元カノと復縁したい！成功した人の割合や冷却期間、きっかけ＆アプローチ方法を解説

別れてしまった元カノと復縁したいとき、やるべきことやアプローチ方法について悩む人も多いのではないでしょうか。やり直したい、もう一度付き合いたいと思っても、すぐに連絡を取るのではなく、冷却期間を置き、別れた原因を解消することが必要です。そこで大切なのが、具体的にどんなことをすべきか、また、どんなことをすべきではないかを理解し、適切なステップを踏むこと。復縁は簡単ではありませんが、少しでも可能性を広げる方法を異性間コミュニケーションに詳しい佐藤律子さんの意見を参考に見ていきましょう。

まず、別れてしまった恋人と実際に復縁できた人の割合について見てみましょう。アンケートによれば、恋人との復縁経験がある人は20.1％。５人中１人が復縁できたという結果ですが、逆に言えば８割は復縁できなかった、もしくはしなかったということ。一度別れてしまった相手との復縁が難しいことを表しています。

※出典：マクロミルアンケート

次に、女性を対象にして復縁の可能性を尋ねたところ「あり得る」と答えた人が全体の13％、「あり得ない」と答えた人は59％という結果になりました。こちらのアンケートからも、残念ながら復縁は難しいことが分かります。

ただし、佐藤律子さんによると、別れた理由によって復縁の可能性は大きく変わるとのこと。彼女から振られた、もしくは彼女に新しく恋人ができた場合は状況的に厳しく、ケンカ別れや彼から振った場合は復縁率が高い傾向があります。

彼女と復縁したいときに考えるべきこと、アプローチ前にすべきことは何でしょうか。これらのステップを踏まずに復縁を迫っても女性側には響きません。「恋人がいなくて寂しいから」「いなくなって大切さに気付いた」などの理由だけで復縁をお願いするのは身勝手な行動と心得て。多くの場合、別れを切り出すのは突発的な感情ではなく、積み重なったマイナスの思いが反映されているのです。ここでは、元カノと連絡を取る前にやるべきこと３つを解説します。

十分な冷却期間を置く

復縁へのアクションを起こす前に十分な冷却期間を置くのは大切なポイントです。すぐに復縁を申し出てもよいのは、自分から振った場合のみ。自分から彼女に別れを告げ、それが間違いだったと気付いたら、手遅れになる前にすぐに謝って「やり直したい」と伝えましょう。その場合、自分が間違っていたことを許してもらえるまで何度でも謝ることが大事です。

彼女から別れを告げられたケースでは十分な冷却期間が必要です。もし、彼女に新しい恋人ができた場合は長期戦になることも覚悟してください。いろいろなケースがありますが、ひとつの目安は３カ月です。別れた原因となった怒りや嫌な感情が薄れている可能性が高く、その頃には、振られた原因を反省して解消されているという前提です。冷却期間についての詳しい内容は次の項目で解説します。

別れの原因を考え、解消する

別れる原因になったことはなんだったのか、自分のどんなところが嫌になったのか、よく考えて反省することが必須条件になります。別れる際に彼女から「こういうところが嫌だった」と言われた場合は、その部分を直す必要があります。ただし、実際には別れるときに理由を言わないケースも多いもの。その場合は、優柔不断な行動、嫉妬・束縛、放置しすぎ、親身になって話を聞かないなど、彼女から嫌がられることをしていなかったか振り返り、直しましょう。

第三者の意見を聞く

仲の良い友人など第三者に率直な意見を言ってもらうのも一つの方法です。彼女と別れた経緯を説明し、冷静な意見を聞くことで自分に足りなかった部分やどういう付き合い方をすべきだったのか、気付ける場合もあります。信頼でき、客観視してくれる友人や知り合いがいればぜひ相談してみましょう。もし可能であれば、男性、女性両方の意見を聞くとベストです。

別れてから復縁を申し出るまでの冷却期間はどれくらい必要でしょうか。アンケートによると、復縁までの冷却期間は１カ月未満から３年以上と見事にバラバラです。

Q.別れてから復縁するまでの期間はどのくらいでしたか？（単一回答）

※出典：マクロミルアンケート

佐藤律子さんによると、適正な冷却期間は別れた理由によって異なるとのこと。次に紹介する３パターンが主なものですが、ふたりの置かれた状況や年齢、付き合っていたときの関係によっても大きく変わるのであくまで目安としてください。

