「本当は好きなのに避けられている？」「嫌われているの？」と女性の態度について悩んでしまうときはありませんか？恋愛&婚活コンサルタントの松尾知枝さんに、好き避けをしてしまう女性についてお話を伺いました。好き避けの行為や特徴、心理を詳しく解説し、「好き避け」と「嫌い避け」の見極め方も紹介します。また、好き避けをする女性との付き合い方やアプローチ方法などを紹介します。また、女性が好き避けしてしまった後、男性に対してどんなふうに接したら良いかをアドバイスしますので、参考にしてください。

好き避けとは

「好き避け」とは本当は好きなのに素っ気ないふりをしたり、相手のことを嫌っているような冷たい態度をとってしまったりすること。「あまのじゃく」的性格ともいえますが、大好きな人に対して気持ちとは裏腹な態度をとってしまう女性が少なくありません。

好き避けをする女性の行動・特徴

好き避けをする女性の行動パターンや特徴についてまとめてみました。

目をそらしてしまう

好き避けをする女性は、相手の男性と目が合った途端、視線をそらしてしまうことが多いようです。自分が相手を気にしていることを知られるのが恥ずかしくなり、慌ててそのような行為をとってしまうのです。

離れた場所に座ることも

好き避けをする女性が複数人と食事に行った場合、意識するあまりに好きな相手から一番遠い位置に座ってしまうこともあります。本当は隣に座りたいのに、思わず正反対の行動に出てしまうのです。

いじりや突っ込みを入れる

好意の裏返しとして相手をいじりたくなる傾向もあります。また、相手の不意を突くようなことを言ったり、ちょっと意地悪な質問をして困らせたりすることもあるかもしれません。

何かと連絡を取ろうとする

一見、避けているように見えるのに、何かしら口実や理由を見つけては話しかけたり、連絡を取ろうとしたりする一面もあります。矛盾した態度が好き避けをする女性の特徴といえるでしょう。

実は相手を観察している

好き避け女性は、相手に興味のないふりをしていますが、実は細かく観察していることが多いようです。例えば、相手のSNSの投稿などもしっかりチェックしていて、フォロアーのコメントなどもすべて見ている可能性もあるかもしれません。

陰で相手のことを話題にする

好きな相手がその場にいないときに限って、あれこれその人の話題を持ち出すことが多いようです。「彼と周りの人との関係性や彼がどう見られているか知りたい」という興味の表れともいえるでしょう。

好き避けをしてしまう女性の心理とは

好き避けをしてしまう女性は、どういった気持ちからそのような態度をとるのでしょうか？考えられる心理を紹介します。

嫌われるよりも今のままでいたい

「相手に嫌われるリスクを取るよりも今の関係でいたい」という心理から好き避けをしてしまうケースも少なくありません。相手との関係が切れることを怖がるあまり、「曖昧な関係のままでいい」と思ってしまうようです。

好きな気持ちを知られたくない

「自分が相手を好きなことに気付かれたくない」と思っている女性が多く、無意識に自分の気持ちを隠そうとする行動や発言をしてしまうこともあります。

自分は冷静だと思い込んでいる

周りから見るとそうでもないのに、自分では「相手に対して冷静に振る舞えている」と思い込んでいる女性もいます。人から見た自分と、自分自身のセルフイメージにギャップがあることも少なくありません。

相手に近づけないと思っている

好きな相手と親しくなりたいのに、「安易に近づいてはいけない」「恐れ多くて近づけない」といった心理も働いています。「近づきたい」「近づけない」といったアンビバレントな感情もあるようです。

憧れの対象として理想化している

好きな男性を憧れの存在として、過度に理想化したり神聖視したりしている可能性もあるようです。また相手を深く尊敬し、手の届かない崇高な存在として見ている人もいるかもしれません。

本気で好きになるのが怖い

「彼を本気で好きになったら……」と思うだけで、不安になってしまう人もいます。女性としての自分に自信がない反面プライドも高いので、「好きになって傷つくのが怖い」という思いや夢中になるのが怖いという思いなどを隠し持っています。

