- 恋愛に割く時間がない
- 子どもの預け先に困る
- 「シングルマザーであること」の告白タイミングに悩む
- 相手が状況を理解してくれるか不安
- 子どもがどう感じるか心配
- 子どもと恋人との相性が気になる
- 恋人に経済的負担をかけることに引け目がある
- 元夫との関係を恋人がどう思うか気になる
- 周囲の理解を得られるか不安
- 「独身女性に比べて不利」だと感じる
- 生活にハリが出る
- 相談できる相手ができる
- サポートしてもらえる
- 女性らしさを取り戻せる
- 子どもの情操教育面でプラスになる
- 自立している
- 視野が広い
- 経験が豊富
- 子ども好きな人
- 子どもがいる人
- 経済的に余裕がある人
- 人柄を見てくれる人
- 共感力の高い人
- シングルマザーであることを隠さない
- 子どもに負担をかけない
- 恋人に頼り過ぎない
- 再婚を焦らない
離婚が「当たり前」のこととなった昨今、「シングルマザー」の存在も同様に珍しいものではなくなりました。さてシングルマザーが「恋愛をしたい」と考えたとき、世間体や立場はどう影響してくるものでしょうか。本記事ではシングルマザーが恋愛の際に抱きがちな悩みや心掛けたいポイント、シングルマザーの恋人として適している男性について心理カウンセラーの竹内えつこさんと共に考えていきます。
シングルマザーが抱きがちな恋愛の悩み10選
シングルマザーの恋愛にはいったいどんな悩みが生じるものなのでしょうか。ここでは一般に考えられる「シングルマザーの恋愛の悩み」を挙げていきます。
恋愛に割く時間がない
「子育て」「家事」「仕事」を並行してこなすシングルマザーの生活は、毎日とても忙しいもの。そこから「デート」など恋愛に割く時間を捻出するのは、なかなか難しいことがあるでしょう。
ほとんどの母親は子どもの学校行事や習い事、急病の対応など、生活の仕様が「子ども中心」になっています。そのためデートの際もドタキャンや、急な予定変更などがしばしば生じてしまうことも。あまりに何度も続くと「相手に迷惑ではないか」と悩んでしまうことになります。
子どもの預け先に困る
子どもがまだ一人で留守番できる年齢に達していない場合、デートのたびに子どもを預ける機会がどうしても増えてしまいます。預け先がないという場合は、恋人と関係を進展させにくいことがあるでしょう。
「シングルマザーであること」の告白タイミングに悩む
シングルマザーであることを隠して恋人ができた場合、「真実を告白したら相手が離れてしまうかも」と疑心暗鬼になるかもしれません。
その場合、恋人にいつ自分がシングルマザーであることを告げるか悩むことになります。
相手が状況を理解してくれるか不安
相手が「シングルマザーであること」を承知して交際を始めた場合でも、本当に「シングルマザーの実情」を理解してくれているかどうかは未知数です。
もしかしたら恋人が「なかなか会えない」「自分は後回し」などネガティブな印象を持つかもしれない、と不安を抱くこともあるでしょう。
子どもがどう感じるか心配
「母親に恋人ができた」という事実を、子どもがどう捉えるかは気になる点でしょう。
「母親を取られたようで寂しい」「父親以外の男性を認めたくない」など、子どもがネガティブに受け取る可能性を考え、恋愛に消極的なシングルマザーは多いようです。
子どもと恋人との相性が気になる
シングルマザーの恋愛において、いずれは「子どもに恋人を紹介するタイミング」がやってきます。
いくら自分と恋人との相性が良かったとしても、同様に「子どもと恋人も好相性」であるとは限りません。特に結婚を見据えて交際している場合、「子どもと恋人の相性」は将来を左右する課題になってきます。
恋人に経済的負担をかけることに引け目がある
子育てにはどうしてもお金がかかります。特に再婚を見据えるシングルマザーにとって、将来、恋人に経済的負担をかける可能性が高い点を引け目に感じるケースは少なくありません。
元夫との関係を恋人がどう思うか気になる
「養育費の受け渡し」や「子どもと会わせる」など、現在も元夫と顔を合わせる機会があるシングルマザーもいるはずです。
