結婚相談所の上手な使い方！受けられるサービスをフル活用して婚活を成功させる方法

結婚相談所にはどんなサービスがあるのか、また利用するにはどんなことに気を付ければいいのか。わからない部分が多いと不安を覚えてしまうものですよね。本記事では「結婚相談所で利用できるサービス」を紹介しながら、有意義な婚活のために気をつけておきたい点、またサービスを活用するためには何を心に留めておくべきかについて紹介していきます。

結婚相談所に入会するからには、そのメリットを最大限に享受したいものです。ここでは結婚相談所を活用するときに、あらかじめ押さえておきたいポイントについて紹介していきます。

無料カウンセリング時にサービス内容を確認する

一般的に結婚相談所では「無料カウンセリング」を実施しています。そのときにしっかりサービス内容を確認しておきましょう。

結婚相談所への入会を検討する理由のひとつに「専門知識を持ったプロのサポート」があります。たとえ会員数が少なくても手厚いサービスを提供する良質な結婚相談所はたくさんありますし、逆に知名度の高い結婚相談所でも、専門知識の乏しいコーディネーターがデータを提示するのみ、というケースもあり得ます。

料金はもちろん、自分が求めているサービスを提供しているか、相性のいいコーディネーターがいそうかなども確認しておきたいポイント。「大手だから」「有名だから」という印象に惑わされず、まずは相談所のスタッフが会員とどう向き合っているかをチェックしましょう。
また近年では結婚相談所を入り口にして、婚活とは関係ない高額なサービスをすすめるケースもあります。そのサービスが自分に必要なものであれば問題はありませんが、不要なサービスを受けることを前提としている場合は、入会は控えた方がよいでしょう。

どこまでサポートしてくれるかを確認する

結婚相談所が異なればサービスの内容も、サポート終了のタイミングも異なります。「成婚」の定義も「婚姻届の提出」であったり「お付き合い開始」であったり、と相談所によってさまざまですから、ここは入会前にしっかりと押さえておきましょう。

また退会のタイミングや成婚料の金額なども重要なポイントです。金額を細かく聞くことに気まずさを感じ、ついあいまいにしてしまいがちですが、そこは「サービスを受ける側の権利」として遠慮せずにしっかりと確認しましょう。

結婚相手に求めることを明確にする

入会前に「どんな相手と結婚したいのか」を自分の中で整理し、結婚観を理解してもらえるように言語化しておくことが大切です。自分で整理しきれないときはコーディネーターに相談し、一緒に明確化していきましょう。

結婚したい相手像や結婚観がはっきりすることで、お見合い相手の候補選びもスムーズになります。明確化の作業を通じ「コーディネーターと本音で話せる関係になれた」という声もあります。

「お互いのニーズ」をマッチングさせる場であることを理解する

結婚相談所に入会したからといって、すぐに結婚できるわけではありません。結婚相談所はさまざまな独身者の要望を取りまとめ、ニーズの交通整理をし、マッチングの機会を提供する場所。「希望を叶えてもらう」ことを期待するだけでなく、結婚相談所が手伝ってくれるサービス範囲を理解し「自分で頑張るべき部分は頑張る」という心構えも必要です。

逆にいうと相手に断られたからといって、人間性まで否定されたわけではありません。「ニーズが合わなかっただけ」と割り切り、必要以上に落ち込まないようにしましょう。

スムーズで有意義な婚活を進めるためにはどんな心構えが必要なのでしょうか。「婚活を成功させる心得」のポイントを4つに分けて紹介します。

期間を決める

まずは婚活をする期間を決めましょう。「誕生日まで」「クリスマスまで」など具体的な日を目標にすると、「この時期にお見合い」「いつ頃までに交際」と行動計画を逆算することができ、判断を先送りすることなく相手と向き合えます。

仮に達成できなくても「失敗したから終了」ではありません。リミットのタイミングで婚活を振り返り検証・分析をしましょう。何が問題だったかを考えて改善すべき点は改善し、「悪くなかった」という評価であれば同じアプローチで再挑戦する、というように活動にメリハリを付けることが大切です。

