目次
婚活サービスの利用者はどれくらいいるの?
  • 各年に結婚した人のうち、婚活サービスを利用していた人の割合
  • 婚活サービスを利用していた人のうち、婚活サービスを通じて結婚した人の割合
婚活サービスを利用した婚活方法
  • マッチングアプリ
  • 結婚相談所
  • 婚活パーティ・イベント
婚活サービスを利用しない婚活方法
  • 知人に紹介を依頼
  • SNSで興味のあるコミュニティーに参加する
  • 趣味や習い事の場で相手を探す
はじめての婚活方法を選ぶポイント
  • 婚活にかける時間がどのくらいあるか
  • 選択肢をどの程度まで広げたいか
  • 第三者のサポートを必要とするか
婚活して結婚するまでの期間はどれくらいかかる? 婚活を成功させるための4つのポイント
  • 積極性を持つ
  • 活動期間を決める
  • 結婚相手に求めるものを整理する
  • 自分磨きをする
婚活サービスを上手に利用して「初めての婚活」へと踏み出そう

結婚願望はあるけれど、決まった相手がいないため、「婚活を始めること」を検討する人もいるでしょう。ひと口に婚活といっても、そのアプローチは人それぞれです。ここでは婚活を通じて結婚した人の割合や、婚活サービスにはどんなものがあるのか。また婚活方法を選ぶにあたり、どんなことを指針にすればいいのか、など「婚活とはどんなものなのか」について、婚活コーディネーターの荒木直美さんと共に考えます。

婚活サービスの利用者はどれくらいいるの?

婚活サービスの利用者はどれくらいいるの?

かつて「結婚相談所」「ネット系婚活サービス」「婚活パーティ」といった婚活サービスは「最終手段」と考えられていました。しかし昨今はグッと敷居が下がり、カジュアルに利用できるようになってきました。さて実際には、どのくらいの人が婚活サービスを利用しているのでしょうか。

婚活実態調査2023(リクルートブライダル総研調べ)によると、2022年に婚姻した人のうち「婚活サービスの利用経験者」は32.7%という結果でした。

■各年に結婚した人のうち、婚活サービスを利用していた人の割合

各年に結婚した人のうち、婚活サービスを利用していた人の割合

※データ出典:婚活実態調査2023(リクルートブライダル総研調べ)

さらに「婚活サービス利用経験者のうち、婚活サービスを通じて結婚した人」は47.0%で、約2人に1人が婚姻まで至っていることがわかりました。

■婚活サービスを利用していた人のうち、婚活サービスを通じて結婚した人の割合

婚活サービスを利用していた人のうち、婚活サービスを通じて結婚した人の割合

※データ出典:婚活実態調査2023(リクルートブライダル総研調べ)

10年前にさかのぼった2012年の調査では「婚活サービスの利用経験者」が22.5%、「そのうち、婚活サービスを通じ結婚した人」が21.9%であったのと比べ、いずれも大きく増加傾向にあることがわかります。

婚活サービスを利用した婚活方法

婚活サービスを利用した婚活方法

では「婚活サービス」を利用した婚活方法にはどんなものがあるのでしょうか。ここでは、婚活実態調査2023の調査結果で特に利用の多かった婚活サービスと、その概要について説明していきます。

マッチングアプリ

オンライン上で結婚相手や恋人の候補を探すためのアプリです。

基本はプロフィールを見て気になった相手に「いいね」を送り、相手からもOKをもらえればマッチング成立。アプリ内でメッセージやチャット、デートの約束をすることができます。

スマホ一つで簡単に利用でき、同じ年代や趣味・目的に合わせて好みの相手と数多く出会うことができるため近年特に利用が増えています。

2022年に婚姻した人のうち「婚活サービス」を利用した人の44.0%が「マッチングアプリ」を利用した、と回答しています。

結婚相談所

結婚を前提とした出会いの場を提供し、対面、交際から結婚に至るまでのカウンセリングやフォローなども含めたサービスを提供しています。

豊富な知識を持ったコーディネーターから、プロフィール作成やデート、相手とのやりとりなど、婚活のさまざまなシーンでサポートがもらえる点がメリットです。

2022年に婚姻した人のうち「婚活サービス」を利用した人の38.5%が「結婚相談所」を利用した、と回答しています。

婚活パーティ・イベント

結婚に意欲を持った男女の参加者を募り、プログラムを通じて意中の相手を探します。

イベント構成により異なりますが、主流は参加者全員と交流をする「自己紹介タイム」、気に入った相手と交流を深める「フリータイム」、マッチングが成立したペアを発表する「マッチングタイム」の3部構成となっているケースが多いです。

