- 【カップル】
- 1.恋愛の優先順位
- 2.休日の過ごし方
- 3.食の好み
- 4.愛情表現
- 5.結婚観や結婚願望
- 【夫婦】
- 1.子どもを持つ希望や子育ての方針
- 2.家事の分担
- 3.金銭感覚
- 4.将来設計
- 5.家族観
- 1.お互いの価値観が違うことに気付く
- 2.相手の価値観を否定せずに理解する
- 3.自分の価値観がどうやって生まれたのかを考える
- 4.その価値観は今の自分に必要なのか考える
- 5.相手の価値観の良いところを考える
- 6.話し合ってふたりにとって良い価値観を考える
価値観の違いとは?カップルや夫婦が違和感を覚える理由について、心理カウンセラーの竹内えつこさんが詳しく解説します。どのような時に価値観の違いを感じるのか、カップルや夫婦が価値観の違いを乗り越える方法についてもチェックしましょう。
価値観の違いとは

価値観の違いとは、お互いの「○◯は××である」といった考え方や感じ方、優先順位が異なることを指します。人は恋愛、結婚、金銭、趣味、仕事、食事などにさまざまな価値観を持っています。価値観は育った環境、過去の経験、周りからの影響によってつくられることが多く、多種多様な価値観があります。
どんな時に価値観の違いを感じるか?

カップルや夫婦など、身近にいて大好きな人であっても、価値観の違いを感じることは多いのではないでしょうか。どんな時に価値観の違いを感じることが多いのか、カップル、夫婦それぞれの例を見ていきましょう。
【カップル】
1.恋愛の優先順位
生活の中での恋愛の優先順位に、価値観の違いを感じることがあります。例えば、一方は恋人を一番に考えるタイプ、もう一方は仕事や趣味、友人も恋人と同じように大切にするタイプの場合だと、恋人を最優先にする側は寂しさや不満を感じることもあるでしょう。
2.休日の過ごし方
休日の過ごし方にも価値観の違いがあります。一方は「休日はアクティブに過ごしたい」、もう一方は「休日は家でゆっくりしたい」という場合、相手に合わせて不満を感じ、疲れてしまいがちです。
3.食の好み
デートで食事に行った時に「おいしい」と思う食べ物が同じだと、相手と相性が良いと感じます。逆に自分の大好物が相手の苦手な食べ物だった場合、感情を共有できずにお互いが我慢することになるでしょう。
4.愛情表現
愛情をどのように表現するかは価値観の違いが大きく表れます。言葉で表現する人、プレゼントの形で表現する人、スキンシップで表現する人、心の中で思っていても言葉に出すのが苦手な人などがいます。
5.結婚観や結婚願望
結婚願望があるかないかは、お互いの人生や結婚に対する価値観が色濃く出るものです。結婚観や結婚願望が合わないカップルは、結婚を見据えたパートナーとして長く付き合うのは難しいかもしれません。
【夫婦】
1.子どもを持つ希望や子育ての方針
子どもを持つかどうか、また子育ての方針など夫婦で価値観の違いを感じるケースは多いです。特に子どもを持ちたいか持ちたくないか、お互いの気持ちを結婚前にきちんと話し合っておかないと、夫婦関係を続けることが難しくなることもあります。
2.家事の分担
「家事の分担をどうするか?」は夫婦間でもめることの多い価値観の違いです。分担していても、どちらか一方の負担が大きく、もう一方が「手伝う」スタンスでいると、それがけんかの原因になってしまうこともあります。
3.金銭感覚
恋人同士の時はあまり気にならなかった相手の金銭感覚が、結婚すると気になることもあります。「気前がいいと思っていたけど実は貯蓄を全くしていなかった」、「無駄な買い物が多く節約が苦手だった」、「度を越した節約で日々の生活が窮屈」など、結婚後に相手の違った一面を見ることもあります。
4.将来設計
夫婦としての将来設計は、お互いの価値観の違いがはっきりするところです。「どこに住むか?」「住居を購入するか?賃貸住宅に住むか?」「子どもはどうするか?」「親の介護やお墓の管理はどうする?」など、価値観の違いがあらわになるでしょう。
5.家族観
結婚すると「家族」という単位になります。どんな家庭に育ったかによって「家族」に対する価値観が異なります。結婚後、それぞれの実家とどう関わるかは「家族」に対する価値観で変わってきます。それぞれの実家の家族と会う頻度や付き合い方など、夫婦間で価値観の違いがあると、もめるポイントになってしまいます。
カップル・夫婦で価値観の違いを乗り越える方法とは

