男だって失恋はつらい。陥りやすい行為と失恋から立ち直るための3STEP

失恋は誰にとってもつらいものですが、男性が悲しみを引きずる理由にはどんなことがあるのでしょうか。失恋後に陥りやすい「やってはいけない行為」などと併せてご紹介します。失恋から立ち直るための方法も「失恋直後の過ごし方」「思い出の整理の仕方」「次の恋へ進むための準備の仕方」の3STEPに分けて、恋愛・婚活コンサルタントの菊乃さんに伝授していただきました。

男性は女性よりも失恋を引きずりやすいという一説があります。そのようにいわれている理由はなぜなのか？どういった別れ方だと引きずりやすいのか？など気になる疑問をひもときましょう。

男性は女性よりも感情を口に出す機会が少なく、友人に愚痴をこぼしたり、相談したりしない傾向があります。女性の場合は友人から励まされることで、気持ちを切り替えられるケースがよくありますが、男性だとあまりないでしょう。そのため失恋で傷ついた心が癒えず、なかなか次に進めなくなることがあります。

特に理由をはっきり言われずに振られた場合だと、自分の行動を反省したり改善点を探したりできません。他には、脈アリだと思っていた女性に交際を断られた場合も、気持ちの浮き沈みの激しさが失恋を長期間引きずる原因になることがあります。誰かに話すことが苦手な男性にとっては、消化できない感情がずっと心に残り続ける可能性が高いでしょう。

男性ならではの、失恋後にありがちな「やってはいけない行為」を、対策と併せてご紹介します。

何度も連絡をする

失恋した後に、連絡が来なくてもメールやLINEを何通も送ったり、SNSのダイレクトメッセージで執拗（しつよう）に連絡したりする人もいます。お相手から「距離を置こう」「関係性を断ち切ろう」と思われる原因になるので、過度な連絡は避けましょう。

予防のポイントは、相手の立場に立って考えることです。「振った相手や別れた相手からこんなに連絡が届いたら怖いかも……」など、された側の気持ちを想像しながら行動しましょう。

お相手の日常に踏み込む

お相手への未練が強いと、自宅に手紙を送る・職場に電話をするなどして、お相手の「日常生活の妨げ」をしてしまケースもあります。度が過ぎると他者を巻き 込むトラブルになり、場合によっては仕事や社会的地位を失う可能性もあります。

予防のポイントは、とにかく冷静になることです。自分の行動によって生じる最悪のケースを想像して、気持ちを落ち着けると良いです。お相手を好きだった気持ちを振り返り、キレイな思い出のまま終わりにすることを意識しましょう。

お相手の前で大声を出す

別れた後や振られた後に会う機会がある場合、お相手に対して感情的になり威圧的な態度をとってしまうことがあります。自分では、少し声が大きくなっただけ……と思っていても、お相手を萎縮させてしまう可能性が高いです。

予防のポイントは、その場の気持ちで動かないことです。予定外に会う機会があり動揺しても、その場は気持ちを抑える ように心がけましょう。どうしても気持ちの整理ができないようなら、二人きりにならない場所でお相手と会って、ゆっくり会話するのも一つの手です。周りの目を気にしながらなら、落ち着いて話し合いができるでしょう。お相手も人目がある場所なら、会う約束をしてくれやすいかもしれません。

男性が失恋から立ち直るためには、どうすれば良いでしょうか。まずは、失恋直後の過ごし方から見ていきましょう。

人に話すことで気持ちを整理する

失恋直後は悲しい気持ちから、誰かと話すのがおっくうになりがちですが、あえて人と会話をしましょう。友人や同僚などに話すことが、お相手への想いを手放すきっかけになるとことがあります。共感や励ましの言葉によって、前向きに考えられることもあるでしょう。一人でぐるぐる考えるより、アウトプットして発散することをおすすめします。

客観的アドバイスをもらう

失恋から立ち直るためには、周りの人からのアドバイスに頼るのも大事です。新しい出会いを探すにしても、同様に、失恋相手に対して何かアクションを起こすにしても、人からの意見を参考にして動くことをおすすめします。相談に乗ってもらうたびにきちんとお礼をすることで、友人からも「自分はこうして立ち直った」など、具体的な経験談を教えてもらえることもあるでしょう。

