- 仕事や人間関係で疲れているとき 51.5%
- 寂しさを感じるとき 46.7%
- 恋人の愛情を感じたいとき 39.4%
- 体調不良を感じているとき 35.2%
- 我慢が続いているとき 25.5%
- 長女(第一子)で甘え慣れていない
- 自分に自信がない
- 迷惑をかけたくない
- 過去の恋愛で甘えた結果うまくいかなかった
- 相手に甘えられてしまう
- 甘えのテクニックを集める
- 小さなことから甘えてみる
- 甘えたい気持ちに素直になる
- 素直に甘えられないことを相手に伝えておく
- 感謝を伝える
「誰かに甘えたいけど甘えられない」なんてことはありませんか?この記事では、心理カウンセラー桑野量さんに、甘えるのが苦手な女性の特徴や心理的な理由について聞きました。どうやら甘え方が上手だとパートナーシップにもいい影響を及ぼすようです。好きな相手の負担にならない上手な甘え方もレクチャーするので、ぜひ甘え下手を改善して、いいパートナーシップを築いてくださいね。
恋人に「甘えたい」と思うのはどんなとき?
どんなに自立している女性でも、人に甘えたくなるときというのはありますよね。そこで、「どんなときに特に恋人やパートナーに甘えたくなるか」アンケートを取りました。多かった回答をご紹介すると共に、そこに潜む心理についても見ていきましょう。(※出典:マクロミルアンケート/複数回答)。
仕事や人間関係で疲れているとき 51.5%
仕事や人間関係において、普段から感情を抑圧しているとその状態から解放されたくなります。そのため、誰かに甘えたくなるようです。
寂しさを感じるとき 46.7%
この場合は、相手に愛されているかどうかわからないときに湧き上がる感情のようです。次の「恋人の愛情を感じたいとき」は、「愛されているのはわかった上で」相手の愛情を確かめたい。「寂しさを感じるとき」は、「愛されているのかわらかないから」相手の愛情を確かめたいという違いがあります。後者の方がネガティブな状態にあり、不安から発した甘え方は、相手に負担を感じさせるような重い印象になる可能性があります。
ちなみに、「寂しさを感じるとき」は、恋人との関係ではないところで感じている寂しさの可能性も。女性は「不安」が寂しさへ変換されやすい心理的傾向があります。例えば、職場でミスしてしまった場合、失敗したことによる「不安感」が仕事で必要とされなくなるのではないかという「寂しさ」に変わり、それが、身近なパートナーへの甘えとして出てしまうこともあるようです。
恋人の愛情を感じたいとき 39.4%
前提として「自分が甘えることは相手への愛情表現になっている」と考える人が、このような回答をする可能性が高いようです。ベースには、愛されていることはわかっているけれど、それを確認したいという状態。つまりは、「イチャイチャしたい」「ラブラブしたい」というポジティブな甘えとも言えるでしょう。
体調不良を感じているとき 35.2%
身体的にも精神的にも弱ってしまうと、いつもは我慢できることが難しくなってしまいます。すると、「こんなときくらい私も甘えていいでしょ~!」と甘えるハードルが下がります。桑野さんによると、普段から甘えられる人は、あえて「体調不良のとき」と答えることはほぼないそう。前述の「仕事や人間関係で疲れているとき」も同様です。何かを「理由」にして初めて自分に「甘える許可」を出せる、甘え下手さんならではの傾向といえます。
我慢が続いているとき 25.5%
我慢は仕事や人間関係でするケースが多く、前述の「仕事や人間関係で疲れているとき」と同じ傾向の回答と言えます。ただし、前者は単純に「緊張状態から解放されたい」といった「我慢」よりも緩めの感情も含まれ、求めるものは「リラックスした状態」。一方、「我慢が続いたとき」には、緊張からの解放だけではなく、「我慢をした分、自分の欲求を満たしてほしい!」というニーズが出ているケースが多いようです。
恋人への「甘え方」がわからないと思う人は約半数
※出典:マクロミルアンケート
実際にどのくらいの人が甘えたいときにパートナーに甘えられているのでしょうか。アンケートでは、甘えたくても甘え方がわからないという人が約半数いるという結果になりました。
なぜ、甘えられないのか、次からのその背景について解説します。
甘えたいのに甘えられないのは、なぜ?
