- 相手から異性として好かれたいと思う
- 相手が異性と話しているのを見るとイライラする
- 相手からの連絡が待ち遠しくなる
- 相手ともっと一緒にいたいと思う
- 相手に触れてみたいと感じる
- ふたりで新しいことを始めてみる
- 身体の結びつきを大切にする
- グループで交流してみる
- 感謝を伝え、褒める
- 恥じらいを捨てない
- 相手からの連絡をスルーしたくなる
- ちょっとしたことで相手に腹を立ててしまう
- SEXしない理由を自然に考えてしまう
- 相手の喜びそうなことをするのを避けたくなる
- 相手に興味がなくなる
異性へ抱く気持ちが恋愛感情なのか、人として好きなだけなのかわからないとき、見極める方法があれば嬉しいですよね。そこで、心理カウンセラー沼田みえ子さんに、「恋愛として好き」という感情の見極め方から、恋愛感情やドキドキを持続させる方法まで教えていただきました。気になる女性や男性との関係を進展させるヒントとして、ぜひ参考にしてくださいね。
恋愛感情とはどういうもの?
人は「恋愛として好き」な相手には異性として心がひかれ、胸がどきどきと高鳴るもの。そして、「この人と特別な関係になりたい」という望みを抱くようになります。
沼田さんによると、家族や友人に抱く「好き」という感情との最も大きな違いは、「この人を独占したい」と思うかどうかがポイントなのだそう。次から、その見極め方をもう少し詳しく見ていきましょう。
恋愛で人を好きになるってどんな気持ち?5つの見極めポイント
気になる異性への思いが「恋愛としての好き」なのか、なかなか判断が付かないという場合は、次のような5つのチェックポイントで見極めてみましょう。
相手から異性として好かれたいと思う
人は、好きな人に認められたいという欲求を持つのが自然なことです。恋愛感情を抱く場合は、そこに「異性として」という思いを伴います。
例えば女性なら、気になる男性が自分を人としてというよりも「女性として意識している」という状態を求めます。それだけでなく、相手から「女性として好ましい」または「女性として素敵」と思われたいというニーズも出てくるなら、相手に恋愛感情を持っていると言っていいでしょう。
相手が異性と話しているのを見るとイライラする
気になる異性があなたと同性の人と話をしている様子を見ただけで、なんだか気になって仕方ないと思ったり、イラっとしてしまったり、不安でモヤモヤしたりしたら、それも恋愛感情のサインと言えるでしょう。なぜなら、恋愛感情は「相手を独占したい」という気持ちから、嫉妬心が伴うものだからです。
相手からの連絡が待ち遠しくなる
相手と連絡をやりとりする関係の場合、「まだLINEの返信がないなあ」と気になるようになったら、相手に恋心を抱き始めているのかもしれません。
相手から連絡が来るとテンションが上がったり、逆に来ないと何度もスマホを見てしまったり……、そんな風に相手の連絡に一喜一憂し、心が揺さぶられるかどうかというのも、恋愛感情の有無の目安になります。
相手ともっと一緒にいたいと思う
気になる異性と一緒に時間を過ごしているとき、別れ際に「もう少し一緒にいたいなあ」「電車もう一本遅らせようかな」などと離れがたい気持ちになったら、相手への恋心があるのかもしれません。
友人に対しても、もっと一緒にいたいと思うことはありますが、それは話が盛り上がったときや、特別に楽しいことをした場合。恋している相手には、状況に限らず「もっと一緒にいたい」と思うのがポイントです。さらに、離れた後もすぐにLINEを送りたくなったり、「次はいつ会えるんだろう」と相手への気持ちが後を引いたりするなら、それはもう恋の仕業と言えるでしょう。
相手に触れてみたいと感じる
男女共に、相手に「触れたいな」「手を繋いでみたいな」と、身体的なスキンシップを求める気持ちが芽生えたら、それは、友情とは一線を画す異性として意識しているわかりやすいサインです。
恋愛のドキドキを持続させる5つの方法
もし意中の人と晴れてカップルになったら、今の恋愛のときめきをずっと維持したいものですよね。そこで、「ドキドキ」を持続させるポイントを解説します。そもそも「ドキドキ」は、「緊張感」「新鮮味」「ワクワクとした楽しみ」「恥じらい」がベースとなる感情です。「ドキドキ」するには、この4つを意識した時間を作ることが大切です。
ふたりで新しいことを始めてみる
例えば一緒にゴルフを始めてみるなど、知らない分野に足を踏み入れる体験は、ふたりの関係に「緊張感」と「新鮮味」をもたらします。普段はどちらか一方が料理をしているなら、ふたりで作ってみたり、あまり訪れたことのないスポットにデートや旅行ででかけてみたり。特別なことではなくてもよいので、ぜひいつもと違った新しいことにトライしてみましょう。
身体の結びつきを大切にする
男女のコミュニケーションの中で最も深く繋がれるのがSEXです。お互いに自分の全てをさらけ出して、受け入れてもらうというコミュニケーションであり、「恥じらい」を感じやすい行為です。まだ身体の関係がない場合でも、そういった展開になることを想定し、身体のお手入れをしたり、下着に気を使ったりと意識することで、自然と「ドキドキ」した気持ちが湧いてくるでしょう。
