目次
彼氏に結婚意思がないと彼女が思うのはなぜ?想定される彼の心理とは
  • 結婚に興味なさそうだから
  • 曖昧な態度を取られたから
  • はっきりと「結婚は考えられない」と言われたから
「結婚したくない彼氏」への理由別の対処法
  • 理由(1)経済的な不安
  • 理由(2)結婚をイメージできない
  • 理由(3)結婚にメリットを感じない
  • 理由(4)仕事を優先したい
彼氏の気持ちを確かめたい!結婚意思を確認するための切り出し方
  • 切り出す前準備
  • タイミングを見計らう
  • 会話の切り出し方
気持ちを伝える際に避けたい表現
  • 問いただすような表現
  • せかすような表現
  • 悲壮感を漂わせた表現
このまま関係を続けるべき?結婚してくれない彼氏とのこれからを考える
  • 彼が今すぐに結婚を考えられない場合
  • 結婚願望がない場合
  • どうしたいのか不明瞭な場合
ふたりで幸せになる結婚、きちんと話し合うことを大切に

「結婚したくない彼氏」を持つ、彼女の悩みは尽きないものです。今の彼とずっと一緒にいたいけれど、結婚の話をするのが怖い、彼の結婚の意思が分からない……など、自分との結婚を彼がどのように考えているの分からずモヤモヤした日々を送っている人もいるでしょう。結婚について彼の真意を確認するための切り出し方や、結婚したくない理由別の対処法などを、婚活コンサルタントの澤口珠子さんに伺いました。

彼氏に結婚意思がないと彼女が思うのはなぜ?想定される彼の心理とは

彼氏に結婚意思がないと彼女が思うのはなぜ?想定される彼の心理とは

初めに、女性側の目線から彼に結婚の意思がないように見える状況と、その裏側にある彼の心理状態を見ていきましょう。

結婚に興味なさそうだから

きょうだいや友人の結婚など、結婚に関する話題に明らかに興味のない態度を取られたり、1年以上交際していても結婚の話が出なかったりすると、彼に結婚の意思がないのではと彼女は不安になります。
<彼の心理>
仕事、転職、資格などのキャリアプランや趣味など、今は彼女との結婚よりも優先したいものがあると考えられます。

曖昧な態度を取られたから

ふたりで結婚の話題になった際、「そのうちしたいね」のように、言葉を濁した曖昧な態度を取られると彼女は、自分は本命ではないのかと心配になります。
<彼の心理>
結婚自体をプレッシャーに感じているので、それ以上の圧をかけないでほしい、またはいずれ結婚したいとは思っているけれど、その相手が彼女かどうかまだ確信が持てない状況だと思われます。

はっきりと「結婚は考えられない」と言われたから

彼氏からはっきりと「自分はまだ結婚したくない」「考えていない」と言われてしまっては、彼女は「私は彼と一緒にいたいけど、彼はそうじゃないのかな?」と悲しく感じます。
<彼の心理>
考えられるのは、そもそも結婚願望がない、結婚にメリットを感じていない、結婚する必要性を感じていない場合です。もしくは結婚願望があったとしても、しばらくは現実的には考えられない状況にいるのかもしれません。

「結婚したくない彼氏」への理由別の対処法

「結婚したくない彼氏」への理由別の対処法

彼氏が結婚に気持ちが向いていない理由別に、自分ができる行動と彼の意思確認の仕方など、対処法について紹介します。

理由(1)経済的な不安

お金がなくて結婚に踏み出せないと考えている可能性が高いため、結婚後も共働きする気があることをアピールしましょう。お金がいくらあればひとまず安心できそうなのかを具体的に計算し、ふたりでいくら貯めるかの期間と目標を決めて貯蓄を始めることが大切です。

理由(2)結婚をイメージできない

結婚のイメージができず、何か不安を感じているようなら、その問題点を明確にし、改善に向けてふたりで話し合います。仕事とプライベートのオンオフの切り替えを意識して生活を安定させ、期限を決めてお試し同棲を始めることで、共同生活で起きるライフスタイルの変化を確認しましょう。

