女性が思う「理想の彼氏」とは？性格・外見・行動の条件から理想の彼氏のつくり方まで

「どんな男性とお付き合いしてみたいですか？」と聞かれたとき、あなたはどんなシーンをイメージしますか？過去に言われてうれしかった言葉、ときめいた瞬間……女性によって、そのイメージはそれぞれ異なるはず。この記事では、世の女性が思い描く「理想の彼氏」についてアンケートで調査。さらに、理想の彼氏を作るためにどんなアクションンを起こせばいいのか、心理カウンセラーの竹内えつこさんにお話をうかがいました。

まず理想の彼氏の条件として「性格・外見・行動」のうち、最も重視するのは何かを聞いてみました。

（※出典：マクロミルアンケート）

「性格」が約66％と圧倒的。「行動」と回答した約24％を足すと９割に届き「外見」を挙げた人は１割に満たない結果に。「関係構築に際して大切なもの」として、性格や行動といった現実的な要素を挙げた女性が多くいました。

それでは、まずは重視する人が多かった「性格・内面」について、理想の彼氏の条件として多かった順に上位10位までをご紹介します。※出典：マクロミルアンケート（複数回答）

１位：優しい（67.3％）
理想の彼氏に求める性格・内面の条件で一番多かったのは「優しい」でした。自分を受け入れてくれる発言や態度など、安心感を求める人が多いのかもしれませんね。

２位：自分を好きでいてくれる（63.0％）
「自分に興味を持ってほしい」「受け入れてほしい」という肯定感をパートナーに求める人も多いようです。どんなときも自分を肯定してくれる存在がいることが自信にもつながるのかもしれません。

３位：価値観が近い（62.4％）
「楽しい」「素敵だ」と思えるポイントが近いパートナーとなら、デートも盛り上がること間違いなし。ほかにも「経済観念」「マナー」など、生活に近い部分においても「価値観の近さ」は重視されているようです。

４位：頼りがいがある（61.2％）
例えば人間関係や仕事の悩みなど「一人では解消が難しい局面」に立たされたとき、解決に向けて一緒に力を発揮してくれる異性が求められているようです。

５位：誠実さ（52.7％）
「約束をきちんと覚えている」「お願いしたことにきちんと対応してくれる」などこちらの思いや意図にしっかりと向き合ってくれる誠実さをパートナーに求める人も多いです。

６位：包容力がある（48.5％）
焦っていたり、悩んでいたり、こちらが通常モードでいられないときでも、動じず包み込んでくれるパートナーには安心感を覚えます。特に一人で頑張っている女性は、弱い面も受け入れてくれる存在に魅力を感じます。

７位：協調性がある（38.8％）
自分の友人や親などとも合わせてくれる協調性の高さも重視されています。またけんかをしても相手だけを責めず、客観的に事実と向き合う姿勢も求められています。

７位：いちず（38.8％）
“愛される喜び”を与えてくれるいちずなパートナーには、自分もいちずに愛情表現をしたいと思えます。

９位：素直（37.6％）
素直に感情を表現してくれたり、伝えてくれたりする相手と一緒にいると、自分も自然と素直になれます。

10位：面白い（37.0％）
“笑いのつぼ”が近く、話が面白いパートナーであれば、つらいことがあっても元気がもらえそうです。

次に理想の彼氏の「行動」について、どんなものをイメージするかについて聞いてみました。

１位：気遣いができる（67.3％）
例えば、体調を崩したときに気を配ってくれるなど、ささいな変化にも目配りし、それに応じたスマートな対応ができるパートナーに女性は安心感を覚えます。

２位：うそをつかない（60.6％）
感情の動きが大きくなりがちな恋愛中は、パートナーのうそが精神的なゆらぎの要因になるケースもあります。関係を構築する上で「うそがない」という信頼を持てる相手かどうかは大切です。

３位：本音で話し合える（57.0％）
本音を話してくれないパートナーには「何か隠し事があるのかな？」と不安を感じ、こちらも自己開示ができません。本音で話し合うことで、ふたりの絆もより強く結ばれます。

４位：愛情表現をしてくれる（49.1％）
「言わなくても分かるよね？」というタイプより、言葉や態度で愛情表現する男性が支持されています。明確な愛情表現を受け取ることが、安心感や自己肯定感にもつながります。

５位：礼儀正しい（48.5％）
目上の方や初対面の人、自分の親や友人などに、マナーを踏まえて礼儀正しく振る舞うことのできるパートナーには「誰と会わせても大丈夫」という安心感を抱くことができます。

最後に理想の彼氏の「外見」で重視するポイントについて聞いてみました。

１位：清潔感がある（74.5％）
髪や服装、持ち物などから感じる「清潔感」は理想の男性の必須条件と言えそう。中には「清潔感のない異性は恋人として生理的に受け付けない」という人もいます。

