気になる人・好きな人ができたらどうする？やるべきこと＆やってはいけないことを紹介

気になる人とは、一緒にいるときにふと目で追っていたり、そばにいないときにも「何をしているかな」と考えてしまうような人のこと。今は好きという確証がなくても、今後好きになる可能性の高い人、もしくは実はもう好きになっている人かもしれません。そこでこの記事では、気になる相手と距離を縮めるためにやるべきことや、逆にやってはいけないことを心理カウンセラーの服部希美さんに伺いました。

まずは、気になる人・好きな人ができたときに、距離を縮めるために何をすればよいのかを10つ紹介します。できることから少しずつ行動に移していきましょう。

１.定期的に会える関係ならあいさつから始める

いくら自分が気になっていても、ただ見ているだけでは相手からするとその他大勢と変わりはありません。もし同じ職場であるなど定期的に会える関係であれば、まずは軽いあいさつでいいので関わりを持つようにしてみましょう。

人間には単純接触効果という心理があります。軽い関わりでも回数を重ねることによって、相手に親密さを感じてもらうことができます。

２.相手の好みや興味のある話題でコミュニケーションを取る

相手との距離を縮めるために、相手が興味ある話題でコミュニケーションを取ってみましょう。そのために、どんなことに興味があるのか、どういう話をするのが好きかなど、日頃の会話や行動から探しておくのがおすすめです。

また、自分のことを話すだけでなく、相手が気持ちよく話せるように心がけると、より相手に好印象を与えることができます。

３.共通の話題や趣味を見つける

相手の好みの話題でコミュニケーションを取ることも大切ですが、共通の話題も見つけたいところ。例えば家族構成や出身地、好きな食べ物や趣味、好きなテレビ番組など、ささいなことでもよいのでお互いの共通点や趣味を見つけましょう。

私たちは類似性の法則といって、自分と共通点が多い人に安心感や親密さを覚える心理があるため、同じ話題で盛り上がることができるとぐっと距離が近づきます。

４.まずは複数人で出かけてみる

共通の知り合いがいる場合は、複数人で出かけてみるのがおすすめ。ランチ会や飲み会など、勇気を出して企画してもよいでしょう。

いつもと違う場所で会話をすることで、相手のステキなところをもっと見つけられるかもしれませんし、非日常を共に過ごすことでより親密になれるはず。

５.連絡先を交換する

あいさつなど、ある程度コミュニケーションがとれる関係になってきたら、連絡先を交換する努力をしてみましょう。

ストレートに「連絡先を教えて」と聞くのは恥ずかしい場合、「このお店のURL送ってほしい」や「この間撮ってくれたあの写真共有してほしい」などと伝えて自然と連絡先を交換するのがおすすめです。

６.定期的にLINEやメールをする

連絡先を交換できたけど、ふたりきりで会う約束をするはまだ早すぎるかも……。そんなときには、まずはLINEなどで少しずつ関係を深めていくといいでしょう。

人によっては、他の人に見られる場所で話しかけられるよりも、見えない場所で個人的にやりとりをする方が安心する人もいます。上で触れた共通の話題や趣味を定期的に連絡してもよさそうです。ただ、あくまでLINEは連絡手段。相手に負担をかけすぎないように心がけていきましょう。

７.一緒にいられる時間を楽しむ

気になる人の前だと緊張してしまうかもしれませんが、ぜひ一緒に過ごす時間を楽しみましょう。

人は、誰かを喜ばせられたと感じると「自分も誰かの役に立てた」と良い気分になる心理があります。一緒にいるときにあなたが楽しんでいる様子を見れば、相手も好意を持ってくれるかもしれません。

８.相手の前では笑顔でいる

笑顔は、相手に「私はあなたを受け入れていますよ」というメッセージとして伝わりますし、その人の良さを引き立ててくれます。日頃から笑顔で過ごすように心がけていきましょう。

９.付き合っている人はいるのか聞いてみる

相手にすでにお付き合いしている人がいるのか聞いてみて可能性があるのかを確認するのも大切。会話の中で、聞けそうな雰囲気になった時に軽く、「そういえば付き合っている人とかいるの？」と聞いてみるのがおすすめです。

10.自分磨きをする

服装や髪型など、身だしなみを整えたり、趣味を充実させたり、体に良い食生活を心がけたりと、気になる人や好きな人を振り向かせるためなら自分磨きを頑張れる人も多いはず。

