結婚相談所での婚活期間はどれくらい？入会から成婚・退会までの流れ

結婚相談所に入会してから、成婚までの婚活期間はどれぐらいなのでしょうか？お見合いから仮交際、デートを重ねる真剣交際といった交際期間を経て、プロポーズ、成婚へと至る入会後の流れや、婚活に時間がかかる人とかからない人の傾向など、結婚相談所に関する気になるポイントを、恋愛・婚活コンサルタントの菊乃さんに伺いました。自分に合った相手探し、そして幸せな結婚生活のために、結婚相談所を賢く利用しましょう。

結婚相談所に入会してから成婚までの平均的な活動期間は、入会から1年以内が過半数となっています。

個人差が大きいですが、半年～10カ月ほどというケースが多いようです。

入会から成婚まで、どのようなステップで婚活が進んでいくのか見ていきましょう。

なお、以下は一例ですので、必要以上に意識しすぎず、婚活は自分に合ったペースで進めましょう。

1.入会／プロフィール作成

独身証明書、源泉徴収票などの必要書類を準備し、写真撮影を行い、自己紹介文を作成します。

大型連休などで役所が閉まり、書類提出に2週間かかってしまったという例もありますので、必要書類は早めに用意しましょう。

2.相手探し

最初のステップとなる「お見合い」。相手の探し方は主に以下の3つです。

結婚相談所から紹介してもらう
双方が会いたいと思えば、お見合い成立となります。マッチングアプリとは異なり、日程調整、お見合いの場所決めは結婚相談所が代行してくれます。

自分からお見合いの申し込みをする
結婚相談所ごとに、申込人数に毎月の上限がありますので注意してください。

お見合いを申込まれる
申し込みをくれた人の中に気になる相手がいれば、積極的に会ってみましょう。

上記のほかに、会員限定パーティを開催している結婚相談所もあります。
さまざまな出会いの機会を活用しましょう。

3.お見合い

お互いフルネームは非公開、下の名前だけ分かる状態で、ホテルのラウンジなどで会います。

1時間ほどお話しして解散となりますが、このときに連絡先の交換を申し出ることはマナー違反ですので注意してください。

会計は男性が支払うことが多いようですが、女性から割り勘にしたいと申し出ることも。このあたりの価値観が合うかどうかも、相手選びの要素の一つになるかもしれません。

ちなみに、結婚相談所に入会後、初めの1カ月は会うことを決められず見送ってしまう方も珍しくありません。
ですが、3カ月目以内にはほとんどの方がお見合いをしているようです。

4.仮交際

双方がもう一度会ってもいいなと思った場合、結婚相談所が連絡先の交換を仲介します。

メールなどでやり取りをし、2回目のデートの約束をします。

仮交際中はお互い新しい人に会うこともでき、複数の相手と同時進行ができます。「交際」と呼びますが、友達以下の状態でお互いを知っていく段階です。

目安として、入会して3カ月以内に仮交際まで進んでいる相手がいれば順調と言えるでしょう。

5.真剣交際

お互いに相手を1人に絞った、いわゆる恋人の状態が「真剣交際」です。

この段階に進むと、新たな紹介は止まります。

真剣交際に進みたいけれど、相手の本気度が分からないという場合は、マッチングコーディネーターに相談してみましょう。マッチングコーディネーターは相手が新規の相手を探しているかどうか分かるので、それを元に進むべきか、様子を見るべきかを助言してもらえます。

なお、真剣交際中も結婚相談所の月会費は発生します。

6.プロポーズ

結婚相談所は単なる恋人づくりの場ではありません。

真剣交際に進み、お互いを深く知った上で結婚したいと思えば、プロポーズをします。

両親へのあいさつや、住む場所を決めるなど、結婚に向けた具体的な話を進めましょう。家族との距離感や金銭感覚など聞きにくい話題についても、確かめておくべきタイミングです。

普通の恋愛とは異なり、聞きにくいことを交際初期に確認できるのも結婚相談所のよさです。真剣交際の期間は3カ月ほどというケースが多く、トントン拍子にスピード婚に至るカップルも少なくありません。