理由(3)結婚にメリットを感じない

結婚は周りから社会的信用を得られるメリットがあることをしっかり説明しましょう。ローンの審査が通りやすくなり居住地の選択肢が広がる、納税の控除を受けられることも考えられます。ふたりで働いて家計を支え合えると、経済的・精神的にも安定し、安心感が生まれます。

理由(4)仕事を優先したい

彼のキャリアプランや将来設計を確認し、安定する時期や忙しくなる時期を見極めるのが大切です。無理にせかさず、彼の仕事の状況をうかがいながらふたりでタイミングを探りましょう。彼が忙しいときは、支えになれるよう生活を安定させ、自分の転職等の予定があれば、早めの動き出しが必要になってきます。

彼氏の気持ちを確かめたい!結婚意思を確認するための切り出し方

彼氏の気持ちを確かめたい!結婚意思を確認するための切り出し方

彼氏の意思を直接確認したいときは、なるべく自然な流れで話しかけることが大切です。切り出す前準備、タイミング、切り出し方について紹介します。

切り出す前準備

(1)自分の気持ちを整理しておく
まず、彼を感情的に責めたりしないよう、自分の気持ちを整理しておくのが大切です。

●「結婚が」したいのか、「彼と結婚」したいのか
●すぐにでもなのか、いつ頃までになのか
●ずっと一緒にいるために結婚という形式が自分に必要なのか

そのほか、言葉で伝えられるように気持ちを明確にし、結婚後の生活を具体的に考えます。

(2)日頃から種まきをしておく
普段からさりげなく結婚の意思を示しておきましょう。結婚後の生活をイメージしやすい行動として、貯蓄をしたり家計簿をつけたり、仕事と家事の両立を意識するなどの種まきが大切です。

タイミングを見計らう

(1)切り出しやすいタイミング
記念日などの節目のタイミングや、思い出の地をふたりで訪れたときなどがおすすめです。話し合いがしやすいのは、お互い落ち着いた状態でゆっくり話せる空間です。食事デートなら夕食のデザートを食べ終わったタイミング、家なら寝る前のまったりした時間など、彼がリラックスして和やかに話が進められそうなタイミングを見計らって切り出しましょう。

(2)避けるべきタイミング
彼が仕事などで忙しそうなときや、トラブルや心配事を抱えているとき、将来について考える余裕がないとき、不機嫌なときは避けましょう。また出発前や移動中など、落ち着いてゆっくり話せないタイミングも避けた方が無難です。

会話の切り出し方

(1)交際の記念日に絡めて聞く
「そろそろ付き合って○年になるね。これからもずっと一緒に過ごしていきたいな。あなたはどう?」と聞けば、彼はきっと「僕もそう思っているよ」と返してくれるはず。その後は「嬉しい!それって結婚も考えているってこと?」や、「私はあなたと結婚したいと思っているよ」と明るく切り出しましょう。遠回しではなくシンプルに、誠意を持って自分の気持ちを伝えることが大切です。

(2)将来像について会話する
おうちデートで映画やドラマを見ているときに、「将来、こんな家に住みたいよね」、「老後はこんな暮らしに憧れるよね。〇歳になった私たちって何しているかな?」など、未来をイメージさせる内容をさりげなく盛り込んでみましょう。数十年先もふたりで一緒にいたいかを共有できるのが理想です。

気持ちを伝える際に避けたい表現

気持ちを伝える際に避けたい表現

置かれた立場が違うため、彼の視点から考えたときに言われたくないセリフや嫌な気持ちになる言い方はきっとたくさんあります。誤解や擦れ違いが生じないよう、気持ちを伝える際に避けておきたい表現について解説します。

