マッチングアプリで出会うのは怖い？不安に感じる理由と安全に利用するための心得

マッチングアプリでの出会いが増えてきている一方で、アプリでの出会いを怖いと思っている人も一定数います。マッチングアプリでの出会いはなぜ怖いと思われるのか、婚活コンサルタントの澤口珠子さんに伺いました。また、避けた方がよい人を見極めるポイントや、より安全に出会うためにするべきことなど、アプリを安全に利用するための心得もご紹介します。

「 婚活実態調査2022 」（リクルートブライダル総研）によると、恋活・婚活サイト、アプリを利用して結婚した人の割合は、2019年が32.0％、2020年が44.7％、2021年が40.2％となっています。

恋活・婚活サイトを利用した人も含むため、マッチングアプリで出会った人だけの割合ではありませんが、2020年、2021年は「恋活・婚活サイト、マッチングアプリ」を利用した人の中で、約４割が結婚に至ったということが分かります。

「知人に紹介を依頼」と「婚活パーティ・イベントに参加」をして結婚した人の割合は、2021年は約２割なので、「恋活・婚活サイト、マッチングアプリ」を利用して結婚した人の割合がいかに高いかということが見て取れます。

「恋活・婚活サイト、マッチングアプリ」を利用することで、結婚に繋がる可能性が高くなるということが見えてきます。

マッチングアプリを利用した人の意見の中には、「ずっとやりとりしていたのにいきなり音信不通になった」「勧誘目的の人に出会ってしまった」など、ネガティブなものも含まれます。それゆえに、自分も嫌な思いをするかもしれない、もしかすると危ない目に遭うかもしれないなどと心配に思う人もいるでしょう。

確かに始める前からネガティブな情報が入ってきてしまっては、怖いと思ってしまうのは当然のことです。しかし、マッチングアプリに関して危ないと言われていることは、あくまで一部で起きていることです。きちんと見極めれば安全に活動することができます。

恋愛対象の相手に求めるものと、結婚相手求めるものは異なるということが分かりました。それでは、幸せな結婚生活を送るためには、どんなことを重視すればよいのでしょうか。

プロフィールが不十分・矛盾がある

プロフィール文章がなかったり、あっても短かったりする場合は注意が必要です。プロフィールが埋まっていないのは、真剣な出会いを求めていない可能性があります。遊び目的のケースも考えられるので避けた方がよいです。

また、居住地は東京を選択しているのに、プロフィール文では「大阪に拠点を置いています」などと矛盾があるものも、遊び目的の可能性があるので見逃せないポイントです。

写真がない・古い・粗い・顔が分からない

プロフィール写真がない、古い、画質が粗い、顔が分からない人も、マッチングは避けた方がよいでしょう。写真がないのは交際への真剣さが感じられないですし、画像が古いのは何年も前の写真を使用している可能性があります。

しかし、写真に関しては、自分の顔に自信がなかったり、自分の顔を見せられない理由があったりする人もいます。プロフィール文に惹かれるところがあったり、プロフィール文に写真はマッチング後に送ると書いてあったりするようであれば、マッチングしてもよいかもしれません。その場合はなるべく早い段階で写真を送ってもらいましょう。

派手な写真を載せている

タワーマンションやおしゃれで高級そうなインテリア、高級車、高級時計、ブランドのバッグなど、煌びやかな生活がうかがえる写真は、お金を持っていることをアピールしています。純粋な出会いを求めているのではなく、お金目当ての人を引き寄せる遊び目的や、勧誘の可能性があります。

距離感が不自然である

最初のメールでいきなりタメ口だったり、〇〇君〇〇ちゃん呼びだったりと、なれなれしい態度を取ってくる人は注意が必要です。また、最寄り駅や１日のスケジュールなどの個人情報を聞いてきたり、過去の恋愛を根掘り葉掘り聞いてきたりと、距離感に違和感を覚える人は会っても相性が合わない可能性が高いです。メッセージのやりとりでストレスを感じたら、直接お会いする前に避けた方がよいかもしれません。

