「素直になれない」のはなぜ？その原因や特徴を詳しく解説！対処法も

恋愛相手に素直に気持ちを伝えられなくて思い悩んでしまったり、日常生活で「もっと素直に本音を言えたら楽なのに……」と思ったりしたことはありませんか？恋愛＆婚活コンサルタントの松尾知枝さんが、素直になれない原因や理由を解説します。また素直になれない人の特徴や素直になれないことで起こりうることや注意点についてもアドバイスを頂きました。

素直になれないとき、どんな心理状態が働いているのでしょうか？考えられる原因や理由を紹介します。

否定されるのが怖い

素直になれないとき、相手に自分を否定されることを恐れる気持ちが働いています。「本当の自分を出して、もし受け入れられなかったら……」と不安を抱えていたり、「本当の自分はきっと嫌われてしまう」といった思い込みがあったりするかもしれません。

相手に「負けたくない」という気持ちがある

勝ち負けにこだわる気持ちがあり、「素直な自分を出したら、相手に負けてしまう」という思いから素直になれないこともあるようです。自分が常に相手の優位に立ちたいという気持ちも隠されているかもしれません。

「素直になるのはかっこ悪い」と思っている

「自分の本音を相手に見透かされてしまうのは、かっこ悪い」とか「本音で話すのは恥ずかしい」という思いがあったり、自分の美学に反するというこだわりがあったりするとき、素直になることはハードルが高く、難しく感じられるでしょう。

プライドが高い

プライドが高く、自分が周りからどう見られるかを意識しすぎるとき、素直になれない傾向があります。「こういう自分でありたい」という理想の自己イメージが強く、そこに当てはまらない自分をさらけ出すことに抵抗する気持ちが働いたりするのでしょう。

素直になることにトラウマがある

家族関係において、子どもの頃に素直な気持ちを表現したら叱られたり、素直な気持ちを受け入れてもらえなかったと感じたりすると、それが傷ついた体験、つまりトラウマとなってしまう可能性もあります。「本当の自分を出してはいけない」という思い込みがあるかもしれません。

素直になれない人は、日常生活や恋愛においてどんなふうに思考し、どんな行動をとることが多いのでしょうか？主な特徴を紹介します。

アドバイスを受け取りにくい

素直になれない人は、自分の見方に固執しやすく頑固なところがあります。例えば、周りの人からアドバイスされたときも、「そうですね……うーん、でも」と納得できない顔や腑に落ちない顔をすることが多く、「本当ですね。やってみます」とはなかなか言えないでしょう。「アドバイスを素直に聞いたら、今の自分がダメということを認めてしまう」といった心理が働いている可能性もあります。

感情表現がうまくできない

素直になれない人の中には状況説明は詳しくできるけれども、感情を言い表すのは苦手という人も少なくありません。仕事においては理路整然と説明ができるので能力が認められたりしますが、人間関係においては自分の考えや本音を言うのが不得手で、周りからはオープンでないように見えるかもしれません。

甘えたいという気持ちもある

実は素直になれない人には、「言わなくても分かってほしい」という気持ちもあります。特に恋愛関係などにある大切な人に対しては、「自分の本当の気持ちを察してほしい」という甘えの気持ちが生まれるようです。

孤独感がある

自分を素直に表現することが苦手な人の中には、「自分のことが分かってもらえない」「周りから理解されない」という思いを抱えている人もいます。大勢の人とワイワイ話していても、自分一人だけ場に溶け込めないように感じたり、心から楽しむことができなかったりして孤独を感じてしまうこともあるでしょう。

素直になれないことで起こりやすいことや注意点を挙げてみました。

周囲に気を使わせてしまう

素直になれないと本心が伝わらないので、周りの人から「付き合いにくい」「面倒くさい」などと思われがちです。周りの人に必要以上に気を使わせたり、疲れさせたりしてしまうこともあります。

生きづらいと感じる

自分の本心が周りに伝わらないので、「誰にも分かってもらえない」「人に理解されない」という不満を感じてしまう傾向もあります。その結果、絶望して生きる喜びを感じにくくなったり、生きにくさを感じたりするかもしれません。

