【結婚相談所のプロフィールの書き方】申込みが増える！？好感度アップの言い換え術

結婚相談所の婚活は、プロフィールを見てお見合いの申し込みをしたり、受けたりするので、見る人に「いいな」と思ってもらえる内容にする必要があります。好印象を与えるプロフィールの書き方とは？結婚相談所のプロフィールの基本から、男女それぞれやりがちな例を挙げて、良い印象を与えるための言い換え術を婚活コンサルタントの澤口珠子さんに伺いました。ついやってしまいがちなプロフィールの書き方も、言い換えるだけで印象が変わるので、ぜひ参考にしてみてください。

そもそも結婚相談所での婚活ではプロフィールは大切なの？プロフィールの重要性や基本についてお伝えします。

プロフィールの重要性とは？

結婚相談所での婚活において、プロフィールは年収や学歴などの条件だけでなく自分の人柄をアピールできる大切なものです。プロフィールはお相手に興味を持ってもらい、お見合いに繋がるきっかけになるので、魅力的なプロフィールを書けば、それだけたくさんの出会いに繋がるということなのです。

そもそもプロフィールが充実していると、より結婚への真剣度がお相手に伝わります。また、お相手もそのプロフィールを見て申し込んでくるので、相性の良い人と出会える可能性が高まります。

プロフィールの基本

始めと終わりにきちんとあいさつする
自分のプロフィールを読んでくれたお相手に、最初と最後に感謝を伝えるあいさつを入れましょう。最初は「数あるプロフィールの中から目を留めていただき、ありがとうございます」、最後は「プロフィールを読んでいただきありがとうございました」と入れることで、お相手に好印象を与えられます。

人柄は具体的に伝える
自分の人柄は、見た人が想像しやすいように、より具体的に書くようにしましょう。「周りからは責任感が強いと言われます」「細かいことは気にしないおおらかな性格です」など、自分がどんな人なのか、お相手が想像できるように具体的に書くことが大切です。

趣味や休日の過ごし方を書く
人となりを知ってもらうためには、趣味や好きなこと、休日の過ごし方などを具体的に書くと良いでしょう。１つではなく複数書くことで、お相手との共通点が見つかりやすくなるので、項目立てたりして内容を充実させるといいかもしれません。

ネガティブなことを書かない
プロフィールにネガティブなことを書いてしまうと、お相手はネガティブな印象を持ってしまう可能性があります。謙遜しているとはいえ、「どこにでもいる普通の男です」「何の取りえもありませんが」などと自分を落とすようなことを書くの は避けましょう。

結婚したらふたりでしたいことを書く
プロフィールを読んでお相手が明るい未来を想像できるような文章を入れると良いでしょう。例えば、「どんなときもお互いが支え合い、笑顔の絶えない家庭を築いていきたいです」「結婚したら休日は一緒に料理を したりして、ふたりの時間を大切にしていきたいです」などと入れると、これを見たお相手は「一緒にいたら楽しそう」と感じてくれるはずです。

婚活プロフィール作成の基本は、こちらの記事もご参考ください！
結婚相談所のプロフィールの写真・書き方で自分の魅力を相手に伝えるコツ＜例文付き＞
婚活プロフィールの書き方が知りたい！基本の構成や魅力が伝わる書き方を伝授

それでは、実際に好印象を与えるプロフィールを見ていきましょう。誠実さが伝わる男性のプロフィールとはどんなものなのでしょうか。つい書いてしまいがちな例を言い換えて、より良い印象を与える言い換え例を紹介します。

冒頭のあいさつ

例：「出会いがないので始めてみました」
↓
言い換え：「初めまして。『そろそろ結婚を』と思いながらも、職場は男性ばかりで出会いがないので、ここで良い出会いがあればと思い登録しました」

婚活の理由に納得するような内容を入れることで、プロフィールを見た人は相手を受け入れやすくなります。

例：「周りが結婚して焦って登録しました」
↓
言い換え：「最近友人の結婚が相次ぎ、とても幸せそうにしているのを見て、自分も将来を考えたお相手と巡り合えたらと思い登録しました」

「誰でもいい」「結婚を焦っている」という雰囲気がプロフィールから伝わるのは、お相手にあまり良い印象を与えません。「友人の幸せそうな姿を見て自分も幸せになりたい」といった、結婚への前向きな気持ちを伝えられるといいですね。

休日の過ごし方

例：「インドアで家にいることが多いです」
↓
言い換え：「休日はのんびりマイペースに読書を楽しんでいます。今は○○さんのエッセイを読んでいます」

例：「買い物が好きで友人と出かけることが多いです」
↓
言い換え：「買い物にインテリアショップへ行くことが多いです。インテリアが好きなので、センスのいい友人と部屋に合う小さな雑貨を見つけることにはまっています」