自己中心的・自分勝手である

会う日時や場所を決めるときに、自分の都合ばかりを優先してくる人は避けた方が無難です。自己中心的な側面がある可能性があり、会っても振り回されるだけでしょう。

また、会う場所がお相手の最寄り駅だったり、待ち合わせ時間が遅かったりするのは、こちらのことを考えていない証拠です。遊び目的の可能性もあるので避けた方がよいです。

マッチングアプリを安全に利用するためには、どんなことを心掛ければよいのでしょう。自分の身は自分で守るために、アプリを利用するにあたっての心得や注意事項を紹介します。

監視体制のしっかりしたサービスを利用する

「メッセージの24時間365日監視体制」「通報システムの完備」「強制退会処分がある」など、安全に利用できる厳重な管理体制が敷かれているサービスを利用しましょう。何かあったときに報告ができたり、変な人を事前に除外してくれたりする監視体制は、アプリを利用する上での安心材料になります。

違和感があればすぐにブロックする

自分の直感を信じることです。プロフィールややりとりの時点で違和感を覚える人は、おそらく自分とは合わない人ですし、関係を進めていってもその違和感は大きくなるはずです。大きなトラブルになる可能性もあるので、何か思うことがあればすぐにブロックしましょう。

個人情報は教えない

フルネームや最寄り駅、勤務先などの個人情報は教えないようにしましょう。悪用されることがあるかもしれないですし、もし関係がこじれたときに怖い思いをすることになるかもしれません。実際に会って信頼できると確信できるまでは、個人情報は教えてはいけません。

会う前に時間をかけてやりとりをする

少しでも不安なときはその不安が解消されるまで、メッセージのやりとりを続けましょう。まだ不安があるうちに会っても、初デートは楽しめないでしょうし、嫌な思いをする可能性もあります。自分の中で「会ってみたい」という気持ちが強くなるまでやりとりを重ねましょう。

最初はランチデートにする

会うことに不安を感じるなら、初回は休日の明るい時間帯から、他の客もいるお店でのランチデートにしてみてはいかがでしょうか。人がいる場所で待ち合わせをして、お店の行き帰りも人通りのある表通りを歩くなど、暗い時間帯にふたりきりにならないよう意識するとよいでしょう。

慣れている駅や街で会う

不慣れな駅や街ではなく、いつも乗り換えに使っている大きなターミナル駅など、自分が慣れているところで会うようにしましょう。もし何かあったときに、逃げたり帰れたりと、すぐに対処できるというメリットがあります。

マッチングアプリは怖いものではありませんが、さまざまな人が利用しているので、中には良くない目的で使っている人もいます。自分で気を付けたり、自主的に安全対策を取ったりする必要があります。良い出会いに繋げるためにも、今回ご紹介したことを心得ておきましょう。

もし、アプリでの出会いに不安を感じるなら、結婚相談所での婚活を考えてみてはいかがでしょう。結婚相談所では、入会時に各種証明書を提出する必要があり、身元がはっきりしているので安全です。ゼクシィ縁結びエージェントでは、婚活のプロであるマッチングコーディネーターのアドバイスを受けながら婚活を進められるプランもあるため、より安心して婚活ができます。主なサービス内容が知りたい方は、無料カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。

取材・文／坂田圭永

【監修】
澤口珠子さん
婚活コンサルタント。スフィアロココス株式会社 代表取締役社長。特定非営利活動法人日本教育福祉振興支援協会 少子化対策顧問。理想のパートナーを引き寄せる外見・マインドづくりのプロフェッショナル。これまで8年間で、1000人以上の女性を女子力アップレッスンでサポートし、8000人以上の女性を1対1で婚活コンサルサポート。「婚活」に特化したイメージコンサルタントとして、「マインド」「外見磨き」「コミュニケーション」の3軸で、理想のパートナーを引き寄せるノウハウを伝えている。主な著書に、『はじめての「ネット婚活」幸せになるための最短ルート』（幻冬舎）、『愛もお金も全て手に入る美しく自由な女になる方法』（総合法令出版）などがある。
公式サイト：https://sawaguchitamako.com/