婚活で求められる年収額は？平均年収と現実的な相場から戦略をチェック

婚活する上で、どうしても気になってしまうのが、お相手がどれくらいの年収を求めているのかということ。ただ、近年では年収以外の条件を重視する人も増えています。年収だけではない自分の魅力をアピールする方法を、恋愛・婚活コンサルタントの菊乃さんに詳しく教えていただきました。

まずは、男性の平均年収をご紹介。
25歳から54歳までの男性の年齢別の平均年収は以下のようになっています。

■男性の年齢別平均年収

※国税庁「民間給与実態統計調査（令和2年調べ）」

30代男性の平均年収は488万円

表から算出すると、30〜39歳の平均年収は488万円となります。ただ「平均」といっても、もし年収1億円の人がいるとグッと平均値が上がるため、中央値はもっと下がります。表では30～34歳の平均年収は458万円ですが、同様に中央値はもっと下がります。

女性が相手に求める年収はさまざま

高収入を望む女性は年々減ってきている

近年では共働きが増えたことや、メディアでリアルな年収が報じられていることもあり、相手に高収入を望む女性は年々減っています。年収よりも他の条件を優先する女性も多く、逆に年収が高いからといってすぐに結婚できるとも限らないのが実情です。

共働き需要が高い今、年収以外の自分の魅力がアピールポイントに

自分の年収に自信がない男性も条件を工夫したり、プロフィールを磨き込んだりすることで十分魅力をアピールすることができます。お相手に求める条件の考え方を項目ごとにご紹介します。

①働き方
近年は、専業主婦希望の女性は少なく、共働き希望の方が増えている傾向です。しかし、相手に求める条件に「共働き希望の方」と書くのはNG。自分の収入を当てにしていると感じ敬遠されてしまう可能性があります。自分のプロフィールを見直し、共働き希望の女性がメリットと感じられる内容を記載しましょう。
例えば、「１人暮らしなので家事は一通りできます」「仕事の残業はあまりなく18時ごろまでです。家事も好きなので結婚後は自分が全てやってもいいと思います」など、生活力が高いことをアピールしましょう。

②年齢
年下を希望するなら年齢差は4歳程度が一般的です。5、6歳年下の女性を同年代と思って申し込みをする男性も多いですが、相手の女性は同年代とは思っていないことがほとんど。プロフィールに目を引く何かがあれば、年齢差のある年下女性とも会えるかもしれませんが、そうではない場合は２、3歳下ぐらいまでが妥当です。また、年上も対象にしてチャンスや選択肢を増やすと良いでしょう。

③プロフィール写真
できれば、相手のプロフィール写真は判断基準にせずに申し込みをすることをおすすめします。人の印象は外見だけで作られるものではないので、まずは会ってみることを優先しましょう。また写真だけを見て「いいな」と思う女性は、それだけライバルが多いと考えた方が良いです。写真だけで女性を選んでしまうと先に進めず、婚活に苦戦してしまいます。

自分を客観視してアピールしましょう

年収の高い・低いではなく、その他の条件を重視している女性もたくさんいます。「女性は高収入の男性を求めている」と決め付けず、前向きに自分のアピールポイントを熟考してみましょう。また自分が女性に求める条件を見つめ直してみるのも大切です。選択肢を広げることで婚活の可能性は広がります。諦めず自信を持って婚活に挑み、素敵な相手と出会いましょう。

取材・文／ペパーミント

【監修】
菊乃さん
恋愛・婚活コンサルタント。マンツーマン相談の他、大手結婚相談所や行政機関で婚活セミナー講師を行う。 29歳まで手抜きを個性と取り違えたダメ女だったが、低レベルからの女磨き・婚活をつづったブログが「分かりやすい」と話題を呼び、2011年から恋愛・婚活コンサルタントとして活動。相談者の約4割は一度も交際経験がない女性。
著書に『あなたの「そこ」がもったいない。』（すばる舎）、『なぜか愛される女がしている73の習慣』（双葉社）など。
公式サイト： https://www.bestpartner-prj.jp/
Twitter @koakumamt
恋愛・婚活コンサルタント菊乃Blog： http://ameblo.jp/koakuma-mt/