マッチングアプリで出会った相手と２回目のデート！どこ行く？何する？も解説

マッチングアプリで出会った相手と２回目のデート。１回目とはどんな違いがあるのでしょうか。脈あり・脈なしを見分けるコツ、誘い方、時間、場所、プラン、気を付けるべきこと、そして２回目から３回目につながる可能性の見極め方など、ブライダルコンサルタントで恋愛の心理に詳しい江頭美鈴さんに伺いました。

初デートは、お互いに緊張しやすいものです。自分をより良く見せたい心理も働き、よそ行きの状態にいます。マッチングアプリで出会った相手であれば、バーチャルで知り得た相手に実際に対面して、リアルに結び付ける作業が内的に行われます。まだ、今後のお付き合いをどうするかまでは気持ちがいかないケースが多いでしょう。

１回目のデートをクリアすると、いよいよ２回目のデートです。１回目で相手とリアルに時間を共有できた安心感の上で、２回目のデートは、これから自分にとって恋愛対象になるのかを見極める段階に入っていきます。

脈あり・脈なしのヒントは、デート中やその前後のやりとりの中にもたくさんあります。以下のチェックリストでどちらがより多く当てはまるか見てみましょう。

●脈ありの場合
□　デート前後のやりとりのレスポンスが早く、会話も弾みやすい
□　デート中、一緒にいて楽しそうな表情をする
□　会話が盛り上がり、一緒に笑える場面がある
□　アイコンタクトがある
□　こちらの話に興味を持って聞いてくれる
□　自分にまつわる話を自ら進んで話してくれる
□　デート中やデート後のやりとりで「次は○○に行きたいね」など、次を感じさせる言葉が出る
□　デート後、すぐにお礼の言葉が届く

●脈なしの場合
□　デート前後のやりとりの反応が鈍く、そっけない雰囲気である
□　デート中の表情があまり楽しそうでない
□　話が盛り上がらず、なんとなくかみ合わない
□　アイコンタクトがなく、こちらの顔を見ない
□　話していてもあまり興味がなさそうに聞いている
□　自分のことを話したがらない
□　デート中やデート後に次のデートを誘う言葉がない
□　デート後、連絡がない

初デートでいいなと思った相手を２回目のデートに誘いたい！その成功率をアップさせる誘い方のポイントを解説します。

ポイント１.マッチングアプリ経由で誘わない
１回目のデートでSNSの連絡先交換などをし、２回目からは、マッチングアプリ経由で誘わないようにしましょう。

初デート後も他にもっと合う人がいないかと、マッチングアプリを使い続けるケースはあることですが、頻繁に使っているようだと相手にわかってしまうと、不安を与え、せっかくの大切な出会いを無駄にしてしまう場合もあるので注意が必要です。

また、個別に交換した連絡先に直接連絡することで、ふたりの距離感が近くなるという利点もあります。

ポイント２.次のデートの約束は早めに
初デートの終わりごろに、次の約束ができていればベストですが、ハードルが高い場合は、お礼の返事がきたらなるべく早く誘いたいもの。遅くても、前回の余韻の残っている１週間以内には次回の日程を決めましょう。

２回目は、初デートから２週間くらいまでの間にセッティングできると良いでしょう。それ以上になると、お互いの感覚や記憶の鮮度が落ちやすくなります。

初デートが楽しく過ごせたとしても、日が空きすぎると、冷静さが出てきて、相手に対しての興味も薄れてきます。２回目のデートを誘うタイミングを外さないようにしましょう。

ポイント３.相手を思いやるスタンスで
誘うときは、相手の気持ちへの配慮を。相手が迷っている場合、レスポンスが遅かったり、「仕事が忙しくなって……」などと反応があまり良くないかもしれません。その際、しつこくしたり、強引に誘ったりしないように気を付けましょう。

「それは大変だね、身体に気を付けて頑張って」と、一度引いた後に、しばらく日常的なやりとりを続けましょう。タイミングをみて改めて「雰囲気のいいレストランを教えてもらったのだけれど、今度行ってみませんか？」などと、さりげなく誘ってみましょう。

