20～40代の男女412人にアンケートを実施し、付き合う前の初デートに望ましい時間を「初対面・顔見知り程度の相手」と「友人・同僚などすでに親しい相手」の場合に分けて「付き合う前の初デートの時間は、どれくらいの長さがいいのか？」を聞いたところ、次のような結果となりました。

【DATA】付き合う前の初デートの時間はどれくらいが望ましい？

※データ出典：マクロミルアンケート

「初対面・顔見知り程度の相手」の場合は「２時間」が最も多く38.6％、次いで「３時間」も26.9％。つまり６割以上の人が、２時間～３時間が望ましいと答えています。

※データ出典：マクロミルアンケート

一方、「友人・同僚などすでに親しい相手」の場合は、「３時間」が最も多く19.8％。そして「２時間」「４時間」「５時間」「６時間」がどれも15％前後と満遍なく分布していることから、相手との関係性によって個人差が大きいことがわかります。

初対面よりは、すでに親しい相手の方がリラックスして長い時間を過ごしやすいという傾向がはっきりと表れる結果となりましたが、いずれにしても初デートは「２時間」から「３時間」くらいの時間が望ましいと考えられます。

初デートにおすすめの時間帯

付き合う前の初デートは、どれくらいの時間帯に待ち合わせるのがいいのでしょうか。短めの昼デート・夜デートの場合、長めの平日デート・休日デートの場合それぞれに分け、江頭さんにおすすめの時間帯とデートプランを教えてもらいました。

短め昼デート：ランチなら12時ごろ、カフェなら13時～14時ごろ

付き合う前の初デートは、相手との距離感に合わせて場所を選びましょう。昼デートなら、午後12時ごろに待ち合わせてランチをする、または13時～14時ごろに待ち合わせてカフェでお茶をするのがおすすめです。

◎ランチの場合：午後12時ごろ
お店のオープン時間、または午後12時ごろに待ち合わせをしましょう。12時を過ぎると混んでくるので、あらかじめ予約をするか、早めに行って席を確保しておくとスマートです。

話が盛り上がり、もっとおしゃべりしたい雰囲気になれば、場所を変えてかえてカフェでゆっくりお茶をしましょう。さらに盛り上がったところで、次回のデートの約束ができるといいですね。

◎カフェの場合：13時～14時ごろ
ランチを一緒にするのは少々ハードルが高いと感じる場合、雰囲気の良いおしゃれなカフェでのデートから始めましょう。カフェでのデートなら、食事のマナーなどを気にせず、落ち着いて話ができます。お互いが甘いもの好きならスイーツを頼んでゆっくりするのも良いですね。

一緒にいたい気持ちが強くなれば、カフェを出てぶらぶら街歩きなどしながら会話を楽しんでみては。お互いに緊張していたら、次のランチの約束をし、名残惜しくても夕方までに解散することをおすすめします。余韻が残り、次回のデートが楽しみになります。

短め夜デート：ディナーなら18時半～19時ごろ

夜なら、仕事や用事が終わった後の時間帯で、18時半～19時ごろの待ち合わせがおすすめです。夕食の時間帯にかかることもあり、飲食をするデートがメインとなります。

食事の量やアルコールを飲むかどうかわからない場合は、「ダイニングバー」などのお店がとても使いやすいです。おなかのすき具合など話をしながらメニューを決めるのも楽しいでしょう。

そして、２時間くらいゆっくり夜デートを楽しんだら、時間は20時半～21時ごろになるので、初デートではそこで解散するのがおすすめ。前出のように、次回のデートが楽しみになるでしょう。

もう少し飲みたい雰囲気になれば、静かな「ショットバー」などに移動し、大人のデートを小一時間楽しむのも良いでしょう。または、手軽なコーヒーショップでクールダウンするのもおすすめ。ぐっとふたりの距離感が縮まる時間になります。

ただし、この場合も次回の楽しみにつなげるため、あまり遅くならないように余韻を残し、全体で２～３時間を意識して切り上げましょう。

長め平日デート：10時ごろから近場のデートスポットへ

平日の場合は、比較的すいている所が多いので、一歩先のデートが可能です。午前中の待ち合わせで、お互いに移動が負担にならない程度の近場のデートスポットに行くのがおすすめです。休日だと混みやすい場所でも平日ならゆっくりできます。

