目次
結婚を決めていなくても彼女の親にあいさつは必要? 彼女の親にあいさつをするのに適したタイミング
  • 交際を始めて6カ月から1年がたったとき
  • お互いに結婚を意識し始めたとき
  • 同棲を始めるとき
彼女の親にあいさつに行くときのマナー【準備編】
  • 日時を決める
  • 先方の情報を集める
  • 手土産を選ぶ
  • 服装を決める
彼女の親にあいさつに行くときのマナー【当日編】
  • 到着時間は約束の3分後
  • 身だしなみを整える
  • 携帯を切って深呼吸
彼女の親へのあいさつ・会話例文集
  • あいさつは2段階で
  • 交際は早めに告げる
  • 自己紹介の始め方
彼女の親へのあいさつでありがちな失敗例と対策
  • 服装がラフすぎた
  • 結婚のあいさつと間違われた
  • 話が続かなかった
まずは彼女としっかり打ち合わせを!

「付き合い始めで彼女の親にあいさつをすべき?」と悩んでいませんか。ここでは訪問のタイミングから、服装や手土産、あいさつの仕方まで、対人関係や恋愛・結婚の悩み対策に詳しい心理カウンセラー・帆南尚美さんに伺いました。しっかり準備しておくと当日は余裕を持って行動でき、好印象を残せるはずです。彼女の親へのあいさつを成功させるヒントにしてください。

結婚を決めていなくても彼女の親にあいさつは必要?

結婚を決めていなくても彼女の親にあいさつは必要?

彼女と付き合い始めたとき、たとえまだ結婚を決めていなくても、真剣に相手を思っているなら、適切なタイミングであいさつに行った方がよいでしょう。親だけでなく、彼女の安心感にもつながり、その後のふたりの関係性に良い影響があることが多いからです。

ただし、あいさつに行くことに彼女が賛成していること、彼女の親が娘の交際に寛容であることが大前提です。一人で先走って行動するのではなく、彼女とよく話し合ってから決めましょう。

彼女の親にあいさつをするのに適したタイミング

彼女の親にあいさつをするのに適したタイミング

あいさつのタイミングには「この時」という正解はありません。ふたりの気持ちや状況によっても変わってくるので、「こうしなければ」と無理をしないで、次の3つの時期を目安にして決めてください。

交際を始めて6カ月から1年がたったとき

交際を始めてすぐは、ロマンチックで幸せな時期ではありますが、相手の良い面にしか目が向けられないなど浮き足立っていることも。それだけに、何か一つうまくいかなくなると冷めてしまうことも考えられる時期です。

そのため交際を始めて6カ月から1年ほどたって落ち着いてきた頃がおすすめです。

お互いに結婚を意識し始めたとき

結婚を意識し始めた頃も、親にあいさつに行くのにぴったりの時期です。もし結婚の時期がしばらく先であったとしても、お互いの意思を確認する意味でもあいさつに行ってみてはどうでしょう。

同棲を始めるとき

同棲はふたりにとって大切なステップなので、同棲を始めるときにはあいさつに行きましょう。

ただ同棲に寛容な親もいれば、結婚と同じように重大に受け止める親もいます。具体的に引っ越し先を決める前に行くか、「後は入居するだけ」という時期に行くかなど挨拶の時期は彼女とよく相談するようにしましょう。

彼女の親にあいさつに行くときのマナー【準備編】

彼女の親にあいさつに行くときのマナー【準備編】

ふたりであいさつに行くことを決めたら、服装や手土産などの準備を始めましょう。結婚のあいさつではないので、そこまでかしこまる必要はありませんが、好印象を残すためにはきちんと準備することが大切です。

日時を決める

まず、親とふたりの双方にとって都合のいい日程を決めましょう。訪問時間は、食事の時間帯を避けるのが一般的な訪問のマナーなので、午前10時から11時、または午後2時から3時くらいがよいでしょう。

先方の情報を集める

彼女の家族構成や、家族の仕事や趣味、性格などをあらかじめ聞いておくことも必須です。そうした情報を手土産選びや当日の会話に生かすと、あいさつもスムーズに運ぶでしょう。

手土産を選ぶ

手土産は、彼女の家族の好きなお菓子、果物、お酒などがよいでしょう。食べたり飲んだりしてなくなってしまう「消えもの」で、3000円前後の品であれば、受け取る方も気負わなくていいのでおすすめです。

服装を決める

服装は清潔感があり、きちんとしている印象を与えやすいものを選びましょう。

季節にもよりますが、シャツにネクタイ、ジャケット、またはスーツなど、仕事先の人と会っても大丈夫と思えるようなビジネスカジュアルが目安です。色みも紺やベージュなどベーシックカラーを心掛けると品よくまとまります。

彼女の親にあいさつに行くときのマナー【当日編】

彼女の親にあいさつに行くときのマナー【当日編】

いよいよあいさつ当日!第一印象をよくするために気を付けたいことや心構えをまとめました。

到着時間は約束の3分後

ビジネスでは約束時間ジャストに到着するのが礼儀とされますが、プライベートでお宅にお邪魔する際は、先方の準備もあるので3分から5分遅れくらいがおすすめです。

身だしなみを整える

インターホンを鳴らす前に、玄関の手前でヘアスタイルや襟元を整えたり、汗を拭いたり、コートを着ている場合はコートを脱いでおくのがマナーです。雨の場合は、服や傘についた雨水で家の中をぬらさないように気を付けましょう。

携帯を切って深呼吸

訪問中に携帯が鳴らないようにするのは、相手との時間を大切にしようとする気持ちの表れです。携帯を切って深呼吸し、気持ちを落ち着けてから、インターホンを鳴らしましょう。

