婚活方法別のメリット・デメリットを分析！結婚相談所が向いている人・いない人とは？

結婚相談所で婚活するメリット・デメリットにはどんなものがあるでしょうか。この記事では、結婚相談所の他に、さまざま婚活方法の中でも利用者が多いマッチングアプリ、婚活パーティのメリット・デメリットの両面について解説。さらに結婚相談所が向いている人・いない人の特徴などについても、婚活事情に詳しいブライダルコンサルタントの江頭美鈴さんに教えてもらいました。

「結婚相談所」で婚活をするには、下記のようなメリット・デメリットがあります。

結婚相談所のメリット

信頼できる相手と出会える
結婚相談所に登録するには審査があります。

独身証明書や所得証明書の提出をはじめ、裏付けとなる各書類の提出があり、結婚相談所が責任を持って信用のおける人のみを登録させています。パートナーを探す上で信頼感があります。

普段出会えない人に出会えるチャンスがある
結婚相談所には、さまざまな年齢、職業、価値観を持つ人が登録しています。日頃の生活の中では出会えないタイプの人とも出会えるチャンスがあるでしょう。

幅広い選択肢の中から、本当に自分に合った相手を見つけることができます。

専門家のカウンセリング等アドバイスが受けられる
たくさんいる登録者の中からパートナーを探すときに迷ったり、交際が始まってからも何かと相談したいことが出てきたりします。

話を聞いてくれて、アドバイスしてくれる専門家がいるということは、スムーズに婚活を進めていく上で大きな支えになるでしょう。

時間や労力を抑えて効果を上げられる
結婚相談所からのアドバイスを受けながら、システムを上手に使っていくと、時間や労力を最小限に抑え、遠回りせずに結婚への道のりを進めます。

モチベーションを維持しやすい
日頃の生活の中で婚活を同時に進めていくのは、案外大変なことも多いもの。一人で婚活をしていると、心が折れそうになることもあるでしょう。

結婚相談所に登録していると、プロと二人三脚で婚活を進めていけるので、やる気が出ないときには相談をしたり、仕事が忙しいときには活動をゆっくりめにしたりと、モチベーションを維持しながらもあきらめずに継続していけます。

結婚相談所のデメリット

サポート内容が自分に合っていないこともある
結婚相談所のサポート内容には、例えば仲人型、検索型などそれぞれに特徴があり、中には自分に合わないこともあります。

なかなかうまく進まないと感じられるときには、プラン内容の見直しや活用方法を相談すると良いでしょう。

すべてをお任せではない
結婚相談所に登録すれば、どんどん自分に合う人を紹介してもらえると思って受け身でいると、せっかくの出会いをご縁につなげることができずにもったいないことになる場合があります。

アドバイスを受けながら、自分からも積極的にシステムを使っていく姿勢を忘れないようにしましょう。

登録審査に通過しなければ登録できない
いくつかの書類を揃える必要があり、登録したくても審査が通らない場合があります。また登録するためにはプライバシーを結婚相談所に開示しなければなりません。

言いにくいこともあると思いますが、信用を得て活動の一歩を踏み出すためには必要なことです。その中で活動していくにあたり、他の登録者にどこまで開示されるのか気になる人は、結婚相談所に確認しましょう。

＼こちらの記事もチェック！／
結婚相談所で婚活する６つのメリット！向いているタイプや他の婚活方法の種類も紹介

ほかの婚活方法として「マッチングアプリ」を利用するという選択肢もあります。そのメリット・デメリットを解説します。

マッチングアプリのメリット

隙間時間を活用できる
隙間時間を使いながら婚活ができるので、時間の節約にもなり効率的でとても便利です。

いろいろなタイプの人と出会える
多様なタイプの人が登録しているので、日常生活の中で出会えないような相手とも会うチャンスがあります。相手の住んでいる地域も年齢も趣味なども広範囲から選べます。

自分の価値観では「ここが大事」というポイントを持ちながら、自分の好みに合った人を選ぶことができます。

会う前にチャットなどでやりとりできる
マッチングアプリに登録してある相手の写真の印象や基本情報、趣味などを知った上で、事前のやりとりをして実際に会うことになります。いきなり会うより話しやすかったり、話が弾みやすかったりするでしょう。

