- いずれ好きになると感じたから
- 相手の熱意に押されたから
- 前の恋愛を忘れたかったから
- なんとなく
- そのほか印象的だった声
- 「愛される喜び」を味わえる
- 自分に自信が付く
- 自然体でいられる
- 恋愛経験値が得られる
- 好きになる可能性がある
- 新たな恋のチャンスが減る
- 相手に罪悪感を覚える
- 相手に責められるかもしれない
- 別れた後に「時間を無駄にした」と思う可能性がある
- 一緒にいて楽しいかどうか
- 相手に魅力を感じるかどうか
- スキンシップに抵抗がないかどうか
一般には「恋人同士は相思相愛であるもの」と思われています。しかし恋人がいる女性たちの声を聞くと、必ずしもそうではない様子。では「好きではない人」と交際する女性たちは、いったいどんな思いで恋人と向き合っているのでしょうか。本記事では「交際経験のある女性104人」に対して行ったアンケート調査を基に、その心の内を心理カウンセラーの竹内えつこさんと共に考えていきます。
好きではない人と付き合ったことある?
※データ出典:マクロミル(対象:男性との交際経験のある女性104人)
アンケートでは、「好きではない人と付き合ったことがありますか」という問いに、ほぼ半数の女性が「好きではない男性と交際したことがある」と回答しています。
女性と交際したいと考える男性にとって、必ずしも「自分を好きになってもらう」ことが必須条件ではない、という現状が見えてきました。
好きではない彼氏と付き合うことにした理由
では「好きではない男性」と交際する女性には、どんな理由があるのでしょうか。アンケートで特に目立った声をピックアップしてみました。
いずれ好きになると感じたから
一番目立ったのは「交際すれば好きになれそうだと思った」という声でした。まったく好意を抱けない相手というわけではなく「この人ならきっと好きになれる」という兆しを感じる相手であった、というケースが多いようです。
【アンケートに寄せられた声】
「付き合えば好きになるかもしれないから」(34歳)
「告白されて『好きじゃないけど嫌じゃない』と思ったから」(31歳)
「付き合ったら好きになることが多いから」(24歳)
相手の熱意に押されたから
「相手からの熱烈なアプローチに押し切られた」という人も目立ちました。いわゆる「押しに弱いタイプ」の女性は「ここまで求められるのであれば」と感じるようです。
【アンケートに寄せられた声】
「相手の押しに負けた」(34歳)
「何度も告白され『熱烈だな』と思ったから」(20歳)
「断り方がわからなくて」(37歳)
前の恋愛を忘れたかったから
「以前の恋愛を忘れるために、新しい恋人が欲しかった」という声も少なくありませんでした。「その瞬間の恋愛感情」より「過去の上書き」に重きを置いたケースといえそうです。
【アンケートに寄せられた声】
「ほかの人を忘れるため」(34歳)
「長年付き合った人と別れたばかりだったから」(33歳)
「元カレを忘れたかったから」(29歳)
なんとなく
意外に多かったのが「なんとなく」という声です。恋愛に対するスタンスが比較的フラットである場合、あまり大げさに考えず「これを機会に付き合ってみようか」とライトに交際へと踏み切るのかもしれません。
【アンケートに寄せられた声】
「なんとなく」(28歳)
「なんとなく付き合った」(24歳)
そのほか印象的だった声
そのほか少数ではありましたが、印象的だったコメントをピックアップしてみました。
「結婚を焦っていたから」(38歳)
「相手がお金を持っていたから」(27歳)
「このチャンスを逃したらもう恋人ができないかも、という不安があったから」(38歳)
アンケート調査の結果から、女性側の事情やタイミング、恋愛に対するスタンスによって「好きではない男性と付き合う」ことはあり得る、といえそうです。
好きではなくても付き合うことで得られるメリット
では女性にとって、たとえ好きではない相手であっても交際することで得られるメリットはあるのでしょうか。ここではそのメリットについて考えていきます。
「愛される喜び」を味わえる
自分が相手を十分に好きだといえない場合でも、相手は自分を好きでいてくれます。相手は「好きな人を喜ばせたい」と愛情を注いでくれるので、折に触れ「愛される喜び」を実感できるでしょう。
例えば「自分が話したささいなことを覚えていてくれる」「デートで自分が好きな場所に連れて行ってくれる」「相談事に対し全力でサポートしてくれる」など、愛情を受け取る機会はたくさんあるはずです。
自分に自信が付く
「愛されている」という自覚は自己肯定感を高め、気持ちをポジティブにしてくれます。
また「自分の魅力」を評価し褒めてくれる相手の言葉で「自分の強み」を再確認し、魅力により磨きをかけることにもつながります。
自然体でいられる
相手への思いが強過ぎると、緊張して素の自分が出せなかったり、「いいところを見せたい」と取りつくろったりすることもあるでしょう。
その点「好きではない相手」の前では緊張せず、自然体で振る舞うことができそうです。
恋愛経験値が得られる
「男性と付き合う」という経験は、男性心理を理解し、男性に対する態度や振る舞いを身に着ける有効な手立ての一つ。