問いただすような表現

<避けたい言い方>
「私と結婚する気あるの?」
「将来のこと、きちんと考えているの?」

軽く聞いたつもりでも、言われた方は責任が重くのしかかり、プレッシャーに感じる場合があるため避けましょう。

せかすような表現

<避けたい言い方>
「そろそろ私たち適齢期だよ。結婚はいつするの?」
「○歳までに出産したいな」
「○歳までに結婚しないなら別れるからね」

相手の気持ちを考慮せず自分の思いで突っ走ったり、具体的すぎるプランの提示や周囲と比較したりするのも彼にプレッシャーを与えてしまいます。

悲壮感を漂わせた表現

<避けたい言い方>
「もう同期で結婚していないのは私だけ」
「独身のまま、もう○歳になってしまった」

結婚していないことで彼女が惨めであるような言い方は、彼には重たく聞こえてしまうでしょう。逃げ場なく感じ、結婚したいと思えなくなってしまう可能性もあります。

このまま関係を続けるべき?結婚してくれない彼氏とのこれからを考える

このまま関係を続けるべき?結婚してくれない彼氏とのこれからを考える

ここでは、交際しているカップルの今後の選択肢を想定してみます。それぞれの選択肢が、どんな状況にいるカップルに向いているのか、事例別に見ていきましょう。

彼が今すぐに結婚を考えられない場合

<理由>
・経済的に不安がある
・キャリアを優先したい

交際を続けながらタイミングを図ることが大切です。交際していく中で、その理由を一緒に解決していくようにしましょう。出産を希望している場合は、自分の中で彼との交際期限を設けておくことも想定しておきましょう。

結婚願望がない場合

<理由>
・結婚制度に縛られたくない
・今の暮らしに満足していて変化を望んでいない

結婚願望がない彼だけど、この先もふたりで一緒にいたい。その場合には婚姻届の提出という形式にこだわらず、事実婚を検討する、社会制度を調べるなど、パートナーとして生きていくための準備をしましょう。後になって責任を問い詰めないように、ふたりで一緒に考えて後悔のない決断をしましょう。

どうしたいのか不明瞭な場合

<理由>
・結婚願望はあるけれどまだ結婚したくない
・個人的な事情で家庭を持つことに不安がある

結婚願望があっても踏み切ってくれないのは、彼女と結婚してもいいと確信が持てないからと考えられます。責任感を彼に求めて彼女が不安を抱き続けていると、関係が悪化する可能性もあります。彼女にとって大切な結婚制度でも、彼には他に優先したいものがあるかもしれません。お互いに譲れないものがある場合、良い関係のうちに別れることも視野に入れておくことが大切です。

ふたりで幸せになる結婚、きちんと話し合うことを大切に

ふたりで幸せになる結婚、きちんと話し合うことを大切に

結婚生活は彼に幸せにしてもらうのではなく、お互いがお互いを幸せにし、ふたりで築き上げていくものです。受け身な姿勢ではなく、「私と結婚したらあなたはきっと幸せになる」と言えるほど、主体的にアプローチすることも必要です。結婚に踏み出せない理由を一緒に解決して、たくさん話し合い、次の関係へとステップアップしましょう。

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取材・文/ペパーミント

【監修】
澤口珠子さん
婚活コンサルタント。スフィアロココス株式会社 代表取締役社長。特定非営利活動法人日本教育福祉振興支援協会 少子化対策顧問。理想のパートナーを引き寄せる外見・マインドづくりのプロフェッショナル。これまで8年間で、1000人以上の女性を女子力アップレッスンでサポートし、8000人以上の女性を1対1で婚活コンサルサポート。「婚活」に特化したイメージコンサルタントとして、「マインド」「外見磨き」「コミュニケーション」の3軸で、理想のパートナーを引き寄せるノウハウを伝えている。主な著書に、『はじめての「ネット婚活」幸せになるための最短ルート』(幻冬舎)、『愛もお金も全て手に入る美しく自由な女になる方法』(総合法令出版)などがある。
公式サイト:https://sawaguchitamako.com/

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