男性が好きな人との会話で出す「脈ありサイン」とは？脈なしサインと合わせて紹介

いま気になっている男性が、脈ありなのか脈なしなのかわからない。判断できるポイントが知りたい。そんな悩みの解決法を心理カウンセラーの桑野さんに聞きました。男性が好きな人と話す時の「脈ありサイン」について、男性心理の観点から詳しく解説します。

男性が好きな人や気になっている人と話している時、8つのサインが見られます。

1.褒めてくれる

会話の中で具体的に褒めてくれるのなら、好意を持ってくれている可能性がとても高そうです。「〇〇さんは優しいですよね！」と言われたら、「どんなところで思ってくれましたか？」など、自分から聞き返して会話を広げてもいいですね。

2.質問してくれる

興味がある人のことはもっと知りたくなります。たくさん質問してくれるのは、それだけ興味を持ってくれているサインです。ただ、遠慮する人や気を使う性格の人は、プライベートに踏み込むことを避けるので、プライベートに関する質問はしてこないことがあります。

3.話を振ってくる

2の「質問してくれる」に似ていますが、最初に質問したことに加えて、何か相手が話し終えた後に、その感想やリアクションを求められることがあります。これは自分の話を「どのように感じているのか？」と気になっているからです。

4.共通点を見つけようとする

地元や学生時代のエピソードなど、共通点を見つけようとしたり、探し出そうとしたりするのは、脈ありと判断できそうです。共通点があればそれだけ親密感を築くことができるため、距離を近づけたいサインなのです。

5.自己開示してくる

好きな人には、自分のことを知ってもらいたいもの。こちらが質問しなくても、自分のことをたくさん話してくれて、他の人には言ってないような仕事やプライベートについても詳しく話してくれるのは脈ありサインの一つです。

6.ささいな会話でも広がっていく

ありふれた雑談からでも会話が広がっていきます。親しみや好意を感じているからこそ、なんでもない内容でも楽しめるのです。中身のない話でも盛り上がってくれるのは、それだけ好意的に会話を楽しんでくれているからです。

7.リアクションが大きい

リアクションを大きくすることで、相手や話に興味があることを伝えることができます。相手のリアクションが大きいのは、あなたや話に興味があることを積極的にアピールしているのかもしれません。

8.体が相手の方を向いている

好意がある人の話を聞いている時は、顔だけではなくて体も相手へと向いていきます。正面を向いて話を聞いているのは、その相手に興味があるからです。肩に力が入っておらず、手遊びをしていないなど、リラックスできている状態というのもポイントになります。

脈なしの可能性が高い5つのサインをご紹介します。気になる男性からこのようなサインが出ていたら、残念ながら脈はないかもしれません。

1.話を聞いていない

目の前にいるのに、話を全て無視するということは社会人としてあまりない行動かもしれませんが、返事が上の空でリアクションが薄い場合は、残念ながら興味を持ってもらえていないと考えられます。

2. 自分のことしか話さない

相手が自分の話しかしない場合は、自分の得意な話だけをして、早くその場を切り上げたいという気持ちが隠れていることがあります。会話の中で相手の反応や返事を聞き入れる様子がない場合も同様です。

3.自分の話をしない

個人的な話や情報に全く触れないのは、脈なしのサインです。人間関係はお互いを深く知ることによって、親密になっていきます。自分の情報を教えてくれないのは、親密になりたいという気持ちが乏しい、または警戒されているからです。会話はキャッチボールであり、バランスが大事です。どちらか一方が話し過ぎている、または全く話さないといった偏った状態は、いい関係とは言えません。

4.会話が展開していかない

会話の量が増えていくことで、お互いを知ることができて、親密感が増していきます。しかし、そもそも仲良くなろうと思っていないなら、会話が展開して広がっていくこともありません。質問にだけ答える一問一答のような会話になります。

5.会話がかみ合ってない

質問した内容とその返事がかみ合っていないなど、会話をしていて違和感があるのは脈なしサインです。頭では別のことを考えている状態なので、会話がスムーズに進まないのです。目の前に気になる人がいるのに別のことを考えるということは、あまり考えられません。

基本的に相手の態度から、脈ありなのか脈なしなのかがわからない時は、ただ何もしないで観察するよりも、自分からアクションを起こし、その後どのように態度や発言が変化していくか見極めていく方がいいです。少しのアクションでも相手の態度や距離感が変わって、本当の気持ちを見極められるヒントになります。