本当の気持ちは伝えられない

相手に自分の気持ちを知ってほしいと思う反面、素直な気持ちを伝えてはいけないという思いもあるようです。自分の女性性への否定的な見方や過去のトラウマなどが影響しているかもしれません。

彼に近づく女性はライバル

好きな男性に近づく女性を即座にライバルと見なしてしまう傾向もあるようです。自分でも気付かないうちに、彼の周りにいる女性に対して冷たい発言や行動をとってしまうこともあるでしょう。

複雑な心理状態を楽しんでいる面も

好き避けをする女性は気持ちと行動が裏腹で、自分の中のもどかしい気持ちや相反する感情をどこかで楽しんでいる面もあります。子どもの頃からの慣れ親しんだ感情となっているかもしれません。

女性の好き避けを見極める方法のコツ

女性が「好き避け」をしているのかどうか見極めるにはどうしたらいいでしょうか？具体的なシーンを例に取って見分けるポイントを紹介します。

何かお願いしたときの対応

好き避けかどうか見分けるために、相手に何か簡単なお願い事をしてみましょう。例えば、「おすすめのランチのお店とかあったら教えて」と聞いてみるのもいいでしょう。その場では気が進まない反応でも、後できちんとお店の情報を教えてくれたら好き避けの可能性が高いでしょう。

会話の中での対応

複数人で話をしているときに、「私は……」とあえて周りの人と違うことを言う傾向があるのも好き避け女性の特徴です。特に好きな男性に対しては、少し意地悪な発言や突っ込みを入れたり、からかったりすることが多いでしょう。他の女性の話題になると、急に黙り込んだりするかもしれません。

デートに誘ったときの対応

食事や映画、ドライブなどデートに誘った場合、好き避け女性は「いいね」と言いながらも日時や場所までは詰めようとしないはずです。内心では相手から具体的な提案をしてもらうことを望んでいますが、あくまでも「自分はどっちでもいいの」とクールな態度を装うでしょう。

SNS などでの反応

好き避けをする女性は、好きな相手に対してLINEでメッセージを送る場合、かなり短く素っ気ないことが多いでしょう。「重たい女と思われて嫌われたくない」「好きなことを知られたくない」という気持ちからですが、レスポンス自体は比較的早めに返してくれることが多いようです。

好き避け女性へのベストな対処法

好きな相手が「好き避けかな？」と思ったら、次にどのような行動やアプローチをすればいいでしょうか？距離を縮めるためのベストな対処法を紹介します。

まずは第三者の意見を聞く

まず行動に移る前に、一つおすすめしたいことがあります。相手の女性が好き避けかどうかを他の人にも客観的に判断してもらうこと。自分一人の判断だと希望的な見方が働いて、冷静に見られないこともあるからです。親しい友人に聞いてみるのもいいですし、恋愛コンサルタントや心理カウンセラーなどのプロに相談するのもいいでしょう。

相手のペースに合わせる

LINEの返信ややりとりの頻度など、相手の女性のペースに合わせるのがベストです。あまり男性側が積極的になりすぎると、相手を混乱させて引かれる可能性もあります。相手との距離は「詰めすぎず、離れすぎず」を心がけましょう。

デート決めは男性側が行う

好き避け女性は意外に自信がない人が多く、「自分から相手を誘うことはできない」と思っています。なので男性がリードしてデートの日時やお店などを提案するようおすすめします。女性側に委ねてしまうと、いつまでも決まらない可能性もあるでしょう。あくまでも「男性に強く誘われてデートに行った」というスタンスを望んでいるので、その気持ちに合わせてあげましょう。

簡単な頼み事をしてみる

やりとりする口実が増えるように相手が得意なことを相談したり、「〇〇なお店知ってたら教えて」と簡単な頼み事をしてみるのもいいでしょう。最初は冷たい反応が返ってくるかもしれませんが、めげずにトライしてみましょう。

