目次
「よりを戻す」とは?あらためて言葉の意味について よりを戻す前に考えておきたい3つのこと
  • 1.相手に過度な「執着心」を抱いていないか
  • 2.「別れた原因」を把握・理解しているか
  • 3.「別れた原因」が解消・改善しているか
よりを戻すにはどんなふうにきっかけをつくればいい?
  • 誕生日などの節目にメッセージを送ってみる
  • 共通の友人を介して相手の情報収集をしてもらう
  • 自分磨きをする
復縁が難しい場合は次の恋に踏み出す決断も大事

相手に思いを残したまま別れた経験があれば、一度は「よりを戻したい」と考えたことがあるはず。ましてや別離がつい先日の話であれば「今すぐにでも復縁を」と考えてしまうかもしれません。本記事ではよりを戻す前に必要なこと、またよりを戻すために有効と思われるきっかけづくりについて、さまざまな角度から考えていきます。

「よりを戻す」とは?あらためて言葉の意味について

「よりを戻す」とは?言葉の意味や、別れた恋人と復縁するきっかけづくりまでを指南

「よりを戻す」とは、何かの事情で一度別れを選択した男女が、復縁したときに使われる言葉です。

もともとは細い糸やわらの束を2つ以上ねじり合わせて一つにまとめ、太い糸や縄にすることを「縒(よ)る」「縒り合わせる」といい、解いてバラした束を再び一つにすることを「縒りを戻す」ということからきています。糸や縄の成り立ちを男女の関係になぞらえているんですね。

よりを戻す前に考えておきたい3つのこと

「よりを戻す」とは?言葉の意味や、別れた恋人と復縁するきっかけづくりまでを指南

別れた相手にまだ思いが残っている場合、「よりを戻したい」と考えるのは自然なことかもしれません。しかし本当にこのままよりを戻してしまっても大丈夫でしょうか。まずは一度冷静になって、以下の点を自分の胸に尋ねてみましょう。

1.相手に過度な「執着心」を抱いていないか

まずは「なぜよりを戻したいのか?」を落ち着いて考えてみましょう。相手に対し本当に愛情を持っているでしょうか。愛情よりも執着の方が強くなっていないでしょうか。人はいろいろなものに執着します。

特に恋愛中は、以下のようなものに執着しがちです。

・相手自身
・相手のスペック
・良好なパートナーシップ
・幸せだった過去の自分
・関係維持に注いだこれまでの努力

愛情よりも執着心が勝ってしまうと、「関係を手放す怖れ」からネガティブな感情に支配されがちになります。まずは「相手の幸せを無条件で願うことができるか」を考えてみましょう。

それが難しい場合は、もしかしたら執着心が勝ってしまっているのかも。まずは一歩引いて「自分が幸せになるために、本当にこの関係は必要なのか」を考え、場合によっては新たなに好きな人をつくる方向へと気持ちをシフトした方が、幸せに近づくことができるかもしれません。

2.「別れた原因」を把握・理解しているか

よりを戻すにあたり「ふたりはなぜ別れてしまったのか」「その責任はふたりのうちのどちらにあるか」を落ち着いて考えてみましょう。

もし自分が原因で別れた場合は「相手は今も傷ついている」可能性がある点を忘れずに。また「相手が自分に不信感を抱いている」ことを前提に、次のアクションを考えた方がいいでしょう。時に長い時間がかかる可能性があることも想定する必要があります。

相手に原因があった場合は、つい相手に改善を求めてしまいがちですが、自分からよりを戻したいと思っているケースに限って言えば、「自分が変わる」という気持ちが大切です。

仮に相手の事情で別れたケースであっても、「なぜ相手は別れを選ばざるを得なかったのか」を考え、その理由を改善するために自らを変える姿勢が求められます。同時に「別れによって自分が受けた心の傷は癒えているか」「再び相手を信頼することができるか」「同じ理由で再び別れ話が持ち上がったらどうするか」についても、併せて考えた方がいいでしょう。

3.「別れた原因」が解消・改善しているか

別れた原因を解消・改善しないままよりを戻すと、また同じ原因で別れてしまうことが多いものです。

原因が自分にある場合、よりを戻そうとする前に原因を解消・改善しておくこと。そして自分が変わったことを相手に理解してもらい、再び信頼を得る必要があります。

まずは相手に「別れた原因を自分なりに理解し、改善に向けて努力をしている」という姿勢と、努力の成果を示しましょう。

相手に原因があった場合は、その点が解消・改善しているかをチェックしましょう。たとえ改善していなくても、「よりを戻したい」と考えている自分が相手を受け入れる、という心構えが必要です。

よりを戻すにはどんなふうにきっかけをつくればいい?

