マッチングアプリの１回目デートの必勝完全マニュアル！誘い方・会話・場所を紹介

マッチングアプリで知り合った相手と１回目のデートが実現！初めて会う人とのデートは楽しみですが、どうすればいいのか分からないことや迷うこともありますよね。そこで、男女の出会いや恋愛心理に詳しい婚活講師の江頭美鈴さん監修のもと、マッチングアプリでの初デートを成功させる秘訣をまとめました。初デートへの誘い方からおすすめスポット、注意点やお役立ち会話マニュアルなど盛りだくさんに紹介します。

まずは初デートへの第一歩、マッチングアプリで知り合った人を自然に誘う方法をいくつか紹介します。

行きたいスポットをネタに誘う

メッセージのやりとりの中で相手の行きたいスポットが分かったら、それをネタに誘いましょう。「あの映画、公開が楽しみ」「○○美術館でやっている△△展、気になる」という内容が会話に出てきたらチャンスです。

「良かったら一緒に行きませんか？」と勇気を出して誘ってみましょう。

食べたい物を理由に誘う

相手の好きな食べ物も、誘う理由になりやすいです。例えば、スイーツ好きの相手には「今評判のスイーツがあるおしゃれなカフェを見つけたんだけど、一緒に行きませんか？」などと伝えます。

好きな食べ物だったら、相手も気軽に「行こうかな」と思えるはずです。

話を詳しく聞かせてもらいたいと誘う

相手の趣味や得意なことが会話に出てきたら、そこから話題を広げて誘うのもおすすめです。旅行が趣味の相手なら「写真も見せてほしいから、よければ会って話を聞かせてもらえませんか？」などが会う口実になりやすいでしょう。

ストレートに「会いたい」と言われると戸惑いがあるかもしれませんが、「話を聞きたがっている」という大義名分があると、相手も「私の話でよければ」とOKしやすくなります。

初めて会う相手に好印象を持ってもらうことが、１回目のデートを成功させる秘訣です。次に挙げる内容を事前に確認してぜひ心がけてみてください。

時間管理をする

待ち合わせ場所には予定より10～15分前には到着して待っていましょう。初デートから遅れるのは、印象が良くありません。また、相手の帰る時間に配慮することも大切です。あらかじめ「何時ごろまで大丈夫？」と聞いておくといいですね。

終電に間に合うよう走らなければならない……などということがあると、次に会うのはちゅうちょされてしまうかもしれません。

清潔感のある装い

髪や顔、洋服などを清潔に整えるのはもちろんですが、清潔感を意識することが大切です。例えば、洗いたてのシャツでも袖口が擦り切れていたり首元にシミがあると清潔さは感じられません。

身だしなみや洋服は全体的に細かくチェックしましょう。

楽しい会話を心がける

初デートが楽しければ、次回のデートにつながる可能性も高まります。ネガティブな発言をすると、眉をしかめたり口がヘの字になり感じの悪い表情になるので、初デートではネガティブな発言や話題は避け、明るい会話で盛り上がりましょう。

楽しい時間を過ごすと、相手との信頼関係も築きやすいです。

どこに行きたいか相手の希望を聞き、「どこでもいいです」「お任せします」と言われたら、こちらで決めてあげるとスムーズです。次に挙げる場所などが初デートにはおすすめです。

おしゃれなカフェ

雰囲気のいいおしゃれなカフェは居心地もよく、気持ちをリラックスさせてくれます。映える写真を撮る楽しみもあり、そこから会話も弾みやすくなるでしょう。

カジュアルなレストラン

少し高めのレストランはコストもかかる上に緊張しやすいので、避けた方がいいでしょう。１回目のデートは気軽に行けるカジュアルなレストランがおすすめです。

気軽でもあまり騒々しくないお店を選ぶと、落ち着いて話もしやすいです。

映画館

何を話していいか分からない場合は、話題作などの映画もいいでしょう。映画を見ている間は会話をしなくても一緒の時間を共有でき、終わった後は映画の話題で盛り上げることができます。