例えば10時に待ち合わせをして、水族館や遊園地、公園、おしゃれなショッピングモールなど、ふたりがワクワクする所を選びます。ランチもデートスポット先で一緒に食べましょう。

疲れたら、カフェでちょっとひと休み。次の日に響かないように夕食前に解散することをおすすめします。ただしもっと話がしたいという気持ちがお互いにあるのなら、一緒に夜ごはんを食べてからの解散でも良いでしょう。

長め休日デート：混む前の11時半ごろランチへ

平日デートと違い、どこも混みやすいので無理せず、まずは「昼デート」の時間帯でランチから始めると良いでしょう。「平日デート」よりも混むことが予想されるので、早めの11時半ごろにお店に入れると良いですね。ランチをしながら、会話を楽しみましょう。

ランチの後は映画がおすすめ。混みにくい作品なら長時間一緒にいられ、映画を通してコミュニケーションが取れるという良さがあります。上映中は何を話したら良いのか考える必要もありません。

見終わった後は、カフェで映画の感想などを話すと会話が弾みやすいでしょう。次回のデートの約束をして、先につなげられると良いですね。

人気スポットなど混む所では疲れが出て、わがままになりやすいことも。まだお互いに甘えられる関係ではないので、初デートが大変だった印象で終わるより、「もう少し一緒にいたかった」という余韻を残せると良いでしょう。

初デートの時間を決める際の３つのポイント

初デートの時間を決めるとき、どんなことに気を配ればいいのでしょうか。お互いに負担にならず、デートの成功率がアップする、時間選びのポイントを解説します。

朝早く・夜遅くは避ける

朝が早いと、身だしなみなどの準備の時間が短く、慌ただしくなります。身支度が中途半端だったりすると、最初から自信のない自分で相手と会うことになります。

そうすると、相手の顔がきちんと見られない、会話に集中できないということにもつながります。ベストな状態の自分で会えるよう、余裕を持って待ち合わせ場所に行ける時間を設定しましょう。

また、夜の遅い時間帯も避けます。夜デートは、どんなに遅くても22時半くらいまでにしましょう。夜は顔に疲れが出やすく、お酒の席だと酔いすぎてしまう可能性もあります。

付き合う前の初デートは、次につなげるためのステップの一つと捉えて、お互いに「楽しかった」「また会いたい」と思える状態にすることが重要です。

相手の希望を聞いてから時間を決める

「休日くらい、朝はゆっくり起きたい」と思っていても、お付き合いをする前だとなかなか言い出せないことも。何時ころなら出てきやすいのか、相手の希望を聞くことが大切です。

また、仕事終わりのデートの場合も、相手の都合を尊重しましょう。仕事で遅れる可能性もあるので、余裕のある時間設定にします。

例えば、18時半には行けると思っても、念のため19時にするなど余裕を持つことが大事。身だしなみを整えることもでき、待ち合わせ場所にもゆとりを持って向かえるでしょう。

混む時間帯をできるだけ避ける

例えばランチデートの場合は、混む前のお店のオープン時に入れる時間に待ち合わせをしましょう。

お付き合い前の初デートという緊張しやすい段階での順番待ちは、会話が広がりにくい関係のままずっと話をしなければならなくなります。初デートというハードルを少しでも低くすることが成功させる大切なコツの一つです。

昼デートの良い点＆注意点

昼デートには良い点と注意したい点があります。それぞれ、理由と共に解説します。

昼デートの良い点

昼間の雑踏や雰囲気が気持ちを明るくしてくれる
昼デートは、人も街も活気があります。お天気が良ければ、気持ちも晴れ晴れとして前向きな気持ちで楽しめるでしょう。外の日差しが入るレストランやカフェ、街並みを見ながらゆっくり歩くのもいいですね。

元気な状態で、気持ちも余裕を持って会える
休日の昼デートであれば、朝ゆっくり起きて、きちんと準備をしてからデートに臨めます。昼間ならエネルギーもたくさん充電されていて元気もあるでしょう。また、夕方までに解散すれば、次の日に響くこともありません。

デートにかかるお金を抑えられる
ランチは、ディナーに比べるとリーズナブルに設定しているレストランが多いです。ディナーでは敷居が高いと感じるお店も、ランチタイムは利用しやすいでしょう。

デートスポットの選択肢が多い
夕方には閉まってしまうデートスポットも昼間ならオープンしている所が多いです。特に平日の昼間はすいているので、ゆっくりストレスなく楽しめます。

