目次
マッチングアプリに写真を載せるリスク
  • 個人情報を調べられる
  • 写真が悪用される
  • 知り合いにバレる
身元がバレてしまうリスクを回避するためにできること
  • SNSで使っている写真は使わない
  • 背景に気を付ける
  • 顔以外の雰囲気が伝わる写真を使用する
マッチングアプリに写真を載せないとどうなる?
  • マッチングの確率が下がる
  • 相手に警戒される
  • 容姿に対し過剰な期待を持たせる
アプリにプロフィール写真を掲載せずにマッチングするコツ
  • プロフィールを魅力的に書く
  • プロフィールに写真がない理由を書く
  • 写真不要のアプリを選ぶ
万が一の怖いリスクには十分な備えを持って

出会いの機会を格段に広げてくれる「マッチングアプリ」。いまや男女のなれそめの一つとして認知されるまでになりました。とはいえ「見ず知らずの人に情報を開示する」という点を、リスキーと考える人もいるのではないでしょうか。ここでは「顔写真を掲載する・しない」という点にフォーカスして、どんなリスクやデメリットがあるか、またその対策にはどんな方法があるかについて考えていきます。

マッチングアプリに写真を載せるリスク

マッチングアプリに写真を載せるリスク

マッチングアプリに写真を載せると、どんなリスクがあるのでしょうか。ここではリスクとなり得る可能性について考えていきます。

個人情報を調べられる

プロフィール写真の背景から住所や勤務先を特定される可能性があります。たとえ室内での撮影であっても、窓越しの風景などから、住居の建物が特定されてしまうことも。

また、他のSNSで使用している写真を使いまわししていると、画像検索でSNSのアカウントが特定されてしまうリスクが高まります。

写真が悪用される

あなたのプロフィール写真を使って他のマッチングサイトや出会い系サイトに登録する人がいるかもしれません。

「自分を良く見せたい」という詐称目的の利用もあれば、過去やりとりをした人から「つれない対応をされた」ことへの“復讐(ふくしゅう)”として利用される可能性も。さらに詐欺などの犯罪に、赤の他人の写真が使われるケースもあり得ます。

知り合いにバレる

周囲に内緒で婚活をしている場合、知人にあなたが誰かを特定されてしまう”身バレ”もリスクの一つ。

「周囲に内緒で婚活できる」点をマッチングアプリのメリットとして考えていた場合、避けたい状況と言えます。

身元がバレてしまうリスクを回避するためにできること

身元がバレてしまうリスクを回避するためにできること

プロフィール写真で最も気を付けたいのは「個人情報が意図せず漏れてしまう」こと。では、”身バレ”を防ぐために、どのような点に気を付ければいいのでしょうか。

SNSで使っている写真は使わない

SNSで載せた写真をマッチングアプリに登録するのは避けましょう。

お気に入りの“勝負写真”は、さまざまな場に兼用しがちですが、画像検索機能でSNSのアカウントを特定される恐れがあります。また検索でたどられてしまう点で、写真だけでなくアカウント名の使いまわしも危険です。

SNSに熱心な人ほどリスクがアップしますから、個人情報につながるものはすべて新規で設定するようにしましょう。

背景に気を付ける

自分の写真写りの方へ目が行きがちですが、住んでいる場所や勤め先などがわからないように、写真の背景には十分気を付けましょう。

うっかり背後に特徴のある建物や看板、マイカーのナンバープレートなどが映り込んでいないか念入りにチェックを。できれば職場・自宅とひもづかない、特定されても困らないような場所で撮影することをおすすめします。

顔以外の雰囲気が伝わる写真を使用する

「写真を載せるか・載せないか」の二択ではなく、はっきりと顔を載せない代わりに、雰囲気を伝える写真を使用する手もあります。
例えばプロフィールには横顔や後ろ姿、遠目の全身写真などを使用しつつ、趣味などを紹介するサブ写真に力を入れるのもいいでしょう。ほどほどであれば、ぼかしなどの加工を使うのもおすすめです。
ただし、念入りすぎる加工は実際に会ったときとのギャップが大きくなり、その後の進展につながりにくくなるデメリットもありますので気を付けましょう。

マッチングアプリに写真を載せないとどうなる?