彼女の親へのあいさつ・会話例文集

彼女の親へのあいさつ・会話例文集

「初対面でどんなふうに話を切り出していいかわからない」「緊張して言葉が出なくなりそう」と不安になるのは当たり前のこと。ここでは、話を切り出すタイミングや具体的な表現の仕方を紹介するので参考にしてください。

あいさつは2段階で

あいさつは、玄関先では手短にして、正式には部屋に入って向かい合って座ってから行います。

例えば、玄関先では「こんにちは、○○と申します。よろしくお願いします」と名前を告げるだけにして、部屋に入って座ってから、「あらためまして、○○と申します。本日はお忙しいところお時間を頂きありがとうございます。△△さんと真剣にお付き合いをさせていただいており、ごあいさつに伺いました」などと告げるとよいでしょう。

交際は早めに告げる

あいさつに続けてストレートに告げるのがベストです。いったん世間話を始めてしまうと、切り替えが難しくなるので、最初にしっかりと告げましょう。

そのときは「△△さんと真剣にお付き合いをさせていただいています」「△△さんと結婚を前提にお付き合いをさせていただいています」「△△さんと将来的には結婚をしたいと話し合っております」など、真剣に交際していることを言葉にして伝えるのが大切です。

自己紹介の始め方

話の流れで先方から仕事などを質問される場合もあると思いますが、自分から話を切り出す場合は、「少しだけ自己紹介をさせてください」と始めると、話しやすいでしょう。

具体的には、現在の勤務先や学校、仕事や学んでいることの内容に加え、学歴や趣味などを話すと、先方にどういう人なのかということが伝わりやすく、安心感を与えやすいでしょう。

ただし、事前に彼女はどのように親に伝えているか、親はどういうところを気にするかなどを、訪問前にふたりで話し合っておくことも忘れずに。

彼女の親へのあいさつでありがちな失敗例と対策

彼女の親へのあいさつでありがちな失敗例と対策

自分としては気を付けて準備したつもりなのに、あいさつの場になって「困った」「失敗したかも」と思ってしまう、ありがちなエピソードを取り上げます。その原因と、予防策や善後策も併せて紹介するので予備知識として生かしてください。

服装がラフすぎた

たとえ高級ブランドであったとしても、襟のないTシャツやデニム素材はカジュアルでラフな印象を与えるため、「ぞんざいに扱われた」と感じてしまう親もいます。

自分らしさや自分の好みを優先しすぎず、相手の気持ちも大切にして服装を決めましょう。きちんとしすぎて失敗することはあまりないので、迷ったらフォーマルめの服装を選んでおきましょう。

結婚のあいさつと間違われた

「親にあいさつに行く」と聞けば、多くの人は「結婚のあいさつ」と思ってしまいがち。それほど結婚のあいさつと間違われるのはよくあることなので、しっかりした対策が必要です。

まず、事前に彼女とよく話し、彼女から結婚のあいさつではないことを親に伝えておいてもらうこと。次に、当日は、「まだ結婚ということではありませんが」など、結婚のあいさつではないことをはっきりと言葉に出して伝えること。

予想に反して結婚の話にならず、がっかりさせてしまうことのないように、誤解なく真剣に付き合っていることを伝えましょう。

話が続かなかった

自己紹介の後、話が続かずシーンとしてしまって、「居心地が悪かった」「緊張しっ放しだった」という人も少なくありません。

親世代との会話ですから、友達と話すようには話が続かないのはよくあることなので、それほど気にしなくても大丈夫。言葉が少ないことで、「真面目」「誠実そう」と思われることもあるくらいです。

話を続けるための対策としては、事前に彼女の家族についての情報を集めて、話題を準備しておくことが効果的です。例えば親がスポーツ好きなら、有名選手の話題、今シーズンはどのチームが強いのかなどを押さえておくと会話のきっかけになります。

また、相手が興味を持っていることや得意なことを話題にして、話してもらったり、教えてもらったりするのもおすすめです。話を聞く姿勢は相手に喜ばれることが多いので、「自分から話さなければ」とこだわることはありません。

まずは彼女としっかり打ち合わせを!

まずは彼女としっかり打ち合わせを!

結婚を決めていなくても、真剣に交際をしているのなら、彼女の親にあいさつに行くとよいでしょう。彼女の親に安心してもらい、好印象を残せたら、いざ結婚のあいさつに行ったときもスムーズに進みやすくなります。

そのためには、事前に彼女としっかりと打ち合わせをして、実家の事情や家族の好みなどを聞いて、手土産や話題について話し合っておきましょう。ふたりで協力することで距離が縮まり、一つステップを上がることができるかもしれません。

結婚のあいさつに行くような将来の結婚相手を探しているなら、恋活や婚活を始めるのもおすすめです。マッチングコーディネーターと相談しながら婚活を進めることができるゼクシィ縁結びエージェントでは、無料カウンセリングを行っているので活用してみてはいかがでしょう。まずは一歩を踏み出してみましょう。

取材・文/福原敦子

【監修】
帆南尚美さん
カウンセリングサービス所属・心理カウンセラー
大学卒業後30年間、外資系IT企業に勤務。40代後半になって本格的に自分の心と向き合い始め、心理カウンセラーに転身。仕事は好きだが対人関係や恋愛・夫婦関係がうまくいかない、などの問題を精力的にサポート。男性/女性心理、対人心理の分析により、対処法を一緒に考えていくカウンセリングスタイル。「前向きになれる」「自分の成長が実感できる」などの声が多数。心理学を身近なシチュエーションでわかりやすく解説する講座や講演も多くの支持を得ている。
公式ブログ:https://honaminaomi.blog.jp/

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