なお、「やっぱり違うな」と関係を解消することになっても、新たに相手探しから始めることが可能です。この場合、入会金などが新たに発生することはありません。

7.成婚／退会

結婚前提の交際相手が決まると、退会となります。このとき、結婚相談所によっては成婚料の支払いが発生します。

その後、自分たちに合ったタイミングで、婚姻届の提出時期などを決めていきましょう。すぐに結婚するカップルもいれば、しばらく恋人期間を楽しんでからというカップルもいるようです。

成婚までの婚活期間が短い人の特徴

では、スムーズに成婚に至る人に見られる特徴はあるのでしょうか。

お見合い相手と積極的に会ってみる

プロフィール上では、人柄や雰囲気までは分かりません。

「分からないから会わない」より、「分からないから会ってみよう」という考え方の方が、成婚に至る時期が早いようです。

相手の良いところを見て、ポジティブに捉えられる

相手の良い面を見られる、感謝できるポイントを見つけられる方は早く成婚に至っています。

例えば、相手からたくさん質問された場合、「質問責めにされた」と捉える人と「興味を持ってくれた」と受け取る人では、後者の方が好感を持たれやすいと言えるでしょう。

臨機応変に軌道修正できる

成婚が早い人は、入会から3カ月ほど婚活してうまくいっていなければ、マッチングコーディネーターに軌道修正を相談しています。

断ってばかりなのか、それとも断られてばかりなのか。それまでの活動を振り返り、その上で、写真や自己紹介文を変える、相手の条件を変えるといった対応を一緒に考えてもらえます。

せっかく結婚相談所に入会したのですから、どんどん相談しましょう。

反対に、婚活の活動期間が長引いてしまう人にはどんな傾向が見られるのでしょうか。

あくまでもゴールは幸せな結婚ですので、婚活の期間が短いから良い、長いから悪いということではありませんが、参考にしてみてください。

周囲の意見を気にしすぎる

家族・親戚など、周囲に結婚相手を気に入ってもらえるかどうかよりも、その人と結婚することで自分自身が幸せになれるかどうかを優先して考えるようにしましょう。

皆に祝福してもらえるのは喜ばしいことですが、その人と一緒に暮らしていくのは自分自身であることを忘れずに。

相手選びに慎重になりすぎる

相手選びに慎重になりすぎると婚活が長期化しやすいようです。

一度会っただけでは可もなく不可もなくという印象で、相手のことがよく分からないということは珍しくありません。分からないからといって断ってしまうと、婚活が長期化しがちです。もう一度会ってみる勇気を持ちましょう。

相手に求める条件ばかりが増える

相手に求める条件がどんどん増えていくと、長期化してしまう傾向があります。

自分は相手からどう見えるのか、どのような魅力があるのかを客観的に見つめ、そんな自分はどんな相手と合うのか、という希望条件を導きましょう。

登録するアプリや相談所の数をむやみに増やす

うまくいっていないなら出会いの数を増やせばいいと、マッチングアプリを併用したり、複数の結婚相談所に入会したりしても、あまり効果は見込めません。

やみくもに数を増やすよりも、なぜうまくいかないのか、まずは原因を考えてみましょう。

焦る必要はありませんが、結婚相談所に入会した後は積極的に活動することで、よりスムーズに成婚を迎えられることが多いようです。

ゼクシィ縁結びエージェントでは、マッチングコーディネーターが自分に合った相手探しや、より良い婚活のためのアドバイスなど、あなたの積極的な活動を的確にサポートしてくれます。ぜひ活用してください。

取材・文／とみこ

【監修】
菊乃さん
恋愛・婚活コンサルタント。マンツーマン相談の他、大手結婚相談所や行政機関で婚活セミナー講師を行う。
29歳まで手抜きを個性と取り違えたダメ女だったが、低レベルからの女磨き・婚活をつづったブログが「分かりやすい」と話題を呼び、2011年から恋愛・婚活コンサルタントとして活動。相談者の約4割は一度も交際経験がない女性。
著書に『あなたの「そこ」がもったいない。』（すばる舎）、『なぜか愛される女がしている73の習慣』（双葉社）など。
公式サイト https://www.bestpartner-prj.jp/
Twitter @koakumamt
恋愛・婚活コンサルタント菊乃Blog http://ameblo.jp/koakuma-mt/