マッチングアプリに写真を載せないとどうなる?

では、マッチングアプリにプロフィール写真を載せない場合、どのようなリスクが考えられるでしょうか。

マッチングの確率が下がる

「相手の容姿を見ないとどんな人かわからない」という人もいます。

写真を載せていない場合、そもそもマッチングの検討対象として見てすらもらえない可能性も。掲載したときと比べ、マッチングに時間がかかる点を覚悟する必要がありそうです。

相手に警戒される

人によっては、写真を「出さない」のではなく「出せない」のでは、と勘繰る場合もあります。「冷やかしなのでは」「隠したいことがありそう」など、写真を載せない理由をマイナス方向に想像させてしまう可能性がある点を理解しておきましょう。

容姿に対し過剰な期待を持たせる

逆に写真がないことがミステリアスに映り、相手の期待を必要以上に高めてしまう場合もあります。

特にメッセージのやりとりがうまくいけばいくほど、相手は都合よく期待を膨らませてしまいがち。この場合、容姿に対するハードルを必要以上に上げてしまうことになり、最終的にうまくいかない理由となる可能性がある点に注意しましょう。

アプリにプロフィール写真を掲載せずにマッチングするコツ

アプリにプロフィール写真を掲載せずにマッチングするコツ

「それでもプロフィール写真を載せたくない」という場合、マッチングに向けどんな点に気を付ければいいのでしょうか。

プロフィールを魅力的に書く

写真と同じぐらい重視されるのがプロフィール文です。

例えば「恋活に本気である」など、真剣さをアピールすることで、ある程度写真がないマイナス点をカバーすることができます。好きなファッションブランドや似ているといわれる芸能人、家族から褒められるチャームポイントなどに触れておけば、ある程度こちらの姿をイメージさせることができるでしょう。

併せてプロフィール写真ではなく、プラスアルファの要素を伝える「サブ写真」のスペースに、趣味や旅行先の写真、手作り料理やペット、自宅のおしゃれなインテリア、好きな食べ物など、見た人が共感できる材料を多めに入れておくとより効果的です。

プロフィールに写真がない理由を書く

プロフィール写真がない理由を邪推させないために、例えば「内面重視のお相手探しをしています」「趣味やライフスタイルの近い人を探しているため、サブ写真に力を入れています」など、自ら理由を書いておくのもおすすめです。

ポイントはポジティブさを感じさせるような書き方をすること。同様の理由で写真を出さずにいる人にとっては、好ましい共通点として映るはずです。

写真不要のアプリを選ぶ

マッチングアプリによっては「身バレ防止機能」として、最初からプロフィール写真を公開しなくてもよいものもあります。

プロフィールの公開範囲を「好意を持った相手だけ」に限定することができるので、不特定多数に個人情報をさらすリスクを低減できます。他にもさまざまなリスク対応策を講じているアプリがありますので、アプリの選定から吟味をするのも一つの手です。

万が一の怖いリスクには十分な備えを持って

万が一の怖いリスクには十分な備えを持って

プロフィール写真から個人情報が流出するリスクは、ちょっとした注意で下げることができます。手軽に多くの人と出会うことのできるマッチングアプリ。そのメリットに浴するためにも、万が一に備えておく意識も大切です。

マッチングアプリを婚活目的で利用する人も多いでしょう。もし気軽さの半面、自己責任が問われる事に心細さを感じるのであれば、アドバイザーが困りごとの相談に乗ってくれる、結婚相談所の利用を検討するのも一案です。

ゼクシィ縁結びエージェントでは、無料カウンセリングを実施中です。婚活に関する不明点や気になることがあれば、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。

取材・文/吉田美奈子

【監修】
荒木直美さん
婚活コーディネーター歴23年。「婚活界の瞬間接着剤」「歩くカップル製造機」の異名を持ち、婚活イベントではこれまで2000組以上のカップルを成立させてきた実績を持つ。その職人技はテレビや全国紙でも紹介され、オリジナルの婚“喝”語録も話題となっている。
公式HP:https://arakinaomi.net/

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