イベントによって「〇〇在住者限定」「〇歳から●歳限定」など参加条件が課せられている場合もあります。

2022年に婚姻した人のうち「婚活サービス」を利用した人の16.4%が「婚活パーティ・イベント」を利用した、と回答しています。

※データ出典:婚活実態調査2023(リクルートブライダル総研調べ)

婚活サービスを利用しない婚活方法

婚活サービスを利用しない婚活方法

では婚活サービスを利用しない場合、一般にどんな婚活が行われているのでしょうか。婚活実態調査2023の調査結果から、実情を見ていきましょう。

知人に紹介を依頼

2022年に婚姻した人のうち「婚活サービス」を利用しなかった人の23.4%が「知人に紹介を依頼した」と回答しています。

この場合、「紹介される側」の人となりを知る第三者が、客観的な視点から「おそらく相性がよいだろう」と判断した相手と引き合わせてくれます。やみくもに出会いを求めるよりも確実性が高いといえます。

SNSで興味のあるコミュニティーに参加する

2022年に婚姻した人のうち「婚活サービス」を利用しなかった人の17.9%が「SNSで興味のあるコミュニティーに参加する」と回答しています。

同じ趣味を持つ人や興味のあるジャンルが似ている人を、効率よく探せるのが「SNSのコミュニティー」。共通の話題を通じて仲を深めやすく、心理的プレッシャーを抱かずに済みます。

忙しい人にとっては、空いた時間にアクセスできる点も便利です。デメリットとしては「オンラインの出会い」からスタートするため、対面で会うまでに苦労する可能性があります。

趣味や習い事の場で相手を探す

2022年に婚姻した人のうち「婚活サービス」を利用しなかった人の16.7%が「趣味や習い事の場で相手を探す」と回答しています。

趣味のサークルや習い事教室などが、SNSのコミュニティーと最も異なる点は、「スタート時から相手と対面できる」こと。最初から顔見知りになれる点で有意義です。

一方、ある程度時間が拘束されることが前提となるため、プライべ―トの時間を捻出するのが難しい人には向きません。

※データ出典:婚活実態調査2023(リクルートブライダル総研調べ)

はじめての婚活方法を選ぶポイント

はじめての婚活方法を選ぶポイント

いざ婚活をスタートさせるにあたり、「どの婚活方法を選ぶべきか」と悩む人もいるでしょう。ここでは婚活方法を選ぶ際のポイントについて解説していきます。

婚活にかける時間がどのくらいあるか

「婚活にどのくらいの時間が割けるか」は婚活方法を選ぶ大切な要素です。例えば忙しく婚活にあまり時間が割けない人は、スマホなどの端末があればどこでも婚活ができる「マッチングアプリ」や「SNSのコミュニティー」が向いています。

逆に、じっくり時間をかけて吟味したい人には、段階を踏んで関係を深める「結婚相談所」や「趣味のサークルや習い事教室」、一対一で話す場を第三者がセッティングしてくれる「知人の紹介」がおすすめ。短期間で集中して婚活をしたい人は、一日かけて大勢の異性と出会うことができる「婚活イベント」がしっくりくるでしょう。

自分の生活スタイルを振り返り、婚活にかけられる時間がどのくらいあるかを確認しましょう。

選択肢をどの程度まで広げたいか

「大勢と会い、多くの選択肢から選びたい」か、または「事前に絞り込み、厳選した中から選びたい」かで、フィットする婚活方法も変わってきます。

「実際に対面で会える可能性のある人数」で比較すると、多い順に「マッチングアプリ」「SNSのコミュニティー」>「婚活イベント」「趣味のサークルや習い事」>「結婚相談所」>「知人の紹介」となります。逆にある程度会う人数を絞り込みたい場合は、「婚活サービス」の「条件で絞り込む」というオプションを活用することをおすすめします。

登録時にヒアリングする項目の細かさや、内容に対する保証の有無などを考えると、絞り込む精度は「結婚相談所」が最も高く、次いで「婚活イベント」「マッチングアプリ」となります。

まずは「知らない異性と会う」ことをイメージした上で、自分がどちらのタイプであるかを把握しておきましょう。

第三者のサポートを必要とするか

婚活を「自分で判断し、自分のペースですすめたい」か、または「第三者のアドバイスを得ながらすすめたい」か、という点も婚活方法選びの指針になります。

「マッチングアプリ」は、メッセージのやりとりから相手を見極め、次のステップに進むかどうかは自分次第、というセルフジャッジの側面が強いサービスです。さらに「SNSのコミュニティー」「趣味のサークルや習い事」の場合、そもそも婚活を目的としたものではないため「ジャッジするために必要な情報」が、思ったように得られないデメリットがあります。

一方、「結婚相談所」は、婚活のプロであるアドバイザーから助言がもらえ、お見合いのセッティングもシステムを頼ることができます。「婚活イベント」「知人の紹介」の場合は、プログラムや知人のセッティングを通じマッチング成立までは進みますが、その先は本人次第という面も。

それぞれの特性を比べ、自分のスタイルにより近いものを選びましょう。

婚活して結婚するまでの期間はどれくらいかかる?