自分のことを適切に伝えられる
マッチングアプリに登録するときに基本情報を考えて記載するので、いきなり会って緊張しながら話す場面とは違い、自己表現ができたり自分の好みや価値観を適切に伝えやすいでしょう。

また、相手への第一印象を決める、アプリに載せる写真は、気に入った写真の中から選んで載せるので、自分らしさの出ている良いものにできます。

マッチングアプリのデメリット

アプリによっては、虚偽のプロフィール情報の場合がある
一口にマッチングアプリと言っても多種多様にあります。中にはシステムに問題がある、登録している会員が嘘のプロフィールを載せているなどの場合があるかもしれません。信用のおけるアプリを活用しましょう。

コミュニケーションがとりにくい場合がある
実際に対面するのとは違い、最初は文字のやりとりから入ることが多いので、相手の表情や声、しゃべり方などが分からず、コミュニケーションが上手に取れない場合があります。

意気投合するようであれば、電話などでリアルに会話してみると、より相手のことが分かるでしょう。

選択肢が多すぎて迷う場合がある
たくさんの人が登録しているマッチングアプリでは、迷いやすい性格の人は相手を決めかねてしまうこともあります。ただいろいろな人を見ているだけで、実際にはその先に一歩も進めないということも。

時間の浪費ばかりにならないよう、勇気を持って一歩踏み出すことも必要です。

「婚活パーティやイベント」も利用者の多い婚活サービスの一つです。これらのメリット・デメリットを解説します。

婚活パーティのメリット

相手との相性が分かりやすい
直接会って、実際に相手を目の前にして表情や動作も見ながら話をするので、フィーリングが合うなど感覚的な相性が分かりやすいでしょう。

第三者に対しての振る舞いが分かる
婚活パーティやイベントでは、自分と話すだけではなく、気になった相手が第三者と話している様子や、全体の中での振る舞いも見ることができます。客観的な様子が分かるのも良いところです。

リラックスした雰囲気で交流ができる
婚活パーティやイベントでは、明るく盛り上げてくれる主催者側のスタッフがいたり、食べ物や飲物が用意されていたり、楽しい企画が用意されていることもあります。

カフェなどで待ち合わせをして１対１でいきなり会うより、緊張せずに参加できるかもしれません。

自分に合ったイベントを選んで参加できる
婚活パーティやイベントにはテーマ性のあるものも多く用意されています。同じような趣味の男女が集まるパーティや、地域や年齢など参加者の条件を分けて開催されることもあります。

結果がわかるのが早い
多くの婚活パーティ・イベントでは、最後にマッチングの結果発表をすることが多いです。その場で一度完結するので、上手くいかなかった場合も次に進みやすいでしょう。

婚活パーティのデメリット

自分らしさが出せないことがある
場慣れしていない、シャイな性格などで気後れしてしまい、楽しい雰囲気になじめない場合があるかもしれません。気付いたら話し相手がいなくなってしまったり、同性同士でかたまってしまったりすることもあるでしょう。

せっかくのチャンスなので、自分を前に出す少しの努力が必要です。

日時や場所が合わないこともある
参加したくても会場が遠すぎる、自分の休みの日と開催日が合わないなど、スケジュール調整が必要になる場合があります。申し込もうと思っていたのに迷っているうちに締め切られるということもあるかもしれません。

自分に合うパーティ・イベントの情報へのアンテナを常に高くしながら、スケジュールも柔軟に対応できるようにしましょう。

開催時間内で会話を進めなければならない
婚活パーティ・イベントでは、１対１で話す機会を設けている場合も多いです。決められた分数の中で、自分のことを伝えたり相手の話を聞いたりしなければなりません。

コミュニケーション能力を日頃から高める努力をし、時間を有効に使うために、話したいことをある程度、決めておくと良いでしょう。

これまでは幅広い婚活サービスの中から利用者の多い婚活方法のメリット・デメリットを見てきました。ここからは結婚相談所での婚活に「向かない人」はどんな人なのかを解説します。

自己開示ができない人

結婚相談所では、決められたプライベートな情報を開示する必要があります。また本心で伝えることが必要です。いろいろ知られたくないという人は、まだ結婚相談所に登録する心の準備が整っていないと考えられます。

