恋愛における女性心理や行動、態度とは？好きな相手に見せる脈ありサインも紹介！

恋愛しているときの女性の心理がわからないと思う男性も多いのではないでしょうか。どんな態度や行動が「脈あり」なのか、そのサインを知りたいですよね。そこで、心理カウンセラー服部希美さんに、女性が好きな男性に取る可能性のある行動や態度、そこに隠された女性ならではの心理の特徴について解説していただきました。さらに、「男性が勘違いしがちな女性の行動」もご紹介。「好き」のサインを見誤らないために、ぜひチェックしてくださいね。

男性と女性には心理的な傾向の違いがあります。一般的に男性は思考優位と言われ、論理的で客観的な考え方をし、冷静な行動を取る傾向があります。女性は感情優位と言われ、感情を感じやすく、気持ちを重視したコミュニケーションを好みます。そんな違いは恋愛においても表れるようです。

会話を長く続けようとする

好きな異性に対して、「もっと一緒にいたい」「もっと相手を知りたい」という欲求が高まり、ついつい話を引きのばそうとしてしまうことがあります。男性も好きな相手とは長く一緒にいたいと思いますが、会話を要件の確認と捉えがちなのに対して、女性は会話によるコミュニケーションを好むようです。特に、あなた自身に対しての質問が多いときは、興味や好意を持たれている可能性もあるのかもしれません。

ただし、もともとコミュニケーション能力の優れた女性や気配りのできる女性は、どんな人に対しても質問上手で会話を盛り上げることができたりします。「好意があるかどうか」判断するには、他の人にも同じようにしているか否かをチェックするといいでしょう。

ささいなことにもよく気付いてくれる

女性は、「察する」「くみ取る」能力にたけていることが多く、普段から人の髪型や体調の変化に敏感です。特に好きな相手や気になる対象は自然とよく見ていますので、「ヘアスタイル変わった？」「いつもと顔色が違うけど、大丈夫？」と、ちょっとした変化にも気付き、声をかけてくれることが増えるかもしれません。

相手の好みに合わせようとする

気になる異性に好きになってもらうため、女性は相手の好みのファッションやスタイルを取り入れようとしたり、相手が好きな漫画や映画を見たりといったことをすることがあります。これは戦略的に行っている場合もあれば、相手の気持ちや好みを「尊重したい」という思いの表れである場合もあります。女性には比較的柔軟に変化できる特性があるからこその行動と言えます。

相手をいじったり、からかったりする

恥ずかしがり屋の女性の場合、素直に好意を表現することに照れを感じ、いじったりからかったりすることがあります。「俺だけいじってくるけど、友達としか思ってないんだろうなあ」などと思っていると、実は、女性側が自分の恋愛感情に恥ずかしさを感じ、隠そうとしてやっていることがあります。中には、自分の本当の気持ちに気付いていないケースもあります。もちろん「いじる＝異性として好き」とは断定できませんが、興味のない人のことはいじらないので、少なくとも親近感は抱いていると考えていいでしょう。

好きな人の頼みや誘いを優先する

女性は恋愛をすると、好きな相手やパートナーの優先順位が高くなる人が多いようです。そのため、好意のある異性に誘われたり、頼み事をされたりした場合、少し無理をしても相手に合わせることがあります。よほど人の良い人でない限り、そのようなことが続いたら、脈ありの可能性があるのかもしれません。

気付くと近くにいる

飲み会など数名で集まっているとき、さりげなくいつも隣にいるという女性がいたら、もしかすると好意を持っているかもしれません。好きな相手の近くにいたいという気持ちに男女差はありませんが、女性は好きだからといって、気持ちをわかりやすく表現することはあまりありません。そのため、男性は「さりげなく近くにいる」というサインを見逃すケースも多いようです。

同じく、似ている状況として、女性は気になる男性と出社や退社、ランチの時間などのタイミングを合わせようとすることもあります。そこには、自分自身を知ってもらいたい、好きな人を少しでも多く見ていたいというけなげな恋心が秘められています。

誘われたい気持ちをにおわせる

「明日、暇なんだよね」「あのお店行ってみたいけど、一人だと入りにくい……」「観たい映画が今週までなんだよね」などの発言をすることで、「私を誘ってもいいよ」というサインを送ることがあります。女性は誘うより誘われたいという気持ちからこのような曖昧なアプローチをすることがあります。まれに、構ってほしがりな女性が、好意はないのに同じような発言をして興味を引こうとすることがあります。

異性を外見から好きになる女性もいますが、次第に興味や愛情は相手の内面に向かっていくのが恋愛における女性の特徴です。女性は心で繋がることを重要視する傾向があります。

「本当はこんなことを考えているんだ」「どんな価値観の人なんだろう」そういった興味が湧くことで、好きな異性に質問をしたくなったり、観察したくなったりするようです。

もう一つ知っておきたいのは、男性と女性では、相手を好きになる速度が違うこと。多くの場合女性は、相手が本当に信頼に足る人なのか確認しながら、じわじわ好きになっていきます。そのため、明確に好意を示すのではなく、なんとなくにおわせる、さりげなくアピールするといった表現になりがちです。

男性にとってはなかなか気付くのが難しい女性の好意。気になる言動があった場合もすぐに判断せず、女性のペースを尊重しつつコツコツとコミュニケーションし、信頼を積み重ねていくことが大切です。

男性は女性に比べて好きになるスピードが速くなりがち。つい相手の行動や態度を自分への好意として捉えてしまい、それがきっかけで自分自身もその女性が気になったり、好きになったりというケースもあるようです。ここでは、男性が好意と勘違いしがちな女性の行動パターンの一例を紹介します。勘違いしないためには、自分に対してだけでなく、他の人と自分への態度に違いがあるかどうかをチェックするのがおすすめです。

