- 相手に求めること、譲れない点を明確にする
- 目標・目的を明確にする
- おおよその期限を設ける
- 人との出会いを楽しむ
- 的確なアドバイスをくれる相談相手を持つ
- 恋愛したいか?結婚したいか?自分と向き合ってみる
- 自分のライフプランを立ててみる
- 取りあえず行動してみる
「婚活」、「恋活」という言葉はネットやメディアでよく聞きますが、その違いはどこにあるのでしょうか。この記事では婚活パーティの企画運営も行う婚活コンサルタントのミカねえさんに、「婚活」と「恋活」のそれぞれの目的の違いや、「婚活」「恋活」を始めたいと思ったときに、何をすればよいのかを教えてもらいました。また、自分に向いているのは「婚活」「恋活」のどちらなのか、迷ったときの決め方も紹介します。
婚活と恋活の違い
婚活コンサルタントのミカねえさんによると、婚活と恋活の違いは、婚活は「結婚すること」を目的に異性と知り合う活動、恋活は「結婚するしないにかかわらず、恋愛をすること」を目的に異性と知り合う活動であるといえるそうです。
ちなみに、恋愛と結婚の定義を広辞苑で調べると、恋愛とは「男女が互いに相手を恋したうこと。また、その感情」、結婚(婚姻)とは「一対の男女の継続的な性的結合を基礎とした社会的経済的結合」とあります。つまり、恋愛とは感情の結び付き、結婚とは社会的経済的な結び付きと言うことができます。
もう少し具体的に言うと、結婚は、婚姻届を提出すると法律的に協力義務などが発生するため責任が伴いますが、恋愛は結婚よりは自由度が高いと言えるでしょう。
婚活とは?婚活の目的や具体的な活動方法
「婚活」は、結婚することを目的に異性と知り合う活動のことを言います。まずは「婚活」を始めたい場合の具体的な方法やサービスを6つ紹介します。
仲人型結婚相談所
専任のカウンセラーや仲人が会員をサポートする結婚相談所のこと。会員の要望や条件を考慮し、マッチングを行ったり、お見合いのセッティングやアドバイスを提供するサービスです。
会社にもよりますが他のサービスと比べると料金が高めで、独身証明書など各種証明書の提出が必要なため、真剣に結婚したい人と出会える確率が高いです。
結婚情報サービス
利用者自身がプロフィールを登録し、相手を検索・選択し、コミュニケーションを進めるサービスです。結婚情報サービスにもカウンセラーやコンシェルジュからのサポートが付くことがありますが、仲人型結婚相談所ほど手厚くないのが一般的です。
こちらも独身証明書など各種証明書の提出が必要なため、真剣に結婚したい人と出会える確率が高いと言えるでしょう。
婚活アプリ
結婚したい人が集まるマッチングアプリで、恋活アプリより年齢層が比較的高めです。仲人型結婚相談所や結婚情報サービスよりもラフなことからユーザー数も多く、手軽に結婚につながる出会いを求めている人に向いています。
ただし、結婚をすることが目的のアプリではありますが、結婚相談所や結婚情報サービスよりもお手頃なこともあり、人によってはそこまで真剣でない可能性もあるので気を付けましょう。
アプリによって身元保証や連絡方法が異なるので、自分に合いそうなアプリを見つけることもポイントです。
自治体の婚活サービス
婚活サービスを提供している自治体もあります。自分の住んでいる県や地区のホームページから確認してみましょう。
婚活イベント
民間のイベント会社や結婚相談所が主催する婚活パーティや婚活ツアーのことを指します。旅行好きなど趣味で限定したり、年代で限定するなど、条件が絞られている場合もあります。
シングルスバー
結婚を望む独身の男性や女性が集まるお店で、婚活をしている人たちがお酒を楽しみながら話す場所です。婚活バーとも呼ばれています。
恋活とは?恋活の目的や具体的な活動方法
「恋活」は、お伝えした通り、結婚するしないにかかわらず恋愛をすることが目的の活動です。
では、「恋活」をしたい場合、具体的にどのようなことをすればよいのでしょうか。ここでは恋活の方法やサービスを5つ紹介します。
恋活アプリ
恋愛したい人、彼氏・彼女が欲しい人が集まるマッチングアプリのことを恋活アプリと言います。
手軽で効率的な出会いを求めている人に好まれており、Facebookなどの他のプラットフォームで本人の認証をすることで、セキュリティ面での対策がとられたアプリもたくさん登場しています。
