合コンのスマートな誘い方！場所や日程の決め方、NGな誘い方を紹介

合コンで異性と出会いたいとき、どんなふうに幹事として準備や段取りをすればいいのでしょうか？合コンを開催する際の心構えについて合コン開催歴1000回以上という実績を持つ恋愛＆婚活コンサルタントの松尾知枝さんにお話を伺いました。合コンを開催する幹事のメリット、日程と場所の決め方、理想の参加人数、誘い方や注意点などについて詳しく解説します。「合コンしたいけど、でも……」と悩んでいる人は、参考にしてぜひ役立ててください。

合コンを開催すると、どんなメリットがあるのでしょうか？幹事として良い点や得することを紹介します。

友達や知り合いができる

合コンを開催する一番の魅力は、新しい友達や知り合いをつくれる機会だということです。異性と仲良くなるのが合コンの一番の目的ですが、異性に限らず同性の参加者とも仲良くなれるチャンスでもあります。同性はライバルと思うかもしれませんが、恋活の悩みを共有し合えたり、次の合コンや食事会を開催するときに人集めをしやすかったりなど、頼もしい仲間になってくれる場合もあります。

コミュニケーションスキルが身に付く

合コンでは１対１のお見合いの場とは違い、複数人と会話をすることができます。いろいろな人と会話をしたり、場の盛り上げ方がうまい人を観察したりすることで、コミュニケーション力が磨かれます。

幹事力が身につく

合コンのコンセプトを考えたり、場所決めや参加者とのやりとり・調整はもちろん、みんなが盛り上がるように会話を振ったりするスキルや気配りなど、幹事になるとさまざまな能力が自然に身につきます。また、当日ドタキャンした人がいる場合の対応策など、臨機応変かつ柔軟な思考力が磨かれるでしょう。

名前を覚えてもらいやすい

特に人見知りの人に幹事をおすすめしたいのは、幹事になると何かと会話の中心にいられるというメリットがあるからです。例えば、「Aさんって幹事さんとどういうお知り合いなんですか？」などと初対面の人同士の会話は、幹事が引き合いに出されることが多いので、名前もすぐに覚えてもらえるでしょう。

合コンを開催するに当たり、最初に必要なのが異性の幹事を決めることです。男性が女性の幹事を選ぶ、女性が男性の幹事を選ぶ際に大切なことを紹介します。

友達が多い異性を誘う

友達や知り合いが多い異性を幹事に選ぶと、たくさんの異性に声をかけてもらえるのでおすすめです。人集めには苦労しないでしょう。

気配りができる異性を誘う

自分がしゃべるのが好きな人や場の中心にいたい人、目立ちたがり屋さんが幹事だと婚活の場がしらけてしまうこともあるので要注意です。幹事には、全体を見渡せて周りに気配りができる人や質問などをいろいろな人にさりげなくできるなど、細やかな気配りができる人がおすすすめです。

幹事が決まったら、次は、日程や場所はどのように決めるのがいいでしょうか？いくつかの決め方を紹介します。

日程（１）：幹事２人で日程を決める

男女の幹事で、それぞれ自分が誘う友達の日程をある程度把握した上で、合コンの日程を一緒に決めるのがベストです。参加者との煩雑なやりとりが省けて、事前の手間がかからないのでおすすめします。

日程（２）：候補日を挙げて参加者に送る

幹事が決める代わりに、候補日をいくつか挙げて参加予定者に都合の良い日程を選んでもらうやり方もあります。日程調整ツールなどを利用して参加者に送ると便利です。

場所（１）：お店に集合する

合コンを開催するお店を集合場所にするのがベストです。途中で待ち合わせするよりも、トラブルやリスクが減るのでおすすめです。なるべく分かりやすい場所にあるお店を選ぶといいでしょう。チェーン店や複数店舗を持つお店の場合、参加者が違うお店に行ってしまうこともあります。その場合、お店の名前だけでなく渋谷店などと、エリアも明記してあげると参加者にとって安心でしょう。

場所（２）：行きやすい所・最寄り駅に集合する

最寄り駅やお店の周辺にある分かりやすい場所で待ち合わせするのもいいでしょう。特に、同性の友達同士で集まってから合コンに参加する場合などは、気楽におしゃべりする時間もとれるのでおすすめです。

JRや私鉄など複数の路線が乗り入れている駅が便利ですが、大きすぎる駅だと人混みで待ち合わせがしにくい可能性もあります。みんなが集まりやすい程度の程よい大きさの駅を待ち合わせに選ぶといいでしょう。

場所（３）：魅力ある場所に集合する

そこに行く楽しみが見いだせる場所やお店を集合場所に選ぶのもおすすめです。話題のレストラン、新しくできた商業施設、おしゃれなファッション施設が集まる所など魅力ある場所を選ぶといいでしょう。

合コンの参加人数は何人程度が理想でしょうか？おすすめの人数を紹介します。

理想は4対4

いろいろな人と程よく会話ができる人数としておすすめなのが男性４対女性４の合計８人です。全員でおしゃべりすることもできてグループの盛り上がりが生まれやすく、２人で話をする人がいても場の雰囲気を損なわない人数といえるでしょう。また、４人掛けのテーブルを２つ付けるだけでいいので、お店の予約もとりやすいはずです。

5対5以上は避けよう

10人以上の集まりだと一人一人とゆっくり話すことができにくく、場のまとまりや盛り上がりも生まれにくいでしょう。全員とLINE交換したとしても、後で「この人誰だっけ？」と思い出せない人が出てくるかもしれません。特に人見知りな人や控えめの人だと、人数が多すぎる場では話をしないで終わってしまう可能性も考えられます。

