後ろからハグされたい？したい？恋愛心理から理想のバックハグ、好感度大の対処法まで

後ろからのハグをしたいとき、されたいとき、それぞれどんな心理が働いているのでしょうか。後ろからのハグは「バックハグ」とも呼ばれ、恋愛感情を表す行動です。ドラマや映画などでもドキドキするシーンとして描かれることもあり、憧れる人もいることでしょう。この記事では、後ろからのハグをしたい人・されたい人の気持ちやバックハグされたときの好感度の高い反応などを、恋活・婚活の専門家で脳科学や心理学に詳しいJURIさんの意見を参考に解説していきます。

後ろからのハグについてどのような思いを抱いているか、男女別にアンケートを実施しました。それによると「後ろからハグされたい」という男性は64％、女性は65％（※）と共に過半数を大きく超える結果に。多くの人が後ろからのハグに肯定的な気持ちを持っていることがわかります。

また、「後ろからハグしたい？」という質問に対する回答は、男性62％、女性57％（※）。こちらも多くの人が「したい」と答えています。ただし、女性の場合は「したくない」という回答も22％（※）あり、「バックハグはされたいけど、自分からはしたくない」という女性もいるようです。

では、後ろからハグ「されたい」という人の心理はどんなものがあるのでしょうか。アンケートの回答を見ると、男性は「相手を可愛いと思うから」、「好きだから」という意見が多数。一方女性は「安心できるから」、「愛されていると感じるから」、「ときめくから」などの意見が多く見られました。

【バックハグされたいと回答した人のコメント（※）】
・幸せを感じるから（男性）
・愛を感じるのと、相手が可愛いから（男性）
・バックハグしてくれるのが可愛いと思う（男性）
・安心できるし、愛されていると感じるから（女性）
・包み込まれている感覚になるのが嬉しい（女性）
・キュンキュンするから（女性）

恋活・婚活コーチのJURIさんによると、後ろからのハグの特徴は、体全体を包み込まれることによる、愛され、守られている感覚のほか、無防備な状態である後ろから抱きしめられることによるドキドキ感だといいます。

バックハグで抱きしめられることによって下記の３つの気持ちが満たされると考えてよいでしょう。

愛されている実感ができる

自分の背中が相手の体に密着するハグでしっかり抱きしめられることで、愛されていることが実感できます。

守られている安心感がある

後ろからのハグは、体全体が包み込まれる感覚になります。それにより、守られているという安心感が満たされます。

不意打ちのドキドキ感を味わえる

前からのハグと違って、バックハグは後ろから突然抱きしめられることでドキドキ感、ときめきが味わえます。

では次に、後ろからのハグを「したい」人の気持ちにはどんなものがあるのか見ていきましょう。一般的に男性は「愛おしい、守ってあげたい」という気持ちから、女性は「甘えたい、そばにいて安心したい」という気持ちからバックハグをしたいと思うようです。

【バックハグしたいと回答した人のコメント（※）】
・好きな人を近くに感じたいから（男性）
・守ってあげたいから（男性）
・愛おしく感じるから（男性）
・後ろからのハグだと恥ずかしくなく、甘えたいときにやりやすいから（女性）
・好きな人とはずっとくっついていたいと思うから（女性）
・安心したいから（女性）

後ろからハグしたい人の心理についてJURIさんによると、男女共に「好きな気持ちを伝えたい」ということがベースにありつつ、「独占したい」という気持ちになったり、「甘えたい」、「構ってほしい」と感じたりするとのこと。いずれの場合も好きな気持ちが溢れ、高まっている状態といえます。

自分からバックハグをするのは、次の３つの気持ちが働いているといえるでしょう。

独り占めしたい

後ろからのハグは、相手をしっかりホールドし、身動きが取れない状態になります。これは相手への独占欲の表れ。相手を自分だけのものにしたい、という気持ちが元になっています。相手への思いが溢れ、愛おしさが高まった状態です。

構ってほしい、甘えたい

構ってほしい、甘えたいという気持ちからバックハグをするのもよくあるケースです。相手がテレビやスマホに夢中になっている、料理をしている、身支度をしている、など自分と離れて何かをしているシチュエーションで、後ろから気を引きたくなるのです。

正面からは恥ずかしい

前からのハグと違って、バックハグは後ろからなので顔を見ずに抱きしめることができます。正面からだと恥ずかしい、顔を合わせると照れてしまう、などの場合に後ろからハグをするケースがあります。

