- 自分の嫉妬心を受け入れる
- 人に話す
- 嫉妬の原因を分析する
- 嫉妬心を原動力にし魅力アップに努める
- 火種となる情報をシャットアウトする
- 他に夢中になれることを見つける
- 事実のみを客観的に判断する
ひそかに思いを寄せていた人が、自分とは違う異性と親しくしていた……そんな状況を目や耳にしたときに、つい湧き上がってしまうジェラシー。嫉妬にとらわれている状況は苦しいし、つい好ましくない態度をとってしまう自分にも嫌気がさしてしまいますよね。ここでは「片思い中の人に嫉妬してしまう」心理や、嫉妬心をコントロールするための対処法について、心理カウンセラーの竹内えつこさんと一緒に考えていきます。
なぜ片思いの人に嫉妬してしまうのか
「嫉妬心」のベースには「自分より恵まれていてうらやましい」という感情があります。例えば「自分が好意を寄せた相手が他の人に取られてしまう」と感じたときなど、恋愛に限らず、友人関係でも起き得ます。
ここではいったん「片思いの相手」に嫉妬してしまう状況に焦点を当ててみましょう。
片思いは「いつかは付き合いたい、恋人になりたい」と思っている状態ですが、それが長く続くと相手への思いが強くなっていきます。それに従い相手への独占欲も強くなり、相手が自分以外の人に興味を持っているように見えると「奪われる」と感じてしまうのです。
重ねてそこへ「自分を否定された」「自尊心が損なわれた」という心理も加わります。
相手に対する思いや存在を否定されたような気持ち、さらにアプローチ中であれば、その努力までもが否定されたように感じてしまうのです。
片思いの人に嫉妬した際の対処法
「嫉妬に駆られている状態」というのは、決して居心地の良いものではありません。ここでは片思いの相手に嫉妬を覚えてしまったとき、どう対処すべきかについて考えていきます。
自分の嫉妬心を受け入れる
「嫉妬をしている状態」は辛いものですが、その感情から目を背けず、まずはいったん受け入れるようにしましょう。嫉妬は誰でも感じ得る感情で、決して恥ずべきものではありません。
嫉妬は客観視することによって、辛さを扱いやすくすることができます。まずは「自分が何を辛いと感じているのか」を書き出したりしながら、自分の心と冷静に対話することで、次第に気持ちが落ち着いてくるでしょう。
人に話す
嫉妬心を一人で抱えている状況が辛いときは、友達に話してみましょう。話し相手は「話を聞いてアドバイスしてくれる人」ではなく、「静かにただ話を聞いてくれる人」の方が適しています。気持ちを言語化することで、状況を客観的に見ることができるようになるでしょう。もし話せる友達がいないときは、心理カウンセリングなどを利用するのも一つの手です。
嫉妬の原因を分析する
さらに嫉妬の原因を掘り下げ、分析してみましょう。「他の女性と自分とを比べていた」「自分に自信を失っていた」など、原因が分かれば対処策を講じやすくなります。
もしかしたら「過去の恋愛のトラウマ」など、思いもよらない原因が見つかるかもしれません。
嫉妬心を原動力にし魅力アップに努める
嫉妬心を感じるということは、それだけ相手のことが好きだということ。その気持ちを大切にしながら、嫉妬心をガソリンに、自分のチャームポイントを輝かせる努力してみましょう。
例えば自分磨きに精を出したり、周りと自分を比べないように自己肯定感を上げたり。今の自分をより良く成長させるために、できることはまだまだあるはずです。
片思いの人に嫉妬しない方法は?
そもそも片思いの相手に嫉妬をしないためには、どんなことをすればいいのでしょうか。ここでは嫉妬してしまう状況を回避するための手段について考えていきます。
火種となる情報をシャットアウトする
片思い中は、つい相手の情報を得ようとSNSなどをチェックしまいがちです。しかしそこで得た情報に嫉妬を覚えてしまう、というのはよくあること。そんなときは自分の感情を優先し、いったんSNSから距離を取ってみましょう。
他に夢中になれることを見つける
片思いの相手だけに意識が集中していると、ついネガティブな情報を見つけてしまったりして、嫉妬を覚えやすくなります。できれば恋愛以外に夢中になれることを見つけてみましょう。
楽しいことに取り組んで、ワクワクしている人は魅力的に見えるもの。これを絶好の機会ととらえ、「やりたかったけれど手を付けていなかったこと」に挑戦したり、友人からの誘いにフットワーク軽く応じたりしてみましょう。
事実のみを客観的に判断する
人間の心理には「悲観的状況に対するリスクヘッジ」から、ネガティブに妄想を膨らませてしまう傾向があります。「やはりだめだった」という決定的瞬間に備え、無意識に「この恋がうまくいかないかもしれない」という証拠を探し、断片情報を結び付け、最悪の状態を受け入れる準備をしてしまうのです。
まずは情報一つ一つを客観的に検討し、そこから必要以上に妄想を膨らませないようにしましょう。自分で思うほど悲観的な状況ではないことに気づくかもしれませんよ。
嫉妬している自分を受け入れよう
たとえ片思いであっても、相手に嫉妬することはあり得ます。まずは「嫉妬している自分」を否定せずに受け入れるようにしましょう。また嫉妬心は自分を分析するチャンスでもあります。この機会をポジティブに捉えて、自己成長につなげていきましょう。
もし今は恋から遠ざかっていて、嫉妬心を抱くくらいの恋がしたい、という人は、恋活を始めるのもおすすめです。さらに結婚を視野に入れてのお相手探しを考えているのであれば、結婚相談所のサポートを受けてみるのはいかがでしょうか。ゼクシィ縁結びエージェントでは、無料カウンセリングを実施中。興味が湧いたら一度足を運んでみることをおすすめします。
取材・文/吉田美奈子
【監修】
竹内えつこさん
心理カウンセラー。大学時代に心理学を学び、卒業後はバーテンダー、アロマセラピスト、アロマ講師、カウンセラーという、異色の職歴を持つ。得意なジャンルは夫婦問題・パートナーシップ。現実的かつ理論的なアドバイスに定評があり、悩みを抱えている多くの女性たちから支持を得ている。
公式ブログ:https://counseling-sou.com/blog/
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