「よりを戻す」とは?言葉の意味や、別れた恋人と復縁するきっかけづくりまでを指南

「よりを戻す」と決めたら、どのようにアプローチをすればよいのでしょうか。別れた理由にもよりますが、よりが戻る可能性を少しでもアップさせるために、次に挙げるポイントに留意してみましょう。

誕生日などの節目にメッセージを送ってみる

もしメッセージを送っても差し支えない程度の関係を維持できている場合は、「相手の誕生日」など不自然にならないタイミングで相手にメッセージを送ってみましょう。

大切なのは「自分の存在を思い出してもらうこと」。「よりを戻したがっている」というプレッシャーを相手に与えないよう、できるだけシンプルなメッセージを心がけましょう。

ほかにも相手のSNSに「いいね」を付けるのも、さりげない存在アピールに効果的。メッセージや「いいね」は連投せず、軽いご機嫌伺いにとどめておくといいでしょう。

ここで相手からの返事が来れば、少なくとも「完全に関係を断ちたい」と思われているわけではない様子。次のステップとして「最近どうしているの?」など、相手の近況を聞いてみましょう。

タイミングは別れてから3~4カ月ぐらいを目安に。この程度期間が空くと、別離につながったネガティブな感情も薄れ、新鮮な気持ちで向き合ってくれるはずです。

共通の友人を介して相手の情報収集をしてもらう

相手と共通の友人がいる場合は、現況をさりげなく聞き出してもらうようお願いしてみましょう。特に自分に原因があって別れた場合、「相手が今、自分をどう思っているか」など、自分にまつわる相手の情報収集は第三者を介するのがベターです。

このときに「あの子は変わった」などポジティブな内容を伝えてもらうといいでしょう。もし相手が今も自分に対して腹を立てていたり失望していたりするようであれば、長期戦になることも覚悟しましょう。

もし「すでに新しい恋人や好きな人がいる」という状況であれば、復縁は諦めた方が無難です。このときに気を付けたいのは「復縁の意思」は人を介さず、自分で直接伝えること。あくまで友人には相手の情報収集役に徹してもらうようにしましょう。

自分磨きをする

自分が原因で別れてしまった後によりを戻すには、「自分は以前と変わった」という点を相手に印象づける必要があります。良い機会と捉え、この際徹底的に自分磨きをしてみましょう。もちろん外見だけでなく内面までしっかりと!

効果的なのは「これまで試してこなかったことへのチャレンジ」です。例えば「相手への依存心が強すぎた」ことが原因で別れてしまった人はひとりで行動してみたり、「恋愛に重きを置き過ぎ、相手を束縛していた」人は、ひとりで打ち込むことのできる趣味を見つけたり。

今まで触れることのなかった世界へ飛び込んだときに、人の表情は変わります。相手と再会したときにも、きっと新鮮な印象を与えることでしょう。

自分磨きを経て変わることで、相手に対する気持ちも変化するかもしれません。もしかしたら、よりを戻す気持ちがうせてしまう可能性も。いずれにせよ、自分にとってポジティブな結果をもたらしてくれるはずです。

復縁が難しい場合は次の恋に踏み出す決断も大事

「よりを戻す」とは?言葉の意味や、別れた恋人と復縁するきっかけづくりまでを指南

先に述べたように、執着心からよりを戻してもポジティブな結果にならないケースが多いようです。また自分の魅力に対して自信を失っている場合「もう新しい人とは付き合えない」と視野が狭くなりがちです。しかしネガティブな感情を抱えたまま一つの関係にこだわっていると、本来味わえるはずの「恋愛の楽しさや喜び」は遠のいてしまうかもしれません。

大切なのは「自分と相手にとって、何が幸せなのか」ということ。「この人と一緒にいなければ、私は幸せになれない」ではなく「ひとりでいても幸せだけど、ふたりで一緒にいるともっと幸せ」と考えられる関係がベスト。もしそうした関係が築ける相手でないという判断に至ったならば、次の恋へと踏み出す勇気も必要です。

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取材・文/吉田美奈子

【監修】
竹内えつこさん
心理カウンセラー。大学時代に心理学を学び、卒業後はバーテンダー、アロマセラピスト、アロマ講師、カウンセラーという、異色の職歴を持つ。得意なジャンルはパートナーシップ・人間関係。現実的かつ理論的なアドバイスに定評があり、悩みを抱えている多くの女性たちから支持を得ている。東京・恵比寿にカウンセリングルームを持ち、対面、オンラインでのカウンセリングを行っている。
公式ブログ:https://counseling-sou.com/blog/

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