まだ真剣に結婚したいと考えていない人

結婚相談所に登録している人は、プロのアドバイスを受けながらなるべく早く結婚したいと望んでいる会員が多いです。いろいろな人とお付き合いはしたいけれど、結婚はまだ先でいいかなと考えている人には、向かないと言えるでしょう。

今の自分を絶対に変えたくない人

婚活をしていると、自分のことを理解していくことや、時には自分のここを直した方が良いという気付きが出てきます。

自分のことはともかく、相手に望むことが多く、今の自分の価値観や好みを絶対に変えたくないという人は、結婚相談所が合わないケースが出てくるかもしれません。

費用対効果を理解できない人

結婚相談所はそれぞれの違いがありますが、プロの手を借りるので、そのための費用がかかります。説明を聞いても「そこまでの費用は払えない」と心の中で思っている場合には、まだ登録のタイミングではないと言えます。

費用対効果を出すためには、積極的にサービスを使うこと、つまり婚活に時間をかけられる状況が必要となります。婚活に本腰を入れようと、前向きな気持ちになれたときが登録のタイミングと考えましょう。

専門家より友人に相談したいタイプの人

多くの婚活を見守ってきた実績に基づく客観的なプロのアドバイスと、主観的になりがちな友人からのアドバイスは、時として違うこともあるでしょう。

結婚相談所のコーディネーターからのアドバイスより、友人からのアドバイスの方が自分には受け止めやすいと考えている人はあまり向かないと言えます。

反対に、結婚相談所での婚活に「向いている人」はどんな人なのかを解説します。

なるべく早く結婚したいと考えている人

集中して婚活を進めると、日常の中で婚活の優先順位が高まってきます。自分と同様、真剣に結婚を考えている人が登録しているので、お相手の候補が決まり始めると、とても早く展開していくケースもあります。

費用対効果をしっかり出そうと決断できる人

結婚相談所に登録したら待っているだけで良いと受け身で構えていると、どんどん月日がたってしまいます。サービスを有効に使いながら納得できる婚活をしようと決断でき、積極的に取り組める人は、とても向いています。

自己成長や自己変革をしたい人

婚活をしていると自分と向き合ったり、気付きがたくさんあったり、また時にはカウンセリングの中で、多くのアドバイスをもらうこともあるでしょう。

より成長したい、自分を変えてもっと魅力的な人間になろうという意識の高い人にはぴったりです。

コーディネーターと良い関係をつくれる人

結婚相談所で婚活を進める中でコーディネーターに自分のプライベートな話をしたり、本心を伝えたり、時には悩みを聞いてもらうこともあるでしょう。

信頼して自己開示すると自分のことをより良く理解してもらえます。結果的に自分に合う人との良い出会いにもつながることでしょう。

婚活方法にはさまざまな種類がありますが、それぞれの特徴を知り、自分に合ったものを選ぶことが、納得のいく婚活への近道と言えそうです。

どんな婚活方法が自分に合っているのか迷うなら、結婚相談所で婚活に関する無料カウンセリングを活用するのもおすすめ。入会を決めていなくても相談でき、結婚相談所の利用にあたって不安な点について質問したり、具体的な婚活イメージを確認することもできます。

ゼクシィ縁結びエージェントでは無料カウンセリングを実施中。ぜひ気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

取材・文／前川ミチコ

【監修】
江頭美鈴さん
M.E.プロダクション 代表
一般社団法人 エグゼクティブ・イメージコンサルタント 代表理事
東映株式会社の専属女優を経て、アナウンサー・司会等の話す仕事へ転向。NPO法人日本サービスマナー協会認定マナー講師、一般社団法人全日本ブライダル協会ブライダルコンサルタント、全日本ブライダルMCアライアンス所属。ICBインターナショナル認定イメージコンサルタント、NPO法人日本交流分析士協会心理カウンセラーなど。「話し方」「ファッション」「マナー」「心理」の４つの専門スキルを統合した独自カリキュラム、メソッドを開発。現在は、婚活講師、マナー講師、話し方講師をはじめ、企業・団体の人材育成に携わる。
公式サイト：https://me-pro.biz/index.php