婚活でのトラブル6選！未然の回避策は？万が一巻き込まれたらどうする？

ひと口に婚活と言ってもさまざまな方法があり、気を付けないと予期せぬトラブルに見舞われるケースもあり、アプリや結婚相談所によりトラブルの内容はさまざまです。実際に起こりうる婚活トラブルには、どんなものがあるのでしょうか。また、トラブルを回避するためのポイント、トラブルに遭ってしまったらどうすればいいかなど、婚活女子メンタルサポート専門家の一色美華さんに教えてもらいました。

婚活トラブルにはどのようなケースがあるのでしょうか。まずは起こり得るトラブル例と、巻き込まれないための注意点についてご紹介します。

1．「遊び目的」の人とのマッチング

そもそも結婚する気がないのに「婚活しているふり」をして登録する人が紛れ込んでいるケースがあります。「付き合おう」などと簡単に口にして体の関係を持とうとすることも。その言葉をうのみにしてしまって関係を持った途端に音信不通になるというケースもあるようです。何度も会って十分に相手のことを理解できたと思うまで関係は持たないなど、慎重になる必要があります。

2．「セールス・勧誘目的」の人とのマッチング

セールスや勧誘目的の業者が紛れ込んでいるケースがあります。　「婚活男子（女子）」を装った業者に直接会うと、高額商品を売り込まれたり、ネットワークビジネスに勧誘されたりすることがあるようです。会話の中に不審な点がないか考えてみましょう。

3．「既婚者」とのマッチング

結婚しているにもかかわらず、そのことを隠してマッチングアプリなどで異性と知り合い、交際しようとする人が紛れ込んでいることも。知らずに交際してしまうと、あなたの大切な時間を奪われるだけでなく、心も体も傷つきます。相手が何かを隠しているような言動がないかチェックしましょう。

4．プロフィール詐称

運転免許証などの身分証明書で身元確認をしているアプリもありますが、職業・学歴・収入などを証明する書類は提出する義務がないところもあるため、自分を良く見せようとしてプロフィールを偽って記載している人もいるようです。会話の中でつじつまが合わない部分がないか考えてみましょう。

5．金銭トラブル

ある程度交際が進んだ段階で何か理由をつけて「お金を貸してほしい」と言われるトラブル。信用して貸してしまい、返ってこなくなるケースがあります。相手が困っている話を出してきてもすぐに信用しないようにしましょう。

6．ストーカー行為

安易に連絡先や住所を教えてしまうと、連絡を断ちたいと伝えても応じてくれず、電話をかけてきたり、家のそばで待ち伏せされたりすることがあるようです。個人情報は信頼関係ができるまで開示しないようにしましょう。

上記のような婚活トラブルに巻き込まれないためにはどうすればよいのでしょう。婚活トラブルを回避するためのポイントをご紹介します。

1．自分自身に合った婚活方法を選ぶ

婚活方法はマッチングアプリや結婚相談所などさまざま。審査などはなく誰でも登録して始められる所もあれば、各種証明書類の提出が義務付けられている所もあります。選ぶときは、例えば自分の恋愛経験のレベル、人を見極める能力の高さ、警戒心の強さなど、これまでの経験や性格などを考えることが大事。自分自身に合った婚活方法を選びましょう。

2．知り合ったばかりの人を100%信用しない

見ず知らずの異性と知り合う婚活では、交際に至るまでに時間をかけましょう。会うときは、まずは公共の場所や昼間のカフェなどで短時間から。話に矛盾やつじつまの合わないことはないか注意を払う、疑問に感じたことは質問するなど、自分のルールを決めておくとよいでしょう。それを拒否する相手なら、交際に進むのはやめましょう。

3．冷静な第三者に話しておく

相手に恋愛感情を抱いてしまうと、何かの違和感を感じても都合よく解釈し、気にも留めなくなる可能性が。相手とのやりとりを冷静に見てくれる第三者に話し、不自然な点がないかを確認しながら距離を縮めましょう。

もしも婚活トラブルに遭ってしまったときは、以下のような対処方法が考えられます。ただし、通報しても対応に時間がかかったりすると、その間も不安な気持ちになりストレスを感じてしまいます。親身になって話を聞いてくれる家族や友達、信頼できる人にも相談をして自分の心的ストレスを少しでも減らすことも大切です。

1.結婚相談所の場合

結婚相談所で出会った人のトラブルの場合、すぐに相談所のカウンセラー、または運営会社のお客さま相談窓口などに相談を。その結婚相談所の規約などに違反していた場合は、本人に事実確認をし、厳重な注意をするか、決められた処分が下されます。

2.婚活アプリの場合

婚活アプリでのトラブルや迷惑行為があった場合は、該当者のプロフィールにある「通報」ボタンなどから運営会社に報告を。本人への事実確認を行い、必要に応じて該当者に警告メールを送り、サービスの利用停止措置などとなります。

3. ストーカー行為・金銭トラブル・詐欺行為などの場合

悪質なストーカー行為・金銭トラブル・詐欺行為などの場合は、弁護士や警察などに相談しましょう。

4. どこに相談すべきかわからない場合

どこに相談してよいかわからないときは、消費者庁・国民生活センターへ連絡してみるといいでしょう。
https://www.kokusen.go.jp/map/index.html

「結婚したい」ことを公言して見ず知らずの人と出会うには、危険が伴うことを忘れずにいたいもの。婚活方法によって起こり得るトラブルは異なるので、不安があれば婚活を始める前に解消するようにしましょう。

縁結びエージェントでは、活動中のトラブルを防ぐために、入会前に独身証明書や収入証明など各種書面確認を実施しています。また、入会を決めていなくても、婚活にまつわる不安や悩みについて無料カウンセリングで相談することができます。婚活に関する不安や疑問は、このような無料カウンセリングを活用して解消しましょう。

取材・文／前川ミチコ

【監修】
一色美華さん
30代婚活女子メンタルサポート専門家。自身も結婚相談所でスピード婚をした経験を持つ、元大手結婚相談所カウンセラー。600名以上の相談実績から、恋愛がうまくいかない人の感情のパターンを読み解き、本来の“愛される自分”を取り戻す「パーソナルLOVEレッスン」を主宰。結婚相談所の婚活を推奨するコンサルタントとして、公式ブログやインスタグラムで婚活女子へ応援メッセージを発信している。
公式サイト：https://www.cariocastyle.net/
公式ブログ：https://www.cariocastyle.net/column
インスタグラム：https://www.instagram.com/mika.nesan/