展望台

晴れた日に展望台に上ると、眼下に広がる景色に思わず声が出ていつまでも眺めていたくなります。また、夕暮れ時や夜にはロマンチックな雰囲気にしてくれます。

感動した時は感情が揺れやすく、１回目のデートでもいい雰囲気になりお互いの距離が近づきやすくなります。

イベント

フードフェスやイベントのにぎやかな雰囲気の中でのデートもいいでしょう。おいしいお店や話題のお店が出店していたり、ステージで演奏があったりと、楽しめるものがたくさんあります。

イベントを満喫して疲れたら、近くのカフェに移動してまったり過ごすのもいい時間です。

初デートの前日や当日に慌てないように、事前準備は大切です！デートの日程が決まったら、次の準備を進めるといいでしょう。

美容室・床屋に行く

第一印象を良くするためにも、身だしなみの一つとしてヘアスタイルを整えましょう。おしゃれなスタイルを目指すのではなく、お手入れされている感じが伝わることが大切です。

明るく清潔感のある、目に前髪がかからないスタイルがおすすめです。

デート場所の確認

デートの場所が決まったら、電車に乗る時間やデート場所の確認をしておきましょう。時間ぎりぎりで焦らないように、1、2本早めの電車に乗るくらいの予定がいいですね。

また、待ち合わせ場所からデート場所まで移動がある場合には、そのアクセスや所要時間も確認をしておくと安心です。レストランやカフェを予約した場合は、2、3日前に予約確認もした方がいいでしょう。

洋服選び

第一印象に大きく影響する洋服選びは重要な事前準備です。当日に「何を着て行こう」「着るものがない！」と迷ったり慌てると、遅刻の原因となってしまいます。

TPOに合わせつつ、プロフィール写真のイメージとかけ離れないような雰囲気のスタイルがいいでしょう。好印象を持ってもらうためにも清潔感のある爽やかな装いを心がけるといいです。

相手のプロフィールとメッセージを再確認

相手の写真やプロフィールを再確認し、インプットしておきましょう。プロフィールには会話のネタになるヒントがたくさんあります。旅行が好きな相手なら自分の旅行経験も話せるように写真を準備しておくなど、当日の会話を想像しておくのもおすすめです。

また、これまでどのようなメッセージのやりとりをしていたのかも見直すことも大切です。そこから話題を広げることもできるし、複数の人とやりとりをしていた場合、「え、それ私じゃないよ」と言われないよう、他の人とのやりとりと混同を避けるためにもチェックが必要です。

前日に確認のメッセージを送る

「明日は楽しみにしています！11時半に○○駅の南改札口でお待ちしています」など、確認の意味を込めて楽しみにしているメッセージを送ると、誠実な印象を与えます。

マッチングアプリで知り合ったなら、初デートが初対面という場合がほとんど。お互い知っているようで知らないことも多い間柄なので、次の点に注意するといいでしょう。

相手が安心できる場所を選ぶ

アプリでは仲良くやりとりしていても実際に会うのが初めてなら、相手を不安にさせない配慮が大切です。例えば人通りが少ない路地は避け、多少遠回りでも大通りを選んで歩くとか、もう少し話したいからといって夜の公園に誘うなどはNGです。

悪気はなくても相手に不安を感じさせると誤解を招いてしまうので、周囲の環境にも気を配りましょう。

遅刻しないようにする

初デートから相手を待たせるのは印象が良くありません。遅刻をすると謝罪から入らなくてはいけないし、その後も引け目を感じて余裕を持って相手と話せなくなることもあります。

楽しい時間を共有するためにも、早めに行って相手を待っておくといいですね。

待ち合わせですぐに分かるようにする

お互いにプロフィール写真と実際とでは、イメージが違う場合があります。待ち合わせ場所は分かりやすく「改札を出て右側の○○の前」とピンポイントで決めておくことも必要ですし、服装の特徴を伝え合っておくとよいでしょう。

距離感を保つ

人には誰でもパーソナルスペースというものがあります。パーソナルスペースは、心理と実際の距離感ですが、一緒に歩く時に近過ぎたり、正面から至近距離で話されると思わず引いてしまうこともあります。相手から45cm内に入ると嫌悪感や不快感を抱かせてしまう可能性があるので気を付けましょう。