人との信頼関係を築きにくい

素直になれないと、人を信頼することが難しく感じられるでしょう。悩みなどを相談するのも苦手で、自分の弱みを見せることができにくいので、自分の殻にこもってしまう傾向も見られます。

自己成長の機会を逃しやすい

素直になれないと、本音で話ができる相手や親身になって相談にのってくれる友人も少なくなっていきます。その結果、人との関わりの中で生まれる気付きや自己成長の機会を逃しやすくなるかもしれません。

自分の本心が分からなくなる

本当の自分を表現しないことを続けているうちに、自分が心から望むことや自分が理想とすることが分からなくなってしまうこともあります。周りに対して偽りの自分を見せているうちに、自分自身に対してもうそをつくようになり、「本当の自分って何？」と自分の本音を感じにくくなってしまうでしょう。

素直になるためには具体的にどうしたらいいのでしょうか？素直になるための方法やアドバイスを紹介します。

感謝の言葉を伝える

素直になるためには、まず「ありがとう」の気持ちを周りの人に伝えることをおすすめします。日常生活の中では「今さら……」「照れくさい」などという気持ちが湧いてしまい、感謝の気持ちを伝えるのが難しく感じられるかもしれません。

そんなときはカタチから入るのもＯＫです。ぎこちなくてもいいので、声に出して「ありがとう」と言ってみましょう。心が少しずつほぐれていきます。やがて自然に気持ちのこもった「ありがとう」を言えるようになるでしょう。

気持ちを吐き出す練習する

自分の本音を表現する機会を段階的にとっていくのもおすすめです。まずは日記に日々の気持ちを書いていくのがいいでしょう。誰か他の人にも見てほしいと感じたら、SNSなどで「あのことき、こう言いたかったんだよね」とつぶやいてみるのもいいでしょう。

「いいね」の数をまったく気にする必要はありません。自分の気持ちを表現するための練習なので、気楽にトライしてください。

言いにくいことを明るく話す訓練をする

例えば、自分の弱みを見せるのが苦手な人は、失敗談などを明るくさらりと話す訓練をするのも効果的です。周りに、「自分には絶対言えない」ということをさらりと言える人がいたら、その人を観察して学ぶのもおすすめです。

自分を素直に表現することも一種のコミュニケーションスキルです。特別な才能は必要ではありません。訓練あるのみです。より素直になればなるほど、人との信頼関係が築かれていき、心が軽くなっていくはずです。

ところで素直になれないからといって、無理に自分を変えたりする必要はありません。まずは素直になれない自分を丸ごと受け止めてあげることが大切です。欠点も未熟さも含めた、ありのままの自分を受け入れること。その後で、もし変わりたいと思ったら、自分のペースでじっくり少しずつ変わっていくことに取り組んでください。

もし、自分が素直になれる恋愛をしたいと思ったら、プロがサポートする結婚相談所での婚活もおすすめです。ゼクシィ縁結びエージェントでは、マッチングコーディネーターに人と接するときに感じる不安や疑問など、いろいろ相談することができます。興味のある人は、無料カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか？

取材・文／Jun

【監修】
松尾知枝さん
恋愛＆婚活コンサルタント、（株）インプレシャス代表取締役。国際線CAを経て、“合コン総研アナリスト”としてテレビや雑誌に出演。自身の経験と心理学をベースにした自分ブランド構築スクール「Precious　美女塾」を開設。女性の生き方を豊かにする人材開発を行い、全国から受講者が集まるようになり、著書の累計発行部数は10万部以上。セミナー、パーティ開催を通じ、多くの女性に恋愛アドバイス、出会いサポートを行っている。主な著書：『最高の自分で最高の相手をつかまえる！』『1日5分で夢が叶う 日記の魔法』他
公式ブログ：https://ameblo.jp/matsuo-chie/
公式Instagram：https://www.instagram.com/chie_matsuo/

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