結婚を前提としている方同士が出会うお見合い結婚だからこそ、プロポーズのタイミングに悩む人は多いでしょう。お見合い結婚におけるプロポーズのタイミングや結婚までの詳しい流れについて、婚活女子メンタルサポート専門家の一色美華さんにお話を伺いました。そもそもお見合い結婚であってもプロポーズは必要なのか、真剣交際に進めば「後は結婚をするだけ」なのかなど、気になる疑問にもお答えいただきました。

結婚を前提とした出会いでもプロポーズは必要

お見合い結婚における好印象なプロポーズとそのタイミングとは

結婚を前提としているお見合いでは、プロポーズは不要と考える人もいるかもしれません。しかし、 「結婚したい」気持ちを伝えること、そしてそれに対してきちんと返事をすることは、今後のふたりにとって大切なことです。きちんと言葉でお互いの意思を確認し合うことで、安心して結婚へと進むことができます。

真剣に思いを伝えることが大切

大げさなサプライズ演出は必要ありませんので、 きちんとお相手に伝わる言葉を準備しましょう。自分の言葉で真剣な思いを伝える瞬間は、ふたりにとって素敵な思い出になるはずです。プロポーズを「恥ずかしい」「照れてしまう」と思う人もいるかもしれませんが、勇気を出して心を込めた言葉で伝えましょう。

マッチングコーディネーターのいる結婚相談所では、プロポーズに適したタイミングであるかを確かめてくれたり、プロポーズの方法について相談に乗ってくれたりもします。不安な人は一度相談してみましょう。

お見合いからプロポーズまでの大まかな流れ

お見合い結婚における好印象なプロポーズとそのタイミングとは

■お見合い
結婚相談所のシステムでは「会ってみたい」と思う人に申し込みができ、申し込まれた側がOKをすれば、お見合いが成立します。そして初めて顔を合わせ、1時間程度のお茶をすることから始まります。プロフィールを元にお相手と話し、お互いのことを知っていくタイミングです。

■仮交際
お互いに「もう一度会ってみたい」と思ったら仮交際となります。デートなどを重ね、さらにお互いを深く知る期間です。この段階では複数交際ができるため、さまざまな人と積極的に会ってどのお相手と真剣交際するかを考えることができます。

■真剣交際
仮交際の期間で結婚を意識できるようになったら、真剣交際へと移ります。お相手を一人に決め、結婚相手として真剣に向き合う期間です。

■プロポーズ
結婚したいという意思を固め、気持ちを言葉にして確認するタイミングです。

真剣交際を始めて3カ月ぐらいがプロポーズのタイミング

多くの結婚相談所では、真剣交際からプロポーズまでの期間の目安を3 カ月程度としています。結婚相談所を介しての出会いは、マッチングコーディネーターに見守られながら「出会い〜成婚まで」の道のりを歩みます。具体的な期間を決めることで、どのタイミングでどんなことが必要なのかが分かりやすくなります。真剣交際開始からプロポーズするまでの期間に実施しておくと良いことを詳しく紹介します。

お見合い結婚における好印象なプロポーズとそのタイミングとは

真剣交際開始〜1カ月

■結婚について具体的な話をする
結婚する前提で、お相手と結婚後について具体的に話しておきましょう。住む場所・子どもについて・結婚後の仕事・婚姻届提出のタイミングなど、お互いの意見を交換することで結婚後のイメージが湧き、前に進みやすくなります。また、金銭感覚を知るためにも収入や貯蓄についてなど、少し聞きづらい話題もしっかり話し合っておくことが大切です。

■お互いの“トリセツ”を交換する
好きなこと・嫌いなこと・嬉しいこと・されると嫌なこと・こだわっていることなどを話しておくと、早い段階でお互いを理解し合えます。相手との素敵なパートナーシップを築くためには、自分自身を理解していることがとても大切です。婚活を始める前に、しっかり自分と向き合うことをおすすめします。

■遠出のデートをして距離を縮める
遠出のデートなど、 長時間をふたりで過ごし、距離を縮めていきましょう。「最初から居心地の良い関係」を築くのは難しいときもあります。お互いに自然体で何でも話せるようになると理想的ですが、なかなか打ち解けられなかったり、違和感を覚えたりすることがあれば、一人で悩まずにマッチングコーディネーターに相談しましょう。

お見合い結婚における好印象なプロポーズとそのタイミングとは

1カ月〜2カ月

■意見が合わないときにどうするか話しておく
結婚生活が始まると「価値観の違い」や「常識や習慣の違い」が出てきやすいものです。擦れ違ったり、戸惑ったり、時には感情的になってしまうこともあるでしょう。そうなると冷静な話し合いが難しくなってしまいます。ふたりの関係が良いときに話し合って決めておけば大きなトラブルに発展しにくいです。

■家族や友人に会い、話を聞く
結婚の喜びは周りの人の祝福があると倍増します。結婚前にお互いの親だけではなく、親しい友人などに会っておくと相手をさらに深く知ることができて安心です。

2カ月〜3カ月

■結婚の意思を確認する
きちんとプロポーズをして「結婚する」という意思をお互いにしっかり確認します。このときに温度差があると擦れ違ってしまうこともあります。とても大切なことなので、お互いマッチングコーディネーターに相談しながら慎重に進めましょう。

親への正式なあいさつはプロポーズ後に、ふたりの意思が固まってからで大丈夫です。大事な友人や職場への報告も正式に結婚が決まってからが良いでしょう。大切なのは「ふたりの関係が良好」であることです。それさえ保てていればどんなことでも乗り越えていけるでしょう。

どんな結婚の形でもプロポーズは大切に

お見合い結婚における好印象なプロポーズとそのタイミングとは

たとえ結婚を前提としたお見合いでも、これからの新しい人生を歩むふたりにとってプロポーズをすることはとても大切です。適切なタイミングであるか心配なときはマッチングコーディネーターに相談しましょう。たくさん話し合いを重ねお互いの意思を確認して、幸せな結婚へと進めていきましょう。



取材・文/ペパーミント



【監修】
一色美華さん
30代婚活女子メンタルサポート専門家。自身も結婚相談所でスピード婚をした経験を持つ、元大手結婚相談所カウンセラー。600名以上の相談実績から、恋愛が上手くいかない人の感情のパターンを読み解き、本来の“愛される自分”を取り戻す「パーソナルLOVEレッスン」を主宰。結婚相談所の婚活を推奨するコンサルタントとして、公式ブログやインスタグラムで婚活女子へ応援メッセージを発信している。
公式サイト:https://www.cariocastyle.net/

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