また、まだお互いのことをよく知らないのに、いきなりなれなれしい態度や言動をすると失礼な印象になります。相手を尊重した態度や言葉遣いで、デートを楽しみましょう。

自分のことばかり話さない

自分のことを知ってほしいからと、つい自分のことばかり語ってしまわないように気を付けましょう。一方的な“自分語り”は、相手にとっては苦痛である場合もあります。

会話のキャッチボールを大切にして、交互に話すように意識するといいですね。

相手のことを詮索し過ぎない

もっと相手のことを知りたいという気持ちもあるかもしれませんが、同時に相手には、初めて会うのだから警戒心があって当然です。あれこれプライベートなことを詮索するように聞かれると「嫌だな」と感じる人もいます。

相手のリアクションや表情を見ながら、不快にさせないような話題を選びましょう。

飲み過ぎないようにする

お酒を伴って食事をする場合は飲み過ぎないよう、飲ませ過ぎないように気を付けましょう。飲み過ぎると、言わなくていいことを言ってしまったり、気持ちが悪くなったりしてしまいます。

初対面での深酒は、「友達としてはいいけれど、お付き合いするのは負担」と、次につながらない可能性もあります。話が合うからと言って夜中近くまでお店をはしごするのではなく、お互いに「ちょっと物足りないな」「また会いたい」と思うところでお開きにしましょう。

長時間デートをしない

昼間のデートであっても初デートは、「もう少し話したかった」と思うくらいのところでお別れした方が、次につなげやすいです。初デートは楽しくても緊張感で疲れる場合もあるので、ほどほどのところで切り上げて、2回目のデートの約束をするといいでしょう。

夜のデートの場合は、なおさら時間に気を付けなければいけません。話に夢中になり気付いたらこんな時間……ということにならないように、「そろそろ帰りましょうか」と切り出すのも優しさです。

会話に困らないように、事前に何を話すかいくつか話題を考えておくといいですね。マッチングアプリで知り合った人との初デートにおすすめの話題を紹介します。

会いたいと思った理由

どうして自分と会いたいと思ってくれたのか、相手は興味があるはずです。「写真を見てすごく優しそうだと思ったし、共通の趣味で話も合いそうだから会ってみたいと思ったんだよ」など、素直な気持ちで会いたいと思った相手の魅力を伝えると喜ばれます。

メッセージのやりとりからヒントを得る

「職場が楽しいって言ってたけど、どんな雰囲気なの？」「趣味を探したいって言ってたけど、何か見つかった？」など、過去のメッセージにはたくさんヒントがあります。いくつかピックアップしておくといいでしょう。

「何げない会話も覚えていてくれたんだ」と好印象にもつながります。

休日の過ごし方

休日の過ごし方で相手のライフスタイルが垣間見えることもあります。例えば、休日はどこかに出かけたいという共通点があれば、「今度○○に行ってみない？」と次のデートにも自然につなげることができるでしょう。

１回目のデートの時、カフェやレストランでの支払いはどうすればいいのか悩んでしまいますよね。ここでは、支払いパターン別に男性心理と女性心理を解説します。いくつかのパターンを事前にイメージしているとスムーズですよ。

割り勘にする

１回目のデートで「恋愛関係には発展しないかも」「彼女にしたいタイプではない」と思った場合、「割り勘にしたいな」と考える男性はいます。女性の中にも、「デート代は男性に払ってもらいたい」「割り勘ならもう会わなくてもいいかな」という考えの人がいます。割り勘を提案された時点で「恋人候補から外されたのかな」と勘繰ってしまう人もいるでしょう。

しかし、今の時代は男女とも「割り勘が当たり前」と考える人が増えています。「男性がおごるのが当然という考えの女性は好きになれない」という男性もいれば、「割り勘でも全然気にしない」「引け目を感じたくないから自分の分は自分で払う」などと同等の立場を求める女性もいます。

割り勘にすることで「価値観が合う」と思われることもありますが、一部の人にとっては「今後恋愛に発展しない可能性がある」という意味を含んでいるということも認識しておくといいかもしれませんね。

男性が多めに支払う

割り勘に対して良くないイメージを持っている人がいることを考えると、男性が多めに支払うという選択は無難でおすすめです。７～8割は男性が支払い、残りを女性に出してもらうことで、「ごちそうしてもらった」という負い目を感じさせないので、お互い気兼ねなく次も会いやすいでしょう。