昼デートの注意点

頑張りすぎないデート内容にする
選択肢が多いだけに、付き合う前の初めてのデートとして、無理のないスケジュールを組む必要があります。最初は飲食を共にしたり、近場に出かけたりなど、予定を詰め込みすぎないことが大切です。

夜デートの良い点＆注意点

夜デートにも良い点と注意したい点があります。それぞれ、理由と共に解説します。

夜デートの良い点

夜景が見えるロマンチックなデートができる
夜景が見えるレストランやデートスポットはたくさんあります。落ちついた大人の雰囲気や非日常空間が楽しめる場所は、初デートの強い味方になってくれることでしょう。

お酒が飲めるお店の選択肢が広がる
ふたりともお酒が飲めるのであれば、アルコールを楽しみながらのデートもリラックスできて良いでしょう。夜なら、おしゃれで落ち着いたお店の選択肢もたくさんあります。

お互いの時間が合わせやすい
仕事の業種にもよりますが、比較的仕事の後の夜の時間帯のデートは、時間が合わせやすいというカップルは多いです。「今夜はデートがある」と思うと、それを励みに仕事も頑張れそうですね。

夜デートの注意点

帰りの時間には余裕を持つ
付き合う前の初デートは、お互いのことをもっと知って、良い関係づくりを意識することが大切です。余裕のない人に見えてしまうので、終電がなくなりそうで慌てて駅に走ることはないようにしましょう。

また次の日の仕事に響いてしまうと後悔することになります。楽しくて名残惜しい気持ちは、次のデートへつなげていきましょう。

飲みすぎに気を付ける
「夜デート」は、お酒を楽しめるという良い点もありますが、逆に酔ってだらしなくなったり、タガが外れたりすることもあります。翌日になって「言わなくて良いことまで言ってしまったなぁ」と後悔することのないようにしましょう。

お酒を飲みに行くのが目的ではなく、お酒は初デートを良い雰囲気にしてくれる強い味方として捉えましょう。

疲れが出ないように身だしなみを整える
仕事の後の「夜デート」は、エンジンがかかっているので、コミュニケーションが取りやすい自分になっています。

ただし、顔やヘアスタイル、洋服などに疲れが出やすいという面も。待ち合わせ前に、身だしなみをきちんと整えましょう。また、暑い季節は、汗のにおいが気になる場合もあります。汗拭きシートなどでにおい対策をしましょう。

初デートの時間は相手と相談して決めればOK！

初デートに適した時間の長さや時間帯、おすすめの内容を紹介してきましたが、大事なことは、お互いが楽しめるデートにするということ。例えばどちらかがお酒を飲めないならお酒がメインのお店は選ばないなどの配慮が大切です。お互いの希望を伝え合い、デートの計画から楽しむ気持ちで一緒に決めるのが一番といえそうです。

また、もし初デートを楽しむ相手を探しているなら、恋活や婚活を始めてみましょう。婚活を始めたいなら、プロに相談しながら進められる結婚相談所での婚活もおすすめ。ゼクシィ縁結びエージェントでは、第三者の視点を持つマッチングコーディネーターが婚活のさまざまなお悩みに対してアドバイスしてくれます。まずは無料カウンセリングを利用して気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

取材・文／前川ミチコ

【監修】
江頭美鈴さん
M.E.プロダクション　代表
東映株式会社の専属女優を経て、レポーターやアナウンサー・司会などの話す仕事へ転向。2002年にM.E.プロダクション創業。NPO法人日本サービスマナー協会認定マナー講師、一般社団法人全日本ブライダル協会ブライダルコンサルタント、全日本ブライダルMCアライアンス所属。ICBインターナショナル認定イメージコンサルタント、NPO法人日本交流分析士協会心理カウンセラーなど。現在は、「話し方」「ファッション」「マナー」「心理」の4つの専門スキルを統合した独自カリキュラム、メソッドを開発し、プロダクション経営の傍ら、各企業や各学校、各施設でのマナー講師や人材育成に携わる。
公式サイト：https://me-pro.biz/index.php

【データ出典】
ご自身に関するアンケート
調査期間：2023/4/19～2023/4/20
有効回答数：412人※男性206人、女性206人
（インターネットによる20～40代向け男女アンケート調査　調査機関：マクロミル）