好きだけど別れる理由は？別れたその後は？655人の男女に聞いた別れの裏側

好きだけど別れる、という決断をしなければならないことがあります。その決断をした人たちが別れを選んだ理由は？別れた後どう思っている？など、男女655人へのアンケートからわかった事情をデータで解説。また、好きだけど別れた方がいいケースについて、婚活女子メンタルサポート専門家の一色美華さんに聞きました。別れを乗り越えて新たなスタート地点に立つための参考にしてみてください。

好きだけど別れる、という選択をしたことがある人は、どれくらいいるのでしょうか。20～40代の一般男女655人へのアンケート調査からわかったデータをご紹介します。

【DATA】“好きだけど別れる”という選択をしたことは？

過去の恋愛経験において”好きだけど別れる”という選択をしたことがある人は30.8％（※１）という結果になりました。

【DATA】“好きだけど別れる”という選択をした理由は？

※複数回答

“好きだけど別れる”という選択をした人にその理由を聞いたところ、最も多かったのが「結婚に関する考え方の違い（34.0％）」、次いで２位「交友関係の問題（23.0％）」、３位「仕事の問題（22.0％）」という結果に（※１）。お互いに好きでも、結婚となると話は別、というケースもあることがわかります。

“好きだけど別れる”という選択をしたことのある人に、別れて良かったと思うかどうかについて聞きました。

【DATA】”好きだけど別れる”という選択をして良かった？

“好きだけど別れる”という選択をして「別れて良かったと思う」と答えた人は49.0％（※１）。半数近い人が、別れて良かった、当時の自分の選択は正しかったと思っていることがわかりました。

また「どちらとも言えない」も39.0％と多く、「いいえ」と答えた人、つまり別れるという選択をしたことを後悔している人は12.0％と少数派のようです（※１）。

過去の恋愛において「好きだけど別れた方がいいのでは？」と思ったことがあるかどうかについて聞きました。

【DATA】好きだけど別れた方がいいのではと思ったことは？

Q.過去にお付き合いしている恋人に対して「好きだけど別れた方がいいのではないか」と思ったことはありますか？

過去の恋人に対して「好きだけど別れた方がいいのでは」と思ったことがある人は43.0％、ない人は44.0％とほぼ同じくらい（※２）。また「どちらとも言えない」も13.0％とやや多く、さまざまなケースがあるといえそうです。

【DATA】好きだけど別れた方がいいと思ったきっかけは？

Q.過去にお付き合いしている恋人に対して「好きだけど別れた方がいいのではないか」と思ったきっかけを教えてください（複数回答）

過去にお付き合いしている恋人に対して「好きだけど別れたほうがいいのではないか」と思ったことがある、と答えた人にその理由を尋ねたのが上のデータ。最も多かったのが「会話の中で価値観の違いを感じた」（52.4％）で、次いで２位「自分の気持ちに自信が持てなくなった」（27.0％）、３位「けんかが増えた」「相手の態度が冷たくなった」（21.4％）という結果に（※２）。「価値観の違い」が突出して多いのが特徴といえそうです。

一色さんによると、好きだけど別れた方がいい相手とは「相手との幸せな未来が思い描けない人」だと言います。例えば結婚したい人と結婚願望のない人など、将来のビジョンが違う人、一緒にいることがお互いのためにならない場合には、好きでも別れを選ぶ方がお互いの幸せにとっていいかもしれません。

一般男女へのアンケートで聞いたところ、「好きだけど別れた方がいい人」は以下のような相手という結果が出ました。

【DATA】好きだけど別れた方がいいと思う相手とは？

Q.好きだけど別れた方がいいと思う相手とはどんな相手だと思いますか？（複数回答）

アンケートで最も多かったのは「自分を大切にしてくれない人（61.2％）」、次いで２位が「一緒にいても楽しいと思えない人（53.9％）」（※２）。上位５つまでについて、このような人とはなぜ別れた方がいいのか、その理由を解説します。

１位　自分を大切にしてくれない人
「自分を大切にしてくれない」と感じるケースはさまざまありますが、どんなに好きであっても、例えばモラハラやDVをするような相手とは別れましょう。浮気癖がある人も同様です。一番の味方になってくれるはずのパートナーから受ける傷は、他人から受ける傷よりも深いです。

２位　一緒にいても楽しいと思えない人
相手に嫌われたくなくて自分が出せずにいる場合や、モラハラなど相手の態度や言動に傷つけられる場合は別れた方がいいでしょう。自分が自分らしくいられない交際は幸せになれません。

３位　価値観の違う人
価値観や考え方が違いすぎるといちいち意見が合わなかったり、もめたりする原因になります。あまりに意見の食い違いが多くストレスがたまるようであれば、別れを考えた方がいいでしょう。ただし大前提として、価値観が近い人はいても、ピッタリと合う人は存在しません。恋愛・結婚は価値観の違いを受け入れ合えるかどうかが重要、ということも念頭においておきましょう。

４位　相手との将来が想像できない人
将来的なビジョンが違う人との恋愛は、どちらかが我慢や無理をすることになります。例えば結婚したい人としたくない人、結婚することで相手の家の家業を継ぐことになるが自分にはできないなど、どうしても受け入れられないものがあるなら無理をしない選択をする方がいいケースもあります。

５位　一緒にいて成長できないと感じる人
ふたりが一緒にいることによって、ふたりともが成長できなければいい関係とは言えません。例えばどんなに異性としての魅力があっても、尊敬できない行動や言動が多い人との付き合いは自分のためになりません。

人は付き合う人の影響を想像以上に受けるものです。自分は自分と思っていても、パートナーの価値観を受け入れられるようになってしまいます。だから、どのような人と付き合うかはとても大事です。

好きな気持ちがあっても、自分と相手の幸せのために別れるという選択肢もあります。何より優先したいのは、自分を犠牲にしないこと。それが幸せをつかむための第一歩といえそうです。

もし今付き合っている人のことが好きだけれど、別れを選んで新しい出会いを探すなら、恋活や婚活を始めてみるのもいいでしょう。ゼクシィ縁結びエージェントでは、あなたにとってのベストパートナーはどのような人か、理想の結婚とは何かを一緒に考えていきます。無料カウンセリングを利用して気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

取材・文／前川ミチコ

【監修】
一色美華さん
30代婚活女子メンタルサポート専門家。自身も結婚相談所でスピード婚をした経験を持つ、元大手結婚相談所カウンセラー。600人以上の相談実績から、恋愛がうまくいかない人の感情や思考のパターンを明らかにし、幸せなパートナーシップを築く「パーソナルLOVEレッスン」「恋愛塾」「婚活プランニング」を主宰。結婚相談所の婚活を推奨するコンサルタントとして、公式ブログやインスタグラムで婚活女子へ応援メッセージを発信している。
公式サイト：https://www.cariocastyle.net/
公式ブログ：https://www.cariocastyle.net/column
インスタグラム：https://www.instagram.com/mika.nesan/

【データ出典】
・マクロミルアンケート8月調査（※１）
調査期間：2022/8/10～2022/8/12
有効回答数：325人※163人（男性）162人（女性）
（インターネットによる20～40代向け男女アンケート調査　調査機関：マクロミル）

・マクロミルアンケート10月調査（※２）
調査期間：2022/10/19～2022/10/21
有効回答数：330人※165人（男性）165人（女性）
（インターネットによる20～40代向け男女アンケート調査　調査機関：マクロミル）