初デートでドライブはなし？ドライブデートのお誘いで注意すべき点を紹介

初デートで相手をドライブに誘いたいけれど「なし」なのかな……？と悩んでいる人もいるかもしれません。この記事では初デートでのドライブデートが難しいと思われる理由や、誘うときに配慮すべきことをご紹介します。初デートでドライブを選ぶメリットや、好感度をアップさせる心がけなど、楽しいドライブデートのためにチェックしておきたいポイントを恋愛・婚活コンサルタントの菊乃さんに教えていただきました。

初デートでドライブに誘うのは難しいといわれることもあります。そのようにいわれる理由の一部をピックアップしました。

● 互いに初対面に近い場合は、狭い車内での話題選びや沈黙に困ってしまう
● 親しくない状態で、密室のような車内でふたりきりになるのに抵抗感がある
● 自分は免許がなく相手に運転を任せる場合は、知らない場所に連れていかれないか不安
● ドライブに興味がなく、ただの移動手段ぐらいにしか思っていないので魅力を感じない
● 相手が車を「ただの移動手段」と思っている場合はデートがつまらないと感じさせてしまう恐れがある

ただでさえ緊張する初デートでは、まだ信頼関係の築けていない他人と逃げ場のない車内空間で過ごすとなると、余計に気を張ってしまいます。車酔いしやすい体質だったり、車に乗る習慣がなかったりと、ドライブ自体に抵抗がある人もいるでしょう。運転する側も乗せてもらう側にもいろいろな気遣いが必要になることが、初デートでドライブデートが難しいといわれる主な理由だと考えられます。

初デートでのドライブには、実はよい面もあります。ここでは初デートでドライブを選ぶメリットを見ていきましょう。

ドライブ好き同士なら楽しめる

ふたりとも、ドライブ＝楽しいものと思っている場合は、初デートの緊張が薄れてリラックスできます。乗っている車種や運転してみたい車のことを話せば、自然と盛り上がり沈黙で困ることもないでしょう。いつもドライブ中に自分がかける音楽を用意してデート中に流すなど、閉じた空間だからこそできることもあります。

車だからこそ行ける場所を目的地にできる

海沿いのカフェや山麓のレストランなど、ドライブデートだからこそ行ける場所を目的地にできるのもメリットです。行き先やルートについて下調べをして道中に話せば、話題選びに困ることもありません。「今度は〇〇に行きたいですね」など自然と次の約束もしやすくなります。

相手のことを知るきっかけになる

もし相手の車に乗せてもらう場合は、車内の様子やかかっているBGMでその人を知れることもあります。相手がいつも過ごしている場所なので、早い段階でパーソナルな部分を把握するチャンスと考えましょう。

初デートにドライブを提案したいとき、相手にどのような配慮をすれば良いのでしょうか。誘うのを避けるべきケースも併せてご紹介します。

柔軟な誘い方をするのが吉

初デートでいきなりドライブデートに誘うと驚いてしまう人もいるので、ドライブという言葉を使わずに誘うのも一つの手です。「〇〇に行きませんか？車出しますよ」などといった誘い方だと、気軽に提案しやすくなります。

もし共通の趣味にラジオや音楽があれば、一緒に聴きながら出かけたいのでドライブに……と誘ってみるのも良いでしょう。ドライブ一択だと相手を困らせてしまうかもしれないので、車を使わないデート先も候補に挙げながら誘うのがおすすめです。

ドライブ費用分担のポイント

車にかかるお金は誰が出すのかも押さえておきたいポイントです。マイカーの場合もレンタカーの場合も必須のガソリン代はもちろん、行き先によっては有料道路を利用することもあるでしょう。電車移動だと自然な流れでそれぞれが料金を負担できますが、車だとETCカードの利用やデート後に給油するなどで一方に負担が偏ってしまうこともあるかもしれません。

お互いのためにも、計画を立てる時点でクリアにしておきましょう。例えば自分が誘い、運転を担当する場合なら、ドライブ中に発生するお金は負担するつもりでいるほうがスムーズです。自分は免許を持っていないけれど誘いたい場合は、費用の分担を提案したうえで運転をお願いするほうが好印象です。

２回目のデート以降がベターなケース

初デートでドライブを選ぶ目的が、「運転に自信があるから」「乗っている車を見せたいから」など自己アピールのためである場合は、次回以降にするほうがベターです。相手がドライブに抵抗があると空回りしてしまう可能性があります。どうしても誘いたいときには事前にドライブデートがありかなしかを聞いて、目的地は相手の好きな場所を提案しましょう。

いざ初デートがドライブに決まったら、当日気を付けたいことなど注意点を押さえておきましょう。

帰りの時間は事前に確認しておく

行き先、集合・解散の時間と場所などは詳細に決めてから、ドライブデートに臨みましょう。特に、相手の予定や何時ごろまでに帰りたいかの希望は事前にきちんと確認しておくことをおすすめします。当日、「時間もあるし夜ごはんに寄ろうよ」と予定外のお誘いをして相手に断られ、車内で気まずくなるような事態はできれば回避すべきです。

また、初対面に近い状態でのデートでは自宅を知られるのを嫌がる人も一定数います。帰りはどこで車から降りたいのかも事前に聞いておきましょう。

こまめに休憩ができるルートを選択する

自分が運転する場合は、目的地までの間にときどきトイレ休憩などができるルートを想定して当日のルートを決めておきましょう。初デートだと休憩したいことを相手に伝えるのにも気を遣うものです。ひと息つけるショップやサービスエリアなどの施設がルートの周辺にあるかどうかを調べておくと安心です。

飲み物やお菓子を持っていく

自分の車でドライブするときは、ペットボトルの飲物や軽くつまめるお菓子を念のため用意しておきましょう。万が一、渋滞などで買い物ができないなどの事態に陥ったとき、気配り上手と感じてもらえるかもしれません。また「事前準備をするほど自分とのデートを楽しみにしてくれていたのかな？」と相手に良い印象を持ってもらえることもあります。

車内の環境を過ごしやすく整えておく

自分の車でドライブする場合はきちんと掃除をして、車内にティッシュ・ウエットティッシュ・ゴミ袋を用意しておきましょう。この3点はドライブデートの必需品なので、乗せてもらう側でも準備しておくと安心です。また、ブランケットやフェイスタオルなどあれば、車内が寒いときやドリンクをこぼしてしまったときなどにも焦らず対応できるので、車内の手に取りやすい位置に揃えておきましょう。

初デートは誰でも緊張しますが、特に、密室にふたりきりになるドライブデートでは緊張が増すのは当然といえます。少しでもお互いがリラックスしてデートできるように、相手の目線に立って配慮するように心がけましょう。事前に確認や準備をしておけば、自分も気を張らずにドライブデートを楽しめます。ふたりきりの空間だからこそのメリットを生かして、相手との距離を縮めましょう。

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取材・文／みつり

【監修】
菊乃さん
恋愛・婚活コンサルタント。マンツーマン相談の他、大手結婚相談所や行政機関で婚活セミナー講師を行う。 29歳まで手抜きを個性と取り違えたダメ女だったが、低レベルからの女磨き・婚活をつづったブログが「分かりやすい」と話題を呼び、2011年から恋愛・婚活コンサルタントとして活動。相談者の約4割は一度も交際経験がない女性。
著書に『あなたの「そこ」がもったいない。』（すばる舎）、『なぜか愛される女がしている73の習慣』（双葉社）など。
公式サイト https://www.bestpartner-prj.jp/
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恋愛・婚活コンサルタント菊乃Blog http://ameblo.jp/koakuma-mt/