無料のものは、ビジネス目的の業者に遭遇してしまうリスクもありますが、課金制のものだと比較的安心でしょう。
相席居酒屋
リアルな場での出会いを求める男女が集うマッチング居酒屋のこと。居酒屋に行くだけで相手と出会うことができるので手軽で、若い人が集まりやすいスタイルです。
料金については、女性無料や、同席した男性が女性にごちそうするスタイルが多いです。
恋活イベント
彼氏や彼女を探す目的のためのイベント。恋活パーティや恋活ツアー、また街コンも内容によっては恋活イベントと言えるでしょう。
SNS恋活/ネット恋活
TwitterやInstagramなどで恋活垢というアカウントを作成して恋愛や出会いを目的とした活動をすることを言います。
ハッシュタグ検索などで共通の趣味を持っている人や気になる異性を探し、「いいね」やコメントを送ったり、DMを通じて仲良くなり、実際にデートをする流れが一般的です。
社会人サークル
社会人が仕事や日常生活の中で交流や趣味を楽しむために参加するグループ活動。上で紹介した方法より自然な出会いに。中には婚活のために利用する人もいます。
婚活・恋活を成功させるには?ポイント&心構え
では、いざ「婚活」・「恋活」を始めようと思ったときに、心がけておくべきことはあるのでしょうか。素敵な相手と出会い、成功するためのポイント&心構えをミカねえさんに聞いてみました。
前提として、出会った相手は遊び目的や営業目的の業者じゃないかという疑いを頭の片隅に置いておきましょう。交際するまでにはじっくりと時間をかけて、相手の言葉を信じすぎず、何か疑問を感じたらきちんと質問しましょう。
相手に求めること、譲れない点を明確にする
「自分がどんな人を求めているのか?」を書き出して優先順位をつけてみましょう。年齢・職業・学歴・趣味や価値観などを明確にして「その人とどこで出会えそうなのか?」をじっくり考えるのがおすすめです。
同時に、譲れない点も明確にしましょう。例えば「親に依存している」「抑圧的」「お金にルーズ」など譲れないことを決めておくと、感情に流されずにお付き合いするかどうかの判断基準になるでしょう。
目標・目的を明確にする
特に婚活の場合は、目標・目的を持たずに“ただ何となく”活動しても良い結果が出にくいものです。
「なぜ結婚したいのか?」「結婚をしてどんなライフスタイルを手に入れたいのか?」など、きちんと自分と向き合って考えてみましょう。
おおよその期限を設ける
「いつまでに結婚したい」「いつまでに恋人を見つけたい」と期限を設けることにより、ゴールから逆算でき、今やるべきことが明確になるはず。
だらだらと婚活を続けるとモチベーションが低くなってしまうこともあります。例えば3カ月や半年と期間を決めることで、その間に出会う人全員に真剣に向き合うことができ、結果良い縁に繋がるかもしれません。
人との出会いを楽しむ
知り合ったばかりの相手をいきなり「好きになれるか?」「結婚できるか?」と考えて接していてもなかなかわからないもの。
まずは、その人と出会えたことに感謝して会話やデートを楽しむことから始めましょう。どんなことでも楽しむことでうまくいきやすくなります。
的確なアドバイスをくれる相談相手を持つ
悩みや迷いがあるとき、誰に相談するかで結果が大きく変わってくる可能性もあります。
悩みや進捗(しんちょく)を仲の良い友人に報告して心が軽くなることもあるでしょう。とはいえ、悩みを根本的に解決できないこともあるので、その場合は婚活本や自己啓発本、婚活ブログなどを読んで好きな考え方の先生を見つけるのもよいでしょう。
婚活に向いている人・恋活に向いている人の特徴
前項ではポイント&心構えをお伝えしましたが、ここでは婚活に向いている人・恋活に向いている人の特徴をお伝えします。自分にはどちらが向いているのか、考えるにあたっての参考にしてください。
<婚活に向いている人>
・真剣に結婚したい人
・早く相手を見つけて結婚したい人
・ライフプランを見据え、結婚相手をそろそろ見つけたい人
・将来の結婚に向けて、ある程度お金をかけることができる人
<恋活に向いている人>
・まだ結婚を考えていないが、恋人が欲しい人
・まだ結婚したいかどうかわからない人
・結婚はしたくないが、出会いを求めている人
・気楽な気持ちで異性と知り合いたい人
・低コストで異性と知り合いたい人
婚活か恋活、どちらを始めるか迷っている場合は?