【パターン１】自分が振った場合
冷却期間を置かず、できるだけ早く復縁を申し出ましょう。

【パターン２】ケンカ別れをした場合
お互いの気持ちが静まる期間が必要ですが、間を空けすぎると本格的に気持ちが離れてしまう可能性があるので１カ月～３カ月が適当です。

【パターン３】彼女に振られた場合
ある程度長い冷却期間が必要になるシチュエーションです。自分が振られた原因を考え、その部分を直してからの行動になるので短くて３カ月、場合によっては６カ月以上、１年以上かかるケースもあります。もし、彼女に新しい恋人ができているなら、さらに長期化する、もしくは復縁が不可能な場合もあるでしょう。

元カノと復縁したいとき、どのようにきっかけをつくればいいのでしょうか。SNSにコメントを付けたり、誕生日やお正月などにLINEを送るというのもきっかけとして挙げられますが、これらの行動は友人や知り合い、リアルで繋がっていない人にもできるありがちな行動です。

佐藤律子さんによると、具体的でより個人的なやりとりの方が印象的で効果が望めるとのこと。以下の３つがおすすめのきっかけづくりですが、３つのうち２つはLINEもしくはその他の方法で連絡を取れることが条件。LINEやSNSがブロックされていたり、メッセージの送信ができなかったりする状態であれば、もっと冷却期間を置くか、場合によっては諦めも必要です。

ふたりだけが分かる内容のメッセージを送る

ふたりだけが共有している思い出や情報を織り交ぜたメッセージをLINEなどで送ります。これにより、自分が元カノのことを気にかけていることが伝わるので、きっかけづくりとして適切。ただし、このときになれなれしい言葉や「会いたい」といったニュアンスを出すのはNG。あくまでもさりげなく、サラッとした内容にとどめましょう。

例文：
「久しぶり。元気？〇〇ちゃん、この時期よく風邪をひいていたから大丈夫かなと思って」
「こんにちは、久しぶりだね。ふたりでよく行っていたカフェに立ち寄ったら新しいスイーツが登場していたよ」

仕事などの悩み・相談のメッセージを送る

恋愛感情を入れず、仕事などの悩みや相談メッセージを送ってみるのも有効な方法です。元カノのことを信頼して相談しているという姿勢が見せられれば返信をもらえる可能性も。返信が来たらまずは感謝のメッセージを送ります。その後、悩みが解決したことのお礼に食事やお茶に誘う、なんらかのプレゼントをするというステップに進めることもできます。

例文：
「久しぶり、元気かな。突然で申し訳ないんだけど相談があるんだ。職場の後輩女性、ミスが多いんだけど、注意しづらくて。どうアドバイスしたらいいと思う？他に聞ける人がいなくて困っています。」

共通の友人、知人に間を取り持ってもらう

共通の友人や知人がいる場合、間を取り持ってもらうのは有効な方法です。友人や知人に、自分が努力している様子や反省していることなどを伝えてもらえば「彼、変わったのかな」と、あなたを見直す可能性も広がります。うまくいけば、複数人で会うことも可能になるかもしれません。

ただし、みんなで会う機会を設定する場合は、自分が参加することを元カノが許諾していることが条件になります。もし会えたとしても「知り合いの一人」というスタンスを貫き、いきなり復縁を迫ったり、なれなれしい態度を取ったりするのは禁物です。

冷却期間を置き、別れた原因を解消し、元カノとの接点を持つことができたら、次はいよいよ自分の気持ちを伝えるタイミングです。この際にやってはいけないこと、注意すべきことがあるので、それらを胸に刻んでおきましょう。

しつこく連絡する

最もやりがちで、しかも相手はどんどん冷めてしまうという最悪のパターン。冷却期間をおいてLINEなどでメッセージを送った場合、「未読スルー」「既読が付くけど返信なし」といった状況であれば、そのタイミングでいったん諦めます。返信がないのに追いLINEをしたり、電話をかけたりしてはいけません。潔く諦める、もしくはもう少し冷却期間を置くかのどちらかが正解です。

