お見合いに遅刻は厳禁！遅刻回避のポイントと遅刻してしまったときの対処法

大事なお見合いといえど、交通機関の遅延や想定外の出来事などで、絶対に遅刻しないとは言いきれません。では、お見合いで遅刻するとどのようなリスクがあるのでしょうか。遅刻しないために意識するポイントをはじめ、もしも遅刻してしまった場合、遅刻がわかったときと、待ち合わせ場所に着いてからの対処法について、婚活女子メンタルサポート専門家の一色美華さんに伺いました。遅刻しそう・遅刻してしまったときに備えて頭に入れておきましょう。

社会人として「約束の時間を守る」ことは当然のマナーです。お見合い相手に限らず、遅刻はどんな相手との待ち合わせにおいてもマナー違反と言えるでしょう。

お見合いの場合、お相手は将来を考えて初めて会う人です。約束の時間になっても待ち合わせ場所に現れないと不安や不信感を生むことになります。「時間にルーズな人だ」「私はこの人にとってどうでもいい存在なのかも」などと、お相手からの自分に対するイメージを下げてしまうことにもつながりかねません。

さらにお見合いは、１時間程度の間に「仮交際」または「お断り」のどちらかを判断しなくてはなりません。大きな理由もなく遅刻することは、十分にお断りされる理由になります。他にも仮交際中の人がいたり、次のお見合いの予定があったりと、人気のあるお相手の場合は第一印象が悪ければお断りに繋がってしまいます 。

お見合いにおいて遅刻はあってはならないことですが、「寝坊」や「公共交通機関の遅延」、「コーディネートが決まらない」などの理由で、遅刻する可能性もないわけではありません。では、遅刻をしないために、どんなことを意識すればよいのでしょうか。

支度はすべて前日に済ませておく

お見合いに着ていく全身のコーディネートや持ち物などの身支度は、全て前日に済ませましょう。天候により傘なども必要になることもあるので、天気予報も忘れずにチェックしておくことが大切です。

また、お見合い場所の確認や、公共の交通機関を使う場合は時間や行き方、何かあった場合の連絡先も併せて確認しておきましょう。

アラームは余裕をもって設定する

お見合い当日の朝は余裕をもってアラームを設定し、早めに起きて準備をしましょう。家を出る時間の少し前にもアラームをセットしておくと、準備をしていて家を出る時間が過ぎてしまったということを防げます。

待ち合わせ時刻の30分前着を意識する

当日は交通機関の乱れなど何かあっても対応できるように、30分程度早く到着すると安心です。余裕をもって到着することで緊張も和らぎますし、お見合い場所に着いてから身だしなみをチェックすることもできます。

お見合いに遅刻してしまった場合、お相手はイライラしたり、不信感を抱いて「帰りたい」と思ったり、「大切に思われていないのかな」という思いから悲しい気持ちになったりするかもしれません。お相手の不信感を少しでも和らげるために、遅刻するとわかった段階でまずすべきことをお伝えします。

遅刻がわかった時点ですぐに連絡する

どんなに気を付けていても、諸事情によって遅刻してしまうことはあります。もし、遅刻するとわかった場合は、その時点で連絡を入れるようにしましょう。

お相手の連絡先を知っているなら直接お相手に連絡し、知らなければマッチングコーディネーターなどを介して連絡を入れましょう。

言い訳せずにきちんと謝罪する

連絡をした時点で、まずは誠心誠意謝ること。交通機関の事情など自分の責任ではない場合でも遅刻は事実ですから、潔く自分の責任を認め、言い訳せずにきちんと謝罪しましょう。

そして、到着予定時刻を告げて、5分以上遅れるようであれば、待ち合わせ場所からの移動などを提案してもよいかもしれません。

遅刻して待ち合わせ場所に着いてからはどんな対応をすればよいのでしょうか。お相手と対面してからの振る舞いを説明します。

謝罪をする

お相手と会ったらまず「お待たせして申し訳ありません」と再度謝罪しましょう。言い訳などせず、照れ笑いやごまかそうとする素振りも見せないのがベターです。

たとえ交通機関の遅延などの自分に原因がない場合も同様です。初対面であることや、お見合いであることを踏まえ、待たされていた方の側に立って考えることが大切です。

お相手が謝罪を受け入れてくれた場合

お相手が謝罪を受け入れてくれた場合は、もう一度謝罪し、許してくれたことへのお礼を伝えます。自発的にいつまでも遅刻の話題を続けると言い訳がましく聞こえてしまうので、お相手が受け入れてくれたら遅刻についての話題はやめましょう。

「遅刻」は当然マナー違反ですが、そういったアクシデントが起こったときにその人の本質が表れるものです。お相手に謝罪した上で、どんな振る舞いや会話ができるかが重要です。遅刻を失敗のままにせず、「自分を知ってもらうチャンス」や、「振り返って反省し次に生かすこと」に変えていけるとよいでしょう。

例えば、「もしまたお会いできるとしたら、おわびに〇〇をごちそうさせてください」とデートに誘ってみてもよいでしょう。また、今回のことを踏まえて、次回遅刻しないためにどうしたらよいか、それでも遅刻した場合どう対応したらよいかなどを考えておくのもよいですね

お相手が帰ってしまった場合

マッチングコーディネーターに連絡を取り、コーディネーターを介して謝罪します。その際、「できることならもう一度日程調整してお見合いしたい」ことを伝えてもらいましょう。

お見合いでの遅刻はあってはならないことです。しかし、何かの理由で遅刻してしまうことがあるかもしれません。もし遅刻をしたら、まずは誠心誠意謝ること。遅刻してしまったことは変わらないですが、その後の対応でお相手が受ける印象は良くもなり、悪くもなります。トラブルや失敗をプラスに変えていけるといいですね。
ゼクシィ縁結びエージェントのマッチングコーディネーターは、遅刻などの緊急事態も対応してくれます。遅刻後の相談にも乗ってくれるので、困ったことやわからないことがあったら気軽にご相談ください。

取材・文／坂田圭永

【監修】
一色美華さん
30代婚活女子メンタルサポート専門家。自身も結婚相談所でスピード婚をした経験を持つ、元大手結婚相談所カウンセラー。600名以上の相談実績から、恋愛が上手くいかない人の感情のパターンを読み解き、本来の“愛される自分”を取り戻す「パーソナルLOVEレッスン」を主宰。結婚相談所の婚活を推奨するコンサルタントとして、公式ブログやインスタグラムで婚活女子へ応援メッセージを発信している。
公式サイト：https://www.cariocastyle.net