婚活して結婚するまでの期間はどれくらいかかる?

婚活をスタートしてから結婚するまでの期間は、「婚活中にどれだけの人と会うか」で変わってきます。

ある程度婚活を進めて“経験値”が上がってくると、次第に相手をジャッジするスピードもアップしていきます。その場合、出会って1カ月ほどで結婚を決めることもあり得ます。逆に婚活初期に出会った相手を「もう少し見極めたい」と2~3年交際した結果、最終的には結婚に至らなかった、というパターンもあります。

理想の相手に出会うタイミングは人それぞれで、こればかりは「いつ出会う」と言うことはできません。もし婚活に割く時間が決まっていたり、早めに決着をつけたい事情があったりする場合は「可能な限り多くの人と会う」「一定の期間内に相手への判断を決める」など、戦略的に婚活を進めるといいでしょう。

婚活を成功させるための4つのポイント

婚活を成功させるための4つのポイント

では婚活を成功させるためには、どんな点を意識するべきなのでしょうか。ここではポイントを4つにしぼって解説していきます。

積極性を持つ

「婚活をスタートさせた」ことに満足してしまい、つい受け身になってしまうことがあります。

待っているだけでは、積極的な同性に先行されてしまい、マッチングまでなかなかたどり着けないかもしれません。まずは自分の存在を婚活市場に知ってもらうためにも、自ら動くことを意識しましょう。

活動期間を決める

まずは婚活をする期間を決めましょう。「誕生日まで」「今年いっぱい」など具体的な日を目標にすると、「この時期にお見合い」「いつ頃までに交際」と行動計画を逆算でき、判断を先送りすることなく相手と向き合えます。

達成できなかった場合は、その時点で婚活を振り返り検証・分析をしましょう。何が問題だったかを考えて改善すべき点は改善し、「悪くなかった」という評価であれば同じアプローチで再挑戦する、というように活動にメリハリをつけることが大切です。

結婚相手に求めるものを整理する

自分が「どんな異性を求めているのか」をしっかりイメージしておきましょう。その際、あれこれと細かく条件を設けるだけでは、相手選びのハードルだけがどんどん上がってしまいます。

「どこまでが許容範囲か、どうしても譲れない点は何か」を事前に整理しておくと、相手を目の前にしたときに一歩踏み出すべきかどうかの判断がしやすくなります。

特に婚活中は直感で判断を求められる一幕もあります。ブレーキかアクセルか、すぐに反応できる瞬発力も大事な武器になります。

自分磨きをする

婚活サービスは「自分が結婚相手を選ぶサービス」であると同時に「相手が結婚相手を選ぶサービス」でもあります。

自分が「こういう相手と結婚したい」と考えるのと同様に、相手もまた理想の結婚相手を探すために、譲れない条件を設定し、さまざまな角度から候補者を吟味するはずです。

そのときに「相手に選ばれる価値のある自分」でいようとする姿勢も大切です。日頃から自分自身の魅力を高める努力も忘れないようにしましょう。

婚活サービスを上手に利用して「初めての婚活」へと踏み出そう

婚活サービスを上手に利用して「初めての婚活」へと踏み出そう

婚活サービスの利用者が年々増加しているのに伴い、その存在はより身近でカジュアルなものになってきました。新たな出会いはただ待っているだけでは訪れません。もし結婚したいと思うのであれば、まずは初めの一歩を踏み出してみましょう。

ゼクシィ縁結びエージェントの無料カウンセリングでは、サービス内容や婚活の進め方など、気になる点をその場で確認することができます。活用してみてはいかがでしょうか。

取材・文/吉田美奈子

【監修】
荒木直美さん
フジテレビ「神アドバイザー付き婚活 セ婚ド!」出演中
婚活コーディネーター歴23年。「婚活界の瞬間接着剤」「歩くカップル製造機」の異名を持ち、婚活イベントではこれまで2000組以上のカップルを成立させてきた実績を持つ。その職人技はテレビや全国紙でも紹介され、オリジナルの婚“喝”語録も話題となっている。
公式HP:https://arakinaomi.net/

【データ出典】
婚活実態調査2023(リクルートブライダル総研調べ)

マッチングコーディネーターが、
一人一人に合った「出会い」をサポート!

受付時間 / 11:00~19:00

記事一覧