もし、相手の好みのタイプを把握しているなら、それを意識して自分を磨いていくのもよいでしょう。

逆に、気になる人・好きな人に対して気を付けた方がいいことや、やってはいけないことはあるのでしょうか。ここからは、相手に対して気を付けることや、避けたほうがいい行動を８つ紹介します。

１.好き避けをしない、素直な態度を心がける

恥ずかしさのあまり、気になる人の前で「私はあなたに興味はありません」という振る舞いをしてしまったり、接触を避けてしまう人も多いかもしれません。

ですが、相手から見ると「自分のことが嫌いで避けているのかな」と感じさせる可能性があります。勇気が必要かもしれませんが、素直な気持ちで気になる相手と接していきましょう。

２.SNSを追いかけすぎない

相手の興味あることを知ったり、投稿を見て楽しむなど、SNSは相手のことを知ることができるツールとしては使えます。

ただ、相手が自分以外の人と遊びに行った投稿を見て落ち込んだり、異性と絡んでいるのを嫉妬したり、気持ちが不安定になってしまうのであればSNSを追いかけず、ほどほどにしておく方がよいです。

３.ちょっとのことで、左右されない

「今日話しかけた時、相手からの反応が薄かったな。自分のこと、何とも思っていないのかな」など、気になる人の言動一つ一つを自分と結びつけてしまい、気分が大きくアップダウンしてしまうと、相手から不安定そうに見えてしまうかも。

気になってしまうのは分かりますが、相手がたまたま忙しかったなど事情もあるはず。すこし余裕を持って、小さなことで動じない自分でいることも大切です。

４.相手を試すような発言はしない

わざと異性と仲良くしているところを見せつけたり、別の人から好意があることを話したりと、相手を試すような行動、発言はやめましょう。

試された側も困ってしまい、どうしたらよいのか分からなくなってしまうかも。関係を深めるためにも、自分のことも気になる人も大切にしましょう。

５.相手の反応も確認する

自分が気に入ったからといって一気に距離を詰めてしまうと、相手がびっくりしてしまう可能性があります。相手の様子も見ながら、少しずつ関わりを深めていきましょう。

６.自己アピールをしすぎない

自分を好きになってもらいたいという思いから「私はこんなに魅力的なのです」と自己アピールに走ってしまいたくなる人もいるかもしれません。

ですが、自己アピールよりも、相手に居心地の良さや楽しさを感じさせてあげる方が、好感度は上がりやすいはず。

７.好かれるために別人になる必要はない

相手好みになろうと、無理をして違うキャラを演じる必要はありません。あなたには、あなたの良さがあります。ぜひ、自分の良さを生かし、自信を持って相手と関わってみてくださいね。

８.気になる人だけではなく、周りの人も大切にする

気になる人に意識が集中するあまりに、周囲に気が回らないこともあるのではないでしょうか。

ですが相手はあなたが他の人とどう接しているのか？どんなふうに過ごしているのかを見ながら、あなたの人柄をチェックしていることもあるかもしれません。好きな人にどう接するかも大事ですが、周りの人も引き続き大切にしていきましょう。

相手への想いを確信し、付き合いたいと思ったなら、今までお伝えしてきたことに気を付けながら、相手の様子を見つつ、自らふたりの関わりを増やしていきましょう。

大切なのは自分から行動に移していくこと。とはいえ、「相手からアプローチしてほしい」と待ってしまう人もいるかもしれませんが、自分からアプローチをしないとふたりの関係は始まらない可能性もあるのです。

そして距離が縮まってきたら、自分から素直に気持ちを伝えてみましょう。そのとき、曖昧に伝えるのではなく、はっきりと自分の気持ちを伝えることが大切です。とても勇気が必要だと思いますが、あなたのその意思が伝わることで、関係が発展していくはず。

「この人いいな」「好きかもしれない」と感じる人がいるなら、まずは少しずつ自分のペースで行動していきましょう。相手と接する機会を増やす中で、その人を本当に好きなのか、自分の気持ちがはっきりと見えてくるはず。

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取材・文／田原奈奈

【監修】
服部希美さん
「カウンセリングサービス」所属心理カウンセラー。セミナー講師。“さびしさを笑顔に変える”をテーマに高い共感力で親身に寄り添い、婚活や30代からの女性の恋愛をサポート。また、「対人関係の改善」「自分の望む人生へのシフトチェンジ」といった相談でも高い支持を得ている。
公式サイト：https://www.hattori-nozomi.jp