頻繁に褒めてくる

一般的には好きな人を褒めたいと思うものですが、違和感を覚えるほど頻繁に褒めてくる場合は少し注意が必要です。そこには何か見返りを求めていたり、何かやってもらおうという相手をコントロールする意識が隠されていたりするからです。ピュアな女性ほど、好きな異性のことを恥ずかしくて褒められないというケースもありますので、「褒められる」＝「好意を持たれている」と考えるのは早合点かもしれません。

やけに自分の話をする

女性が自分のことを語るのは、「好きな人に自分のことをわかってほしい」「受け入れてほしい」など、相手との関係を築くための自己開示とも言えます。しかし、人によっては相手が好きだからではなく、構ってほしいだけ、承認欲求を満たしてほしいだけというケースがあることも否めません。

メッセージにハートマークが付いている

女性からハートマーク付きのLINEが送られてきたら、「ドキッ」としてしまう人もいるのではないでしょうか？ハートマークは好きだから付けていると思ってしまう男性もいるかもしれませんが、女性にとっては「♪」「！」などのマークと同じような感覚で使っているケースもあります。特に普段から気軽にハートマークを使っている女性ならば、そこに特別な感情は乗っていないと考えましょう。

目が合う、見つめてくる

人は興味がある対象をよく見る傾向があります。まずチェックしたいのは、男性側がその女性を無意識で見ているケースです。視線を感じると人はついその方向を見るもの。例えば、女性と目が合った瞬間パッと目をそらしたり、はにかんだりするなら、「見ていたことがばれて恥ずかしい」という気持ちの表れかもしれませんので、あなたが気になる存在の可能性があるのかも。いずれにしても、目が合ったという事実だけでは好意は判断できないと考えましょう。

相談してくる

好きな相手にしか弱みを見せない男性の場合は、女性が自分に悩みを打ち明けてくれたり、相談してくれたりすると、自分に対して特別な感情があるのではと思ってしまう人もいるようです。もちろん、女性は相手を信頼していなければ相談はしませんが、そこに恋愛感情があるとは限りません。相談をきっかけに恋愛に発展することもありますが、相手の心情に配慮し、関係性の進展を急ぎすぎないのがおすすめです。

どうしても女性側の好意の有無が知りたいというときに、確認する方法はあるのでしょうか？もし、相手の女性のことが好きで付き合いたいと思っているのなら、次のようなアクションを起こしてみることで、女性の脈あり度合を確認してみるのもおすすめです。

「もし●●さんと付き合ったら……」という話題を振ってみる

「もし●●さん（相手の女性）と付き合ったら、きっと楽しいだろうなあ」などと、話題を出してみましょう。そのときに相手の女性が嬉しそうな反応や、「私もそう思います♪」などと答えてくれる場合は脈ありの可能性大です。しかし、「え……」と反応に困っている様子なら、可能性は低そう。ただし、女性が恥ずかしがり屋の場合は照れているだけかもしれないので、相手のタイプによって解釈は異なります。

デートスポットへ誘ってみる

夜景がキレイな場所など、いかにも恋人同士で行くようなスポットへ一緒に行こうと誘ってみるのも手。好意を抱いている相手から誘われたら嬉しいものです。ただし、女性がとてもシャイなケースや、気にはなっているものの心の準備ができていない場合もあるので、一度断られても何回か軽いトーンで声をかけてもよいかもしれません。

自分のプライベートな写真を送ってみる

すでにLINEなどでやりとりをしている関係性なら、昔の自分や家族との写真などプライベートな画像を送ってみてもよいでしょう。好きな人に関する情報は知りたいもの。もし女性が好意的なコメントをしてくれたり、写真について女性側のプライベートな写真も送ってくれたりするなら、あなたと親しくなりたいという気持ちがあるのかもしれません。

いつもより少し距離を縮めてみる

他人が入ってくることで不快感を覚える物理的な距離感をパーソナルスペースと呼びます。人によって差はありますが、パーソナルスペースは好きな人に対しては狭くなり、苦手な人に対しては広くなる傾向があります。女性は男性に比べると防衛反応が態度や行動となって出やすいため、もし相手のことを少しでも苦手、受け入れられないと感じる場合、男性がいつもより近づいてきたときに、体の向きを変えたり、腕を組んだり、後ずさりしたりといった反応をします。

女性心理について一般的な傾向を説明しましたが、同じ女性でも人によって違いがあるのも事実。そのため、想像や観察するだけでなく、相手を知るために丁寧にコミュニケーションを重ねることが何よりも大切です。小さなことでもやりとりを積み重ねることで、女性にとっても「自分の気持ちを尊重してくれる人」という大きな信頼にもつながります。それがお互いの関係性の第一歩となるはずです。

もし、結婚を見越した新たな出会いを探しているけれど女性心理を汲み取るのが難しい……というようなお悩みがあるなら、担当コーディネーターに相談できる結婚相談所の利用もおすすめ。ゼクシィ縁結びエージェントでは、パートナー選びからパートナーシップにおけるコミュニケーションの仕方までサポート。無料相談も行っているので、ぜひ気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。

取材・文／小松ななえ

【監修】
服部希美さん
「カウンセリングサービス」所属心理カウンセラー。セミナー講師。“さびしさを笑顔に変えるカウンセリング”をテーマに高い共感力で親身に寄り添い、婚活や30代女性の恋愛をサポート。「対人関係の改善」「自分の望む人生へのシフトチェンジ」といった相談でも高い支持を得ている。名古屋、東京、オンライン、電話で相談可。
公式サイト：https://www.hattori-nozomi.jp