２位：顔立ちが好みである（42.4％）
「顔が好みなら大抵のことは許せる」と断言する女性もいるほど。「隣を見ればすぐそこに好みの顔が」というデートなら、いやが応にも気分も上がりそうですね。

３位：体形が好みである（31.5％）
体形に惹かれてしまうのは「フェチ」的な側面もあるかもしれません。また体形は人の雰囲気を構成する大きい要素でもあるため「体形を含めた雰囲気が好き」という見方もできそうです。

４位：おしゃれに気を配っている（25.5％）
ファッショントレンドをさりげなく押さえた男性を好む女性も多いです。おしゃれな人は女性のファッションにも敏感ですから、女性の小さな変化にも気付き褒めてくれるでしょう。

５位：雰囲気イケメン（23.0％）
「ルックスが特に優れているわけではないけれど、まとう雰囲気がかっこいい」雰囲気イケメンも手堅く票を獲得。一緒にいるときの空気も男性が醸し出すムードに染められてしまいそうです。

では「理想の彼氏」と出会うために、女性側は何をすればいいのでしょうか。行動や心構えについて紹介します。

「理想の彼氏」の条件を明確にする

理想の彼氏の条件をできるだけたくさん書き出して、リスト化してみましょう。それを「スペック」「外見」「内面」「行動」の項目に分け、さらに各項目内で自分が譲れない条件はどれなのかを考えます。

どの項目に譲れない条件が多いかで、理想とする異性の傾向が見えてくるでしょう。いわゆる「世間的に好条件といわれる男性像」にとらわれることなく、自分の心の声に耳を傾けることが大切です。

理想の彼氏がいそうな場所に行ってみる

理想の彼氏の条件をピックアップしたら、具体的な人物像をイメージしてみましょう。そして彼はどんな生活をしているのかを考えてみましょう。彼は休日、どんなところに行きそうでしょうか？

「ジムに行っている」「カフェで勉強している」「雰囲気の良いバーへ飲みに行く」……etc.
すなわちその場所に行けば、タイプの異性に出会う確率が高いといえるでしょう。

彼氏を“理想の彼氏に”近づける

100％理想の彼氏と出会うことは、難しいかもしれません。でも、理想と違う相手でも付き合い始めてから理想のタイプに近づけることはできます。といっても相手の行動をコントロールするのではなく、「こうしてくれるとうれしい」「こんなところが素敵だね」と自分の“理想のつぼ”を伝え、相手側から理想像へ歩み寄ってくれるよう仕向けるのです。

例えば「頼りがいのある男性」が理想であるなら、彼に頼ったり甘えたりしながら、折に触れて感謝を伝えましょう。決して「足りない点」を責めるのではなく、どうしたら理想に近づけられるのか？を考えるのが大切です。相手の変化に期待するだけでなく、自分も彼のために何ができるのか？を考えることを忘れないようにしましょう。

「理想の彼氏」にはつい高望みをしてしまいがちですが、一緒に過ごす時間を考えたとき、果たして居心地が良いと感じられるでしょうか。もしかしたら日常的に緊張を強いられたり、劣等感を覚えたりするかもしれません。理想を追い求めることも大切ですが、「居心地が良いと感じられる相手か？」という視点も大切です。

逆に「理想の彼氏にふさわしい女性とは？」を思い浮かべて、それに自分を近づける努力も必要。心理学では「パートナーは鏡」と言います。自分自身が「理想の女性」に向けて努力する姿が、パートナーにも良い影響を与え、いつまでもポジティブな関係でいられるはずです。

もし、将来結婚につながるような「理想の彼氏」を探しているなら、理想のポイントを絞ってお相手を探すことができる、結婚相談所での婚活もおすすめ。「ゼクシィ縁結びエージェント」では、婚活のプロのマッチングコーディネーターがパートナー探しをサポートします。ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか？

取材・文／吉田美奈子

【監修】
竹内えつこさん
心理カウンセラー。大学時代に心理学を学び、卒業後はバーテンダー、アロマセラピスト、アロマ講師、カウンセラーという、異色の職歴を持つ。得意なジャンルはパートナーシップ・人間関係。現実的かつ理論的なアドバイスに定評があり、悩みを抱えている多くの女性たちから支持を得ている。東京・恵比寿にカウンセリングルームを持ち、対面、オンラインでのカウンセリングを行っている。
公式ブログ：https://counseling-sou.com/blog/

【データ出典】
マクロミルアンケート
・ご自身に関するアンケート
調査期間：2022/11/22～2022/11/25
有効回答数：165人（女性）
（インターネットによる20～40代女性向けアンケート調査　調査機関：マクロミル）