休日の過ごし方は、より人となりを分かってもらうために、具体的に書くようにしましょう。読書をしているなら、ジャンルや作者まで書き、買い物なら、よく行く街やショップなど具体的に書くと伝わりやすいです。

趣味

例：「読書が好きです」
↓
言い換え：「読書が好きで、最近はミステリーに目がありません。○○さんの著書は毎回チェックしています」

趣味も具体的に書くと、お相手はの人となりをイメージしやすいです。

例：「料理が好きです」
↓
言い換え：「一人暮らしなので、健康を考えて最近料理を始めました。まだまだレパートリーは少ないですが、好きな人と一緒に新しいレシピにトライできたら楽しそうだなと思います」

未来をイメージしやすい内容も盛り込むと好印象です。

仕事

例：「仕事は都内で会社員をしています」
↓
言い換え：「都内で○○の営業をしています。自分たちが作った商品の魅力がお客さまに伝わったとき、とても嬉しい気持ちになり、この仕事にやりがいを感じます」

仕事内容も具体的に伝え、どんな点にやりがいを感じているかを書くと、仕事の内容や思いも伝わります。

性格

例：「熱しやすく冷めやすい」
↓
言い換え：「好奇心旺盛でいろいろなことに興味があり、何でも試したくなります」

例：「物静かでおとなしい」　
↓
言い換え：「基本的には穏やかな方で、人の話を聞くのが好きです」
「どちらかというと自分が話すよりもお相手の話を聞くのが好きです」
「大勢でワイワイするよりも少人数でじっくりお話を楽しみたいタイプです」

「熱しやすく冷めやすい」や「「おとなしい」といった性格は、ネガティブに捉えられる可能性もあるので、プラスに見える表現をしましょう。

例：「真面目で誠実」　
↓
言い換え：「何事も真剣に取り組むので、周りからは『誠実だ』とか『信頼できる』といってもらえます」
「一度決めたことは最後まで責任を持ってやり遂げます。周りからも信頼できるといってもらえます」

例：「面倒見がいいといわれます」
↓
言い換え：「3兄弟の長男で小さい頃から弟たちの面倒を見てきたこともあり、人に頼られることが多いです。会社でも後輩たちから『頼れる！兄貴！』といってもらえることが多いです」

性格は具体的に書いたり、周りの人からの意見を交えたりすると、リアリティーが増します。

お相手に求めること

例：「明るくて優しい人がいいです」
↓
言い換え：「何でも話し合えて、笑顔の絶えない明るく楽しい家庭を築きたいです」

直接的なお相手への希望ではなく、理想の家庭像として希望を含ませると、お相手への要望や欲求として強く伝わらないので好印象です。

例：「家事が得意な人だと嬉しいです」
↓
言い換え：「家事の分担はきちんと話し合い、どちらかが負担にならないようにしたいです」
「正直にいうと、苦手な家事もあるのでフォローしていただけると助かります。その分、自分の得意な家事を頑張って負担にならないようにします」

例の書き方だと「家事はやってほしい」という印象が強くなるため、「分担したい」としましょう。「家事はふたりで協力したい」という気持ちが伝わります。

例：「共働き希望です」

↓ 言い換え：「住居や子育てなど将来の選択肢を増やすためにも、お互い仕事を続けられたらと思っています」
「結婚してもお互いのキャリアを大切にしたいと思っています。そのために家事などの協力は惜しみません」

共働き希望自体は悪いことではないですが、なぜそうしたいのかの理由を加えると、具体性が増してよりお相手への印象は良くなるでしょう。

魅力が伝わる女性のプロフィールを見てみましょう。やりがちなプロフィールを言い換えて良い印象を与えるには、どんな表現にすれば良いのでしょうか。

冒頭のあいさつ

例：「出会いがないので始めてみました」
↓
言い換え：「職場もプライベートも女性ばかりで異性との出会いがなく、思いきって登録しました」

婚活の理由に納得するような内容を入れると、お相手は受け入れやすくなります。

例：「周りが結婚・出産ラッシュなのを見て『自分もそろそろ！』と登録しました」
↓
言い換え：「最近学生時代からの親友が結婚し、幸せそうな様子を見て、自分も将来を考えられるお相手と巡り合えたらと思い登録しました」

お相手に対して「誰でもいい」という気持ちや、焦っている雰囲気が伝わるのは、あまり良い印象ではありません。婚活を始めた理由をポジティブに表現しているので、お相手にも好印象です。