1.お互いの価値観が違うことに気付く
まずはカップル・夫婦間でお互いの価値観が違うことに気付くことが大切です。価値観は自分にとっては「当たり前」ですが、相手にとっては「当たり前」ではありません。
2.相手の価値観を否定せずに理解する
相手が持っている価値観は、自分が持っている価値観とは正反対かもしれません。相手の価値観を「間違っている」と否定せずに、まずは受け入れましょう。そして相手の価値観について理解するように努めましょう。理解するために相手になぜその価値観が生まれたのか、経緯を聞いてみてもよいでしょう。
3.自分の価値観がどうやって生まれたのかを考える
また、自分の価値観がどうやって生まれたのかを考えてみることも必要です。強いこだわりがあり、どうしても譲れない価値観を持っている場合、なぜその価値観が育まれたのか自分のこれまでを振り返ってみましょう。
4.その価値観は今の自分に必要なのか考える
自分の価値観は、今の自分にとって必要なのかどうか考えてみましょう。今までの自分にとってその価値観は「当たり前」だったかもしれませんが、現在の自分にその価値観がマッチしているとは限りません。もし今の自分に必要のない価値観だったら、手放してもよいかもしれませんね。
5.相手の価値観の良いところを考える
相手の価値観の良いところを考えてみましょう。相手はその価値観のどんなところが良いと思っているのでしょうか?なぜ、その価値観にこだわっているのでしょうか?相手の価値観を否定するのではなく、ポジティブな面はないか考えてみることで見方が変わるかもしれません。
6.話し合ってふたりにとって良い価値観を考える
今まではお互いの価値観を持っていましたが、カップルや夫婦として長く関係を続けていくためには、自分だけの価値観にこだわっていてはうまくいきません。ふたりで話し合って、第3の「ふたりの価値観」を考えられると素敵ですね。
相手と向き合って新たな価値観を擦り合わせていこう

カップルや夫婦は育った環境が違うので、価値観が違うのは当然のことです。相手の価値観を否定するのではなく、なぜ相手はその価値観を持っているのかを考えたり聞いたりすることで、相手に対する理解が深まります。また、自分の中に譲れない価値観がある場合はなぜこだわってしまうのかを考える機会にするとよいでしょう。
お互いが自分の価値観だけにこだわるのではなく、相手と話し合ってお互いが良いと思える新たな価値観に擦り合わせていけると素敵です。お互いに影響し合って良い価値観に変えていけると、カップルとしてさらに成長できるはずです。
もし、価値観がマッチする相手を探したいなら、結婚相談所での婚活もおすすめです。ゼクシィ縁結びエージェントでは、入会前に婚活に関する相談を自由にできる無料カウンセリングを実施しています。興味があれば、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
取材・文/竹本紗梨
【監修】
竹内えつこさん
心理カウンセラー。大学時代に心理学を学び、卒業後はバーテンダー、アロマセラピスト、アロマ講師、カウンセラーという、異例の職歴を持つ。得意なジャンルは夫婦問題・パートナーシップ。東京・恵比寿にカウンセリングルームを持ち、対面、オンラインでのカウンセリングを行っている。現実的かつ理論的なアドバイスに定評があり、悩みを抱えている多くの女性たちから支持を得ている。
公式ブログ:https://counseling-sou.com/blog/
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