付き合う前の「手をつなぐ」行為にはどんな意味がある？つなぎ方で分かる男女の心理

付き合う前の「手をつなぐ」という行為には、どんな意味があるのでしょうか？付き合っていないときに手をつなぐ心理についてご紹介します。手をつながれたときのリアクションの仕方や、シェイクハンドや恋人つなぎなど手のつなぎ方によって変わる心理について、婚活コンサルタントの澤口珠子さんに伺いました。

手のつなぎ方には、さまざまな種類があります。それぞれの特徴や心理をご紹介します。

シェイクハンドつなぎ

握手するようにお互いの手のひらを合わせる一番ベーシックなつなぎ方で、恋愛にあまり慣れていない人や交際を始めたばかりのカップルなど、初心者向きです。相手と誠実に向き合おうという意思があり、好意があるけれど恋人つなぎをするまでの勇気はない、という意味も。恋人つなぎまでのワンステップと言えます。

恋人つなぎ

お互いの指を交互に絡ませる一般的なカップルのつなぎ方で、交際がスタートして正式にカップルとなった証しや、相手が自分に好意を持っているサインだと考えられます。もし交際前にこのつなぎ方をされた場合は、やや相手の気持ちが先走り気味、もしくは恋愛慣れしている可能性もあります。

ゆるめの手つなぎ

手のひらを重ねず指先だけを握るゆるめのつなぎ方は、カップルであれば交際期間が長く、お互いを熟知した関係と言えます。シェイクハンドつなぎよりも気軽な気持ちでしやすい ので、交際前であれば、相手は恋愛慣れをしていて相手の反応をうかがっている場合も。中には、極度に緊張してシェイクハンドで手をつなぐ勇気が出せず、指だけを握る人もいます。

交際を開始する前のデートで手をつなぐ際、気を付けておきたいポイントをご紹介します。

ポイント1：自然な流れでさりげなく

食事デートであれば、お店を出た後に駅まで歩く途中の道のりで手をつなぐのがおすすめです。お酒を飲んでいるなら、少し酔った勢いで手もつなぎやすく、「酔っ払って歩くと危ない」という口実にもなります。初回のデートでない場合は、待ち合わせ後に目的地に向かうまでの道案内をする、人混みや自転車を避けるなどのタイミングでさりげなくつなぎましょう。

ポイント2：いきなり手をつかまない

いきなり手を掴まれると相手はびっくりしてしまいます。最初は腕や服などを軽く押したり引っ張ったりして、徐々に手をつなぎやすい雰囲気にしていくのがポイントです。

基本的には付き合う前のデート中の手つなぎは相手から好意を寄せられている証しですが、本気度までは分かりません。また、デートを何度か重ねたけれど、自分が相手をどう思っているか分からない……という人にとって、手つなぎは自分の気持ちを整理するチャンスです。「相手」「自分」それぞれの本気度を見極めるポイントを解説します。

相手の本気度を見極めるポイント：スキンシップに発展するかどうか

手をつないで、そこからキスしようとしたり、ボディタッチをしたりするなど、それ以上のスキンシップを求めてこなければ本気度が高い可能性があります。なぜなら、好きだから触れたいけれど相手の気持ちを確認したい、という好意的で誠実な気持ちがあると考えられるからです。

反対に、手をつないだ後すぐに手をつなぐ以上のスキンシップを求めてきたら、真剣ではない可能性が高いです。手をつないだのは、あくまでもこちらの反応をうかがうためであると思われます。

自分の本気度を見極めるポイント：手をつないだ瞬間にどう感じたか

手をつながれたとき、しっくりきた・心地よかった・ドキドキした・うれしかった・もっと近づきたいと感じたなど、自分がポジティブな感覚を持てたかどうかは 重要な見極めポイントです。違和感があった・手を離したいなどと感じた場合は、それが相手に対する率直な気持ちであると考えましょう。

デート中に相手が手をつないできたら、どんなリアクションするのが良いのでしょうか。自分が相手をどう思っているかによって、おすすめのリアクションは変わってきますので、その例をご紹介します。

うれしいと感じたとき

まだ相手のことをはっきり好きだと言えない場合も、手をつながれてうれしいと感じたときは笑顔や態度で気持ちを示すと良いです。相手の顔を見て優しくほほ笑み、そして軽く握り返すことで「うれしい」という想いを表現してみましょう。

自分の好意も伝えたいとき

すでに相手のことが好きで自分の好意を伝えたいときは、ぎゅっと握り返し、反対側の手で相手の腕に触れてみましょう。移動するときにも離れないようにつなぎ続けると、好意があることが伝わりやすいです。

まだ自分の気持ちが分からないとき

相手への気持ちが明確ではないけれど、手をつなぎたくないと直感的に思った場合は、手を脱力させて、ふとしたタイミングにさりげなく手を離すようにしましょう。不明確な気持ちで何となく行動するよりも、自分が感じた素直な気持ちを大切にすることをおすすめします。

好意を抱けないとき

すぐに手を離し、その手に携帯やバッグなどを持って相手が手をつなげられない状況をつくりましょう。それでも手をつながれる場合は、交際していない人と手をつなげないことを伝えて、丁寧かつ誤解のないようにお断りしましょう。

まだ付き合っていない関係での手をつなぐ行為にはさまざまな意味や心理があり、自分の相手に対する気持ちを確かめる物差しにもなります。交際前の手つなぎでお互いの気持ちをしっかり見極めて、次の関係へとステップアップしていきましょう。

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取材・文／ペパーミント

【監修】
澤口珠子さん　
婚活コンサルタント。スフィアロココス株式会社 代表取締役社長。特定非営利活動法人日本教育福祉振興支援協会 少子化対策顧問。理想のパートナーを引き寄せる外見・マインドづくりのプロフェッショナル。これまで8年間で、1000人以上の女性を女子力アップレッスンでサポートし、8000人以上の女性を1対1で婚活コンサルサポート。「婚活」に特化したイメージコンサルタントとして、「マインド」「外見磨き」「コミュニケーション」の3軸で、理想のパートナーを引き寄せるノウハウを伝えている。主な著書に、『はじめての「ネット婚活」幸せになるための最短ルート』（幻冬舎）、『愛もお金も全て手に入る美しく自由な女になる方法』（総合法令出版）などがある。
公式サイト：https://sawaguchitamako.com/