休日の過ごし方

例：「週末はショッピングをしています」
↓
言い換え：「洋服のコーディネートを考えるのが好きで、週末は○○エリアによく出かけます」

単なる週末の過ごし方だけでなく、より具体的な普段の生活が垣間見えると、親近感が湧くはずです。

趣味

例：「ソロキャンプにハマっています」
↓
言い換え：「自然が好きでソロキャンプにも挑戦しています。少しずつキャンプギアも揃ってきて、キャンプ飯にも凝っています」

好きの度合いが分かる書き方をすると、お相手もイメージしやすいでしょう。

仕事

例：「仕事はアパレル販売です」
↓
言い換え：「仕事は30～40代向けのアパレルショップで販売をしています。何かと着こなしの悩みが出やすい年代ですので、私のコーディネートによってお客さまがよりきれいに着こなせるお手伝いができるのは本当に嬉しいです」

仕事内容を具体的に書くと、どんなことをしているのか、仕事に対してどのように考えているのかなどを伝えられます。

性格

例：「明るい性格です」
↓
言い換え：「何事もポジティブに考え、あまりクヨクヨ悩むことがありません」「何事も楽しむのが好きで、性格は明るい方だと思います」「初対面の人でもすぐに打ち解けて、会話を楽しむことができます」

例：「優しい性格です」
↓
言い換え：「困っている人を放っておけない性格もあり、周りからは『優しいね』といってもらえることが多く、相談役に回ることが多いです」
「どんな人にも思いやりを持って接したいと思っています」
「自分よりも相手の気持ちを優先してしまいます」

例：「サバサバしています」
↓
言い換え：「比較的楽観的な性格で、悩むことがあってもネガティブに捉えず前向きな解決を模索したいタイプです」
「細かいことを気にしない楽観的な性格なので、周りから付き合いやすいと言われます」
「一つのものに執着したり固執したりせず、柔軟に対応できます」

イメージしやすいように、性格はより具体的に書くようにしましょう。

お相手に求めること

例：「穏やかで優しい人が好きです」
↓
言い換え：「お互い思いやりを持ち、いつも笑顔でいられる温かい家庭を築きたいです」

お相手へ求めることをストレートに書いてしまうと、相手への要望や欲求と捉えられる可能性があります。直接的なお相手への希望ではなく、理想の家庭像として希望を含ませると角が立ちません。

例：「趣味を共有できる方だと嬉しいです」
↓
言い換え：「お互いの趣味を尊重し合える関係が理想的です。時には一緒に楽しめたらもっと嬉しいです」 「お互いの趣味を共有することで、ふたりの世界を広げられたら嬉しいです」

自分だけでなくお相手の趣味への理解も含ませると好印象です。

例：「共働き希望です」
↓
言い換え：「今の仕事にやりがいを感じているので、結婚後も仕事を続けたいと思っています。家事についてはお互い無理のない範囲で協力し合えたら嬉しいです」
「将来に備えて、結婚後も家事と仕事を両立して頑張りたいと思っています」
「おかげさまで今好きな仕事に就けているので、結婚後も仕事を続けたいと思っています」

共働き希望の理由も記載すると、書いてあることの信ぴょう性が増します。共働き希望の人には、良い印象を受け与えるはずです。

言いたいことは同じでも、書き方によって受け取る側の印象は変わります。プロフィールは見た人に良い印象を与えないと次のステップに進めないので、いろいろな手を使って好感度をアップさせることが大切です。

ゼクシィ縁結びエージェントでは、マッチングコーディネーターがプロフィールの書き方もアドバイスします。自分のプロフィールを書いたり、アピールしたりすることに慣れていない人も多いので、頼れる人がいるのは安心ですね。気になる方は、まずは無料カウンセリングを受けてみることをおすすめします。

取材・文／坂田圭永

【監修】
澤口珠子さん
婚活コンサルタント。スフィアロココス株式会社 代表取締役社長。特定非営利活動法人日本教育福祉振興支援協会 少子化対策顧問。理想のパートナーを引き寄せる外見・マインドづくりのプロフェッショナル。これまで8年間で、1000人以上の女性を女子力アップレッスンでサポートし、8000人以上の女性を1対1で婚活コンサルサポート。「婚活」に特化したイメージコンサルタントとして、「マインド」「外見磨き」「コミュニケーション」の3軸で、理想のパートナーを引き寄せるノウハウを伝えている。主な著書に、『はじめての「ネット婚活」幸せになるための最短ルート』（幻冬舎）、『愛もお金も全て手に入る美しく自由な女になる方法』（総合法令）などがある。
公式サイト：https://sawaguchitamako.com/