- 結婚前提の交際とは
- 結婚前提の交際とそうでない交際の違い
- 結婚前提の交際と婚約との違い
- 結婚前提の交際期間はどれくらいが一般的?
- 愛情の本気度を伝えたい
- 誠実であることを証明したい
- 心のよりどころとして存在し合いたい
- 自分だけを特別な人として扱ってほしい
- ふたりのことを周囲にも認めてもらいたい
- 結婚後のライフプラン
- お互いの価値観の違いや許容範囲
- 一緒にいても自分らしくいられるか
結婚を前提に付き合うとは、具体的にどういうことなのでしょうか。結婚前提でない交際や、婚約とは何が違うのか、結婚を前提に付き合いたいと言った相手の心理、結婚前提のカップルが結婚前に確認したいことなどについて、ブライダルコンサルタントで心理カウンセラーの江頭美鈴さんに聞きました。婚活中の人や交際相手との結婚を意識し始めた人は、ふたりの関係を一歩前に進めるときの参考にしてみてください。
“結婚を前提に付き合う”とは?
“結婚を前提に付き合う” “結婚を前提としたお付き合い”などとよく言いますが、具体的にはどんなお付き合いのことなのでしょうか。結婚前提でない交際や、婚約とは何がどのように違うのか、結婚前提の交際期間はどれくらいが理想的なのか、解説します。
結婚前提の交際とは
結婚前提の交際とは、単にお互いに好きだからお付き合いをしていくというよりも「双方が同意のうえで、結婚を視野に入れてお付き合いをしていく」という姿勢です。「この人と結婚したら……」ということを想定しながらの交際となります。
具体的には、ふたりで将来について話し合ったり、お互いの親や兄弟姉妹に紹介をしたり、結婚を見据えて同居をすることもあります。
結婚前提の交際とそうでない交際の違い
結婚前提の交際には、お互いに結婚相手としてどうなのか、という視点が入ります。この意識が入ると入らないのとでは、かなり違いがあり、これが結婚前提でない交際との最大の違いです。
結婚には、社会的責任が伴います。共に力を合わせて一つの家庭をつくっていくには、価値観や人生観の違いを認め合えるのか、受け入れ合えるのかを考えることも必要。ふたりの力で生きていくにあたっての経済面を含めたライフプランも重要です。
そして何よりも長い人生の中で、状態が良いときも良くないときも、家族として大切にし合えるのか。結婚前提でないときにはさほど気にしないような、親や親族との付き合いなどについても考えていきます。
結婚前提の交際は、けんかをしたから別れるという短絡的なお付き合いではありません。どのように乗り越えるのか、どのように相手を理解すれば良いのか、あるいは自分が変化すればよいのかという課題にも向き合っていく必要があります。
結婚前提の交際と婚約との違い
婚約は、ふたりが結婚に合意していること。人としての責任が伴い、一方的な婚約破棄や不貞行為などは、損害賠償や慰謝料請求の対象になるケースもあります。
指輪や記念品の交換をしたり、結納を交わしたり、職場や周囲にも結婚の意思を伝え、結婚に向けて準備していることを周知できる状態にあるのが婚約です。
一方、結婚前提の交際は婚約の前段階と言えるでしょう。結婚を視野に入れてお付き合いをする中で、本当にこの人と共に人生を歩めるのか、どのような人生設計になるのか、より深くお互いを知り合いながら、相手と自分を見つめる大事な期間とも言えます。
結婚前提の交際期間はどれくらいが一般的?
ふたりを取り巻く環境や意識によって違いがあり、決まりもありません。ただし、長年交際しているふたりに、結婚の話がいつまでも聞こえてこないと、親や周囲の人たちが心配することもあります。
例えば「仕事が落ち着いた来春以降か、遅くても秋には結婚したいと思っています」などと、途中経過を伝えておくと安心してもらえるでしょう。
「結婚を前提に付き合いたい」と言われた!相手の心理は?