後ろからのハグは、正面ハグと違って相手が自分を見えない状態から抱きしめることになります。不意打ちで、心の準備ができない状態、防御できない行為なので、ふたりの関係が深まっていない段階で行うのは避けた方がベター。付き合っている状態、もしくは相手も自分のことが好きだと確信がある状態になるまで控えましょう。

付き合っている、もしくは互いに好意があるという関係性の相手に、バックハグするおすすめのシチュエーションはこちら！

雰囲気の良いデート中

夜景やきれいな景色、水族館や動物園など、何かを見るときなどはさりげなく後ろから「きれいだね」「あれ見て」など声を掛けてハグをすれば自然です。また、寒い時期には「寒いね」と言いながら後ろからそっと抱きしめるのもおすすめ。

日常のなにげないシーンで

キッチンで料理をしているとき、歯磨き中、ヘアセットをしているときなどに軽くバックハグするのは、愛情表現として受け入れられやすい振る舞いです。ただし、急いでいるときなどは邪魔だと思われる可能性もあるので様子を見ながらトライしましょう。

相手の元気がないとき

落ち込んでいるときや元気がないときに慰める気持ちを込めてバックハグをするのは、愛情や思いやりを伝えるのに適した行動です。正面からだとお互いの顔が見えますが、落ち込んだ顔を見ずにハグできるバックハグは相手にとっても嬉しい気遣いでしょう。

後ろからハグされたとき、どのように反応すればよいでしょうか。好感度が高く、相手との仲を深められる反応を紹介します。

ハグしてきた手を握る

相手の手を握ったり、腕をつかんだりすることで肯定的な気持ちを伝えることができます。ぎゅっと握ることでハグを受け入れていることを伝えます。相手の顔を見るのが恥ずかしいときにも使える対応です。

笑顔で振り向く

ハグしてくれた相手の顔の方向に振り向き、笑顔を見せます。ハグした相手は「喜ばれている」「愛されている」と感じてくれるでしょう。軽くほほ笑むだけでも感情が伝わります。

「嬉しい」、「好き」と言う

ハグされたときに「嬉しい」、「好き」、「幸せ」、「安心する」など、ポジティブな言葉を言うことで気持ちを伝えることができます。言葉が出なくても小さく声を出して笑うだけでも嬉しさを伝えられます。

振り返って正面でハグする

後ろからのハグを受け、体勢を変えて正面からハグをし返すのも好意を表す反応の一つ。ストレートな愛情表現ができます。

後ろからのハグはびっくりしてしまう、怖いという気持ちになるなど、苦手な人もいます。苦手だという人は、「バックハグはやめてほしい」ということを、角が立たないように相手に伝えることが良好な関係を続けるために必要なステップです。

例えば、「後ろからのハグはびっくりしちゃうから前からの方が好きだな」、「顔が見たいから前からハグして」など、相手やハグそのものが嫌いなわけではなく、後ろからのハグだけが苦手というニュアンスを伝えましょう。「バックハグが嫌」ではなく「正面ハグが好き」というように言い換えることがポイントです。

後ろからのハグは「好き」を伝える一つの手段です。バックハグだけに限らず、ふたりにとって心地よいスキンシップをするためにはお互いに確認し合って進めていくことが大切です。

もし、後ろからハグされたい・したいと思える相手と出会いたいなら恋活、婚活を始めてみる良いタイミングかもしれません。
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取材・文／関原のり子

【監修】
JURIさん
2011年に恋愛・婚活セミナー講師として開業し、結婚相談所のカウンセラー、恋愛アカデミーのセミナー講師として活躍、延べ１万人以上を担当。担当した会員は100％お見合いに至り、60％という高確率で交際から半年以内で成婚に結び付けたという実績を誇る。現在は「願いを叶える恋愛・婚活コーチ」として脳科学、心理学、メンタルトレーニングの観点から情報を発信。インスタグラム、YouTube、LINEなどを通じ、恋愛や結婚の成功方法を伝えている。著書に『次・また会いたい人』『彼女が欲しい方必見！必勝☆モテる出会いの技術』

【データ出典】
マクロミルアンケート（※）
ご自身に関するアンケート
調査期間：2022/10/19～2022/10/21
有効回答数：330人：165人（男性）165人（女性）
（インターネットによる20～40代向け男女アンケート調査　調査機関：マクロミル）