元彼と復縁したいときにやるべきこと！可能性はある？ない？気持ちや関係の整理方法も

元彼と復縁したいけど、いざ行動しようとすると「復縁の可能性はあるの？」「復縁してもうまくいかないかも」「冷却期間はどれくらい必要？」など不安や疑問も多いはず。この記事では婚活の専門家であり、異性間コミュニケーションに詳しい佐藤律子さんの意見を参考に、元彼へのアプローチ方法を解説します。復縁につながる行動として何をすべきなのか見ていきましょう。

※出典：マクロミルアンケート

元彼と復縁できる確率は一体どれくらいでしょう？アンケートで20～40代の男女それぞれに「別れた恋人から『復縁したい』と言われた場合、復縁の可能性はありますか？」という質問をしたところ、下記の通りとなりました。

「復縁の可能性もあり得る」と答えた男性は20.7％。「どちらとも言えない」と答えた29.7％の男性も含めると約過半数という数字です。

一方、女性で「復縁の可能性もあり得る」と答えた人は12.2％。「どちらとも言えない」と答えた女性を含めても32.5％にとどまりました。
アンケートでは、女性に比べて男性の方が復縁はあり得ると考える人が多いという結果になりました。

一説によると、男性は過去の恋愛を美化する傾向があるとのこと。恋愛の楽しかった部分を思い出として残すことが多く、元カノからの復縁の申し出に対して肯定的にとらえることができるといわれています。アンケートの数字からもその傾向が読み取れます。

元彼と復縁したいときに考えるべきことやアプローチ前にすべきことを紹介します。これらを行わずに復縁に向けて行動を起こしても良い結果にはつながりにくいです。元彼と連絡を取る前にやるべきこと４つを解説します。

自分の気持ちに向き合う

最初にすべきことは、自分の気持ちに冷静に向き合うことです。本当に元彼が好きで、手放したくない存在なのか、それとも一時的に彼に執着しているだけなのかよく考えましょう。自分の気持ちを冷静に見つめ、本当に復縁したいのか確認します。

復縁のリスクを考える

復縁は必ずしも成功するとはいえませんし、時間がかかるケースもあります。元彼に目を向けている間にもっと良い人との恋愛のチャンスを逃してしまう恐れもあります。これらのリスクを考慮し、復縁に時間や労力を費やしていいのか、自分自身の将来のためによく考えましょう。

十分な冷却期間を置く

復縁のためには十分な冷却期間が必要になります。恋人同士が別れを選んだということは、それなりの決断をくだした結果です。

その決断をくつがえすためには、落ち着いて考える時間と別れに至った原因を解消する時間が必要。また、元彼にとっても冷静になる時間は不可欠です。いずれにせよ、元彼とコンタクトを取らない期間を作ることが大切です。

別れの原因を考え、解消する

復縁への行動を起こす前に、別れる原因は何だったのか、自分のどんなところがいやだったのか、よく考えて原因を解消することが重要です。別れの原因が解消されていないのに元彼に連絡をしても相手にされませんし、もし復縁できたとしてもうまくいかないでしょう。「自分は変わった」と堂々と言えるよう、努力しましょう。

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別れた後、復縁に向けての行動を起こすまでにどれくらいの期間が必要でしょうか。アンケートによると、復縁までの期間は１～３カ月未満が最も多く、一方で３年以上という人も一定数いることが分かりました。

状況や関係性などにより短期間で復縁する場合もあれば、３年以上かかるケースもあるということ。つまり、復縁の期間は一概にはいえないという結果になっています。

※出典：マクロミルアンケート（別れた恋人と復縁した経験のある人のみ回答／59人）
「Q.別れてから復縁するまでの期間はどのくらいでしたか？」という問いに対しての回答

上記の結果から、復縁を申し出るまでの冷却期間は少なくとも１～３カ月程度見ておくのが妥当といえそうです。ただし、ふたりの置かれた状況や付き合っていたときの関係などによっても大きく変わるのであくまで目安としてください。