その場合、「元夫と会うことを現在の恋人がよく思わないのではないか」と心配するケースも考えられます。
周囲の理解を得られるか不安
シングルマザーの恋愛に対して、一般にはまだまだ「風当たり良好」と言い切れない状況があります。
例えば「子どもをほったらかしにして恋愛しているのでは」など、周囲の理解が得られないかもしれないと、自身の恋愛に対して不安を感じてしまいます。
「独身女性に比べて不利」だと感じる
独身女性と比べて、シングルマザーの恋愛には「時間がない」「相手と子どもとの相性の問題」など、いくつかのハードルが存在します。
そのため「恋愛市場において、独身女性より不利だ」と感じ、恋愛をスタートさせることを尻込みするかもしれません。
シングルマザーが恋愛するメリット5選
前述のように「不安が尽きない」とはいえ、シングルマザーの恋愛にはいい面もたくさんあります。ここでは「シングルマザーが恋愛すること」で得られるメリット面に注目していきます。
生活にハリが出る
これまで「子どもと自分だけの世界」だったところに、恋人の存在が加わることで世界が広がり、生活にハリが出ます。子育ての息抜きの場も増え、精神的にもリラックスできるでしょう。
相談できる相手ができる
今までひとりで抱えてきた悩みを聞いてくれる「身近な大人」の存在によって、気持ちが楽になります。
「子育ての迷い」や「経済的な問題」「家族の課題」など深刻な悩みにも、一緒に向き合ってくれる恋人の存在に、心強さを覚える場面も多いでしょう。
サポートしてもらえる
「力仕事」や「安全面のケア」など、生活の中には男手が必要なシーンもあります。そんなときに恋人がいれば、何かとサポートが得られるでしょう。
子どもと恋人の関係が良好であれば、「自分が忙しいときに子どもの面倒を見てもらう」などの手助けも期待できます。
女性らしさを取り戻せる
子育て中はどうしても「女性」である自分を置いて、「母親」としての役目を果たすことに集中しがちです。しかし恋人の存在によって女性としての自分を取り戻した、というシングルマザーは多いです。
子どもの情操教育面でプラスになる
元夫との関係にもよりますが、子育て中に「大人の男性」の存在が必要と感じた際、恋人がその役割を担ってくれる可能性があります。
特に子どもが男児の場合、「同性の大人」に話を聞いてもらったり、遊んでもらったりする時間はきっと有意義なものになるでしょう。
シングルマザーがモテる理由
こと恋愛市場において「独身女性と比べて不利である」と捉えられがちなシングルマザー。しかし「シングルマザーだからこそ」の魅力やモテるポイントも、実はたくさんあります。
ここではシングルマザーが男性にとって魅力的に映る理由について考えていきます。
自立している
仕事をしながら子育てや家事をこなしているシングルマザーが多数派です。また限られた時間の中で、複数のタスクを管理する必要があり、並行して物事をこなす「要領の良さ」を身に付けている人が多いです。
精神的・経済的に自立し、多くの物事を処理することのできる女性は、周囲にはとても魅力的に映ります。
視野が広い
子育てをしていると突発的な出来事が起こり、時には臨機応変に対応しなければいけない場面もあるでしょう。
その点、シングルマザーは「ひとりでトラブルに対応する」ことを念頭に、広い視野で物事を考えています。その姿は男性に「人を支える安心感」として好意的に捉えられるでしょう。
経験が豊富
結婚、離婚、出産、子育てを経験したシングルマザーは「経験が豊富である」といえます。
肌感覚で社会を知っていますし、時につらい現実も経験する中で、たくさんの問題を乗り越えてきた強さもあります。精神的なたくましさは「人間的な深み」として、憧れを抱かせる要素となるはずです。
シングルマザーとよい恋愛関係を築ける男性の特徴
いざシングルマザーが恋愛するにあたって、いったいどんな相手を選ぶのがよいのでしょうか。ここではシングルマザーとよい恋愛関係を築くことのできる男性について考えていきます。
子ども好きな人
シングルマザーと付き合うには「子ども好き」であることが必要です。
