結婚相談所を途中退会してもいいの？事情別の退会のタイミングと注意点を解説！

結婚相談所は途中退会することができるのでしょうか。「結婚したい」と思い結婚相談所で婚活を始めたものの、さまざまな理由でやめざるを得なくなることもあるでしょう。結論から言いますと、結婚相談所は途中退会することは可能です。途中退会する手順と注意点を、婚活コンサルタントの澤口珠子さんに伺いました。また、結婚相談所を退会したいと考える理由とタイミングにはどんなものがあるのか、退会前にもう一度確認しておきたいこともお伝えいたします。

結婚相談所を途中退会することは可能です。どのような手順で退会するのでしょうか。また、退会時の注意点もお伝えします。

退会手順

一般的な退会手順は、結婚相談所に退会の意向を伝え、退会届の書類に記入することで退会できます。

メールや電話で退会を伝えた場合は、退会届の書類が結婚相談所から郵送され、それに記入して、送付することで退会できるところもあります。郵送で退会する場合、心配な人は「内容証明郵便」を使うとより安心です。

退会時の注意点

退会のタイミングによる金銭的な懸念点
結婚相談所や退会のタイミングによっては、違約金や返金などの金銭的な注意が必要なケースもあります。手数料や違約金などの途中退会費用は、発生しない結婚相談所もあれば、プランによって数十パーセントの解約手数料がかかる結婚相談所もあるので、入会時に確認することは大切です。

ちなみに、違約金などが発生した場合でも、結婚相談所が会員に請求できる違約金の上限は「2万円または契約残額の20％のいずれか低い額」 と特定商取引法のガイドラインに定められています。2万円より多く取られることはありませんので覚えておきましょう。

また、契約を交わした日から８日以内の退会なら、クーリングオフで全額が返金されるので、こちらも覚えておくと良いでしょう。

現状の活動進行状況の影響
基本的に、交際中・お申し込みの返事待ち中・調整中のお見合い・お見合い予定がある場合は、退会ができないとしている結婚相談所が多いです。現状の活動進行状況によっては、退会のタイミングを考慮する必要があります。

結婚相談所は退会することは可能ですが、理由によっては退会せずに何らかの対策ができることもあります。よくある理由を挙げて、対策を考えてみました。

他の婚活サービスで成婚が決まった

他の結婚相談所や婚活サービスなどで成婚が決まった場合は、退会するべき理由です。マッチングコーディネーターに報告の上、すぐに退会しましょう。

自分を取り巻く環境に変化があった

例えば、病気になって活動が続けられなくなった場合、重症度によって退会や休会の判断が必要です。ただ、活動中の結婚相談所が自分に合っていると感じるなら、休会制度を設けているところもあるので、退会ではなく休会することをおすすめします。

金銭的な問題がある

金銭的な問題でしたら、無理に続けることはおすすめできませんが、タイミングによっては違約金や手数料などで損をすることもあります。婚活をもう少し頑張りたいという気持ちがあるなら、期限を決めてラストスパートをかけることを検討してみてもいいかもしれません。

婚活のための時間をつくるのが難しくなった

まずは今後の活動や取り組み方について、マッチングコーディネーターに相談しましょう。活動のペースやプランを変えて、退会せずに活動を続けられる可能性もあります。

他の婚活サービスを利用してみたいと感じた

他の婚活サービスと同時進行ができるのであれば、その方が成婚率は上がります。マッチングコーディネーターに相談して、お金や時間、自分の労力の許す範囲でまずは両立を試してみては いかがでしょうか。両立が難しくなった時点で退会すれば良いでしょう。

なかなか成果が出ずに自信がなくなった

婚活は少しやり方や見せ方を変えるだけで、一気に状況が変わることもあります。

現状の活動で改善できることはないか、成果を出すための婚活方法について、マッチングコーディネーターにまずはアドバイスを求めましょう。そのアドバイスに納得し改善できそうなら、もう少し頑張ってみてはいかがでしょうか。

マッチングコーディネーターと合わないと感じている

担当のマッチングコーディネーターは変更することが可能なので、退会するのは時期尚早です。会員が無事成婚することが、マッチングコーディネーターはもちろん、結婚相談所の総意なので、気まずく感じる必要はありません。

成婚に至るには、マッチングコーディネーターとの相性も重要なので、速やかに相談窓口に申し出て、変更してもらいましょう。

「婚活を頑張ろう」とせっかく入会した結婚相談所を、途中でやめてしまうのはやはりもったいないことです。実際に退会する前に、改めて途中退会が正しい判断であるかを確認するためのポイントは何でしょう。

休会制度も視野に入れておく

「婚活の時間がなく少し休みたい」「けがなどで短期入院する」などの場合は、退会ではなく休会制度を利用する方が良いです。結婚相談所に籍席 は置いたまま、一定期間婚活をお休みすることができます。退会になると違約金やプランによっては手数料が掛かる結婚相談所もあるので、理由によっては休会制度を利用すると良いでしょう。

同じ結婚相談所内で活動スタイルを変える

同じ結婚相談所内で活動プランを変更したり、マッチングコーディネーターを変更したりすることで、婚活の流れが変わったり、自分に合ったペースで活動ができることもあります。結婚相談所を退会する前に、他のプランを試してみるのも一つの手です。

自分に合った婚活スタイルを考える

結婚相談所によっても、マッチングコーディネーターによっても、婚活の方法や進め方は異なります。一つの結婚相談所が自分に合わないだけで、「結婚相談所」を見限るのはもったいないかもしれません。

結婚相談所、婚活パーティ、婚活アプリと、さまざまな婚活サービスがありますが、自分に合った婚活方法は何か、よく考えてみましょう。

結婚相談所を途中で退会することは可能です。ただ、理由やプランによっては少しもったいない可能性もあるので、この記事でお伝えした注意点や退会する前に確認したいことをしっかりチェックすることをおすすめします。

ゼクシィ縁結びエージェントも途中退会することは可能ですが、他の方法を試したり、婚活を少しの間お休みしたりすることもできるので、決断をする前に一度マッチングコーディネーターに相談してください。気になる方はまずは無料カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。

取材・文／坂田圭永

【監修】
澤口珠子さん
婚活コンサルタント。スフィアロココス株式会社 代表取締役社長。特定非営利活動法人日本教育福祉振興支援協会 少子化対策顧問。理想のパートナーを引き寄せる外見・マインドづくりのプロフェッショナル。これまで8年間で、1000人以上の女性を女子力アップレッスンでサポートし、8000人以上の女性を1対1で婚活コンサルサポート。「婚活」に特化したイメージコンサルタントとして、「マインド」「外見磨き」「コミュニケーション」の3軸で、理想のパートナーを引き寄せるノウハウを伝えている。主な著書に、『はじめての「ネット婚活」幸せになるための最短ルート』（幻冬舎）、『愛もお金も全て手に入る美しく自由な女になる方法』（総合法令）などがある。
公式サイト：https://sawaguchitamako.com/