ポイント４.相手との距離感に気を付ける
初デートで気が合ったからといって、急になれなれしくなったり、恋人のような雰囲気を醸し出したりすると、相手は引いてしまうこともあります。

逆に、初デートの時は打ち解けて楽しかったのに、その後のやりとりで、丁寧すぎる言葉遣いや堅すぎる言葉も違和感があり、距離をつくってしまうかもしれません。

中には「絵文字やスタンプが多すぎて気になる」、「会うと普通なのに、SNSだとテンションが高すぎる」などと思われてしまうケースも。相手が心地よいと思うやりとりを目指し、相手からのメッセージに歩調を合わせた頻度や長さ、雰囲気などを心がけましょう。

２回目のデートを楽しめるプランを考えるときのヒントを解説します。

ゆっくり話をする時間をとる

２回目のデートは、初デートよりも緊張感も和らぎ、お互いに初デートより、自分らしさが出せます。時間にゆとりを持って、たくさん話ができるようにしましょう。会話をすることで、ふたりの相性がより鮮明に分かってきます。

長い時間を過ごせるデートスポットに行く

よりお互いを知るために、初デートよりも長い時間を一緒に過ごせる場所を選びましょう。ふたりの間のクッション役となる場所選びは、とても重要です。何かを共に楽しんだり、感じたりすることは、真正面から向き合って話をするだけよりも、お互いの価値観や相性が見えてきます。

ただし、２回目のデートでは、まだ少し緊張感もあり、疲れが出てくる可能性もあるので、気持ち良く時間を過ごすためにも、あまり遠方すぎないようにしましょう。

２回目のデートに行くのにおすすめの場所を紹介します。

映画館

映画を見ている間は、何を話したらいいのかを気にしなくて良いので、会話に自信がない人には特におすすめスポットの一つです。そして、一緒に同じ映画を見ることによって、一つの共有体験ができます。

私たちは、「パーソナルスペース」というものを誰でも持っています。真正面で向き合うよりも、隣に座る場合は、肩が触れ合うくらい距離が短くても、不思議と受け入れやすいのです。心理的にも自然と距離が短くなります。

終わった後は、感想をシェアできるので会話が弾みやすくなり、相手の価値観や視点も分かります。俳優の話や他の映画の話題などと、会話も広がりやすいので、映画デートはおすすめです。できれば恐怖映画や悲しい映画よりも、恋愛ものやコメディータッチのものだと、気持ちが明るくなるので良いでしょう。

水族館

水族館は映画館と同じように、基本的に室内です。お天気や気温に左右されない面と、自分たちの足で歩くので、距離感を調整しやすい利点があります。

一緒に歩きながら、「見たことのない魚がいるね」「かわいいね」などと感想を言い合ったり、時には少し離れたりしながら、ふたりのテンポで鑑賞すると良いでしょう。相手がゆっくりタイプなのか、せっかちタイプなのか、性格が垣間見える面もあり、今後の相性を考える上で参考になるでしょう。

雰囲気のいいレストラン

初デートは、ごあいさつの意味合いも兼ねてカフェのみだったり、軽めのレストランだったりするケースが多いので、２回目は趣を変えて、雰囲気のいいレストランでゆっくりお食事をするのもおすすめです。

おいしいものを食べると、人は幸せホルモンといわれる「セロトニン」が出てきます。幸福感に包まれると、ふたりの時間を良い方向に手助けしてくれます。また、相手の食べ物の好き嫌いで食に対する価値観が分かったり、食生活が見えてきたりします。