特に相手がさまざまな事情で「子どもが欲しいけれど望めなかった男性」であれば、子を持つシングルマザーは交際相手にうってつけと言えるでしょう。
子どもがいる人
子育て経験のある男性は、シングルマザーへの理解が深いです。特に相手がシングルファーザーである場合、同じ境遇にいるため共感する点も多いでしょう。
経済的に余裕がある人
子育てにお金がかかることを念頭に置くと、シングルマザーと将来を考える男性は、経済的な余裕がある方がベターと言えます。
人柄を見てくれる人
相手が「ネガティブな条件を数えて交際相手を選ぶ男性」であった場合、独身女性とシングルマザーを条件面で比較するかもしれません。
その点、目の前の相手と向き合い「人柄」で選んでくれる人であれば、シングルマザーが置かれている状況にかかわらず真剣に向き合ってくれるはずです。
共感力の高い人
シングルマザーは毎日とても忙しいものです。その事情をくみ取って「生活をサポートしたい」と感じる共感力の高い人であれば、良好な関係を築くことができるでしょう。
時には悩みを聞き、気持ちに寄り添う存在となってくれることも期待できます。
シングルマザーの恋愛で大切にしたいこと
ここではシングルマザーが恋愛中に大切にすべきポイントについて考えていきます。
シングルマザーであることを隠さない
シングルマザーであることを隠して恋愛を始めるのはやめましょう。最初から「子どもがいる」ことを明かしておけば、相手の配慮も期待できますし、スムーズに関係を深めることができます。
逆にシングルマザーであることをネックに感じる相手とは、いずれ関係がうまくいかなくなるでしょう。
子どもに負担をかけない
恋人ができたことで子どもの生活が大きく変わったり、不自由さを感じさせたり、さみしい思いをさせたりすることがないようにしましょう。
あくまで子育て中の優先順位は「子どものこと」が一番。女性としての自分を大切にする以上に、母親としての役割を忘れないようにしましょう。
恋人に頼り過ぎない
結婚していない以上、子どもの保護者はあくまで自分。恋人に物理的・経済的な支援を求め過ぎるのはあまりいいことではありません。
たとえ恋人が「サポートする」と言っても、そこに頼り切りにならないように心掛けましょう。
再婚を焦らない
シングルマザーに限らず「将来に焦る恋人」に、プレッシャーを感じる人は多いもの。加えて「シングルマザーとの結婚」は、他人である「恋人の子ども」とも家族になる、という覚悟が必要なことでもあります。
受け止め方によっては「経済的なサポートだけを求めているのかも」と疑われる恐れも。特に経済的な不安を抱えていると、つい再婚を焦ってしまうかもしれませんが、まずはゆったりと構え「恋愛期間を楽しむ」ぐらいの余裕を持ちましょう。
シングルマザーだからと負い目を感じる必要はない
シングルマザーだからといって恋愛を諦める必要はありません。ひとりで子育てをしてきた経験は、誇るべきことであり、マイナスどころか、「魅力の一部」と感じる男性も多いはずです。もし「シングルマザーだけど、恋活・婚活を始めたい」と考えるのであれば、ぜひポジティブに臨むことをおすすめします。
お相手選びに不安があるのであれば、婚活のプロによるサポートがある結婚相談所を利用するのも一案です。ゼクシィ縁結びエージェントでは、婚活に関する無料カウンセリングを実施中ですので、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
取材・文/吉田美奈子
【監修】
竹内えつこさん
心理カウンセラー。大学時代に心理学を学び、卒業後はバーテンダー、アロマセラピスト、アロマ講師、カウンセラーという、異色の職歴を持つ。得意なジャンルは夫婦問題・パートナーシップ。現実的かつ理論的なアドバイスに定評があり、悩みを抱えている多くの女性たちから支持を得ている。
公式ブログ:https://counseling-sou.com/blog/
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