1.相手が質問してこない時

相手が質問してこない時に、「相手は自分に興味なし」とすぐに判断することはありません。プライベートな質問を遠慮する人もいます。自分から、「もっと私のことを知ってほしいです！」「なんでも聞いてください」と少し積極的に話してみましょう。そのひと言があるかないかで、会話の弾み具合が変わってくることもあります。

2.マウントを取ってくる時

好きな女性に、自慢してマウントを取るような態度で接してくる相手もいます。男性からすれば「いじり」や照れ隠しからくる行動なのですが、女性からすると嫌な気持ちになるかもしれません。好意があるからマウントを取ってくるのか、ただ自慢したくてマウントを取っているのか、わからなくなりますよね。見極めるためには、マウントされた時に、「〇〇さんだから話そうと思って」「〇〇さんは信用できるから〜」となどと返答して、相手の特別意識をくすぐっていきましょう。相手にとって自分が特別な存在と認識できすることで、マウントするポジションから守ってくれるポジションへと態度も変わっていきます。

3.会話が弾まない時

興味がないから会話が弾まないわけではなく、失敗しないようにと頭で考え過ぎて緊張し過ぎて、何を話したらいいのかわからないという場合もあります。自分が実際に緊張していてもしていなくても、「緊張しますよね」「〇〇さんといたらすごく話したいのに、何を話していいかわからなくなるんです」というふうに、自分が緊張していることを開示していきましょう。緊張は、人と共有することで安心感へと変わっていきます。自ら緊張を開示して、相手が抱えている緊張感を安心感へと変化させていきましょう。

気になる男性の脈あり、脈なしサインを確認して、もっと好意を持ってもらいたい、距離を縮めたいと思っているなら、次の3つの方法を試してみてください。

1.肯定的な相づちを増やす

人は自分の話を肯定的に聞いてくれる相手を好意的に受け止めていきます。また、肯定的に話を聞くことで、自己開示することに安心感を持ってもらえます。リアクションはわかりやすく大きくしていきましょう。

2.トーンを合わせる

話すスピードや大きさ、姿勢などを相手に合わせてみましょう。人は話している内容だけではなく、その他の非言語情報でもコミュニケーションをしています。相手のトーンや姿勢に合わせることを心理学では「ペーシング」と言います。このペーシングを上手に利用して、安心感や信頼感を持ってもらいましょう。

3.感情を共有する

「楽しかったですか？」「おいしいですか？」と相手に質問するのではなくて、「楽しかったですよね！」「おいしいですね！」と同じ感情を共有するような言い方に変えていきましょう。それだけで共感性が高まり、ふたりの距離が変化していきます。

気持ちをストレート表現できる男性もいれば、好きな人の前では控えめで隠してしまう男性もいます。話している会話の内容だけではなく、相手の雰囲気やしぐさからもたくさんの情報を受け取ることができます。緊張していると、その微妙なサインを見過ごしてしまうことがあるので、リラックスして相手の全体の雰囲気をちゃんと見るようにしましょう！そして、時には自分からアプローチして相手の反応も探ってみてください。
興味や好意が相手に伝わることで、相手の態度が変わってくることもあります。自分からアプローチすることで見えてくることがたくさんあるはずです。脈ありサインを感じたら、ぜひふたりの関係を深めていきましょう。

残念ながら脈なしかもと思ったら、気持ちを新たに恋活や婚活を始めるのもよいかもしれません。ゼクシィ縁結びエージェントでは、婚活のプロのコーディネーターが出会いをサポートしてくれます。恋愛の進め方に悩んだ時などにも相談できるので、婚活を始めたいと考えているならぜひ一度問い合わせしてみてください。

取材・文／竹本紗梨

【監修】
桑野 量さん

カウンセリングサービス所属の心理カウンセラー。心理学ワークショップの講師も務める。自身も18歳の時にカウンセリングに出会い、カウンセリングサービスの母体である神戸メンタルサービスで学び、2018年から心理カウンセラーとして活動。『楽にシンプルに自分らしく生きる』をテーマに、現在抱えている問題や不安に対し、その人の魅力や才能が輝き出すような提案やサポートを行う。恋愛やビジネスにおける心理学的なアプローチと実践的なアドバイスには定評があり、その人柄を生かした温かく優しいカウンセリングが好評。
オフィシャルブログ：http://blog.livedoor.jp/cs_ryokuwano/