逆に、１回目が雰囲気のいいレストランだった場合には、２回目はカジュアルだけれどゆっくり話せる空間を選ぶなど、趣を変えることでより多くのことが見えてくるでしょう。

見晴らしのいいスポット

海が見えたり、高いところから見下ろしたりできるデートスポットは、ワクワク感があり気持ちが高揚します。さらに晴れている日は、とても気持ちのいいものです。

相手に対して誠実さを感じていたり、自分の中で愛情が芽生えそうだと感じていたりした場合は、ドライブで目的地まで行っても良いでしょう。心地よい音楽を聴きながら、道中おしゃべりをして向かうのは、それだけで楽しいですね。

ふたりの関係を縮めたいけれど、まだもう少し距離も必要な、２回目のデート。気を付けたいことを解説します。

朝早い／夜遅い時間は避ける

約束の時間が朝早いと、それだけで少々負担に感じる人もいます。まだ相手のことが良く分からないので、余裕を持って会う時間を設定しましょう。同様に、帰り時間が遅すぎると次の日に響く可能性も。デートのせいで嫌な思いをしない・させないようにしましょう。

お互いの部屋や個室は避ける

２回目のデートで部屋に誘うのは、急展開すぎて戸惑う人もいます。部屋でまったり過ごすデートに憧れたとしても、お互いに恋愛感情が高まってお付き合いする意思がない限り、もう少し後の楽しみにとっておきましょう。

ボディタッチなど、急に距離を縮めすぎない

人間の心理として、何事も急に展開するというのは、小さな心の負担になります。これまでの生活パターンの中にいなかった存在が、入り始めているというだけでも、無意識に変化を感じています。

急にボディタッチをしたり、なれなれしくしたりすると、受け入れ準備ができていないだけに、気持ちが引くケースもあります。距離を縮めるときは、自然な流れを大切にしましょう。

２回目のデート中は、それを最後にするか、次につなげるかを決めるためのヒントがいっぱい。どんな気持ちになったら３回目以降を視野に入れるべきなのか、ポイントを教えてもらいました。

ポイント１.相手のことをもっと知りたい
話し足りず、もっと相手のことを知りたいと感じたら、相手に興味を持っている証拠です。２回目のデートでは、まだピンとこないケースもあります。焦らずに温めながら、自分の気持ちを確かめていくことも必要です。

ポイント２.一緒にいると楽しい
一緒にいて楽しい場合、もっと会いたいと思うでしょう。その気持ちはとても素直で大切な感情です。愛が芽生え始めているかもしれません。

ポイント３.好意を持っているけれど、もう少し見極めたい
誠実でいい人と思っている場合、「友達感情での好意」と「恋愛感情の好き」のボーダーラインが微妙なケースもあります。そのときは２回目で焦って結論を出さず、３回目のデートで自分の気持ちを再確認してみましょう。

２回目のデートは、これから恋愛に発展する可能性があるのかどうかを見極める貴重なチャンス。ただし、マッチングアプリなどを通じて見ず知らずの個人と出会い、新たな人間関係をつくっていくことに不安を感じる人も少なくないようです。そんなときは親しい友人などに相談しながら進めると良いでしょう。

もし婚活を考えているなら、数多くの出会いを見守ってきたマッチングコーディネーターに相談できる結婚相談所を利用するのも一案です。ゼクシィ縁結びエージェントでは「無料カウンセリング」を実施中。気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

取材・文／前川ミチコ

【監修】
江頭美鈴さん
M.E.プロダクション　代表／一般社団法人　エグゼクティブ・イメージコンサルタント　代表理事
東映株式会社の専属女優を経て、アナウンサー・司会等の話す仕事へ転向。NPO法人日本サービスマナー協会認定マナー講師、一般社団法人全日本ブライダル協会ブライダルコンサルタント、全日本ブライダルMCアライアンス所属。ICBインターナショナル認定イメージコンサルタント、NPO法人日本交流分析士協会心理カウンセラーなど。「話し方」「ファッション」「マナー」「心理」の４つの専門スキルを統合した独自カリキュラム、メソッドを開発。現在は、婚活講師、マナー講師、話し方講師をはじめ、企業・団体の人材育成に携わる。
公式サイト：https://me-pro.biz/index.php