過去の関係が続いていると考える

別れた相手に対して「元カノはまだ自分のことが好き」と考えるのは大きな間違いです。この考えを持っているとさまざまなNG行動を取ってしまいます。元カノとは知人レベルまで距離が空いたことを肝に銘じ、適度な距離を保つことが大切です。

元カノの恋愛について探りを入れる

元カノに好きな人がいるのか、恋人がいるのかなどはとても気になるところでしょう。しかし、それを探るような行動を取ると、相手はあなたから監視されているような気持ちになり、距離を空けてしまいます。

元カノが見せる反応で復縁の可能性が分かります。以下４つのサインは復縁の可能性が高いとされる行動です。これらの反応があれば、復縁のチャンスがあると考えてもよいでしょう。

LINEやメールに返信がくる

LINEやメールに返信が来るということは、あなたに対して少なくても友達レベルの好意がある証拠です。返信が早い場合は、さらに復縁の可能性が高いといえます。

近況を聞いてくる

近況を聞いてくるのは相手に少なからず興味があるということです。社交辞令で聞くこともありますが、LINEなどでやりとりが続いているのであれば脈が感じられる行動です。

付き合っていたときの話をする

付き合っていた当時の楽しかったこと、嬉しかったことなどポジティブな話が相手から出るのであれば、あなたに対する好意が少なからずあるということです。逆に嫌だったこと、不満だったことを話すケースもありますが、これは「改善してほしい」という気持ちが含まれている可能性があるので、真摯（しんし）に受け止めて改善する姿勢を見せれば復縁のチャンスも生まれるでしょう。

会おうという誘いに応じてくれる

直接会うことをOKされるのは、脈アリのサインと思ってよいでしょう。ただし、すぐに復縁できるわけではありません。元カノの信頼を少しずつ獲得する姿勢が大切になります。元カノという考えは捨て、知人くらいのスタンスで時間をかけて仲を深めることがポイントです。

元カノをとられたくない、早くヨリを戻したいなど、焦る気持ちがあっても復縁をしたいのであれば、一度は別れた過去があるということを肝に銘じることが大事。過去に付き合っていたことはいったん置いておいて、初めて会う人ぐらいのスタンスで、単なる知り合いからスタートする気持ちを持つことが重要です。元カノの気持ちを大切にしつつ、歩み寄ることが成功のカギといえるでしょう。

もし、どうしても元カノの気持ちが固く、復縁が難しいのであれば、恋活または婚活を始めてみるのもいいかも……。終わった恋をもう一度やり直すよりも新しい恋を選んだ方が成功する確率は高いもの。視野を広く持って一歩踏み出すことも考えてみてはいかがですか。もし、現状からの前進を考えているのであれば、ゼクシィ縁結びエージェントの無料カウンセリングを受けてみては。マッチングコーディネーターによる客観的なアドバイスも受けられ、新しい恋が見つかる可能性も広がりますよ。

取材・文／関原のり子

【監修】
佐藤律子（さとうりつこ）さん
「異性間コミュニケーション」考案者、婚活のスペシャリスト。1972年宮城県生まれ。OLからウエディングプランナーへ転職し、仙台初のレストランウエディング事業で驚異的な売り上げを達成。婚活イベント、ウエディング事業を通して1,000組以上を結婚に導いた経験から、2016年一般社団法人異性間コミュニケーション協会を設立し、婚活イベントの企画・運営や講師業を中心に活躍している。著書に『ジェンダーレス時代の男の子女の子の育て方』（秀和システム）、『夫を変える！魔法の言い方』（自由国民社）、『理屈で動く男と感情で動く女のもっとわかり合える会話術』『ずるいくらい思いのままに恋が叶う』（共に、かんき出版）など。テレビ番組の監修・出演も多数。
公式ホームページ：https://www.iseikan.jp/

【データ出典】
マクロミルアンケート
ご自身に関するアンケート
調査期間：2022/10/19～2022/10/21
有効回答数：330人：165人（男性）165人（女性）
（インターネットによる20～40代向け男女アンケート調査　調査機関：マクロミル）