もし「婚活」か「恋活」か、自分に向いているのはどちらなのか迷ったとき、どんな観点で決めるのがよいのかを紹介します。
恋愛したいか?結婚したいか?自分と向き合ってみる
自分がどうしたいか、まずは向き合ってみましょう。
「将来結婚したいかまだよくわからない」「今は自由に恋愛を楽しみたい」そんな思いがあれば、まずは恋活をおすすめします。恋活で出会った人とお付き合いを深めていくうちに、「この人と結婚したい」と変化が生まれることもあります。
婚活の場合、「年齢的にそろそろ」「周りから言われて」など自分の希望以外の理由で始めてもなかなか本気になれずうまく行かないものです。
もう少し自分と向き合い、「将来を一緒に支え合う人と出会いたい」「◯◯歳には子どもが欲しいから今から婚活を始めたほうがいい」など具体的に考えていくことで見えてくるでしょう。
自分のライフプランを立ててみる
将来的には「結婚したい」「子どもが欲しい」と考えているなら、おおよその年齢を決めて逆算してみるとよいでしょう。
逆算してみて、そろそろ結婚相手を見つけた方がよければ婚活を始めてみましょう。もしまだ先だなと思った場合は、恋活でもよさそうです。
また、5年後、10年後こんなライフスタイルがしたいと思える人生の先輩に相談して、どちらの活動を始めるのか考えてみるのも一つの手です。
取りあえず行動してみる
恋活アプリや婚活アプリなら比較的リーズナブルにスタートできるので、まず登録してみても良いでしょう。
また、パーティやイベントに参加してみるのもおすすめです。実際に活動し、体験してみないとわからないことがたくさんあるはずです。
活動を始める前に、無料カウンセリングの活用もおすすめ
恋活サービス、婚活サービスは、会社によって具体的なサービス内容が異なるのでまずは調べてみることも大事です。また、友人からの情報やネットの情報だけではなく、実際に無料相談やカウンセリングなどを利用するのもおすすめ。婚活のプロが相談者の状況にあわせて活動方法をアドバイスしてくれますよ。
ゼクシィ縁結びエージェントでは、無料カウンセリングで婚活の詳しい進め方や結婚に関するお悩みを相談できます。まずは気軽にプロに相談してみてはいかがでしょうか。
取材・文/田原奈奈
【監修】
ミカねえ
こじらせ女子婚活サポート専門家。自身も結婚相談所でスピード婚をした経験を持つ、元大手結婚相談所カウンセラー。「ときめかない」「思っていることが言えない」「相思相愛になれない」などのお悩みを、生い立ちからヒアリング。恋愛感情と恋愛思考のパターンからその悩みを解決し成婚へと導く。幸せなパートナーシップを築く「パーソナルLOVEレッスン」「恋愛塾」「婚活プランニング」などを主宰。結婚相談所での婚活を推奨するコンサルタントとして、公式ブログやインスタグラムで婚活女子への応援メッセージを発信している。
公式サイト:https://www.cariocastyle.net
公式ブログ:https://www.cariocastyle.net/column
インスタグラム:https://www.instagram.com/mika.nesan/
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