アットホームに３対３もOK

テーブルの端と端の人の会話でも通じやすいのが男性３対女性３の合計６人です。ゆっくり一人一人の話も聞けるし、こぢんまりとリラックスした雰囲気の中で会話ができるでしょう。

合コンではどんなお店を選ぶと良いでしょうか？お店選びのポイントを紹介します。

女子受けするお店

おしゃれな感じの雰囲気の良いお店や人気メニューのあるお店、話題のお店など女性に喜ばれそうなお店を選ぶのがベストです。女性を笑顔にするお店を選ぶことが、合コンの成功のカギを握るでしょう。

個室があるお店

合コンでは、できれば個室のあるお店を選ぶのがベストです。普通のテーブル席だと、店内がにぎやかすぎて会話が聞こえにくくなってしまう可能性があります。話の内容が聞こえる程度のゆったりしたスペースのあるお店や個室があるお店をおすすめします。

飲み放題のあるお店

飲み放題のあるお店の方が、会計の際にも計算がしやすく分かりやすいでしょう。また飲み放題だと、所要時間が２時間などときっちり区切られるのも良い点です。時間をダラダラ長引かせてしまうよりも、「もう少し話したいかも」と思わせるくらいが二次会や次のお誘いにもつながりやすくグッドです。

トイレが清潔なお店

カジュアルなお店だと、トイレがいまひとつだったり、トイレの扉が丸見えだったりすることがあり、女性に好まれない可能性があります。例えば、商業ビルや駅ビルの中に入っているお店でも清潔な共有トイレがある場合は、合コンの開催場所として検討するのもいいでしょう。

少し暗めな照明のお店

合コンでは初対面の人と出会うことが多いので、少し暗めの照明の方がリラックスしやすく、表情がキレイに見えるので女性に喜ばれるでしょう。参加者にとって心理的にも程よい安心感が生まれるので、明るすぎる空間よりは間接照明やキャンドルなどを効果的に利用した空間もおすすめです。

合コンに誘う際に、事前に伝えるべきことや誘い方のポイントを紹介します。

どんな異性が参加するかを伝える

合コンでは、参加者にとってどんな異性と出会えるかが一番の関心事です。ですから、誘う際に職業や勤務先、年代など異性に関する情報を伝えることが大切です。

日程と場所を伝える

開催日程と場所については、ラインなどで簡潔に分かりやすく連絡しましょう。お店のＨＰのリンクを送るのもいいでしょう。

目的を明確にする

合コンが純粋な出会いを目的にしているのか、仕事絡みなのかを明確にすることも大切です。当日、参加者が「これって仕事絡みの集まり？知らなかった」などとびっくりすることがないように開催の目的をはっきり伝えるといいでしょう。

モチベーションが高まるように誘う

誘い方も重要です。相手に「自分は数合わせで誘われた」などと思わせない誘い方を心掛けましょう。「参加するのが楽しみ！」とみんなに思ってもらえるよう一人一人への気遣いが大切です。「今回、男性陣は〜〜業界の人たちが来るよ！」など、行くのが楽しみになるようにどんな参加者が来るのか職業などをチラッと伝えておくのもいいでしょう。期待値が上がるので参加者のドタキャン防止にも効果的です。

合コンの誘い方でやってはいけないこと、気を付けるべきことを紹介します。

あいまいな誘い方

日程や場所についてはあいまいな表現を避けましょう。せっかく参加する気でいた人を待たせてイライラさせたり、気をもませたりする可能性があるからです。日程だけ先に決めて、場所を後から知らせるケースもありますが、できるだけ早めに決めて、参加者に連絡するよう心掛けましょう。

予定より多めの人数を誘う

幹事としては当日のドタキャンの可能性なども考えると、つい多めに誘ってしまいたくなりますが、予定人数よりも多くの人を誘うのはやめましょう。当日の男女比のバランスが大きく崩れたり、「聞いていた話と違う」と参加者を失望させたりする可能性もあります。

強制的な誘い方

仕事絡みで参加を強要したり、来るのが当たり前という誘い方をするのは絶対にやめましょう。義務感で嫌々出席する人が一人でもいると、場の空気が固まったり、雰囲気が暗くなったりしがちなので気を付けてください。

合コンで大切なのは準備や段取りが約８割、当日は約２割といわれます。つまり準備にしっかり力を入れたなら、後は当日、リラックスすることが大切です。合コンの成功は当日の参加者が楽しめるかどうかにかかっています。「また参加したいので、声をかけて」とみんなに言ってもらえるような出会いの場になることを目指しつつ、自分自身も楽しむことを忘れないでください。

合コンもいいけれど、将来を見据えてお付き合いできる相手と出会いたいなら、結婚相談所がおすすめです。婚活のプロによるアドバイスやサポートを受けながら、婚活を進めることができるでしょう。ゼクシィ縁結びエージェントでは、無料カウンセリングを受けることができます。興味のある人は、体験してみてはいかがでしょうか。

取材・文／Jun

【監修】
松尾知枝さん
恋愛＆婚活コンサルタント、株式会社インプレシャス代表取締役。国際線CAを経て、合コン総研アナリストとしてテレビや雑誌に出演。自身の経験と心理学をベースにした自分ブランド構築スクール「Precious　美女塾」を開設。女性の生き方を豊かにする人材開発を行い、全国から受講者が集まるようになり、著書の累計発行部数は10万部以上。セミナー、パーティ開催を通じ、多くの女性に恋愛アドバイス、出会いサポートを行っている。主な著書：『最高の自分で最高の相手をつかまえる！』（青春出版社）、『1日5分で夢が叶う 日記の魔法』（KADOKAWA） 他
公式HP：https://chie-matsuo.studio.site/
公式Instagram：https://www.instagram.com/chie_matsuo/