自分から別れを切り出した場合
冷却期間を置かず、なるべく早く復縁の申し出をすべきです。別れて後悔していることを伝え、自分勝手な判断をしたことを誠心誠意謝ります。ただし、相手に原因がある場合は、相手の反省を引き出す期間が必要になるので様子を見て判断しましょう。

ケンカ別れをした場合
お互いの怒りの感情が鎮まり、もう一度やり直したいと思うための期間が必要ですが、あまりに期間を空けすぎると互いの気持ちが完全に離れてしまう恐れもあるので１～３カ月程度の冷却期間が適切でしょう。

彼に振られた場合
ある程度長い冷却期間が必要になるケースです。振られた原因を考え、その原因を直してから行動を起こすように心がけましょう。もし、元彼に新しい恋人がいるなら長期化を覚悟するか、望みはないと思って諦めた方がよい場合もあります。

行動を起こす前に復縁の可能性を想定しておきたい人も多いのではないでしょうか。あくまでも参考ですが、復縁の可能性がある程度望める別れ方、可能性が低い別れ方はこちらです。

復縁が望める別れ方

ケンカして勢いで別れた
一時的な感情で、カッとなってしまったケンカ別れの場合、復縁の可能性は高めです。彼も勢いで別れてしまったことを後悔し、冷静になって復縁を望んでいるケースは割と多いもの。特に、ケンカの原因が些細なことであれば、復縁の可能性は高いといえます。

どちらかが浮気・心変わりをした
一見難しそうに見えますが、浮気・心変わりをした方が悔い改め、された方がそれを受け入れる気持ちがあれば復縁が可能なケースと考えられます。ただし、冷却期間をしっかり確保し、浮気・心変わりをした方が心から反省していることが条件。復縁の際には再発防止の話し合いや約束も必要です。

復縁の可能性が低い別れ方

相手に好きな人ができた
相手が新しい恋愛をスタートさせている場合は、復縁は諦めた方が賢明です。チャンスがあるとすれば、新しい恋愛がうまくいかなかったときのみ。元彼と新しい恋人の関係が続き、時間ばかりが経過するケース、結婚してしまうケースなど、復縁からはほど遠いシチュエーションといえます。

自然消滅した
自然消滅は、仕方なく終わった恋に見えますが、実は元彼の意思が働いているケースが多い別れ方です。直接別れ話はせず、デートや連絡の頻度を減らしながらフェードアウトというパターンは、意図的な恋の終わらせ方のひとつ。自然消滅と言いつつ、実際には自らの意思で彼女と別れていることが多く、残念ながら復縁にはつながりにくい別れ方です。

元彼と復縁したいとき、どのようにきっかけを作ればいいのでしょうか。佐藤さんによると男性は女性に比べ、元恋人からのアプローチを歓迎する傾向があるとのこと。例えば、誕生日やお正月に挨拶LINEを送るという行動は女性には響きにくいのですが、男性に対しては有効な手段です。

以下の３つがおすすめのきっかけですが、相手に新しいパートナーがいる場合はこれらの行動をしないのがマナーです。彼がフリーになるまで待つか、潔く諦めて次の恋愛に目を向けましょう。

また、相手がフリーであってもLINEやSNSがブロックされている状態なら、もっと冷却期間を置くか、諦める選択も必要です。

LINEやメールでメッセージを送る

LINEやメールでメッセージを送ることが復縁への第一歩になります。軽い挨拶程度でも男性は好意的に受け取る傾向があり、返信がもらえる可能性もあります。さらに、ふたりの思い出にまつわるメッセージであれば、仲が良かった頃を思い出させる効果もあります。ただし、感情を入れすぎたメッセージは重くなるので、できるだけさらっと軽い内容にしましょう。

例文
「今日お誕生日だね。おめでとう」
「久しぶり。元気？昨年のゴールデンウィークの写真を見ていたら思い出しちゃった」
「こんにちは、久しぶり。プロ野球シーズン始まったね。〇〇くんの影響で野球好きになったよ」