勘違い！？嫌い避けの言動

「好き避けだと思っていたら、実は嫌われていた」ということがないよう、「嫌い避け」についても学習することが大切です。次に「嫌い避け」の女性の言動を紹介します。

SNSのレスポンスが遅い

嫌い避けの場合、LINEの反応が遅く、あったとしても簡単なスタンプだけというケースもあるでしょう。また、既読スルーなどもあるかもしれません。

会話の中で相手に質問しない

嫌い避けの女性は、嫌いな相手とふたりきりで会話をすることを極端に避けようとするでしょう。また、たとえふたりで会話をする状況になったとしても、決して自分からは相手に質問はしないはずです。「あなたには全く興味がありません」という気持ちの無意識の表れともいえます。

ふたりきりの約束はしない

嫌い避けをしている場合、複数人で会うのはOKですが、一対一で相手と会うことは避けようとするはずです。当然、ふたりきりの食事やデートのお誘いは、あれこれ理由をつけて断るでしょう。

素っ気ない態度をとる

嫌い避けの女性に対して「何か手伝おうか？」と言っても、「大丈夫です」と断られることが多いはずです。こちらから歩み寄ろうとしても隙がなく、素っ気ない態度をとられてしまうでしょう。

女性が好き避けをしてしまった後の対処法

意中の相手に対して好き避けの行動をとってしまった場合、どのようなフォローを心がけると良いでしょうか？好き避け女性に対するアドバイスをまとめてみました。

素直な気持ちを出してみる

自分が好き避けの行動をとってしまった場合、独り言っぽく「あー緊張する」などと言って相手に自分が素直になりにくいことを伝えるといいでしょう。また、「私、あまのじゃくみたいなところあるんだよね」などと言って、気持ちをオープンにすることを心がけましょう。

笑顔を心がける

好き避けをする女性は、「常に相手に対してクールでいたい」と思うあまり、表情が硬くなりがちです。できるだけ笑顔になることを意識するだけで、相手との距離が縮まる可能性があるでしょう。

相手の目を見て感謝を伝える

相手の気遣いや親切な行為に対して、素直に感謝を伝えられない一面もあります。そんなときは、少し後でもいいので、相手の目を見て「ありがとう」と伝えることをおすすめします。

自分から提案してみる

好き避けをする女性は、恋愛に対して受け身になりやすいので、たまには自分から提案するといいでしょう。行ってみたいお店や場所を自分から提案してみることで、行動パターンが広がるはずです。

好き避けなのか、じっくり見極めよう！

相手が自分に好き避けしているのか、嫌われているのか？あるいは、今の自分の行動が好き避けなのか……いろいろと悩んでしまうこともあるでしょう。そんなときは落ち着いて、じっくり考えてみることをおすすめします。相手や自分の言動を振り返り、少し客観的な目で見極めることが大切です。

今、心惹かれている相手がいるのだとしたら、それ自体がとてもステキなことです。その出会いに感謝し、幸せな気持ちをじっくり味わってください。

気になる人がもし嫌い避けだったとしたら、新しい恋を始めてみるのもいいかもしれません。マッチングコーディネーターに相談しながら新たなパートナーを探すのもいいでしょう。ゼクシィ縁結びエージェントでは、恋愛に関する悩みを聞きながら出会いをサポートします。興味のある人は、無料カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか？

取材・文／Jun

【監修】
松尾知枝さん
恋愛＆婚活コンサルタント、（株）インプレシャス代表取締役。国際線CAを経て、“合コン総研アナリスト”としてテレビや雑誌に出演。自身の経験と心理学をベースにした自分ブランド構築スクール「Precious　美女塾」を開設。女性の生き方を豊かにする人材開発を行い、全国から受講者が集まるようになり、著書の累計発行部数は10万部以上。セミナー、パーティ開催を通じ、多くの女性に恋愛アドバイス、出会いサポートを行っている。主な著書：『最高の自分で最高の相手をつかまえる！』（青春出版社）『1日5分で夢が叶う日記の魔法』（KADOKAWA）他
【公式HP】　https://chie-matsuo.studio.site/
【公式Instagram】　https://www.instagram.com/chie_matsuo/