結婚相談所に登録している男性・女性の年齢は？制限の有無や多く活動する年代も解説

結婚相談所での婚活を考えているなら、登録している男性・女性の年齢も確認することをおすすめします。20代の女性が30代の男性と結婚したくて入会したのに、希望の年齢のお相手が結婚相談所には少なかった……なんてことになったら、スタート地点で少しつまずいた気分になってしまいます。婚活コンサルタントの澤口珠子さんと一緒に、結婚相談所に登録している男女の年齢層や、婚活を活発にしている年齢層を、データを元に探ってみました。

「婚活実態調査2021（リクルートブライダル総研調べ）」によると、結婚相談所に登録している男女別の年齢層は以下のようになります。

結婚相談所に登録している男性の年齢層

結婚相談所に登録している男性の年齢層

結婚相談所に登録している男性は、30代が2017年は4.5％だったのが、2021年は6.8％になり、他の年代よりも伸び率が大きいことが分かります。

婚活が市民権を得て、ここ数年でいろいろな婚活サービスが出てきています。30代が増えているのは、婚活をすることへのハードルが下がったのと、マッチングアプリや婚活パーティなどの結婚相談所以外の婚活サービスが合わなかった男性が、結婚相談所を選んでいる可能性が考えられます。

また、40代は2021年が7.9％と、他の年代に比べて多いです。結婚相談所の登録者に40代、30代が多いのは、その年代は仕事が落ち着いたり、収入が安定したりすることが考えられます。社会経験を経て結婚のことを考えられる余裕ができるから、この年代の結婚相談所の男性の登録者は多いのでしょう。

結婚相談所に登録している女性の年齢層

結婚相談所に登録している女性の年齢層

女性は、20代に比べて30代、40代が圧倒的に多いです。これは女性の社会進出が進み、日本社会の晩婚化が影響していると思います。

女性は30歳前後で出産を考えることもあるため、30歳は一つの大きな節目となります。そのため、30代に突入したところで真剣に婚活を始める人が増え、結婚相談所に登録する人が多くなるというのは納得です。

また、30代もですが、特に40代になってくると、知人からの紹介や合コンなどの出会いが減ってきます。そして、女性は友達が結婚したり、出産したりすると、独身のときのように会いづらくなることもあります。「このまま1人は嫌だな」と心細さを感じて、結婚相談所に登録する人も増えるのでしょう。

男性と比べても、女性の40代の割合は多いです。この世代は、若い世代に比べて、ネットを介して異性と出会うことに慣れない人が多いです。特に女性は、安心感のある結婚相談所を選ぶ人が多いということではないでしょうか。

「婚活実態調査2021（リクルートブライダル総研調べ）」の「婚活サービスの利用経験割合」から、男女別に婚活を活発にしている年代をまとめました。

婚活を活発にしている男性の年齢層

男性の年代別の婚活サービスの利用経験割合

男性の年齢別の婚活サービス（結婚相談所、ネット系婚活サービス、婚活パーティ・イベント）の利用経験割合を見ると、2021年のトップは20代です。20代は、4人に1人が婚活サービスを利用した経験があるということになります。

婚活サービスを利用する人には、恋人が欲しい恋活のために使っている人もいます。20代は「恋愛を楽しみたい」とか、「刺激が欲しい」といった気持ちがある人もいるので、婚活サービスを利用する人が多いのかもしれません。

婚活サービスの利用経験割合は20代が多いのに対して、結婚相談所に登録している年齢層は30代、40代が多いです。30代、40代は結婚を意識し始めるので、「結婚できる」という感覚が強い結婚相談所に集中してくるのでしょう。

婚活を活発にしている女性の年齢層

女性の年代別の婚活サービスの利用経験割合

女性の2021年の婚活サービスの利用経験割合は、30代が多いです。3人に1人が婚活サービスを利用しています。

男性は20代が一番多かったのに対して、女性は30代の方が多いです。これは、婚活サービスを婚活目的として利用しようとしている人が、女性の方が比較的多い傾向にあるからかもしれません。30代にステップアップしたことで、婚活を真剣に始める人が増えたのでしょう。

20代の利用経験割合も多いので、若い世代の方が婚活サービスを使った婚活をしている人が多いということが分かります。

一般的な結婚相談所は、男女ともに下限は20～25歳で設定するところが多いです。2022年4月からは、法律的には男女とも、18歳から親の同意がなくても結婚できます。しかし、10代という若さでは結婚に対して不安を感じる人が多いので、紹介することが難しくなります。

上限も設定しているところは多く、男性は65歳、女性は60歳が目安になります。高齢の人も、結婚相手としてお相手を紹介することは難しいので、下限と同じように上限も設定されています。

ただ、結婚相談所の中には、70～80歳でも入会可能としているシニア向けのところもありますので、上限に関してはそういうところを選べば問題ないでしょう。

結婚相談所に登録している年齢層や、婚活を活発にしている年齢層について解説しましたが、婚活は「結婚したい」と思ったときが始めどきです。年齢にとらわれすぎずに、自分が「婚活しよう」と思ったときに始めればよいと思います。

「結婚したい」「婚活がしたい」と思っている人は、ゼクシィ縁結びエージェントで婚活をしてみませんか？ゼクシィ縁結びエージェントは、男性は20～54歳前後、女性は20～45歳前後であれば入会可能です。気になる人はぜひ無料カウンセリングを受けてみてください。

取材・文／坂田圭永

【監修】
澤口珠子さん
婚活コンサルタント。スフィアロココス株式会社 代表取締役社長。特定非営利活動法人日本教育福祉振興支援協会 少子化対策顧問。理想のパートナーを引き寄せる外見・マインドづくりのプロフェッショナル。これまで8年間で、1000人以上の女性を女子力アップレッスンでサポートし、8000人以上の女性を1対1で婚活コンサルサポート。「婚活」に特化したイメージコンサルタントとして、「マインド」「外見磨き」「コミュニケーション」の3軸で、理想のパートナーを引き寄せるノウハウを伝えている。主な著書に、『はじめての「ネット婚活」幸せになるための最短ルート』（幻冬舎）、『愛もお金も全て手に入る美しく自由な女になる方法』（総合法令）などがある。