失恋の傷がある程度癒えたら、次は気持ちを「過去」にするための時間をつくりましょう。失恋のパターンごとにご紹介します。

恋人と別れた場合

恋人と別れた場合は、連絡先を必ずしも消す必要はありません。連絡手段を残しておいて、友達として付き合いを続けるという人もいます。特に共通の友人や知り合いがいる場合は、関係性を断ち切らずにいる方がお互いのためになることがあるでしょう。ペアアイテムなど思い出の品についても同様に、お相手との関係性によって判断すると良いです。見切りをつけるために自己判断で処分するか、気軽に相談できる状態なら、二人できちんと意見交換して決めましょう。

告白して断られた場合

付き合っていない女性に告白して振られた場合は、お相手の連絡先を消しましょう。個人情報になるので、写真も削除しておいた方が良いです。元々の知り合いの場合はケースバイケースですが、マッチングアプリで知り合ったなど、一期一会の出会いの場合は削除を徹底しておきましょう。

アプローチする前に失恋した場合

気になる女性が他の人と交際を始めた場合の失恋は、きっぱり諦めましょう。連絡先を好感している場合は、お相手の幸せを願うメッセージを送って、連絡先を消しておくことをおすすめします。お相手の交際相手とトラブルになる可能性もあるので、自分からは連絡しないようにした方が良いです。

心の整理をつけた後、次の恋に進むためにどういった行動をすべきかを最後にまとめます。

「失恋後」だとアピールしない

次の恋愛に向けて行動するとき、例えばマッチングアプリなどで「付き合っていた人と別れたので登録しました」などと、アピールしてしまいがちでしょう。失恋後であるということは女性に対するアプローチにならず、むしろ「過去にとらわれていそう」「前の恋人と比べられそう」などと、思われてしまう可能性があります。

前の恋愛経験をにおわせない

誰しも、過去の思い出はあって当然ですが、他の女性の前では見せないようにしましょう。離婚した場合に、結婚指輪などを残している人もいますが、次の恋人には見られない場所に保管しましょう。またデートスポットで撮影した写真を、マッチングアプリなどに使用するのも、好印象を持つ女性は少ないので避けましょう。

恋愛の過去を否定的に捉えない

元恋人や好きだった人のことを、否定的に話すのは厳禁です。否定の度合いにもよりますが、過去の恋愛の悪口を聞かされても良い印象を抱く人はいないでしょう離婚した場合は、マッチングアプリなどに「結婚歴があります。気になる方は離婚理由をお話ししますので遠慮なく聞いてくださいね」と書いておくなど、開示する姿勢を見せることをおすすめします。

とにかく人との関わりを増やすことが、男性が失恋から立ち直るために重要です。自分だけでぐるぐる考えていると、勢いで行動して後悔することにも繋がるので、第三者の意見に頼るように心がけましょう。気持ちが整理できたらアプローチされる側の目線で考えて、新しい恋への一歩を少しずつ進めていくと良いです。

ゼクシィ縁結びエージェントでは、マッチングコーディネーターが恋愛・婚活についてのアドバイスをしてくれます。プロに相談しながら出会いを探したいという人は、まずは無料カウンセリングで、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

取材・文／いろは

【監修】
菊乃さん
恋愛・婚活コンサルタント。マンツーマン相談の他、大手結婚相談所や行政機関で婚活セミナー講師を行う。 29歳まで手抜きを個性と取り違えたダメ女だったが、低レベルからの女磨き・婚活をつづったブログが「分かりやすい」と話題を呼び、2011年から恋愛・婚活コンサルタントとして活動。相談者の約4割は一度も交際経験がない女性。 著書に『あなたの「そこ」がもったいない。』（すばる舎）、『なぜか愛される女がしている73の習慣』（双葉社）など。
公式サイト https://www.bestpartner-prj.jp/
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恋愛・婚活コンサルタント菊乃Blog http://ameblo.jp/koakuma-mt/