グループで交流してみる
人は社会に見せる顔とプライベートで見せる顔とでは、ギャップがあるものです。ふたりでいるときと違う様子の相手を見たときに、そのギャップでドキッと感じたことがあるという人もいるのではないでしょうか。例えば同僚やお互いの友人を誘ってキャンプに行くなど、意図的に相手の社会的な面を目の当たりにする機会を作るのです。「いつもはダラダラしている彼が、部下にきびきびと指示して火を起こしている様子を見てキュンとした」なんていうこともあるかもしれません。
感謝を伝え、褒める
私たちは誰しも自分の存在を認めてほしいというニーズを持っています。何か相手のためにしてあげたら、感謝してほしいというのも当たり前のこと。恋愛関係に限らず、「ありがとう」「スゴイね」と素直に伝え合う関係であることは、人間関係を円滑に保つのにとても有効です。まだ付き合っていない段階においても、恋愛感情を育てることとしても有効ですので、気になる人がいたら、ぜひ感謝と賞賛は積極的に伝えましょう。
恥じらいを捨てない
相手の前で裸のままうろうろしたり、ゲップをしたり、恥じらうことを忘れると、お互いに異性を感じにくくなってしまいます。恥じらいを持って接するというのは、相手に自分を素敵だなと思ってもらいたいからこその行動であり、相手のことを尊重する行動です。なぜなら、恥ずかしい行動を平気で取ってしまうのは、相手の存在を小さく見ているからできるとも言えるからです。「付き合い始めの頃はこんなことしなかったな」と感じた時は、要注意です。
恋人への恋愛感情がなくなったときの5つの見極めポイント
次第に恋愛感情が薄れてしまうのは、寂しいことです。もし修復したいなら、上記のように「ドキドキ」を持続させる方法にトライする必要があります。まず、恋愛感情がなくなったときに、どんなことが起こるのかチェックしておきましょう。
相手からの連絡をスルーしたくなる
まずチェックしたいのは、相手から連絡が来たときにどう感じるかです。「LINEを見るのが面倒だな」と感じたり、「とりあえず反応だけでもしておこうか」と義務感で返信をするようなら、それは、恋愛感情が冷めていると考えていいかもしれません。
ちょっとしたことで相手に腹を立ててしまう
相手の言動や態度、身だしなみからごはんの食べ方まで、以前は気にならなかったことにも、なんだか「気に入らない……」と批判的な気持ちが出てきます。
SEXしない理由を自然に考えてしまう
男女共に、相手への恋愛感情がなくなると、SEXは面倒な行為となってしまうようです。「仕事で疲れている」「明日は朝が早いし……」など、無意識に言い訳を考えているようなら、ときめきは消えかけている可能性があります。
相手の喜びそうなことをするのを避けたくなる
そんなに好きではない相手を喜ばせようとするのは、とてもエネルギーを使います。例えば、交通費や時間を掛けてわざわざ相手に会いにいくくらいなら、自分のために時間を使いたいなどと思うようになったら、それは、相手を好きという気持ちが薄れているということかもしれません。
相手に興味がなくなる
恋人のことが大好きなときは、一緒にいないときの相手の行動が気になってしかたないという人もいるのではないでしょうか。恋愛感情がなくなってくると、相手がどこで何をしているかわからなくても、気にならなくなってしまうようです。興味を持つことは愛情の一つ。相手への関心がなくなったら、恋愛感情も消えかかっていると言えそうです。
恋愛感情を感じる相手に出会いたいなら?
恋愛をしたいなら、趣味や癒やしの時間を積極的に取ったり、景色のいい場所を訪れたりおいしいものを食べたり……、普段から心地いい、楽しい、嬉しいといったハッピーな気持ちをたくさん感じることが効果的です。そういった感情をたっぷり感じることで、心がオープンになり、異性に対しても、「素敵だなあ」とときめく感情を抱きやすくなります。
そして、「嬉しい」「楽しい」と感じている様子は、見る人に魅力的に映るもの。さらに、人が誰かを好きになるのは、「この人といるといい気分だな」と感じるとき。感情は周囲と共鳴するため、ハッピーなムードの人と一緒にいる人も同じようにいい感情を味わえるようになるのです。ぜひ意識的に、自分を心地よく、楽しくさせる日常を送ってくださいね。
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取材・文/小松ななえ
【監修】
沼田みえ子さん
カウンセリングサービス所属の心理カウンセラー、心理学ワークショップ講師。短大卒業後、JAL国際線CAとして7年乗務。結婚後は、18年間海外駐在妻を経験。長男を香港で、次男をドイツで出産。海外駐在中に夫が他の女性と会っていることを偶然知り、夫婦関係の再構築を模索中に心理学に出会う。結婚前よりもラブラブな夫婦関係を手に入れた経験を多くの人にも生かしてほしいと、浮気問題、失恋、婚活などパートナーシップの問題を中心に6000件を超えるカウンセリングを行ってきた(2020年10月末現在)。自信を失った状態から自己肯定感を高めるカウンセリングにも定評がある。
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