それほど好きではない男性の前では「嫌われる心配」や「相手が去ってしまう怖さ」を抱かずに、恋愛経験値を高めることができます。
好きになる可能性がある
付き合い始めの時点で相手をそれほど好きではなかったとしても、交際を重ねる中で相手のいいところが見えてきたり、情が湧いたりして、本気で好きになる可能性があります。
「新しい恋と出会えず、恋愛から遠ざかっている」という話はよく耳にしますが、「交際を始めてから好きになる可能性」を見据えれば、比較的容易に新たな恋と巡り合うことができるでしょう。
好きではない彼と付き合うときの注意点&デメリット
逆に、好きではない男性と交際するに当たってどのようなデメリットがあるのでしょうか。ここではデメリットとその注意点について考えていきます。
新たな恋のチャンスが減る
仮に今の交際相手を「“本気の恋”までの中継ぎ」と考えている場合、いくら新たな恋を待っていても、周囲の男性はあなたを「彼氏がいる人」と認識し、恋愛対象としては見られなくなるでしょう。
また交際相手は本気ですから、こちらの勝手な都合ですんなり別れる、というわけにはいきません。むしろ「中途半端な交際は、新たな恋を遠ざける」と心に留めておきましょう。
相手に罪悪感を覚える
好きではない相手と付き合っていると、時に相手の気持ちに応えられない自分に罪悪感を覚えるかもしれません。一緒にいればいるほどそう感じる瞬間が増え、どんどんつらくなってしまいます。
好きではない相手と付き合うときは、「ふたりの気持ちの不均衡を割り切れるかどうか」が大切になってきます。
相手に責められるかもしれない
「本気ではない」ことが相手に伝わっている場合、その点を相手に責められる可能性があります。
相手が自分に対して本気であればあるほど、相手は「自分の思いに応えてくれない」ことをつらく感じるはず。その点を考慮し、相手の怒りや不満を受け入れる覚悟をしておく必要がありそうです。
別れた後に「時間を無駄にした」と思う可能性がある
交際中、相手に対し本気になれずに別れてしまった場合、付き合っていた時間を「無駄にした」と感じる可能性があります。
たとえ相手を心から好きになれなかったとしても、誰かと真剣に向き合った時間は決して無駄にはなりません。そこには学びや発見があったはず。ポジティブな面に目を向けるようにしましょう。
好きではない彼と付き合い続けるか迷うときの判断ポイント
好きではない彼と交際していると、ふと「このまま関係を続けていていいものか」と疑念が湧く瞬間もあるでしょう。ここでは「好きではない彼との交際を続けるべきか否か」の判断ポイントについてまとめました。
一緒にいて楽しいかどうか
相手と一緒に過ごす時間が楽しければ、この先相手を本気で好きになる可能性も見えてきます。逆に相手に対し「一緒にいてもつまらない」「デートが面倒くさい」と感じる場合は、別れる方がベターでしょう。
退屈そうな顔の恋人を見るのは、相手もつらいはず。お互い得るもののない、不毛な関係になるのは避けたいところです。
相手に魅力を感じるかどうか
たとえ相手に「男性としての魅力」を感じなかったとしても、「人間的な魅力」に引かれる、ということはあるはずです。
逆にそのどちらも感じず、相手の長所よりも短所が目についてしまう場合は、別れを選択した方がよさそうです。
スキンシップに抵抗がないかどうか
交際中のふたりであれば、避けては通れないのが「スキンシップ」。
相手からのスキンシップに抵抗があったり、嫌悪感を覚えたりする場合は別れを選ぶ方がよいでしょう。無理して関係を続けても精神衛生上よくありません。
どうしても好きになれないなら別れるのも選択肢の一つ
「異性から好意を持たれる」ことに喜びを感じる人は多いはず。たとえ最初は相手に恋愛感情を抱けなかったとしても、次第に好きになる可能性は大いにありますから「好きではない人と付き合う」こと自体、決して悪いことではありません。
ですが自分の時間も、相手の時間も有限です。もし「交際をしても魅力を感じられない」「スキンシップに抵抗がある」など、いつまでも違和感が解消しないようであれば、別れを選んだ方がお互いのためになるでしょう。
もし「本気の恋ができる新たな出会い」を探したくなったら、恋活や婚活を始めるのもおすすめです。ゼクシィ縁結びエージェントでは、婚活のプロであるコーディネーターが相談に乗ってくれる無料カウンセリングを実施中。気になる人は足を運んでみてはいかがでしょうか。
取材・文/吉田美奈子
【監修】
竹内えつこさん
心理カウンセラー。大学時代に心理学を学び、卒業後はバーテンダー、アロマセラピスト、アロマ講師、カウンセラーという、異色の職歴を持つ。得意なジャンルは夫婦問題・パートナーシップ。現実的かつ理論的なアドバイスに定評があり、悩みを抱えている多くの女性たちから支持を得ている。
【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間:2024/8/15~2024/8/16
有効回答数:女性104人
(インターネットによる20~30代男女向けアンケート調査 調査機関:マクロミル)
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