男性が全額支払う

男性自身が「デート代は基本男性が出した方がいい」という考えなら、全額支払うのもいいでしょう。ごちそうしてもらうと人は嬉しいものです。相手を喜ばせることができ、「気前がいい」「優しい」などの良い印象を与えることもできます。

女性の中には「次会う時に、何かお礼をしなきゃ」「次回はお茶代くらい私が出そう」と思う人もいるので、次に会う約束ができる可能性も高まります。

女性から割り勘にしましょうと提案されたら

支払いのシーンで、女性の方から「割り勘にしましょう」と提案される場合もあるでしょう。男性が全額支払う、もしくは多めに支払う予定であれば、「ありがとう」と気持ちだけ受け止めて、「今回は初デートなのでごちそうさせてください。次回からはよろしくね」などと、予定通りの支払いをすると好印象です。しかし、それでも相手が強く割り勘を希望したら、その気持ちを尊重して受け入れましょう。

自分がどうしたいかという気持ちと同じように、相手はどうされたいか、という気遣いも大切です。初デートなので、自分の意思を伝えつつ、相手の気持ちを尊重したり相手にお金や気持ちの負担をかけさせないように配慮するといいですね。

デート後はアフターフォローも大切です。また会いたいと思ったら、ぜひ、次に挙げることを意識してみてください。

その日のうちにお礼メッセージを送る

お互いに楽しかった気持ちが新鮮なうちに、お礼のメッセージを送りましょう。相手は「私のこと、どう思ったのかな」と気になっているはずです。

「今日はありがとうございました。たくさん話ができてとても楽しかったです。またおいしいお店に行きたいですね！」などの前向きなメッセージは、相手が安心するとともに、誠実な印象で好感度もアップします。

メッセージのやりとりを続ける

初デート後も、メッセージのやりとりを続けましょう。「明るくて前向きなところがいいと思った」など、実際に会ってみて感じた魅力や良いところを褒めると喜ばれます。

ただし、初デートをしたからといって急に距離が近くなり過ぎると、相手は引いてしまう可能性もあります。あくまでも相手のテンポに合わせましょう。

次のデートに誘う

次のデートに誘うなら、早い方がおすすめです。楽しい時間を過ごした余韻があるうちの方が受け入れられやすく、この先の展開も良い方向に進みやすくなります。

いつまでも誘わなかったり次のデートが１カ月先だと、その間に気持ちもトーンダウンしてしまうので、あまり時間を空けずに次のデートに誘いましょう。

マッチングアプリで知り合った相手とは、１回目のデートが重要です。共通の知り合いなどもいないので、初デートで失敗すると連絡が途絶えてしまう可能性もあります。デートの前には身だしなみを整え、プロフィールややりとりを復習し、会話のネタをいくつか用意するなど、できることはやっておきましょう。「こういう会話になったら、こう答える」「映画の後にはカフェに誘う」など、シミュレーションをするのもいいですね！

あれこれ一人で考えるのが苦手、大変と思うなら、アドバイスをもらいながら恋活や婚活をするのもおすすめです。婚活のプロが出会いをサポートしてくれるゼクシィ縁結びエージェントでは、無料カウンセリングを実施中。気軽に問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

取材・文／仲西なほ子

【監修】
江頭美鈴さん
M.E.プロダクション　代表
一般社団法人　エグゼクティブ・イメージコンサルタント　代表理事
東映株式会社の専属女優を経て、アナウンサー・司会などの話す仕事へ転向。NPO法人日本サービスマナー協会認定マナー講師、一般社団法人全日本ブライダル協会ブライダルコンサルタント、全日本ブライダルMCアライアンス所属。ICBインターナショナル認定イメージコンサルタント、NPO法人日本交流分析士協会心理カウンセラーなど。「話し方」「ファッション」「マナー」「心理」の４つの専門スキルを統合した独自カリキュラム、メソッドを開発。現在は、婚活講師、マナー講師、話し方講師をはじめ、企業・団体の人材育成に携わる。
公式サイト：https://me-pro.biz/index.php