「結婚を前提にお付き合いしてください」などと言われると、相手はどんな心理からそう言うのかが気になるところ。どんなケースが考えられるのでしょうか。
愛情の本気度を伝えたい
自分はこれだけ本気ですよ、と伝えたい心理で言うことが多いでしょう。自分の愛情の本気度を伝えつつ、相手にも本気でいてほしいという思いがあります。
誠実であることを証明したい
ふたりの交際に対して自分は責任をもち、誠実であることを証明したい心理から、結婚前提のお付き合いを申し込むこともあるでしょう。
心のよりどころとして存在し合いたい
お互いのことをもっと深く理解し合い、心のよりどころとして存在し合いたいという心理から、結婚を前提にしたお付き合いを望む人もいます。
自分だけを特別な人として扱ってほしい
他の人と食事に行ったり出かけたりすることなく、自分だけを特別な人として扱ってほしいという独占欲から伝えるケースも考えられます。
ふたりのことを周囲にも認めてもらいたい
ふたりの交際を周囲に認めてもらいたいという心理から、結婚前提の交際を申し込むケースもあるようです。
結婚前提のカップルが結婚前に確認したいこと
結婚前提の交際とは、結婚を視野に入れ、「もしこの人と結婚したら」と想定し、結婚相手としてふさわしいかどうかを確認しながらの交際となります。そこで、具体的にどんなことを確認すればいいのか、見ていきましょう。
結婚後のライフプラン
結婚前提の交際では、お互いが望むライフプランを共有できるかどうかが大切です。例えば結婚後の仕事や働き方、子どもを持つ・持たない、親との同居の有無、住む場所などについて、お互いの希望をすり合わせておきましょう。納得できない点があれば、結婚するまでに解決策や折衷案を探していきましょう。
お互いの価値観の違いや許容範囲
価値観がまったく同じ人はいません。つまり、どんな点において価値観が違うのか、そしてその違いは許容範囲内かどうかかを確認することが重要となります。例えば金銭感覚の違いが大きすぎると、将来お金を使うさまざまな場面で衝突を繰り返すことになります。気前が良すぎる、ケチケチしすぎるなど、交際中にお金の使い方をよく見ておきましょう。
一緒にいても自分らしくいられるか
付き合い始めは多少の背伸びをしても、結婚した後まで続けることはできません。相手に受け入れられようと無理をせず、お互いが自分らしくいられるか、よく考えましょう。
結婚前提の交際期間は結婚前に絆を深める時間
結婚前提の交際期間は、お互いの価値観や人生観の違いを認め合えるのか、受け入れ合えるのかを考えながら、ふたりの絆を深めていく大切な時間。デートを楽しみつつ、しっかりとチェックする目も持ち合わせたいですね。
もし、今は相手がいないけれど結婚を見据えた交際を考えているなら、婚活を始めるのも一案。ゼクシィ縁結びエージェントでは、第三者の視点を持つマッチングコーディネーターが婚活のさまざまなお悩みに対してアドバイスします。まずは無料カウンセリングを利用して気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
取材・文/前川ミチコ
【監修】
江頭美鈴さん
M.E.プロダクション 代表
東映株式会社の専属女優の仕事に従事後、東京キー局のテレビ局編成部において、総務のオフィスワークに従事。その後、レポーターやアナウンサー・司会等の話す仕事へ本格的に転向する。2002年にM.E.プロダクションを創業。現在はプロダクション経営の傍ら、各企業や各学校、各施設でのマナー講師や人材育成に携わり、心理カウンセラーとしては、モチベーションアップやメンタル強化のサポートをしている。これまでの経験を生かし、「司会・アナウンサー」「カラーアナリスト・ファッション骨格診断士」「マナー講師」「心理カウンセラー」の4つの専門スキルを統合した独自カリキュラム、メソッドを開発。
公式サイト:https://me-pro.biz/index.php
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