期間中はできるだけ婚活に集中する

「休日は婚活に集中する」「短期集中で、婚活中はプライベートをある程度制限する」と覚悟を決めると、高いモチベーションをキープすることができます。また集中することで「お見合いで前向きな会話ができる」など婚活自体にも良い影響をもたらします。

逆になんとなく婚活を続けていると明確なゴールが見えにくくなり、せっかくいい相手に出会えたのに「ここで決めてしまっていいのかな」と、判断を先送りしがちになります。

相手に求める条件を見直し、ポジティブさをキープする

結婚相手に望む「理想」は、時に現実離れしてしまうこともあります。今自分が相手に求める条件は現実的なものか、結婚生活に本当に必要なものであるかを、冷静な視点で検証しながら婚活をすることが大切です。

また婚活がうまくいかないと落ち込んでしまいがちですが、表情や発言までネガティブになってしまうと異性を遠ざける要因にもなり得ます。婚活にはメンタルが大切。心が上を向く「気持ちリセット術」を、何か一つ身につけておきましょう。

理想の相手像を具体化し過ぎない

理想の相手像を具体化し過ぎると、かけるふるいの目がどんどん細かくなり選択肢は減る一方です。

「譲れないポイント」は多くても５つまでを目安に。意識的に視野を広げて、これまで検討しなかったような相手とも積極的に出会うことをおすすめします。思いもよらなかった相手との、意外な相性の良さに気付くかもしれませんよ。

次にどんな人が結婚相談所での婚活に向いているのかについて見ていきましょう。

忙しく婚活の時間がつくりづらい、異性と出会う場がない人

「仕事が忙しくて婚活ができない」「時間がない」という人にこそ、結婚相談所での“効率的な婚活”がおすすめです。

コーディネーターが「仕事の忙しさ」が突発的なものか、恒常的なものかをヒアリングした上で、オンラインツールなどを活用しながら“忙しい人向けの婚活”をプランニングしてくれます。

また「異性と出会う機会がない」という人も、求める条件にマッチした異性を厳選し、出会いの機会を提供してくれる結婚相談所はぴったりといえるでしょう。

専門家のアドバイスを受け入れられる人

自分の意見を明確に持つことは大切です。しかしコーディネーターからのアドバイスを受け入れられないタイプの場合、結婚相談所での婚活はフィットしないかもしれません。

逆に専門家の客観的な意見に耳を傾け、より良い方向へ進むための軌道修正を素直に受け入れるタイプであれば、結婚相談所での婚活はきっと有意義なものになるはずです。

人を見極める自信がない人

過去の恋愛にトラウマがあったり、人を見極める自信がなかったりする人には、経験豊富なコーディネーターが助言してくれる結婚相談所がおすすめです。

結婚までの流れがシステム化されていて、消極的な人にはコーディネーターからの心強いサポートが期待できます。何か迷ったときも客観的な視点で第三者がアドバイスしてくれるので安心。結婚前に知りたい情報は基本的にオープンになっていますから、相手の素性を気にする心配も必要ありません。

もしも一人きりでゴールの見えない婚活を続けて息苦しさを感じているなら、気持ちをいったんリセットして結婚相談所での婚活を検討してみましょう。

コーディネーターへの相談を通して結婚観がクリアになりゴールが明確化することで、婚活に対する気持ちも前向きになってくるはずです。また婚活にまつわるセンシティブな悩みを「すぐ誰かに相談できる」という心強さもあります。結婚に向けてさまざまなサービスが用意されていますので、遠慮なくフル活用してください。

ゼクシィ縁結びエージェントの無料カウンセリングでは、サービス内容や婚活の進め方など、婚活をすすめる上で気になる点をその場で確認することができます。ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

取材・文／吉田美奈子

【監修】
荒木直美さん
婚活コーディネーター歴23年。「婚活界の瞬間接着剤」「歩くカップル製造機」の異名を持ち、婚活イベントではこれまで2000組以上のカップルを成立させてきた実績を持つ。その職人技はテレビや全国紙でも紹介され、オリジナルの婚“喝”語録も話題となっている。
公式HP：https://arakinaomi.net/