- 堅苦しい雰囲気→カジュアル化・多様化した
- 断りづらかった→気を使う必要がなくなった
- 相手の数が限られた→多くの人から選べる
- 紹介
- お見合い
- 仮交際
- 真剣交際
- 成婚・結婚
- 仲人型
- データマッチング型
- ハイブリッド型
今と昔のお見合いの違いを解説!結婚相談所を利用した現代のお見合いから成婚までの流れから、お見合い結婚と恋愛結婚との違いなど、ブライダルコンサルタントで恋愛の心理に詳しい江頭美鈴さんに伺いました。これから婚活を始めようと思っている人はぜひ参考にしてください。
昔と今のお見合い、何が違う?それぞれの特徴は?
昔のお見合いと今のお見合いは、それぞれどのように違うのでしょうか。それぞれの特徴を比較してみましょう。
堅苦しい雰囲気→カジュアル化・多様化した
〈昔のお見合い〉
親や親族、会社の上司やご近所の方など、身近な人が縁談を持ってくるケースが一般的でした。その際には、釣書と呼ばれる経歴書や、写真館などで撮った写真が添えられていました。お見合い場所は、やや敷居の高い雰囲気の料理屋などで行われ、緊張の中で会食の場を設けていました。
〈今のお見合い〉
現代ではお見合いのスタイルも多様化し、結婚相談所などプロを通じて行うものが主流になってきました。お見合い場所も限定されず、ホテルのカフェ、落ち着いた雰囲気のお店、ふたりが話しやすい場所など、幅広くカジュアルに変化。まずはオンラインでお見合いをするというケースも珍しくありません。現代ならではのスタイルでしょう。
断りづらかった→気を使う必要がなくなった
〈昔のお見合い〉
周りの人が仲立ちをすることが多かったので、あまり気が進まない場合でも、その方の顔を立ててお見合いをしたり、お見合いをした後も、断りにくい状況があったようです。お見合い相手を断った場合、厚意で紹介してくださった方との関係性も気になったでしょう。
〈今のお見合い〉
お見合いの主流である結婚相談所では、コーディネーターからその旨を伝えてもらえます。お断りにあたっての心理的な負担が少なく、その後の関係性を気にすることもありません。
相手の数が限られた→多くの人から選べる
〈昔のお見合い〉
周りの人がお見合い相手を探してくれる場合には、人脈やツテを頼ることになるため、あまり多くの人の中から選べる状況ではありませんでした。
〈今のお見合い〉
現代はインターネットの普及などもあり、お見合いの主流の場でもある結婚相談所では、条件に合った相手を探すことも簡単になりました。遠いところに住んでいる人でもお相手が見つけやすくなり、広い範囲で多くのチャンスがつくれるようになりました。
\お見合い文化の変遷について知りたい人はこちらの記事もチェック!/
お見合い文化の始まりや語源は?効率よく結婚したいならお見合いがおすすめ!
結婚相談所を利用した現代のお見合いの流れ
結婚相談所を利用した現代のお見合いの流れはどのようになっているのか紹介します。
紹介
結婚相談所への入会手続きが完了したら、自分に合いそうなお相手を探します。
コーディネーターからプロの視点でお相手を紹介してもらいつつ、登録されている会員データから自分で検索できることもあります。
写真付きプロフィールなどを参考にし、気になるお相手が見つかったら、お見合いの申し込みができます。
お見合いの申し込みをして了承を得られたり、またはお相手からの申し込みを受けたりして、お互いが会いたいと思ったら、お見合いに進みます。
お見合い
最初に会う場所と時間を決め、お相手と待ち合わせをして、お見合いをします。
当日はカフェなどで会って1時間ほど会話をするのが一般的ですが、結婚相談所によってはオンラインでお見合いができるところもあります。
お相手との会話を通じてどのような人なのかを知り、交際に進むかどうかを決めます。
仮交際
互いがまた会いたいと思ったら、コーディネーターにその旨を伝え、仮交際へと進みます。
この段階では、複数の人との交際ができるので、お相手の印象がよければ気軽に仮交際に進むのがおすすめです。迷ったときはコーディネーターに相談しましょう。
真剣交際
仮交際を経て、お互い特別な存在と感じるようになったら、お相手を1人に絞り、結婚を意識した真剣交際へと進みます。交際中の悩みなどについてもコーディネーターに相談できます。
成婚・結婚
結婚の意思がお互いに固まったら、結婚相談所を成婚退会し、実際の結婚に向けて準備を始めます。
結婚相談所の種類とマッチングの仕方
結婚相談所の種類は大きく分けて次の3つ。それぞれのマッチングの仕方は、次のようなパターンとなります。
仲人型
コーディネーターやアドバイザー、コンシェルジュと呼ばれる仲人が付き、お見合いを熟知したプロのサポートを受けながら婚活できるのが大きな特徴です。
プロフィールの作成からお相手選び、婚活のペースなどのサポートを受けながら活動をしていきたい人におすすめです。
データマッチング型
自分が主体となり、オンライン上で進行できるのが大きな特徴です。
お相手に対する希望条件をシステム上に入力し、登録したプロフィールなどを基に自動でマッチングしたり、会員の中から自分でお相手を探したりすることができます。
時間を気にせず進められるのも特徴。自主的に動ける人や、結婚相手への条件が明確にある人に向いているでしょう。
ハイブリッド型
上記の仲人型とデータマッチング型を組み合わせたタイプです。
コーディネーターからの紹介と、自分が主体となって会員の中からお相手を探すデータ検索、これらの両方からお相手を探すことができます。
より効率よく婚活をしたい人におすすめです。
現代のお見合い結婚は恋愛結婚と大きな違いはない
結婚を前提としてお相手と出会うのがお見合い結婚の特徴ですが、出会いの先は、恋愛結婚と大きな違いがありません。
現代のお見合いは、最初からふたりだけで会うのが一般的で、デートを重ねて距離を縮めていく点は恋愛結婚と変わりありません。
\お見合い結婚と恋愛結婚の違いについて知りたい人はこちらの記事もチェック!/
お見合い結婚で幸せになれる?恋愛結婚との違いとお見合い結婚のおすすめポイント
もし恋愛結婚との違いや、婚活の流れについてもっと詳しく知りたい場合には、結婚相談所が実施している無料相談などで話を聞いてみるのも一案です。
ゼクシィ縁結びエージェントでは、入会を決めていなくても婚活にまつわる疑問を相談できる「無料カウンセリング」を実施中です。気になる点があれば、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
取材・文/前川ミチコ
【監修】
江頭美鈴さん
M.E.プロダクション 代表
一般社団法人 エグゼクティブ・イメージコンサルタント 代表理事
東映株式会社の専属女優を経て、アナウンサー・司会等の話す仕事へ転向。NPO法人日本サービスマナー協会認定マナー講師、一般社団法人全日本ブライダル協会ブライダルコンサルタント、全日本ブライダルMCアライアンス所属。ICBインターナショナル認定イメージコンサルタント、NPO法人日本交流分析士協会心理カウンセラーなど。「話し方」「ファッション」「マナー」「心理」の4つの専門スキルを統合した独自カリキュラム、メソッドを開発。現在は、婚活講師、マナー講師、話し方講師をはじめ、企業・団体の人材育成に携わる。
公式サイト:https://me-pro.biz/index.php
【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間:2023/5/17~2023/5/19
有効回答数:515人※男性333人、女性182人
(インターネットによる20~40代向け男女アンケート調査 調査機関:マクロミル)
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