甘えられない理由としては、そもそも甘え方がわからない、甘えた経験がないというケースと、甘え方はわかるけれど何らかの事情で自分が誰かに甘えることに許可を出せないというケースがあるようです。
長女(第一子)で甘え慣れていない
子ども時代、弟や妹がいたため、できるだけ親に負担がかからないように「親に甘えるポジション」を譲ってしまった人は甘え方そのものがわからないことがあります。第一子に限らず、病気などの理由で親が他のきょうだいにかかりきりだったり、兄や姉が甘え上手だったりという場合も含みます。
自分に自信がない
自分に自信がない人は、役に立つことで自分の価値を感じようとします。一見、「甘える」ことは「役に立つ」と反対のように感じられるからでしょう、「何か役に立つことをしなければ」と意識するほど、甘えることは難しくなります。
迷惑をかけたくない
甘えること=相手に負担をかけてしまうと思うと、なかなか甘えられなくなるもの。このように感じてしまう人は、過去、誰かに甘えたことで嫌な態度を取られたことがあるのかもしれません。また、自分自身が誰かに甘えられると嫌な気持ちになるという人も、相手も同じように感じるのではないかと想像し、結果甘えられなくなってしまいます。「人に迷惑をかけてはいけない」という文化的背景のある日本では、特に多いケースと言えるでしょう。
過去の恋愛で甘えた結果うまくいかなかった
この場合も、「迷惑をかけたくない」とほぼ同じような過去の経験の影響が考えられます。特に相手が恋人だった場合は、甘えることへの抵抗がより強くなる可能性があります。男性は甘えられるのが嫌なんだという経験を一般論としてインプットしてしまい、同じことで傷付かないように甘えることを避けてしまいます。
相手に甘えられてしまう
恋人に先に甘えられてしまうと、なかなか自分が甘える側に立つことが難しくなってしまいます。また、彼に甘えられることに自分の存在理由を見出してしまうと、甘えられるポジションを抜け出せなくなってしまいます。
甘え下手さんにおすすめ!上手な甘え方
「甘え方がわからない」「甘える許可を出せない」という状態から、上手に甘えられるようになるためには、いくつかのステップを踏むのがおすすめです。具体的な方法から心がけたいマインドまでご紹介します。
甘えのテクニックを集める
甘えるのが苦手な人は、そもそも「甘え方」がわからないのかもしれません。まずは、お手本を見つけるところからスタートしましょう。甘え上手な人がどのように甘えているのか、その方法を収集することからトライします。ポイントは、「甘えている瞬間以外」のコミュニケーションや人との関係性をどう築いているのかまで研究すること。実は甘え上手な人は、普段から相手に気を配っていたり、さりげなく声がけをしていたり、コミュニケーション上手な人が多いのです。そんなところから、ぜひまねをしてみてください。
小さなことから甘えてみる
お手本を収集したら、次は練習です。ちなみに、甘える方法には2種類あります。一つは物理的、経済的に甘えること。例えば物を取ってもらうこと、おごってもらうことなどです。もう一つは精神的に甘えること。例えばハグしてもらったり、よしよしとなでてもらったりすることです。後者の方が、感情を素直に表現しなければならないので、甘え下手な人にとっては抵抗を感じやすくなります。まず甘えてみるには、「物理的、経済的に甘える」からトライし、徐々に「精神的に甘える」方法にチャレンジしていきましょう。
甘えたい気持ちに素直になる
いざ甘えようとしても、抵抗感が大きいほど怒ってしまったり、すねてしまったりして、自分でも本当の気持ちがわからなくなってしまうことがあります。そんなときは、相手に甘える前に、自分の本当の気持ちを整理してみましょう。紙に書き出すのも効果があります。「私は甘えたいんだな」と自分で自分の気持ちに気付いてあげることで、甘える許可も出やすくなります。
素直に甘えられないことを相手に伝えておく
恥ずかしいから……など甘えることにどうしても抵抗してしまうという人は、そのことを丸ごと彼に伝えておくというのも手です。相手もわかった上で、あなた自身を理解し、受け止めようとしてくれるでしょう。もしかすると「甘えていいんだよ」「何でも言って」という言葉を彼からもらうこともあるかもしれません。初めに素直に自己開示することで、助けてもらいやすい関係性を作っておくことが大切です。
感謝を伝える
甘えたとき、相手の反応がイマイチだと、「甘えなきゃよかった」と後悔してしまう人もいるのではないでしょうか?そんな感情は表情にも出てしまうもの。甘えても不安そうな表情をしていたら相手も不安を感じてしまって、お互いにモヤモヤしてしまいます。甘えた後は、「ハグしてもらって、安心できた!」「幸せを感じた、ありがとう」など、感動と感謝の言葉をぜひ相手に伝えてください。すると、相手も「甘えさせられてよかった」とポジティブに受け止めることができます。
ちなみに、実は甘えて相手の反応が悪いというのは、相手が甘えさせたくないわけではなく、仕事で疲れているなど、単にタイミングが悪かっただけというケースも。コミュニケーションは練習が大事。一度反応が悪かったとしてもそこであきらめず、相手を観察し、「今ならいいかも?」と思うタイミングに再度トライしてみましょう。
人は甘えられると「頼りにされている」と感じるもの
人に甘えられるということは、相手を信頼しているからできることであり、上手な甘え方は、相手への愛のメッセージにもなります。相手は甘えられることで、愛情や頼りにされているという実感に包まれるでしょう。つまり、甘えることも、甘えられることも、お互いにとってウィンウィンなコミュニケーションなのです。上手な甘え方を身に付けて、幸せなパートナーシップを築いていきましょう。
ゼクシィ縁結びエージェントでは、お互いに信頼し合えるパートナー選びをサポート。無料相談も行っているので、ぜひ気軽に問い合わせてみてください。
取材・文/小松ななえ
【監修】
桑野 量さん
カウンセリングサービス所属の心理カウンセラー。心理学ワークショップの講師も務める。自身も18歳のときにカウンセリングに出会い、カウンセリングサービスの母体である神戸メンタルサービスで学び、2018年から心理カウンセラーとして活動。『楽にシンプルに自分らしく生きる』をテーマに、現在抱えている問題や不安に対し、その人の魅力や才能が輝き出すような提案やサポートを行う。恋愛やビジネスにおける心理学的なアプローチと実践的なアドバイスには定評があり、その人柄を生かした温かく優しいカウンセリングが好評。
オフィシャルブログ:http://blog.livedoor.jp/cs_ryokuwano/
【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間:2022/11/22~2022/11/25
有効回答数:165人(女性)
(インターネットによる20~40代向け男女アンケート調査 調査機関:マクロミル)
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