婚活をしたいなら、コーディネーターに相談できる結婚相談所の利用を検討するのもおすすめ。ゼクシィ縁結びエージェントでは無料カウンセリングを実施中。気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

取材・文／前川ミチコ

【監修】
江頭美鈴さん
M.E.プロダクション　代表
一般社団法人　エグゼクティブ・イメージコンサルタント　代表理事
東映株式会社の専属女優を経て、アナウンサー・司会等の話す仕事へ転向。NPO法人日本サービスマナー協会認定マナー講師、一般社団法人全日本ブライダル協会ブライダルコンサルタント、全日本ブライダルMCアライアンス所属。ICBインターナショナル認定イメージコンサルタント、NPO法人日本交流分析士協会心理カウンセラーなど。「話し方」「ファッション」「マナー」「心理」の４つの専門スキルを統合した独自カリキュラム、メソッドを開発。現在は、婚活講師、マナー講師、話し方講師をはじめ、企業・団体の人材育成に携わる。
公式サイト：https://me-pro.biz/index.php