仕事などの悩み相談をする

仕事などの悩み相談のメッセージを送るのもおすすめです。別れても頼りにしているという態度を見せれば、相手は嬉しく感じ、返信がもらえる可能性も望めます。返信がきたらまずは感謝のメッセージを送り、彼のことをしっかり褒めてください。その後、悩みが解決したことのお礼に食事などに誘う、プレゼントを贈るといったステップに進められます。

例文
「久しぶり、元気？実は相談があって。職場の男性の先輩の指示が理不尽で困ってるの。ちょっと厳しい先輩で意見しづらくて。どうすればいいと思う？」

彼からの返信をもらったら…
「アドバイスありがとう。さすが、〇〇くん！私には思いつかなかったけど、その方法すごくいいと思う。早速試してみるね。助かりました！」

共通の友人・知人に取り持ってもらう

共通の友人・知人がいる場合、間を取り持ってもらうのもおすすめです。まずは、彼に新しい恋人がいないか、デートしている相手はいないか探ってもらいます。いないのであれば、あなたが変わったことをさりげなく伝えてもらいましょう。うまくいけば、複数人で会うことも可能になるかもしれません。いつ再会するチャンスがあってもいいように外見や内面を磨いておきましょう。

冷却期間を置き、別れた原因を解消したら、復縁に向けて連絡を取り、デートに誘います。この際にやってはいけないこと、注意すべきことについて解説します。

しつこく連絡する

LINEなどでメッセージを送っても「未読のまま放置」「既読が付くけど返信なし」といった状態なら一旦諦めます。返信がないのに追いLINEをしたり、電話を掛けたりしてはいけません。潔くあきらめるか、もう少し冷却期間を置くかのどちらかにします。

彼女だった頃と同じ態度で接する

元カノであれば彼のことをよく知っており、会ったときには交際していた頃と同じような接し方をしてしまいそうですが、相手の気持ちがはっきりしないうちは初対面の人と同じように行動しましょう。礼儀正しく、適度な距離を保つことが大切です。

復縁していないのに体の関係を持つ

元彼と再びデートができるようになると、恋人に戻ったような感覚に陥ることがあります。しかし、曖昧な状態のまま体の関係を持ってしまうのは絶対にNG。

きちんと「お付き合いしてください」という告白をし、恋人同士に戻るまで体の関係は持たないようにしましょう。うやむやな関係のまま、恋人に戻れないケースにならないよう、気を付けることが大切です。

元彼と復縁したいと思っているときには、不安や焦りを感じ、虚しい気持ちになることも多いでしょう。冷却期間を置き、別れの原因を解消することで復縁の可能性を少しでも上げていくしかありません。復縁を考えたとき、一番にすべきことは気持ちの整理です。本当に好きなのか、ただ執着しているだけではないのかを冷静になって考えましょう。

そして、貴重な時間をムダにしないために復縁のための行動は半年、一年など期限を決めることも大事。期限が来たら諦めて、新しい恋愛に目を向けることで前に進みましょう。

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取材・文／関原のり子

【監修】
佐藤律子（さとうりつこ）さん
一般社団法人異性間コミュニケーション協会代表理事、婚活スペシャリスト。「異性間コミュニケーション協会」は恋愛、婚活、夫婦問題、子育て、ハラスメント、マネジメント、女性活躍、LGBTQなど人間関係についての研修や講演、運営、相談を行う専門協会で、認定講師100人以上が在籍している。運営した自治体婚活イベントのカップル成立率は60％以上、異性間コミュニケーション研修の受講者は延べ３万人を超える。『ずるいくらい思いのままに恋が叶う』（かんき出版）、『最高に幸せな“たった１つの恋”を実らせるレッスン』（大和書房）他著書多数。テレビ番組の恋愛・結婚コーナーの監修、出演実績も豊富。
公式ホームページ：https://www.iseikan.jp/

【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間：2022/10/19～2022/10/21
有効回答数：男性165人、女性165人
（インターネットによる20～40代向け男女アンケート調査 調査機関：マクロミル）